最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

未破裂脳動脈瘤手術(つづき)

2007-01-09 16:51:53 | くも膜下出血
先日書いた「未破裂脳動脈瘤手術」に多くの方々がコメントを寄せて下さった。
読んでいるうちに思わず涙が……
この病気は、本当に患者にとっても、
医師にとっても難しいものなのだと改めて感じさせられました。
脳動脈瘤があることがわかれば、それがいつ破裂するか心配になるのは当然だし、
破裂を未然に防ぐ手術をしたために
認知症になってしまうかもしれないといわれれば、
破裂して命を落としてもいいと思うかもしれない。

自分だったらどうするだろう????

私の場合はまだとても小さいものだし、
破裂の可能性は低いから経過観察ということになっている。
でもるなさんも、治美さんの婚約者の方も
一般的な確率は当てはまらない動脈瘤だったという。
大きさからいっても場所からいってもとても危険なものだった。
ドクター上山もお二人が若く将来もあればこそ、
何とか救いたいという思いだったにちがいない。

るなさんの妹さんの美玖さんも治美さんも
ドクター上山には感謝していると述べている。
やはりドクター上山はスーパードクターなのだろう。

私がよく行くある脳神経外科医(37才)のブログにこう書いてありました。

昨年は約365日仕事をしました。
123件の手術をし、その他にたくさんの救急と外来と病棟の患者さんを診て、
命を救えたり救えなかったり、感謝されたりされなかったり、
いろんな責任と重圧のもとに経験を積みました。


患者も医師も必死になって病と闘っているのだと思う。
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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感謝いっぱい (治美)
2007-01-10 23:50:41
上山先生だから成し得たことだと思っています。
でなければ、術中に死亡していたはず・・・です。

手術しないという選択肢は=いつかは判らないけど、近いうちに間違いなく訪れる死、だったのです。
それが解っていながら、それでもなお、「もしも」を考えてしまう情け無い自分が嫌になります。

ところで、美玖さんの書き込み読んで、そっくりそのまま・・・
もしかして同じ病院かしら?と思った程。

腕に腕章。名前、病棟、部屋番号や℡番号など記された腕章を巻いています。
(オマケに、その腕章には鈴の根付がつけられています)

入り口にも、同じく。
勝手に部屋を出ることを防ぐための、小さなカーペット。踏めばナースコールを押したのと同じ意味になりますから。

それでもなお、少しでも良い方向へと思っています。
だって、彼と私はこれから結婚するんですから。
返信する
未破裂脳動脈瘤について (武者)
2007-01-12 11:22:48
私も脳に未破裂動脈瘤があり頭痛がするたびに不安になります。今も頭痛がするので心配で午後病院に行くつもりです。不安のない生活を送りたいですね。
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治美さま (mayako)
2007-01-13 21:57:21
脳動脈のバイパス手術ができるようになったのは
ごく最近のことですし、今後も医療はどんどん進化していけば
きっと、彼と心を通じ合わせることも可能になる日も来ることでしょう!

よい方向にいくことを信じていきましょう!
返信する
武者さま (mayako)
2007-01-13 22:02:09
コメントありがとう!
脳動脈瘤に一番悪いことは気に病むことだそうです。
「大丈夫!」って額に手を当てておまじない。
これって結構効きますよ!
返信する
遅ればせながら (chia)
2007-01-14 21:49:38
明けまし“た”(苦笑)。
年末に息子が高熱を出し、その後中耳炎になってしまいました
そのため、年末年始は病院通い。
幸い手術はしなくて済んだのですが、PCを立ち上げる事も少なく、自分のブログも放置状態でした。

遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします

未破裂のオペ、判断がつきかねる所ですよね。
患者本人と、家族や配偶者の気持も、同じようで異なる部分もあるかもしれませんし。
私も経過観察中で、主治医は上山先生。
もしオペをする事になったとしたら、やはり上山先生にお願いすると思います。
あくまで私の場合ですが、何度かお目にかかって、万が一の事があっても、納得出来るDr.だと信頼しているからです。

るなさんや、治美さんの婚約者の方が回復されるよう、心からお祈りします
返信する
chiaさんへ (mayako)
2007-01-15 11:06:02
本年もよろしく!
そうだったのね!
chiaさんのblog時々覗いていたけど、ちっと更新していなかったから、
どうしたのかと思っていました。
子どもって、どういうわけか休みになると具合悪くなることが多い。
我が家も昔よくありました。
返信する
治美さん (美玖)
2007-01-15 22:15:15
そうそう、鈴^^;

病院の中であんな小さな鈴の音、役に立つのでしょうか。。
例のカーペットは抜群の効果ですけれどもね。

私もよく思うのです、もし手術しなかったら今頃・・?って。
上山先生始め、沢山の先生に感謝しています。
明らかに危険な状態にありましたから、しなかったら今頃は死があったかも知れない、でも。。。?

ですけども、上山先生は、手術師。

今週姉は、術後ずっと居た、今いる大学病院から、某リハビリテーション専門病院に転院します。
返信する
美玖さんへ (治美)
2007-01-16 23:28:31
彼もまた、リハビリテーション専門の病院の空きを待っていました。なかなか空かないのです、今の大学病院の関係で、どうやら来週末には転院出来るようです。

解離部分だけでなく、開けてみたら想像以上に周りの血管が脆くなっていたため、血管の結合が数度にわたり、手術時間が予定より5、6時間も長くなってしまったそうです。
それも、前大脳動脈でしたから、おのずと・・・
脳に障害が残ってしまいました。
開ける前に判って・・なんて言いたくもなりますが、それは今更仕方ない事。

転院先、環境は良いそうですが、不便な遠い病院です。
生活を削る毎日が、暫くは続きそうです。

ですけど、同じ様な障害が残り、2年後に社会復帰した方もいらっしゃるそうです。

可能性は、皆無ではない。。。。

美玖さん、お互いに希望は捨てず見ていけたらいいですね、って自分自身に言い聞かせています。
返信する
美玖さんへ。 (治美)
2007-01-17 01:46:23
恐らく上山先生は、術後の彼や、美玖さんのお姉さまの今の状況をご存知無いでしょう。

それでいいのかも知れない。
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手術師 (mayako)
2007-01-18 23:38:15
外科の手術は、確かに技術の高さが大事ですから、
上手な医師に難しいところはしていただいて
あとケアは別の医師が受け持つことはよくありますよね。
大きな病院では、手術をしていただいた先生に
ずっと診ていただけることの方が少ないと思います。

でも、自分が手術した患者がどうなっているかは、
いつも気にかけてほしいものですね。

美玖さんのお姉さんや治美さんの彼の状態など、
ブログなどで多くの医師に伝えていったらいいと思います。
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