今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

明日は七十二候「蚯蚓出(みみず いずる)」

2023年05月10日 | 徒然なるままに
カワセミに会えませんね~

先月の2日に撮ったので、一ヶ月以上になります。

二羽でいるところを見ているので、子育てなのかもしれません・・・

子連れで会えればいいのですが・・・

今日も母衣打ちから・・・

昨日と同じ場所にいました。今日はこちら向き










代掻きのトラクターの後をダイサギが追いかけています。獲物が出てくるんでしょうね。




水を張っただけでは単なる水たまりで、この代掻きをして田植えの用意が整い、晴れて「代田(しろた)」になります。

昔は、牛や馬に馬鍬(まぐわ・まんが)を引かせて行っていたようで・・・古い俳句では牛・馬がよく読まれています。

「田掻牛おのが重みに沈み鳴く」 (彦根伊波穂)

「田掻馬あがるや仔馬かけよりぬ」 (木村蕪城)

カルガモ


菖蒲・・・そろそろ終わりみたいですね。


ネギ坊主


「葱坊主みな黙り立つ朝の雨」 (西東三鬼)

種取りのためなんでしょうね。

いつも見る畑、ネギが陣地を小さくして、代わりにジャガイモが勢力を広げていました。ジャガイモは花が咲き出しています。

畑の陣取りで季節の移ろいが分かりますね。


明日11日から15日までは七十二候の「蚯蚓出(みみず いずる)」です。

蚯蚓は「きゅういん」とも読みます。

春に孵化するミミズは、夏になると本格的な活動期を迎えます。

土を食べ、そこに含まれる有機物や微生物、小動物を消化吸収した上で窒素やリンを含んだ栄養豊富な粒状の糞として排泄しています。

それによって、植物の生育に適した団粒構造の土になり、また小さな微生物たちの格好の住処となり、さらに分解されていき、肥沃な土を作ります。


ミミズが土を耕すことはかなり古くから知られていたようで、日本では「自然の鍬(くわ)」といわれてきました。

生物学に精通していた古代ギリシャのアリストテレスはミミズを「大地の腸」と名づけていました。

英語名はearthworm。「地球の虫」です。

大人になった今はちょっと苦手なんですが、子供頃は魚釣りに行くときはまずはミミズを捕ることから始めたものでした。

あの頃は平気だったんですけどね・・・土いじりをまたするようになって少しは平気ですが・・・相変わらず素手では触れませんね。


「えさ籠に明日をもしらで蚯蚓鳴く」 (羅蘇山人)

この「蚯蚓鳴く」は秋の季語なんですが・・・ミミズが鳴く?

秋、地中から「ジーーーーー」と切れ目無く鳴き続けるのをミミズの声と考えたようですが、

実際にはケラの声。

地中から聞こえる虫の声ということでミミズの声と考えられたのでしょうね。

昔話に
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昔々、蛇は目玉が無くて、土の中で歌を唄って暮らして居ました。一方、みみずは大きな目玉を持って居ました。

蛇が声を張り上げて唄うと、お天道様も風の神様も雲も歩みを止めてじっと聞き入るのでした。

皆に人気がある蛇を羨ましく思ったみみずは、ある時蛇の住処を訪れて「俺の目玉とお前さんの良い声を取り変えてくれないか」と頼みました。

蛇は最初はその頼みを渋りましたが、みみずが「今は栗の花の盛りで、その眺めはとても見事なものだ」などとあんまり繰り返しては蛇をそそのかすもので、ついに蛇も折れて目玉と声を取りかえる事にしました。

以後、蛇は目玉を持つようになり、地上に出て暮らすようになりました。一方、みみずは良い声をもらって大喜び、毎日毎日上機嫌で唄い続けて居ましたが、唄い過ぎて喉が枯れてしまい、か細い声しか出せないようになってしまいました。

みみずは後悔しましたが、今更蛇に目玉を返せとも言えず、今でもか細い声で歌を唄いながら、土の中で暮らしているそうです。

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というのがあるようなので・・・それからの引用かもしれません。

蛇に教えてもらった歌ってどんな歌なんでしょうね。


俳句の季語には鳴かないはずの動物の鳴き声がこれ以外にも

春の季語に「亀鳴く」がありますが・・・またの機会に m(__)m

では、今日の続きは、また明日 (^.^)/~~~






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