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九州が梅雨入りだそうで・・・平年より9日も遅い梅雨入り
関東地方の梅雨入りの平年値は昨日、6月7日なんですが・・・そんな気配はありませんね。
ここ10年の梅雨入り日を見ると、
6/5、6/3、6/5、6/7、6/6、6/7、6/11、6/14、6/6、6/8でして、
2020年の6/11と翌年の6/14以外はほぼ平年だったんですね・・・
九州に倣って9日遅い梅雨入りだとすると、16日あたりになりますが、
そんなに遅いのは2007年の6月22日になります。この年の梅雨明けは遅くて8月1日でしたが・・・どうなりますか。
さて散歩・・・被写体が少なくて・・・投稿をさぼりがちで・・・m(__)m
柿の実
梨
これはもう実ってますね
ヤマボウシ
ハグロトンボ
田んぼにカルガモ
ピンボケですが、飛び立ちを連写
モンシロチョウ
新幹線
アジサイ
去年の記事の再掲ですが・・・m(__)m
アジサイ
名前の由来は・・・諸説ありますが、
その一節には・・・
アジサイの旧仮名遣いは「あぢさゐ」ですが、
「あぢ」は集まるの意味の「あつ」、「さゐ」は真藍(さあゐ)の略で、
集まる真の藍の「あづさゐ」が「あぢさゐ」と音変化したことばと言われています。
アジサイは漢字で書くと紫陽花ですが・・・
漢名の紫陽花は・・・多分別の花です。
平安時代中期に源順(みなもとのしたがう)によって編纂された百科事典『倭名類聚抄』(わみょうるいじゅしょう)にその漢字が出てきます。
「紫陽花」の解説として、「白氏文集律詩云 紫陽花 和名安豆佐爲」とあります。
「白氏文集律詩」というのは中国の唐の時代の詩人白楽天(白居易)の漢詩集のことで、「紫陽花」という漢詩が収められています。
その漢詩
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紫陽花
(招賢寺有山花一樹 無人知名 色紫気香 芳麗可愛 頗類仙物 因以紫陽花名之)
何年植向仙壇上 早晩移栽到梵家 雖在人間人不識 與君名作紫陽花
紫陽花
招賢寺には、野生の花樹が一本生えていた。
その名を知るものは無い。
色は紫にして、香り高い。
そのかぐわしさ、美しさが好ましい。
本当に仙界の花のように思える。
そう思ったので、紫陽花と名付けた。
いつの頃に仙界に植えられたのだろうか。
そして、いつの頃にお寺に植え替えられたのだろうか。
今は人の世にあるのに、その名を誰もが知らないと言う。
そういうことならば、私が君を紫陽花と名付けることにしよう。
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アジサイには香りがありませんから・・・明らかに違う花なんですが・・・紫の花でアジサイと思たんでしょうかね。
アジサイは日本原産ですから、この漢詩が詠まれた時代の中国にはなかったはずです。
源順は日本だけの花とは知らなかったんでしょうね。
勘違いとはいえ、「紫陽花」という表記が美しく、あじさいのイメージにぴったりなため、定着してしまったのも無理はないかもしれませんね。
万葉集にもその歌が詠まれています。
言問はぬ 木すら味狭藍(あぢさゐ) 諸弟(もろと)らが 練りの村戸(むらと)に あざむかえけり(巻第四 773番 大伴家持)
(ものを言わない木でさえ、あじさいのように移り変わりやすいものです。諸弟たちの巧みな言葉にすっかりだまされてしまいましたよ。)
安治佐為(あぢさゐ)の 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲ばむ(巻第二十 4448番 橘諸兄)
(あじさいが幾重にも重なって咲くように、いつまでもお健やかでいてください。私はこの花を見るたびにあなた様を偲ぶことでしょう。)
あじさいが色が移り変わる花として、また幾重にも重なって咲く花として古くから親しまれていたことがわかります。
二首目の歌はその題詞に橘諸兄が天平勝宝7年(西暦755)5月11日に詠んだとあります。
新暦に直すと6月24日(火)・・・梅雨の真っ盛りの頃でアジサイも見ごろだったでしょうね。
では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~