一人で食事をしていると、
隣の席で話しているのが自然に?聞こえてきます。
29才と、23才の女性の話。
「年の差って感じるよぉ。」
「どんなとこですぅ?」
「ごまめってわからなっかってん。ごまめって知ってる?」
「小さいって事?カナ?」
「お正月に使うでしょ?」
「うーむ」
「それとこの間、うなぎの寝床も通じへんかった。」
「えっえー!知りません。それってなんなのですかぁ?
それって、教科書にのってます?」
「やっぱり、25才以下って通じへんねんわ!」
隣で聞くとはなしに聞いていた?私は、
「25才以下ではなく、常識を知らない子と言い換えてよ。」
と、思わず突っ込みたくなりました。
今朝、夫にその話をしていて、
「うちの孫もごまめは知らないよね。お正月にごまめ作らないもの。」
「やっぱり、伝統料理も作って、説明しておかないとだめだね。」
ということになりました。
「ごまめのはぎしり」
なんて言葉も聞かなくなりました。
思うに、「ねどこ」の意味が分からなかったのですよね。
字で書くときっと分かるでしょうけれど。
ちなみに私は、うなぎの寝床はみたことはありませんが、
わが夫は、子供の頃、川にうなぎ捕りの仕掛けをしたそうです。
ここでふと気がつきました。
常識というのは、半数以上の人が知っていることをいうのですよね。
そうなれば、昔ながらの言葉を知らない人が増えると、
それは常識ではなくなりますよね。
私の母の口癖が、
「ホンと常識が無いんだから。」
でした。彼女の常識と、私たちの常識にずれがあったのでしょうねぇ。
今気がつきました。
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