それ行け!礼子先生

手に余る仕事を抱え走りまわる日々を、日記のように綴ります。

うなぎの寝床・ごまめ

2006-03-04 15:47:08 | Weblog

一人で食事をしていると、
隣の席で話しているのが自然に?聞こえてきます。

29才と、23才の女性の話。
「年の差って感じるよぉ。」
「どんなとこですぅ?」
「ごまめってわからなっかってん。ごまめって知ってる?」
「小さいって事?カナ?」
「お正月に使うでしょ?」
「うーむ」
「それとこの間、うなぎの寝床も通じへんかった。」
「えっえー!知りません。それってなんなのですかぁ?
それって、教科書にのってます?」
「やっぱり、25才以下って通じへんねんわ!」

隣で聞くとはなしに聞いていた?私は、
「25才以下ではなく、常識を知らない子と言い換えてよ。」
と、思わず突っ込みたくなりました。

今朝、夫にその話をしていて、
「うちの孫もごまめは知らないよね。お正月にごまめ作らないもの。」
「やっぱり、伝統料理も作って、説明しておかないとだめだね。」
ということになりました。
「ごまめのはぎしり」
なんて言葉も聞かなくなりました。
思うに、「ねどこ」の意味が分からなかったのですよね。
字で書くときっと分かるでしょうけれど。
ちなみに私は、うなぎの寝床はみたことはありませんが、
わが夫は、子供の頃、川にうなぎ捕りの仕掛けをしたそうです。

 ここでふと気がつきました。
常識
というのは、半数以上の人が知っていることをいうのですよね。
そうなれば、昔ながらの言葉を知らない人が増えると、
それは常識ではなくなりますよね。

私の母の口癖が、
ホンと常識が無いんだから。」
でした。彼女の常識と、私たちの常識にずれがあったのでしょうねぇ。
今気がつきました。



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