先週由布姫が「(生き地獄だからこそ)この世に残り様相を見ていたい」と原作に近いセリフを言い、それを受けて姫の命を助けてしまった勘助。今回は、その話の続編です。
「諏訪を捨て一人の女性として生きなされ」
それが勘助の出した結論。恨みを捨てて、一庶民として生きてくれれば命は助けますよ、と勘助は言いました。命を助けるには妥当な理由ですね。とはいえ、ここまで勘助が姫に肩入れするのもミツの存在が大きかったわけで。
一方、晴信様は三条夫人との間に出来た子・太郎義信の守役に飯富虎昌を選びました。何気にどエライ伏線が貼られましたね。
そして浅田美代子のキャラが段々と伝説の妖怪「八重」に近づいております!
浅田美代子は小川真由美にどこまで近づく事が出来るのか
そんなに期待していませんが、この方面でも楽しみにしていきたいと思います。
今回の三条夫人と禰々のやり取りを見て、桜井幸子と池脇千鶴の役は逆だった方がしっくり来るのでは?と思いました。後々のことを考えると笑顔で嫌味が言えそうな桜井さんの方が三条夫人に似合うのではないかと。
さて勘助が主君の泥を被った場面は忠義心溢れるシーンとして、よかよか。
由布姫を所望する(下品な表現です)晴信の命に従って、逃がすと約束したはずの姫を甲斐に連行していきます。
由布姫については同情します。「見逃しておくれ」という気持ちも分かります。
まあここは敢えて一言で琉河の考えを述べましょう。
「時代のせいです。それが敗けたの御家の定め」
姫の運命やいかに。
一方、諏訪では高遠頼継が謀反。もうここら辺のエピソードはいいですわ。
諏訪の残党、いい加減しつこいです。飽きました。
頼継役がせめて綾小路翔団長(DJ OZMA名義での出演はNG)だったら最後まで期待して見られたのに。(もちろん最後はフンドシ一丁で逃走)
諏訪との決着をつける為、晴信は軍議を開きます。ここで小山田様が見事な献策を!
「(諏訪方との)此度の戦は寅王丸を連れて行くのが上策」
そう、これが上策です!
関ヶ原での石田三成が負けた要因の一つに豊臣秀頼の出陣を拒否したことが挙げられますが、『血筋』を錦の御旗として立てることこそ上策だと琉河は考えているわけですよ。これを献策した小山田様、お見事です!武勇だけでなく知略にも優れる小山田信有。クラブの方も盛り上がりそうだ
ドラマでは「卑怯だ、鬼畜だ」などと桜井さんが仰っていましたが、これは卑怯でも何でもありません。これはあくまでテクニックなのです。麻雀に例えると自分の積んだ山の両端の何枚かの牌を記憶しておいて、自分が何をツモれるか知っているぐらいのテクニックです。卑怯だの、不義などと言われる筋合いはありません。あれ、読み直していて余計に分かり難くなりました。
でも我が子は可愛いもの。もし、自分の子が戦の道具として利用されてしまうのなら、思いつく限りの屁理屈を並べて反対しますが。親とはそういうものです。親はこのためならば鬼にもなれるのです!
というわけで両者を持ち上げる形でこの件についてのレビューはお終い。
琉河こそが卑怯ですか?不義ですか?どっちつかずですか?前世は小早川秀秋ですか?
そうですか・・・。
そして今回、株が急上昇した平蔵!
「一生、ヒサ様をお守りしていきます」
男だっ、お~とこ~なら~っ!愛した女性を一生守り続けていく、というこの決意。
平蔵は親友勘助の能力の1/100も持ち合わせていないでしょう。でも『一生を捧げる』という信念は勘助と同等だと思います。
平蔵株、もうストップ高です。ということは後は下がるだけ?いやいや、このまま平行線ということで。
平蔵とヒサは、困窮の中でようやく互いの思いを告げることが出来ました。
そう、これは恋心。どんな境遇においても恋が叶うおまじないを唱えた結果。
恋の呪文はスキトキメキトキス
逆さに読んでもスキトキメキトキス
さすがのため息スキトキメキトキス
恋の忍術スキトキメキトキス
このまま最終回までこの二人は生き続けて欲しい。架空人物なだけに、いつ何時脚本家による都合で命を落とすことになりはしないかと、心配になっていしまいます。
次週、甘利が・・・。もう悪人面が板に付いています。
再来年の大河ドラマの主役が「上杉家の中心で愛を叫んだ武将」直江兼続に決まったそうで。
兼続の生年が1560年、山本勘助の没年が1561年。
なんだか風林火山の続編か!?と思わせるような、この選択の仕方。
しかも最高のクライマックスは、どう考えても『関ヶ原の戦い』。(あくまで知名度の面です。各個人によりクライマックス場面が違う事は重々承知しております)
そうなると登場人物が「功名が辻」とモロ被りそうです。今度は誰が秀吉や家康を演じるのだろう。
・・・やっぱり、戦国モノがウケがいいんでしょうね~。飛鳥時代~平安中期のドラマは難しいですかね。予算と諸団体との都合がつけば、NHKにはぜひとも挑戦して欲しい時代です。
「風林火山」で田辺誠一さんが演じる小山田信有を応援するクラブに参加しています。(バナーをクリックすると詳細をご覧いただけます)
戦国モノが続きますが、やっぱり盛り上がるのは直江の方ですよね。
来年は宮崎さんと堀北さんの可愛らしいコンビに注目していくつもりです。
今回の平蔵は男でしたね。
好きな女性の為ならどんなことがあっても守り抜く。
おそらく視聴者の皆様はこういうのに弱いのでは?私もヤラレました。
>八重
このドラマ以来、小川さんを見るたびにこの妖怪『八重』を思い出します。なんでゲゲゲの鬼太郎に出てこないのでしょうか(笑)
>笑顔で嫌味が言えそうな桜井さんの方が三条夫人に似合うのではないかと
桜井さん、美しいですね。由布姫もいいかなと思いましたが、三条夫人もありですね。
『八重』懐かしい~、私も子供の頃でしたが、本当にあの妖怪おばさんは怖かった…(笑)。
直江山城守も魅力的な人物ですよね。真田幸隆さんのお孫さんとの絡みも沢山ありそうですね!
それで当の幸隆公は長野家に行ったまま音沙汰なしですよね。
そろそろ再登場しても良さそうなものですが・・。
未だ『風林火山』は中盤といったところなのに 早速と2009年度作品が発表され それが全武将中2番目に好きな直江山城モノと知って 心は既に甲斐を離れ 敵国:越後までスッ飛んで居るような状態です(笑)。
この離間の計を阻む為にも 眞田幸隆公の1回でも早い再登場を願うばかり……。
う~ん、平蔵の株価を今回で上限としてしまったのはフライングでしたね
これからはヒサを側で「男・平蔵」を見せてくれたら上昇する可能性大ですね。
ついでに面白ネタも提供してくれるとありがたいです。
佐藤さんにはいろいろな面を含めて期待大ですよね
>上の「キャスティング」に思わず笑ってしまいましたよ
田辺さんが『大化の改新』の帝王として君臨する姿にウットリですよ(笑)。上から目線で号令を下す姿を想像するだけでタマリマセン。
>ちなみに現・大河だと流河さん的にはいかがですか
実は昨年末に妄想キャスティングをやってしまいました。!
この時は原作+αで配役を作ってますので、
山本勘助・・・竹中直人
小山田様・・・伊原剛志
になってます。
だって、小山田様がドラマでここまでおいしいポジションに行くとは思ってもみませんでしたから(T。T)
でも田辺さんは好きな俳優さんの一人なので、武田四名臣の一人・内藤昌豊役にキャスティングしています。
竹中直人さんはドラマが始まり、あの印象が強いので今となってはもう笑うしかないですが、原作の不気味さを出すには内野さんでは『勿体無い』という気持ちが当時は先走って竹中さんにしています。(決して竹中さんがキモイと言っているわけではありません)
今考えると、原作の雰囲気でいくと武田晴信役に内野さんでも良いかなぁと思ったりしています。
ご参考までに「井上靖「風林火山」をキャスティング! 」
http://blog.goo.ne.jp/ryuga-misaki/e/0f695e8c3a6f541379c1676b09a5622b
これから先、まだまだ上がると思いたいなぁ~♪
そしてキャスティングに私も笑っちゃいました!
本領発揮ですね☆ちなみに現・大河だと流河さん的にはいかがですか?「全部マッチングしていて言うことなし」ってことは・・・ないですよね?(でも、勘助と小山田さまは定番にしてね◎)
>さすがの猿飛ですか!懐かし!!
「なんで、ここで猿飛が?」
と思って引いてらっしゃる方が多数あろう中で懐かしんでいただけて嬉しいです。次はガンモネタでも・・。冗談です。
>幼すぎるので、戦場に連れて行ってこっそり××するつもりなんじゃないだろうな
××には何が入るのですか
「幼すぎて」と「こっそり」という言葉が気になって、気になって・・・。
>持統天皇は誰がいいかなぁ
私としては壬申の乱を境に2部構成で考えて
少女時代(有間皇子謀殺まで)・・・成海璃子
壬申の乱まで・・・石原さとみ
壬申の乱以降・・・鈴木京香
ですかね~。
他には
天智天皇・・・田辺誠一
大海人皇子(壬申の乱まで)・・・坂口憲二
天武天皇(壬申の乱以降)・・・村上弘明
というキャスティングを考えてみました。
如何せん、物語が長いだけに1年間でやろうとすると1話につき単行本1冊の半分ということになりますよね。凄いスピードですね。
小山田総支配人のアイデアはよいと思いますが、
寅王丸が幼すぎるので、戦場に連れて行ってこっそり
××するつもりなんじゃないだろうな、と心配して
しまいました。。。
>脚本家による都合
逆に、このドラマは他の登場人物がすべて不幸なので、視聴者に対する
保険としてこの2人にはハッピーエンドが用意されているんだろうな、と
思って今まで見ていました…が、なかなかこの2人もしんどそうですね。
私も「天上の虹」愛読者です♪
見てみたいですね~実写。
持統天皇は誰がいいかなぁ(^o^)
原作通りにやったら、なるほどすごく長くなりそうですね。
>壬申の乱の頃、できれば持統天皇を主役にして
全くもって同感です!私は「天上の虹」という持統帝を主役にした漫画を愛読していますが、まさに大河向きな題材だと思っています。でも、皇族関係を主役にするのは無理なんですかね~。ならば額田王を主役にしてその時代を描くという手法もありますよね。
くうさんも仰っていますが「時代考証の曖昧さ」と「セット・道具の予算」の問題がネックになっているのでしょうね~。
桜井さんのセリフは晴信にとってもショックだたと思いましたが、私にとってもショックでした。あそこまで嫌味を言ってしまう事と、内容が「母の立場からすると正論」すぎて切ないという複雑な心境です。
でもここまで追い詰められた女性を演じる事が出来る桜井さんの奥深さを感じる事が出来たのが唯一の救いでした。
下の句を読んでみました。(笑)
もしかして、トールギスさんと私は同じ世代ですか!?
まあ、年齢の話はさておき(^^;)
篤姫よりは視聴率が取れそうな題材ですね。と言っても私は原作の「天地人」は読んだ事ありませんが(爆)
そうかも。。。
優しそうな顔して、あんな事が言える人だとは
思いませんでした。
何だか可哀想すぎますね。
飛鳥時代などは衣装などが想像の域を出なくて
時代考証が曖昧になるので大河ではやらないのだと
聞いたことがあります。
でも、私も見たいです(+_+)
聖徳太子とか見てみたい~。
関ヶ原は見飽きましたが(笑)、御館の乱は新鮮で面白そうですよね。もしかして、このイベントが描かれるのは大河初なのではないでしょうか。
配役で言うと、あと上杉謙信、伊達政宗、最上義光らが気になります。
再来年の大河、「イマイチ地味な武将」というのはイイなとは思いますが、また秀吉、家康の時代か…という思いも。
>飛鳥時代~平安中期のドラマは難しいですかね。
同感です~~!私が見てみたいと思う大河は、壬申の乱の頃、できれば持統天皇を主役にして。いろいろ難しいでしょうけど、ぜひ見てみたい~
篤姫は幸が薄いからどうかと思ってたけど…。
直江なら面白いかも。よく知らないけど(爆)。
「天地人」も上杉景勝って誰?、という感じになりそうですしね。
注目は、前半は「御館の乱」、後半は「関ヶ原」ですね。秀吉、家康、石田三成、本多正信あたりが気になります。
豊家政権の譜代の将、山内一豊が登場する可能性はありますよね。となると、やっぱり上川さんに演じて欲しいところでですね~。
でも一豊が登場するとなると、兼続が
「東軍の将・山内一豊、卑怯なり!」
と叫びそうですね。上川さんが卑怯で人の褌で相撲をとる様な役ですか、面白そうですね!
天地人・・・。恐ろしい脚本になりそうです。