映画『ナビィの恋』の主役やNHKドラマ『ちゅらさん』の“おばぁ”役でお馴染みとなった女優・平良とみは、沖縄返還30周年にあたる2002年、CD『ニライカナイ』をリリースした。
「美しい沖縄ことばを後世に伝えたい」という平良とみの思いにより、本人による6つのショートストーリーの語りに、ショーロ・クラブの心地よい音楽が絡むといった内容になっている(「ニライカナイ」とは遠い海の向こうにある神々、先祖たちの島のこで、そこから人々に数多くの恵みがもたらされるという伝承がある)。
「おばぁと一緒に海風に吹かれながら昔話をしよう」という語りかけから、ショートストーリーは始まる。
そして第二話「空を飛んだ山」は、
「海辺の浜から見える小浜島には、山があり緑も豊富。その隣には平べったい竹富島もみえる。小浜島には山があるのに、何故、竹富島には山がないのか。
昔は竹富島にも中岳という高い山があったが、その中岳に住んでいた人の行いがよくなかったため、中岳が竹富島から小浜島に飛んでいってしまった」という話。
そして、その山こそが、目の前の小浜島「大岳(うふだけ)」なのだ。
平良とみの、あるいはウチナーのおばぁならではの温かい語りと、ショーロ・クラブのアコースティックメロディーが聴く者の心に沁みいる。
「美しい沖縄ことばを後世に伝えたい」という平良とみの思いにより、本人による6つのショートストーリーの語りに、ショーロ・クラブの心地よい音楽が絡むといった内容になっている(「ニライカナイ」とは遠い海の向こうにある神々、先祖たちの島のこで、そこから人々に数多くの恵みがもたらされるという伝承がある)。
「おばぁと一緒に海風に吹かれながら昔話をしよう」という語りかけから、ショートストーリーは始まる。
そして第二話「空を飛んだ山」は、
「海辺の浜から見える小浜島には、山があり緑も豊富。その隣には平べったい竹富島もみえる。小浜島には山があるのに、何故、竹富島には山がないのか。
昔は竹富島にも中岳という高い山があったが、その中岳に住んでいた人の行いがよくなかったため、中岳が竹富島から小浜島に飛んでいってしまった」という話。
そして、その山こそが、目の前の小浜島「大岳(うふだけ)」なのだ。
平良とみの、あるいはウチナーのおばぁならではの温かい語りと、ショーロ・クラブのアコースティックメロディーが聴く者の心に沁みいる。