ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

戸惑ったこと2つ

2011-09-05 23:03:06 | Weblog
そういえば、今日、戸惑ったことが2つあった。

1つめは、水道。
うちは上海のローカルのアパートなので、
水道のメーターが室内にある。
そこで、建物の1階に、
「この棟に住むみなさ~ん、目盛の数字を記入してね!」紙が貼られ、
私たちは自己申告して、請求書が届くようになっている。

昨日、スッポンにワクワクしながら帰宅した時、
9月8日までに記入してね、と水道局からの紙が貼られていた。
実は先月、「赤字の数値じゃなくて黒字のほうを記入してね」を逆に読み、
赤字の数値を書き込んで、水道局から「おかしいです」と連絡をもらった。

だから「2度、同じ間違いはしないのだよ。ははははは」と勝利の笑みを浮かべ、
記入しようと思ってボールペンを握りしめ、
紙が貼られていたところに立ったら、紙がなかった。
下に落ちたわけでもなさそうだし、誰かのいたずらでもなさそう。
他の棟の分もなくなっていたから、いっせいにはがされたんだと思う。

なんだか、非常にがっかりした。
そして戸惑った。
何かの手違いで水が止められたら、イヤだな。

もう1つは、女性。
中国の女性は、私から見ると、かなり嫉妬深くて、
人の好き嫌いがハッキリしていて、一度嫌いになると収集がつかない。
なんというか、女性を凝縮した人たちのように見える。

一度家族並みになってしまえば、ケンカもまた愛嬌なんだろうけど、
外部(というか外敵)に対しては、とことん吠える。

とりあえず、組織がこうだから、という理屈は通らないし、
社会通念、なんて、中国にあるのかわからないから、説得のしようがない。
どこまでも味方なのかどうかを試されているような気もする。たまに。
ずっと味方ですのフリをすればいいのだろうけど、それをする気もない。

だから、たまに、うっかりと、
いやいや、人の好き嫌いよりプロジェクト優先でしょう、
という話をしてしまって、相手の顔がこわばったのを見て、
「は~、やっちまった」と思う。

と、吐き出したところで、楽しい企画の続きを考えよう。

らしい

2011-09-05 21:41:25 | Weblog
どうやら、頭と心のリミッターがはずれてきたようで、
最近、企画書を書き、人に見せると、読んだ人が笑っている。
これはいい兆候だ。

そもそも、ズケズケとものを言う性格なのだから、
せめて、「らしいや~」とニヤニヤされるようなことを
常に考えたり、実行しているようでないと、
救いようもなく、本当にしょうもない人になってしまう。

楽しそうなことを考えていると、周囲に人が寄ってきて、
周囲の人も言いたい放題になり、参加する人が増えて、
これぞチーム競技!と楽しくなるのはいいのだけれど、
どこかで収集をつけないと、散漫なものになってしまう。
このあたりが、チームの面白いところだし、
私のこれからの課題だなあ、と思ってもいる。

昨晩は、『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊著)を読んだ。
上海の貸本屋さんにお借りした本だ。
こういうヒット作は、いつか読むだろうと思って、自分では購入しないので、
異国の上海で借りて読めるあたり、とてもありがたい。

私も食堂を占拠して、自分の席を設けていたら、
きっと「ゴキちゃん」って呼ばれるんだろうな。
性格のキツさは似ているけれど、頭の切れは似ていない。
このあたりが悔しい。

と、登場人物の一人に、妙に感情移入したあたりで、
そういえば、京極夏彦さんのシリーズでも榎さんが好きだし、
きっとこういう、実際にいたら困る人が好きなんだなあ、と思った。