ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

夢 その1

2010-07-12 20:18:00 | Weblog
今日は風が強かったので、鉢植えが倒れていないかずっと心配だった。
植物って、その場から逃げられないから、
自然のいろいろなことに、ちゃんと順応しているんだな。

さて、昨晩は、非常にいい夢の最初の部分を見た。
おそらく今後、断続的に続いていくだろうと思う。

夢でチベットに行った。
ポタラ宮の中を登っていたんだけど、高山病で息がくるしい。視野がせまい。
足下ばかりを見ながら、必死に歩いていたんだけど、
行き当たりらしい部屋でふと目を上げたら、とても美しい仏画が掛かっていた。

思わずその前で手を合わせ、「南無妙法蓮華経」とつぶやいた。

その部屋には、数人の人がいた。みんなチベットの僧侶だった。
名前を聞かれたので答えると、名簿のようなものを見て、
「あなたの終着点はここではない。コルラに行きなさい」と言う。

地図を見せてもらうと、すごく遠い。ずっと東のほうだった。
私が「ここに行くまでは盗賊も多いし、治安も悪い。
なんといってもいまは中国の領土だから人民解放軍もいる。
たどり着けるだろうか」と言うと、
僧侶が「なぜか中国政府が、あなたの通行証を発行したのです。
こんなチャンスはもうありません。
ただ、どうやって行けばいいのかは、自分たちにもわからないのです」と言った。

途方に暮れていたら、ある僧侶に、
「さっきの仏画の前まで戻りなさい。きっと展望がひらけるでしょう。
右足の下をくぐって行くことです」と言われた。

仏画の前に戻ると、仏画が消え、ダライ・ラマ法王になっていた。
いつものように、にこやかに笑っていらっしゃる。
私が「あなたの右足の下をくぐって行くようにと言われたのですが、
よろしいでしょうか」と聞くと、
ダライ・ラマ法王は、一瞬私をじっとご覧になって、手招きをしてくれた。
そして、「普通に歩いて通れるけれど、せっかくだから右足の下を通って行きなさい」
と、足を軽くあげてくださった。そして大笑いしている。

そのそばを、頭を下げながら通過して、いつの間にか開いた後ろの間に進んだ。
そこには、若く、眼力のある1人の僧侶が坐っていた。
そして、地図を指しながら、私の進むルートを示してくれた。
「まず山をおりる。そして、バスターミナルの5番乗り場で舟に乗りたいと言い、
すぐそばの船着き場から、川をくだれ」と。

言われたように行くと、トラブルなく、コルラに到着できた。
そこで、夢の区切りがついた。

途中から、友人が私を起こそうとしていた。
でも、決してコルラに着くまでは起きてはいけないと思った。

コルラは、中国のウイグル自治区に実際にある地名だ。
意識のどこかにひっかかっていたのだろうけど、実際の地名とは、
あまり関係がないと思う。
夢の中で出てきたコルラの位置は、どちらかというと、四川省の西のすみっこあたりだった。

この続きの夢を見ることを、楽しみにしている。
だから、タイトルは「夢 その1」とした。