ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

鍵の付け替え

2010-07-05 13:47:36 | Weblog
家のドアの鍵を付け替えた。
お願いした鍵よりも、1つグレードが上の鍵にしてくれた。
すごくラッキーだった。
メーカーでしか合鍵が作れないような鍵なんて、なんだかすごい。

この家は、両親が買って、後半私がローンを返した家だけど、
鍵を付け替えただけで、ぐんと、自分の家なんだ、という気持ちが増した。
家具も食器も、ほとんどが30年くらい前に両親が買ったものの中で暮らしているので、
ふだんはいまひとつ「自分のもの」という感覚が薄い。
この家は、私が生きていることと同じような意味で「与えられた」ものたちの集合体で、
ありがたくもあれば、もっと自分の好きにしたい、
でも壊れたわけではないからもったいない、という気持ちが交錯する場所だ。

鍵にちょうど合うキーホルダーがなかったので、
約20年ぶりに、ミサンガを作ってみた。
最近ハマっている編み物で残った糸を使った。
そうしたら、約10年前に行ったネパールのポカラにあるチベット人が住む村で、
お土産を買ったらつけてくれたミサンガを思い出した。
いま、自転車の鍵につけて、たまに使っている。
とても丁寧に、しっかりと編まれていて、
色はあせてしまったけれど、手触りもよければ、安心感もあるミサンガだ。
あのレベルには、到底及ばない。

なんとなく、ブッダの絵の前に置いて、写真が撮りたくなった。


この家でよい生活が広がっていくように。