伯楽星 (宮城) 新澤醸造店
夏に来て「伯楽星」の渋いお酒が売れている。
今年の夏が暑ければ暑いほど売れるのだろう。
先日も黒木本店「角上工場長」といろんな話をしている中で、
夏場に何とか日本酒もたくさん飲んで貰いたいんですけど・・・と言うと
「我々はやはり後切れが良くないと飲む気がせんもんね。」
「彼の酒はいいちゃないと」 彼=新澤氏である。
この発言は初めてではない。私と日本酒の話をするといつも出る話題だ。
まあ角上さんに日本酒の話をするのは私くらいかもしれないが・・・
黒木社長をして「お前は焼酎の敵だ」と飲んでる席で言わしめた実績もある。
このストイックなまでの可憐な渋さを持つ酒は評価も大きく分かれるだろう。
再び角上さんの言葉を借りれば、「新しい酒やね」
飲食店でも惚れ込む人とわからないと首をひねる人もいる。
そのあたりが「新しい酒」と言われるところか・・・
先日新澤氏と飲んでいる時に
「この白桃みたいな味わいを評価してくれる市場が出来たらなぁー」と
ぽつりと漏らしていた。 わかる気がした。
今彼が置いていった「スーパー晩酌酒」候補酒を開栓後常温で保管して
飲んでいるが、いつ枯れてくるのか?と戦慄が走るほど硬い
エバーグリーンの輝きだ。
彼の酒はいつもリーデルで飲んでいる。
なんとなく似合う気がする。
そんな彼がとてもスタイリッシュな本に紹介されている。
きっと「平井社長」も羨むだろう。
どういう購読層かわからないが、日本酒を新しい層に紹介している気はする。
少しずつ彼の目指す市場が出来てきているのだろう。
また別の小雑誌にも取り上げられていた。
マチダヤにも「地酒カップ」の取材で一度お見えになった
イラストレーターの「佐藤 礼恵」さんの記事だ。
ご本人のイラストで「伯楽星」のお酒の体飲記がのっている。
はまった様だ。
新澤氏はいろんなところに気遣いする方である。
気疲れだけは気を付けて頂きたい。
私にとって飲み心地がピッタリ来ないのが「伯楽星」の個性である。
これはもちろん彼の酒を評価した上の話です。
8月には彼とお酒の会があります。
どんな話が出来るか楽しみです。
ちなみにこれは新澤醸造店の有料ブログです(笑)