地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成18年7月21日(金) 雨 月の輪

2006-07-21 20:17:15 | 日本酒

月の輪 (岩手) 月の輪酒造店

面識は前からあったのですが、先日、弘前にて初めてゆっくりお話させて頂きました。
いろいろ書くとまずいのでここでは出しませんが、
我々が惚れ込むのは酒質はもちろん やはり「人」=「造り手」なんですね。
改めて感じます。

大妻短大卒業後 広島の試験場で一年造りを勉強され
※(万齢 小松さん 豊盃 兄)らと同期だそうです。
蔵に戻り 今年より杜氏として独り立ちしました。
「横沢 裕子」さん 気負いは感じられません。 

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ここで「造り手」の気を伝えて頂きたいと思います。
一年目の造りはいかがだったでしょう!?

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「月の輪」今年の造りを終えて

杜氏として初めての造りでしたので、
かなりのプレッシャーを感じつつ、それをあまり気にも留めず。
またチーム月の輪も意気が合ってきているようで、
昨年よりも蔵全体やお酒に調和を映せていると思います。

「月の輪」のここを飲んでくれ

今年の酒は、吟醸系はきれいな甘みながらスッキリとしております。
純米系はこれから味わいが増してくると思います。今なら常温で、
秋にはぬる燗で飲んでみて下さいね。


「月の輪」今年のチャレンジ

毎年何か新しいことを、と考えております。
今年は高アミノ酸のお酒に挑戦しました。
昨年もやってみましたが、失敗に終わりましたので再挑戦。
結果は・・・おそらく成功だと。
「飲める料理酒」という位置づけに出来ればいいなぁと考えてます。

女性杜氏としての視点 ちょっと意地悪な質問かな

特別に「女性だから」ということは考えていません。
「しなやかに」「柔軟に」が、酒造りだけでなく、基本的な私のスタイルです。
酒の業界は男性が中心ですが、意地を張らず素直に酒造りをしたら、
そのまま酒に伝わっていくと思っています。

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http://www.tsukinowa-iwate.com/ 素敵なホームページはこちら

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今日は2酒を利き酒させていただきました。

一つは地元4蔵の合同企画にて町内のリンゴ園にて採取した
「紫波31号」という酵母で仕込んだもの
イソアミル系の爽やかな香りがありふっくらとした仕上がり。
なるほどリラックスした味に仕上がってます。

もう一つは県産の「ヒメノモチ」という品種のもち米を100%使い仕込んだもの
90%精米 「もちっ娘」 少し古酒ブレンドで甘と酸と熟味が混然とある飲み口 
蔵よりのお薦めは食後酒としての飲み方

いずれも企画物のニュアンスが強いので、次は直球で勝負して下さい。
もちろん女性だからといって「はりきり企画部」は手加減しませんよ。
 


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