以前制作したキンモクセイのペンダントの天然石バージョンです。
左がアメシスト、右がグリーン・クォーツです。いずれも、水晶のお仲間です。前の作品はCZを使ったのですが、『天然石だったら欲しいのに・・』という方がいらしたので、幸いゴム型を取ってあったので造ってみました。
今日は作品はあくまで添え物で、本題は『カラー(色彩)』についてです。
化粧品の口コミサイトで、ファンデーションのトピックスでは、よく”イエベ系”とか、”ブルベ系”だとかといった言葉が出てきます。日本人の肌も一様ではなく、おおざっぱに分けると黄色人種系の肌色(イエローベース)と、アングロサクソン系の白人に近い、青みがかったピンク系の白い肌(ブルーベース)という分類を指しています。
最近は、自分の肌色の傾向を正しく把握し、メイクアップや、洋服、ネイル、はたまた髪を染める時のヘアカラー選びでも肌色との相性を考慮にする女性が増えてきました。
化粧品会社でも、センサーでお客さんの肌を読み取り、コンピュータでより似合うファンデの色を判断するサポートツールを各販売店に設置しています。”より近い色”という基準だけでなく、最近はエイジングゾーンの顧客のニーズに考慮して、”より肌を明るく綺麗に見せる色”という判定基準が加わっています。
ジュエリーやアクセサリーを選ぶ際もぜひ、肌の色とカラーのバランスの関係にちょっとだけ目を向けてみたら、自分に本当に似合うアイテムを見つけることができるのではないかなと思っています。
たとえば、地金の色ひとつとっても、一般的に、イエベ系の人はゴールド系が似合い、ブルベ傾向の人はシルバー系が似合います。また、色のある石を肌の色の傾向に上手に合わせることで、肌馴染みがよくなり、(人も石も)より綺麗に明るく見える効果をもたらすことができます。
この緑色の石は、今、シルバーの地金に留まっていますが、本当は、ゴールドのほうがマッチします。さあ、イエベ、ブルベ、どちらの肌に似合いそうか、もうおわかりですよね。
グリーン・クォーツ
イエロー系の肌の人にシルバーを合わせるときは、緑色、黄色系のストーンで、バランスを取ると肌にしっくり来ると思います。
一方、ピンクや紫色系の石はどうでしょうか。こちらはゴールドもシルバーもどちらも似合う色ですが、よりピンク系に近い肌の色にマッチします。
アメシスト
イエロー系の肌なら、グリーン、イエローの他、ブラウン、オレンジも似合いますし、ピンク系の肌なら、ブルー、赤、ピンク、バイオレットが血色が良くより色白に見せてくれます。肌色とファッションアイテムの色の親和性が、欠点を補ったり、目立たなく見せてくれるのです。
あくまでも、人の目から見た印象ですのでアバウトなものですが、この逆で合わせるとどうなるかというと、肌がくすんで見えたり、顔色が悪く見えたりしてしまうことがあります。
色石を買うのをためらっている方は、顔に最も近い位置に来るピアスやイヤリングといった手軽なアイテムから自分の肌色に似合うカラーストーンを見つけてみてはいかがでしょうか。