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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.1

2015年11月08日 09時26分45秒 | 津幡短信。
本日より、新たなシリーズとして「津幡短信」をスタートします。
名称の通り津幡町に関するごく短いニュースを発信するもの。
不定期通信です。
拙ブログにおける投稿記事の更新スケジュールについては、
再開後の方針に変更なく週末を基本に考えていますが、
そこから零れる小ネタの披露と捉えて下さい。では…。

【どまんなかフェスタ2015】

きのう「四ツ角」周辺にて、恒例の「どまんなかフェスタ」が開催され、
曇天の下、幸い雨に祟られることなく大勢の人出で賑わう。
   
   
   
歩行者天国の路上には露店が店を構え、様々なメニューを提供。
ステージで「石川高専吹奏楽部」の演奏が華を添えた。

また「弘願寺」境内では「石川高専建築学科」指導によるベンチ作り体験が。
やはり、同校茶道部による「茶会」も行われた。
更に、商工会女性部による無料の「ふるまい鍋」も。
僕もお相伴に預かった。
味噌仕立てのメッタ汁…美味しゅうございました。
   
   
   
   

【銀杏並木、色づく。】

津幡町・庄「住吉公園」傍の銀杏並木が、すっかり黄色くなった。
既に葉が落ち始めた木もあり、見ごろ残りわずか。
鑑賞希望の方はお早めに。
 

<津幡短信vol.1>
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崩食の時代。

2015年11月08日 08時14分39秒 | 日記
きのうの投稿に書いたとおり、津幡町はスーパーマーケットが多い。
いつ、どの店を訪れても沢山の食料品が陳列されている。
それらの中で、特に季節の移り変わりを感じさせてくれるのは「青果」だ。

栽培技術・保存技術・輸送運搬技術が発達したお蔭で、どれも年中事欠かないが、
店頭に並ぶ量が増え、値段も落ち着くと時期を意識する。
今なら「柿」や「蜜柑」が「旬」の代表格だろうか。
彼らが出迎えてくれる様子は、なかなか壮観である。
 
 

ところで、先日ラジオで「果実消費の低迷と加工果実の可能性」という話を聞いた。

果物の栽培面積は70年代半ばをピークに減少が続き、
2010年は最盛期の6割程度。
特に、2001年の主要果樹の栽培面積を100とすると、2010年は86。
僅か10年間で14%も減少しているらしい。
その原因は、輸入果実・果汁の完全自由化といった外的要因や、
果樹農家の高齢化と担い手不足などの内部問題。
加えて、生食減退による消費量の低迷などが挙げられるという。

何故、生食が減ったのか?
20代~30代に食べない理由を聞くと…
「皮をムクのがめんどくさい」「汁が服に飛ぶ」「値段が高い」などの意見が。
生産者も対抗策を練り、
@皮だけじゃなく「白い筋まで取った冷凍みかん」。
@表面にビタミンCを塗り、変色を抑えた「カットりんご」の自動販売機などを考案したそうだ。

ほんの少しの手間を煩い、果実の充実の証である果汁を避け、
莫大な化石エネルギーと労力を費やして大量生産し価格を抑えた加工品を選ぶ。
これぞ「飽食の極み」ではないだろうか。
食糧不足で飢えに苦しむ国々からすれば、
あるいは、かつての食糧難だった時代と比較すれば、贅沢この上ない。
かく言う自分はどうか?
加工果実との縁は薄いが、大量生産食品や冷凍食品に手を出している。
同罪だ。

時代は「崩食」へ。
貪欲に利便を追求する暮らしは、在るべき食生活を崩壊へと向かわせているのかもしれない。
いつか、しっぺ返しが来る。
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