つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

推薦!津幡町のイメージフラワー。

2012年04月22日 08時00分56秒 | 草花
きのう、散歩をしていて珍しい花を見つけた。
遠目には、濃いピンク色と薄桃色の桜が並んで咲いている様に思えたが、
実際は、一本の木に紅白が混在しているのである。
もう少しクローズアップしてみよう。

 

花の姿形は同じで色だけが違う。
2本の木が絡み合っている訳ではない。
不可思議な美しさに見とれていると、さらに風変わりな点に気付く。

 

 

一つの花、一つの花弁に紅白が混在しているのだ。
接ぎ木? 突然変異? 
同一個体の中に異なる遺伝子を持つキメラ?
摩訶不思議な花もあるものだと首を捻りながら帰宅。
インターネットで調べてみたところ、どうやら「源平桃」である事が判明。
江戸時代からある園芸種らしい。
…知らなかった。

ちなみにネーミングの由来は、文字通り“源平合戦”。
白い旗印の源氏と、紅旗を掲げた平家。
2つの軍団と2分した貴族階級がそれぞれに結び付き、
今から800年余り昔の日本各地で繰り広げられた大規模な内乱である。
ここ津幡町でも戦闘があった。
寿永2年(1183年)の源氏と平家が興亡の明暗を分けたとされる
『倶利伽羅源平合戦』である。

現在、津幡町では、その『倶利伽羅源平合戦』を題材に、
NHK大河ドラマの誘致を目指している事は、以前に投稿した。
源氏の武将・木曽義仲、巴御前、奇策・火牛の計といった、
物語のメインコンテンツのゆるキャラも登場している。
…ならば、それだけ力を入れているならば、
往時を偲ばせる花を取り込んでみてはいかがだろうか?!

町の花は「ツツジ」と決まっている。
「源平桃」を曖昧にカタカナ表記のイメージフラワーと銘打って
町内での栽培を促進し、毎年、この時期に町を彩る環境を整備。
関連商品としてアレンジメントやスイーツを創作。
ハード・ソフト両面で「源平桃」隆盛に取り組み、
各方面からの注目を煽るのも一興だと思う。
桃は邪気を払うとされている花だから、
“GENPEI パワーフラワー”といった演出もアリ…?
コメント
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