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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町は「科学」に力を入れているらしい。

2012年02月12日 10時04分10秒 | 日記
「冒頭の一枚」は、津幡町文化会館「シグナス」前にて撮影。
『目指せ!未来のノーベル賞~科学のまち・津幡~スペシャルイベント』が
津幡町教育委員会主催で、きのうと今日、開催される。
…そう言えば、津幡町は“科学の町”を標榜していた事を思い出した。
以下に、昨年の新聞記事を抜粋して引用する。

『津幡町は新年度、「科学のまち」のまちづくりに向け、
 ノーベル賞受賞者の輩出を目指す科学教育振興や
 科学の不思議を体験できる「科学の小径(こみち)」などの
 事業化を研究する有識者のプロジェクトチーム
 「町科学教育振興協議会」(仮称)を設置する方針を固めた。
 同協議会は、教育環境整備や事業化で
 「科学のまち」を具現化する頭脳集団となる。
 まず小中学生の理科離れに歯止めをかけるため、
 児童、生徒に感動を与え、夢を持たせる授業を目指す教員の指導力向上や
 休み時間の科学体験など教育環境を整備する
 科学教育振興計画の策定に取り組む。
 科学研究作品や工作のコンテスト、サイエンスフェスタなど
 児童、生徒が科学に親しむ機会を増やす事業も企画する。』
                  (※原典:2011年02月11日(金)付 北國新聞朝刊)

『目指せ!未来のノーベル賞~科学のまち・津幡~スペシャルイベント』では、
丸一年かけた成果がお披露目された。
まず2日間に渡り、シグナス3階の多目的室における「科学に関する展示」。

日本の小惑星探査機「はやぶさ」の1/5スケール模型や、
小惑星「イトカワ」の微粒子を収めた帰還カプセルの実物大模型。
 
「はやぶさ」が目指した小惑星命名の元となった日本のロケット工学の父
「糸川博士」の功績と、博士が実験をしたペンシルロケットの模型。
…などの「JAXA」関連の展示物が並んだ。
ちなみに「糸川博士」は、戦時中に日本陸軍の主力戦闘機、
「隼」の開発に尽力した方である。
その経歴は、宇宙船のネーミングにとっても無縁ではないだろう。

他にも、津幡町の小中学生による科学実験レポートの優秀作品も陳列。
 
選別されたものだけに、力作揃い。
緻密で綺麗でどれもレベルが高いと感じる。

また、きのう2月11日のみ、
シグナス大ホールにおいて「トーク・実演・講演会」が行われた。

@「科学のまち構想トーク」。
 ⇒出演:津幡町長と津幡町科学の町推進委員会メンバー。
   感想:津幡町・倉見出身の大学教授と石川高専の教授という
       “科学の町推進委員会メンバー”の顔が分かった。
       また“科学のまち構想”の概要が聞けただけでも、
       取組に親近感を覚える。
@高専ロボコン2011東海北陸大会優勝チームによるロボット実演
 ⇒出演:石川工業高等専門学校・学生、教授。
   感想:正直その技量がどの位のレベルにあるのかは、
      文系の僕には分からない。
      ただ初めて見るパフォーマンスは見ごたえがあった。
      (※ロボコンのルール・競技⇒http://www.official-robocon.com/)
@講演会「お天気の秘密、全部教えます!」
 ⇒出演:お天気キャスター・森田正光さん
   感想:雲は何種類ある?どうして温暖化はいけないの?
      イースター島の悲劇と地球の未来など、
      子供向けの身近な天気・気象の話題を通じ、
      地球規模の自然環境を推量。
      大人にとっても聞きごたえのある内容だった。
これで、何か“科学のまち”としての象徴が加われば、尚よい。

そして、このイベントのお陰で初めて大ホール内へ足を踏み入れた。
 
広すぎず、狭すぎず、こぢんまり。
近隣の人口や町政規模から考えても、ちょうどよいスケールではないだろうか。
コメント
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