六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

うさぎが激減した大久野島

2021-03-22 |  出撃 at 中国地方
 今治ー大三島~忠海の島伝いのルートの中で、大久野島で途中下船することにしました。
 大三島から忠海までそのまま乗っていると370円で行けますが、途中下船すると620円となります。
 昨年9月に訪れた大久野島に、わざわざ途中下船してまで立ち寄る理由は、夏にうさぎの数が少なかったので、涼しくなって数が戻っているか確認のためです。

 .気になっていたうさぎの様子

 昨年9月以来、半年ぶりに大久野島に上陸します。
 さて、うさぎたちは元気かな?

 ん? 少ない?
 港を降りてすぐのフェリーの待合所前の時点で、答えがでていました。

 掘られた穴ぼこはいっぱいありますが、うさぎ自体はかなりの数減らしています。
 夏に来た時は、暑いから死んだようにダレてるのかなと思っていましたが、涼しくても死んだようにダレてるうさぎが多いです。早朝とかだと活発に動いてくれるのかな?

 茂みの奥とかにもいますが、人は入って行けないので、こうやって望遠レンズでなら撮れます。
 こうして見ると、あまり表に出て来ていないのかも知れません。

 割と新しい木道ですが、この下の空間にはそれなりの数がいましたが、表に出てくるうさぎは少ないです。

 こうやって人から餌をもらうのに慣れていますし、中にはもう満腹で、餌にすら興味を示さないうさぎもいます。

 観光客が少ない島の北側の道路を歩いてみると、脇の茂みから2匹飛び出してきて、餌くれるの?餌くれるの? と私に付いてきます。
 この辺りのうさぎは以前と変わらないかも知れません。

 .大久野島に行くなら今のうち?
 昨年の武漢肺炎の蔓延による観光客の激減で、餌をあげる行為が減り、繁殖力が大きく下がったものと言われています。
 SNSで人気が出て観光客が増えた事で、沢山エサを食べて富栄養化したことで繁殖力が上がって個体数も増えていたのですが、2020年2月から一気に観光客がパタっと止まったため、急にエサがなくなり、多くのうさぎたちが自然淘汰されたものと思われます。生き残ったうさぎたちは取り敢えず植物がある山の中へ移動したため、観光客が訪れる海沿いの平地ではほとんど見られなくなったという現象が起きているとのこと。個体数としてはピーク時には1,000匹いたそうですが、今は1/3位だとのこと。
←2~3年前のYouTube動画には外国人により幾つものうさぎまみれ動画が上げられています。
 以前のように「うさぎまみれ」になるには相当の年月を要しそうですが、数が減った今の状況が元々の本来の姿だとも言えます。
 外国人受けするようなうさぎまみれにはなれないので、SNS映えこそできないけど、本来の姿の大久野島を見られるのなら、今この島に行くのがベターだとも言えます。
コメント
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