六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

室蘭本線の撮影規制

2015-05-29 |  出撃 at 北海道地方
 トワイライト・北斗星・カシオペアと人気の寝台特急が続々と本州からやって来ていた室蘭本線。長万部までの函館本線と違って、光線に恵まれた線形のため、撮影者も多くが訪れますが、廃止が近づいてフィーバーしているようです。
 でもやはり不届き者が散見されるようで、JR北海道も対策として撮影者に対する規制に乗り出すことに。
 対象者は踏切から入り込んで線路の脇で構える「踏切望遠狂」の人ら。
 JR北海道の線路はラッセル車が雪かきしやすいように踏切や架線柱の幅が広く取られているのと、線路脇の草刈りを行わないので、綺麗に編成写真を撮るには、踏切警報機の内側に入ったりしないと撮れない場所もあります。
 今まで大目に見てきましたが、さすがに度が過ぎてるのか、人気の撮影地では踏切警報機から立入禁止のロープが張られました。去年来た時は無かったので、今年になって張られたのでしょうか?

 1枚目は有珠-長和間のSカーブ。ここは踏切のアウトカーブ側から正面がちに300mmクラスで引き付けるのですが、信号機や踏切の継電箱が邪魔になるとして、線路側に入る人が後を絶たないとしてロープが張られました。
 しかし、ここはまだ工夫すれば少人数なら何とか撮れます。

 それに対して厳しいのが2枚目の写真で、ここは白老-社台間の直線の踏切ですが、複線区間なので上り列車が背後から高速でやって来て大変危険なのですが、それでも入り込む輩が多いのでしょうか、ここにも張られました。
 一応ロープの所に立って見ると、取り敢えず1名は大丈夫なようです。
 いよいよ完全廃止の夏が目前ですが、そんなに無理してまで踏切脇から構えるなら、駅のホーム端からでも撮ってた方がいいでしょうが、人の忠告を素直に聞くような人種じゃないからね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北斗星に祟られた北海道行

2015-05-22 |  出撃 at 北海道地方
 北斗星・カシオペアの道内最後の時が迫る初夏の風景を撮るべく、いざ北海道へ。去年の6月は蝦夷梅雨に祟られて散々な結果でしたが、さて今年は最後のチャンスなので、何とか撮り収めたいところです。

 5/16(土)予報:のち
 今日はカシオペアが来る日ですが、天気予報が午前中は悪いのでなるべく道南エリアで撮ります。海辺での撮影をする場所を探していましたが、森町あたりで雨が上がってきたので、森-桂川間で撮ることに。

 森駅を出て市街地を抜けて車窓から海が見えてきた辺りの場所でスタンバイ。晴れると逆光になる場所ですが、今日は雨上がりなので、割り切っています。ビデオ撮影のみ。
 下りカシオペアを撮影すると、ひたすら苫小牧方面へ戻ります。
 昼過ぎには天気は回復して晴れてきたので、翌日の下見を兼ねて錦岡-社台間でロケハンします。既に踏切脇には何人かが三脚立てていました。

 私が選んだのは、樽前小学校付近の畑で、バックが海になるのですが、2m位の三脚がないとハッキリと海は写りません。これにて1日目は終了。

 5/17(日)予報:
 いよいよ今日がメインの撮影日、北斗星が来る日で予報も1日晴れなので、気合を入れて撮るぞと。
 2月は長万部-静狩のSカーブや、大岸-豊浦の俯瞰で撮ったので、今回は有珠-長和へ行きます。でも去年ここでトワイを撮っているので、正面狙いではなく、斜めから動画用アングルで撮ります。
 朝6時に起きると快晴、ヒャッハ~もうテンションが上がります。でもまだ眠たいので、二度寝することに。
 7時半、起きると薄曇りになっています。北斗星通過までは1時間半ほどあるので、長和駅前で止めた車の中で待ちます。下り列車が近づくと、ピーピー汽笛が鳴っているので、誰か馬鹿者が敷地内に入って撮ってるな、と思いながら待っていると、急遽携帯が鳴り「雨雲が近づいてます」と、Yahooのアラート警告表示が出たので、雨雲レーダーを見ると、やばいことに水色に混じって青色の表示が近づいており、もうマジかよ!と怒りモード。
 車を出して撮影地であるSカーブの踏切へ到着。待機していると、8時半ごろからとうとう雨が降り始めました。9:10の北斗星通過まではあと30分ほど、「通り雨でさっさと止んでくれ~」との願いも空しく、雨はさらにザーっと激しくなります。
 もうダメだ~と落胆していたら、9時を過ぎた辺りで雨は急に弱まり、急いで三脚にカメラをセット。

 ほぼ定刻に北斗星がやってきました。雨はほとんど止んだものの、三脚が倒れそうなほど風がかなり強かったため、レンズに雨粒がついて、引きで撮った写真は台無しに。

 下り北斗星を撮り終えて車に戻ると、空は南側が晴れており、長和から西側で降っていたことが分かります。雨雲レーダーでは登別界隈が紫色のどしゃ降りの表示なので、稀府~東室蘭あたりで撮ってた人はラッキーだったでしょう。

 その室蘭市内を10時台に東へ向けて走りましたが、快晴も快晴。ほんとあの雨はなんだったんだ!と悔やまれます。
 夕方まで時間があるので、昼間はは日高本線へ行くことにします。高波による土砂崩れで鵡川-様似間はバス代行なので、撮れるのは苫小牧-鵡川間だけです。

 ちょうどお昼に鵡川折返しの列車があるので、1枚目を浜厚真駅の手前にある厚真川の鉄橋で撮ります。

 そして折返してきた列車を、こんどは勇払駅の東側にある安平川の鉄橋で撮ります。
 時間的にはもう少し奥まで行けるのですが、何せ鵡川から先が動いてないので、撮りようがありません。もう1本厚真川の鉄橋で下り列車を撮って日高本線は終了、北斗星の撮影地へ向かいます。
 強風も少しおさまり、そよ風程度の気持ち良い快晴の中、上りの北斗星を昨日と同じ場所で待ちます。
 ところが列車通過の数分前になって雲が・・・おいおいやめてくれ!

 雲はのくことなく北斗星通過、撃沈~。西の方を見ると社台方面は晴れていたので、この辺だけが雲の影落ちしたようです。ふっざけんなと怒りモード。
 怒ってても仕方ないので、明日は江差線内での撮影のため、さっさと車を出して、函館方面へ向かいます。

 5/18(月)予報:
 撮影3日目は江差線内でED79牽引のカシオペアを撮るのですが、晴れれば去年も来た茂辺地漁港で撮影すべく茂辺地漁港の駐車場で仮眠。
 朝3時に目が覚めたら、少し明るくなっていたので、もしかしたら行けるかも?と思い、上りはまなす撮影のため、青函トンネル入口の展望台へ車を走らせることに。

 うまく4時頃に着けたのですが、上空は明るいものの、この場所は山影になっていて暗いので、写真は不可能でしたが、ビデオは撮影できました。この場所ではまなすを撮るのも最後になると思います。
 再び車を茂辺地漁港に戻して下りカシオペアを待ちます。

 やってきましたカシオペア。朝陽に照らされて先頭の機関車が真っ赤に目立ちます。江差線の海沿いを行く寝台特急を海側から撮る、それも順光でというのが叶いました。カシオペアだけど。
 カシオペアがここを定時で通過してくれたので、急いで機材を仕舞います。そして向かう先は大沼へ。そう追っかけ撮影です。函館で14分間の停車時間があるので、危険な速度違反をしない程度で先回りができます。
 
 平日のカシオペアなのに、既に10人近くの撮影者がスタンバイしており、サイドに小沼を入れたアングルで三脚をセット、スチルは手持ちでアップショットも撮れました。
 カシオペア撮影後は、また茂辺地漁港へ戻ります。
 
 485系の白鳥号がやってくるので、これを捕らえます。すでに日が南側へ回っているのと、潮が引いてしまって浅瀬のコンクリートが剥き出しになっており、あまり風景的にはもう一つ。しかも、順光側へカメラを振ると、漁港ならではの網やら何やらがごちゃごちゃ写ってしまいます。
 そこで、上りの白鳥は違う場所で撮るために移動します。

 やってきたのが箱崎道路踏切。ここから海沿いを行く列車が撮れるのと、
 
 S字を曲がってやってくるシーン、そして海を見ながらカーブするシーンの3ショットを撮れる、1粒で3度おいしい撮影地であります。
 無事上りの白鳥を撮り終え、夕方の上りのカシオペアの撮影地へ向かいます。一昨日は電化区間で撮ったので、やはり今日は非電化区間で撮る(というか下道で走って室蘭以東へ行くのは厳しい)ことに。
 非電化区間の撮影場所は日没時刻の関係で、場所が限られてしまうので、どうしても人が集中してしまい、海辺の黄金ー稀府界隈になってしまいます。2月に稀府でトワイを撮ったので、今回は黄金で撮ります。

 3分ほど遅れてやって来ました。日没までは少し時間がありますが、薄く雲が掛かって光線は非常に弱弱しいものになりましたが、夕方でこの程度なら御の字でしょうか?
 このカシオペアは途中の伊達紋別で後続のスーパー北斗の退避のため10分程度停車時間があるのですが、良からぬ事を考えてはいけません。この時間帯は夕方の帰宅時間帯で、道は混んでいたり、下校の生徒・児童などもいるので決して危険な追っかけなどするんではないぞ(笑)

ということで、イチバチで追っかけてみました。幸い後続の特急も遅れていたので、伊達紋別の停車時間が短縮されることなかったのですが、何とかギリギリ有珠ー長和のカーブに来てみたのですが、西側の山に日が沈んでおり、ケツ追いシルエット写真となりました。

 5/19(火) 予報:一時
 今日が出撃最終日。北斗星の日なのですが、金曜日の時点では晴の予報だったのに、前日になって雨予報になりました。もう絶望感が漂います。撮影場所は雨雲レーダーを見ながら移動できるように、長万部で待機します。

 長万部で待機中に上りのはまなすが停車するのでバルブ撮影をするのですが、既にこの時点で霧雨状態、しかも風も吹いてて寒い寒い。
 4時に起床。小雨が降っているので、ウェザーニューズでは止み間があるとする函館方面へ車を走らせましたが、雨は止むどころか強くなってきたので、森町まできたところで諦め、長万部まで戻ります。
 このまま止まないのであれば、長万部駅手前にある陸橋下から撮ろうかと思いましたが、少し小降りになったので、車を東へ走らせることに。北斗星号は前日の走行中にドアが開いた件で3時間遅れで上野を出発、函館を1時間20分遅れで出ているので、その間に一時的にも止めばという期待をしてました。

 9:50 雨が一時的に止んでくれたところに、ちょうど北斗星がやって来ました。長万部ー静狩間のストレートで、10m近い横風が吹いていたので、ビデオ撮影は苦しいところですが、何とか撮れました。
 北斗星撮影後は、天気が期待できないので、室蘭本線側を通らずに、山線沿いに走って札幌を目指すことにしました。

 残念ながら札幌市内も雨、天気が悪いので線路際からしか撮る場所がなく、最終的に来たのが、恵み野-恵庭間のカーブでしたが、数年ぶりに来てみたら、線路間に雑草伸びていて、碌な写真が撮れず終了。

 17日の天気だけは快晴なはずだったのに、通り雨や雲影にやられて撃沈。7月下旬にもう一度行くチャンスがあるので、3たび北海道へいくぞぉ。次は歩き鉄だけどね。

   お  ま  け
 今回の出撃で使用したのが、最近使い出したスカイレンタカーで、「車種はおまかせ」という面白いプランがあり、当日の稼動次第で、軽~ワンボックスのどれになるか分からない半面、料金が軽自動車よりも更に安いので予約してみることに。

 回ってきたのが、トヨタ プレミオで、座席はフルには倒れませんが、NOTEよりは倒れたので、まぁまぁか。何より運転が楽で静粛なので、強行旅程の強い味方でした。今回はほとんどがオンロードなのも助かってます。これで林道とかは無理ですもんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年2度目の北海道遠征へ

2015-05-15 |  出撃 at 北海道地方
 2月下旬のトワイライト&711系惜別撮影へ行った北海道ですが、いよいよこの夏で北斗星、カシオペアの運行が完全終了してしまうので、夏になる前にもう一度行っておこうという訳です。
 去年ひどい雨で散々な目に逢いましたから、緑の季節にと。カシオペア・北斗星しか撮らないぐらいのつもりで行きます。
 今週は土日が公休日なので、月火の2日を有給を取って現地撮影4日間のいつものパターンです。

 実は今回初めての神戸空港利用で、スカイマーク札幌行にのります。神戸空港を離陸して北へ向かう場合のルート取りが面白いらしいということで楽しみです。

 金曜日の夕方の17:20出発便なので、結構混んでるかも知れないと思いきや、あまり待ってる人はおらず、優先搭乗の人もいないので、機体後部の私が一番乗りで搭乗しました。

 片側3列ずつの座席は窓側が埋まるのと、所々に通路側に人がいるだけで、搭乗率4割弱ってことろでしょうか?
 2月に緊急措置でしたが、LCCのピーチで市バス並みに狭い座席を味わった苦行から、もう2度と座席の狭いLCCには乗りたくないので、近畿・中部~千歳間で、安くて座席間隔が広い飛行機はスカイマーク1択になります。

 そうこうしてるうちに、予定より10分早く千歳に着きました。ありゃ、雨が降ってる。
 去年みたいな事にならなければよいのですが・・・。

 北海道での撮影の模様は、また後日書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SL北びわこ号 五月晴れ

2015-05-10 |  出撃 at 近畿地方
 JR西日本が所有するC56160が引退する発表があって以降、春休みみ除いて初めての日曜日が休みなので、湖北路へ向かう事にしました。まぁ先月後半に北陸からの帰りに余呉周辺には寄ってますが。

1.どこで撮るか
 SL北びわこ号は冬場を中心に何度も来ているのですが、大概が長浜-虎姫の姉川鉄橋南側の築堤で撮ってるのですが、今回は虎姫より北側で撮る場所を物色しました。

 下りの1本目とその回送列車は河毛-高月間のカーブで撮ることに。
 線路が北北西に向いているので正面は黒く潰れるのが北びわこ号の泣き所、広角レンズで横アングル気味に捉えます。

 ここでは特撮がメインになるので一眼レフでの撮影は返しの回送を捉えます。

2.やっぱり姉川へ
 1往復目を河毛で撮り、さあ次はどこで撮ろうかと思いましたが、やっぱり姉川へ行くことにしました。

 お昼は虎姫駅内にあるパン屋でパンを買って・・・と思ったのですが、残念ながら撤退して空き店舗となっていました。姉川までの途中の交差点にローソンができていたので、そこでパンを購入し撮影地へ。 
 大概がお墓のある場所から見上げて撮るのですが、今回は後ろの川の堤防に上がって撮ることにしました。

 残念ながら、線路脇の道路に駐車する迷惑な馬鹿者どものせいで、ロングで撮れず、5両分をアップで撮らざるを得ません。
 まぁあまり引きすぎると手前にお墓が映るからです。

 ここは振り向くと鉄橋を渡るシーンを追い撮りすることが出来ます。

3.最後は虎姫-河毛で
 無事に下りの3号を撮ったのですが、兎に角強い風で特殊撮影がまだ1回しかしていないので、返しは何とかしたいと思い、まだ返しの回送列車までは1時間半近くあるので、40分ほど歩いて虎姫駅の北側にある田畑が広がる場所へ移動して待つことに。ここは実に十数年ぶりです。
 
 そして15:13頃、返しの回送列車が通過。
 すべてが快晴のコンディションと久々の気持ちいい1日でした。

 お ま け
 SLを撮り終えた後ですが、こんな天気が良いのですが、夕方の下り4071レは運休のため、撮影これで終了することに。
 少し時間があるので岐阜→美濃太田間を走るキハ40系に乗り鉄することとしました。

 岐阜に折り返しの列車が到着、数分で折り返すのでスナップ程度しか撮れません。

 日曜日なので通勤客もおらず、1人でボックスシートを占拠できます。快適な国鉄型車両の短い旅を楽しみます。

 美濃太田に着くと、向かいのホームに停まっている高山行きの普通列車も40系でした。
 これに乗ると帰ってこれなくなるので、この列車は発車シーンをビデオ撮りして本日は終了です。

 来週はいよいよ今年2回目の北海道へ遠征します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする