六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

空いてる京都は快適

2020-09-19 |  出撃 at 近畿地方
 9/15㈫ 6月以来の約3か月ぶりに京都の中心部にきました。
 今回は朝から撮影のため、夕方に現地入りして前泊となります。

 京都駅ビルの大階段にて
 平日休日を問わず、多くの人が腰かけて佇む空間なのですが、このとおり。
 画面の左下に外れた位置に、1組だけ密な女性2人がいました。(意味深)

 昔ここに来た時は、すごく人が多くて、とても一番上まで上がる気はなかったのですが、今回は空いていた(というより誰もいない)ので一番上まで上がってみました。実際上がってみると、一番上の回廊には数人程度がいました。
 長~いエスカレーターを幾つも乗り継いで、地上12階相当の高さ。これが江の島だったらエスカレーター代で1,500円は取られてたでしょうw
 
 京都タワーを撮るには、もしかしたら夜よりも、薄暮の方がいい感じかも知れません。
 ちなみに夜に撮るとこういう当たり前の夜景になります。好みによりますが。

 今夜の宿もアパホテル。
 勿論GoTo割引を使って、泊まります。シングル3,400円が2,280円に。なお4連休が始まる週末の宿泊料金は3倍近くになっていました。

 「今日は空きがあるので。」と案内されたのが最上階のダブルの部屋。
 大の字で寝れるのは嬉しいけれど・・・
  
 最上階の端っこの部屋だったので、ちょうど窓からタワーが見れました。
 各階1室限定のタワービューの部屋のようです。

 朝起きると残念ながら曇っていました。

 徒歩10分ほどで陸橋を渡って京都駅南側に回り込みます。
 今回は駅の南東側で朝9時頃まで撮影。

 その後はバスで京都市内を一周。
 市バスだったので、車内からの写真はありません。

 大宮通→金閣寺通→北大路通→下鴨神社→河原町通と時計回りに回って四条河原町で下車。
 各通りとも平日の昼間と思えないほど空いていました。
 最も混み合う四条通りですらこの有様。この写真はちょっと極端ですが。
 走っているのは路線バス・タクシー・地元や隣県のマイカーぐらいで、観光バスや遠方ナンバーの車が来ないので、非常に道路が空いています。歩道はそれなりの人波があって、地元の買い物客などで一応賑わってはいます。

 肝心の朝の京都駅での撮影時は曇ってましたが、その後市街地を回っているうちに晴れてきたものの時遅し。
 鴨川のほとりも誰もいません。
 空いていて快適というか、どこか寂しい京の街でした。さすがに次の4連休では人も訪れるでしょうね。
 世間では4連休ですが、私の場合は勤務日が当たってるので、出掛けません。

 10月から東京都民もGoToキャンペーン対象になって押しかけるかも知れないので、今のうちに空いている京都を楽しみたいですね。
  ※悲報 4連休中は京都市内は大渋滞だそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うさぎの島へ行ったけど・・・(後編)

2020-09-12 |  出撃 at 中国地方
 .うさぎの島を歩いて一周 
 いよいようさぎの島の散策です。島を時計周りに進んでみました。

 上陸すると左側にフェリー待合所兼観光案内所があります。
 上陸した自家用車ですが、ここで荷物を下ろして、横の駐車スペースに停めて、島内は歩きになります。

 待合所にきました。
 休暇村の送迎バスが出ていけば、何もない静寂が訪れます。
 早速足元にはうさぎが歓迎?のお出迎え。
 
 観光案内所は閉鎖されていました。
 気温33℃とかなり暑いですね。うさぎも暑くてへばってるようです。
 ガラス面には色々とお願いが書かれていました。
 島ではうさぎの餌は売ってませんとのこと。

 島を少し歩いて気付いたことですが、地面に全く草が生えていないこと。
 ここはバスの転回場のようですが、バスが走る事もない、周囲の部分には草が生えててもいいのに、全く草がありません。

 木道のような所があり、その右手にちょうど柵で囲われたエリアが、「芝生の養生中」と書かれた場所でした。
 やはり、うさぎたちが地面の草を食べ尽くしているのが原因だと考えられます。

 大久野島を語る上で必ず取り上げられるのが毒ガスの島の経緯。
 ここに毒ガス資料館があります。今回は景色優先なので、次回以降に訪れようと思います。

 港から休み休み30分ほど歩いて、島の南西端に来ました。
 この辺りは護岸工事が行われていました。右手にある建物が、島で唯一の宿泊&供食施設である休暇村。

 その休暇村の西側に三軒家毒ガス貯蔵庫跡というのがありました。
 2つの穴みたいな所は木が伸びてはっきりとは見えませんでした。

 島の西側の道を北へ向かって歩きます。
 立派なテニスコートが8面?もありますが、このクッソ暑い中、もちろん誰も居ません。
 
 道から少し広場のような場所に入ると、脱兎の如く、うさぎ達が駆け寄ってきました。
 何か歓迎されているようで嬉しいですね。
 
 餌くれないの? 餌くれないの?
 と言ってるようで、観光客が激減した現在では、うさぎたちもかなりお腹を空かしているようです。
 最後は「餌くれよぅ~」 と、黒うさくんがカメラに突進w

 駆け寄ってくる元気なうさぎは一部だけで、多くのうさぎたちは、木陰でじっとしています。
 この暑さが続く中では、体力が消耗するので、体力温存のためでしょうね。
 あー暑くてやってられないわ・・・。と聞こえてきそう。

 テニスコートのエリアを過ぎて、島の北西部にある長浦毒ガス貯蔵庫跡があり、これが一番規模が大きな跡地のような感じです。
 この辺りがちょうど中間地点になります。

 島の北西端から東側に進んで行くと、山の斜面と金網に囲まれた狭い道路が続きます。
 ここからは海はほとんど見えなくなります。
 
 坂を上がる途中の島の北側にある、北部砲台観測所跡。
 規模的には大きいものなのでしょうか。ここが瀬戸内の要塞だったのかな? 知らんけど。

 その東側にある、北部砲台跡。
 砲台の中に入る事もできます。少し蜘蛛の巣がありましたが、穴の中から空が見えました。

 島の北端は断崖の上にあって、高い場所なので、ロープが張っていて、先端は立入禁止になっていました。
 ここから見えるのが対岸の忠海側になります。

 北端を過ぎると島の東側の道は急な下り坂が続きます。ここからも全く海が見えない山の中の小道が続きます。
 道すがら所々でうさぎが飛び出してきたりして、確かに車で通ると踏みそうで危ないため、一般車は通行禁止にしているのでしょうね。

 山の中の下り坂を下りること約12分で、目の前に海が開けてきました。
 標高も港と同じレベルまで戻りました。

 港へ向かって進んでる途中に、山側にトンネルがあったので、そのトンネルと抜けたら、
 発電所跡の大きな建物が見えてきました。島に残る最大の建物跡でしょうか? 中には入れません。
 20mほどのトンネルの中にも10匹ぐらいのうさぎたちが涼んでいました。

 再びトンネルを通って、南側に進んでようやく港に帰ってきました。
 島の一周3.2km+αを加えた4km弱の道のりを1時間40分ほどで戻ってきました。
 
 帰りのフェリーの時間を間違えてて、まだ50分ほど時間があったので、近くでうさぎ見物。

 待っている間に、忠海から大三島へ行く便が到着し、多くの観光客が降りてきました。
 やっぱりいた、やかましい角刈り頭の人達。でも軽装で荷物がないので、広島辺りに住んでる人達でしょうか?
 うさぎを寄せたいがために、周りに撒き餌をしていましたが、10匹も集まってませんでした。
 以前動画で見た、うさぎまみれになるには今の環境では難しいと思われます。季節が進んで涼しくなってみて、少し観光客が増えたところで餌をたっぷり貰って元気になって、表に出て来るうさぎの数が、以前のように戻っている事を願うばかりです。

 .島に別れを告げて

 先ほど乗客を降ろした船が大三島で折り返して
 14:56発の忠海行きとして港に入ってきました。

 島を離れて90度旋回で北へ向かいます。
 大きなフェリーばかり乗ってましたから、小回りのきく小型のフェリーの足の速いこと。すぐに陸が遠のきます。

 名残惜し感を残して大久野島を見ます。
 島には大きな送電鉄塔が立っていて、海中に鉄塔を立てることなく、本土から一本で電気を引いています。

 帰りは船の中でくつろぎます。
 いかにもドイツ系と勝手に想像する外国人カップルが1組、他に外国人客はいませんでした。
 この便は12・3人と少な目の乗客。

 行きと同じく10分ほどで、もう港が迫ってきます。
 船の右手側には海沿いに呉線の線路が走っていて、撮影名所ですが、残念ながら列車は来ませんでした。

 あっという間に、湾内に入ります。
 湾内に入って、さっと速度を落として接岸。小型フェリーの旅も面白い。

 15:11 忠海港に到着
 3時間ほどの大久野島散策が終わりました。

 観光案内所兼フェリー切符売り場の建物もうさぎデザイン。
 ここで色々お土産も売っています。

 10分ほどで、またフェリーは大久野島・大三島へ向かって出ていきました。
 船が去ると本当に静かな港です。

 忠海駅に戻って、再び呉線の電車に乗ります。
 三原行きまで1時間近くあったので、一旦竹原まで行って時間を潰してから三原行きで帰りました。

 これで今夏の青春18きっぷの最後の1回分も無事埋まり、1枚だけでしたが使い果たせました。


 ~ 結 論 ~
 大久野島のうさぎ達は、観光客激減の影響を受けての餌不足により、数を減らしているのであれば、元に戻るのには相当な時間がかかると思われます。
 ただ単に暑いから出てこなかっただけである事を願って、もし次に行く機会があれば、涼しい時期がいいですね。それも昼間ではなくて、朝夕がいいでしょう。となると泊まり込みになるかな?
 また餌は島内では売っていないので、忠海駅前のファミマで買うのがいいでしょう。但し11:50着の電車は遅れるので、ファミマに寄る暇はありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うさぎの島へ行ったけど・・・(前編)

2020-09-12 |  出撃 at 中国地方
 青春18きっぷの最後の1枚が残っているので、何処かへ行って使い切ってしまおうと企み、目ぼしい列車の撮影はないので、久しぶりの観光に出掛けることにしました。
 行き先は瀬戸内海に浮かぶ、広島県の大久野島で、うさぎで有名な島と言う方が分かりやすいかも知れません。某金髪美人YouTuberさんがうさぎまみれになった動画が世界的に有名になり、海外からもわんさか押しかけて、島へ渡るフェリーが乗れないなどの弊害も出ていたらしいですから、外国からの観光客はもとより、国内の観光客も少ない今が正直言って狙い目だと思います。
 ということで、うさぎの島へGo!

 .快晴の瀬戸内路

 九州に被害をもたらした台風10号が去って、台風一過となった9/8は朝から快晴でした。
 前夜に岡山入りして(大阪→岡山は普通乗車券 3,080円)早朝から岡山駅の列車発着風景をビデオに録って9時過ぎに出発します。
 
 岡山から乗ってきた三原行きの普通列車は117系4両編成。
 糸崎で115系と並び、国鉄天国岡山らしい画を愉しみます。
 三原からは呉線に乗り換え。
 105系は姿を消し、227系の天下となっているようです。

 呉線に乗るのは2016年10月以来ですが、この時は広→三原と通り抜けただけだったので、途中で降りてとなると、確か過去記事に書いた、トワイライトの追っかけで来た2013年5月以来の7年ぶりになります。
 景色は変わっていませんが、豪雨災害で土砂崩れがあった場所は、時速25キロの徐行運転を今も行っています。というよりかは、路盤の補強をする予算がないので、当面又は半永久的に徐行措置でお茶を濁すのかも知れません。
 
 特別なトワイライト号の追っかけ撮影時以来、2度目の下車となる忠海で降りました。
 徐行運転で到着時刻が少し遅れているため、12時の船に乗るまでに時間がありません。港へ急ぎます。

 .いよいよ島へ渡る

 11:58 フェリー乗り場にやってきました。
 観光案内所兼土産物店を兼ねているお店で切符を売っているのですが、案内所の人もよく分かっていて、この時間は出港時刻ぎりぎりになって、JRの駅から歩いてくる人がいるので、待ち構えているようです。

 12:00 出港時刻になってますが桟橋を渡ります。
 私で最後かと思ったら、2人組の外国人(黒髪)カップルがいて、その人らを待っていました。

 1分遅れで忠海港を出港します。
 思ったより速くぐんぐんと港が離れていきます。

 瀬戸内の島々を見ながら船は南へ進みます。
 快晴で日差しが痛いほどでしたが、船の速度が速いので、結構な風が吹いて丁度いい感じです。

 大久野島まで運ぶ車は2台。
 1台は広島ナンバーなので、地元の車かも知れませんが、もう1台は神戸ナンバー&若葉マーク付きだったので、これはもう観光客に間違いありません。

 フェリーの乗船券ですが、原則は自動券売機で発売するペラ券のようですが、今回は出港時刻ぎりぎりだったので、案内書の人による手売り券です。
 1回乗船で大久野島か大三島のどちらで降りても同じ料金の片道310円、往復で620円でしたから、往復割引はないようです。

 海路わずか10分ほどで、大久野島が迫ってきました。
 船内放送も流れて、下船準備を始めます。

 忠海から15分で大久野島に到着。
 桟橋を渡って、いよいようさぎの島に上陸です。

 フェリーからは私も含め20人少しの乗客が降りました。
 外国からの観光客がほとんどおらず、夏休みも終わった平日だとこんな感じなのでしょうか?
 
 私たちを下ろしたフェリーはその後さらに南の大三島へ向かって行きました。

 上陸後の模様は次の記事で書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GoTo 九州 台風へ向かって

2020-09-06 |  出撃 at 九州地方
 青春18きっぷが9月に入っても3回分も余っている状態なので、どこかで消費してしまわないと、ということで、天候と睨めっこしながら、撮影したい物のプライオリティーとの優先順位をも考えつつ、出した答えが「九州行き」。
 北東北のキハ40系も撮りに行きたいのですが、やはり週間予報が悪く、9/2~4で晴れ予報があるのが、信越と九州だけということで、この2地域からの選択になりました。
 九州には台風9号が近づいていたのですが、沖合を通るので、九州本土はかすめる程度ではないかと踏み、2日の夜~3日の未明にかけての雨さえ覚悟すればいいと思い、九州行きを決行することにしました。九州地方へは暫く行っておらず、昨年・一昨年ともに結局1度も行かなかったので、2017年12月以来の2年9か月ぶりという久々感。さて何で行くか?

 .GoToを使って初めての一等船室に乗る
 山陽本線の下りの接続が悪くなったので、宿直勤務明けで昼から下って行くと、結局小倉で午前0時になって、その辺のネットカフェに泊まる事になるので、なるべくなら避けたいのと、電車の中で夕食の弁当を食べるのですが、駅弁を買うために姫路・岡山・広島のどこかで降りて買うだけでも1~2区間は新幹線に乗ることになるので、結局割高になります。それなら船で行けばいいということで、早くても小倉に朝6時過ぎに到着になることから、時間に余裕のある時しか使えませんが、このパターンになったわけで、3年ほど前からの往路に夜行フェリーを利用する事が定着してきました。

 今回のGoToトラベルキャンペーンは、交通機関のうち、宿泊設備を提供しているのが条件なので、寝台列車と寝具の提供のある夜行フェリーが補助の対象となり、夜行バスは座席なので、毛布を貸与しても対象にはなりません。
 そこで思いついたのが、割引のダブル利用です。
 これは船会社が独自に行っている、WEB割引料金に加えてGoToを適用させれば、半額近い割引が得られる可能性があり、実際に船会社のHPを見たところ、多分いけそうなので、思い切って一等船室を予約しました。
 名門大洋フェリーの大阪南港-新門司港の1便に乗ります。

 通常価格 13,200円が、WEB割引で 9,240円、そこから更にGoTo割で3千円程度引かれるので、半額以下になるはずです。
 手続き方法は、

①.まずは船会社のサイトでWEB割料金で予約をします。
 この時点では、WEB割の料金で予約が通っています

②.次にGoToキャンペーンを取り扱っているSTAYNAVIのサイトに入ります。
 今回初めての利用なので、会員登録も行います。
 

③.①で予約した情報をサイトに入力していきます。
 船会社や発着の都道府県を入力して、情報を入力し終わると、補助額が算定されて表示されます。
 これで良ければ確定させます。
 大阪→北九州が一等で6,010円。青春18+ビジホ並みの価格です。

④.全ての入力が終わるとクーポンコードが発行されます。
 取り敢えず、この画面はスクショに取っておきましたが、すぐにメールが飛んできて、そのメールにコード番号が書かれていたので、その番号さえあれば大丈夫かと

 .いよいよ船に

 久しぶりの大阪南港で下車します。
 ニュートラムの車両も新しいものに変わっていました、

 大阪南港フェリーターミナルの切符売り場にきました。
 GoToキャンペーン対応の特設のテーブルが出されて、そこで手続きをするので、少し時間がかかります。
 その横には体温を測定する機械も用意されていました。
 
 WEBサイト上でクレジットWEB割料金で決済を済ませていたので、実はここからGoTo割分の返金手続きがあり、その分は現金で帰ってきました。
 受領書・乗船券・検温済証の3点セットが徒歩乗船者に渡されます。ピンク色のが今回の乗船券。
 初めての「一等船室」が誇らしい。GoTo適用のハンコもバーン!と押されています。

 16時の乗船開始時刻に1番で改札を通って、長いスロープを上ってようやくフェリーの船体が見えてきました。
 大阪南港FTは自力で上って行かないといけないので、2階から5階まで坂を上がるのが大変です。

 出港の1時間前に乗船開始となりますが、徒歩組は私しか待合室に居なかったので、もしかしたら1番乗り?
 残念ながら乗用車やバイク・トラックでの乗船組が既に数人乗っていました。

 .いざ出航!

 16:58 全ての乗客・車両が乗り込んだので、定刻より2分程度早く出航しました。
 通り雨も上がって、日差しも出てきて、晴れ晴れしい出航です。
 
 隣にいるオレンジフェリーは船尾を着岸しているので、船首が海に向いていますが、名門大洋フェリーは船首を着岸させるため、出港時は180度旋回します。右にいるのが、北九州行きの第2便の船。
 
 180度旋回して船首が西を向きました。
 これから海に出ます。太陽へ向かって出航。左側には虹?らしきものも。
 港に別れを告げてエンジン全開で加速を始めます。

 出航して数分で右手に大阪港の高いビルが見えてきます。
 前に乗った時は12月で既に真っ暗だったり、雨天だったりしたので、こういう景色は初めてです。

 40分ほどで神戸の街の沖を走行します。
 神戸の辺りは雨上がりなのか、少しモヤっていました。
 
 18:05 書いてある予定時刻より5分ほど早く、明石海峡大橋を通過します。
 この辺までくると、また晴れてきました。

 デッキに出ていたのは、私も入れて5人だけ。
 私とバイカー、そして父子3人組のグループ。他の船室からも子供の声が聞こえていたので、3組ぐらい親子連れが乗っているようです。
 
 こちらが今夜のお部屋となる一等船室。
 残念ながら1人用と2人用個室には窓がなく、4人用個室のみ窓があります。
 ベッドも思ったより広くはなく、二等との違いはプライベートの確保と洗面台・テレビがあるという差でしょうか?
 湯沸かしポットとコンセントが多いのが助かります。今回は特撮機材は無かったのでPCの充電ぐらいに使った程度でしたが。
 私が居た部屋は船首の部分だったので、窓があると、夜中にカーテンを開けられると航行に支障をきたすからだと思われます。
 そしてお楽しみ?の夕食のため、船内レストランへ。

 前回乗った時は入場制限が掛かるほどの混みようだったのですが、さすがに今回は違います。
 そもそも乗客数が全然違いますからね。これでも50人ぐらいは乗っているようです。

 名門大洋フェリー名物だったバイキングも、感染対策のため、個別の皿提供になりました。
 トングを介して移るのが懸念されましたからね。
 なおこれが1回目で、このあと2回目にサラダや刺身などを取って、3回目はデザートとコーヒーでディナーを終えました。
 翌朝のモーニングも入れての1,600円は高いか安いか?

 エントランスホールの様子。
 普段なら2等和室(雑魚寝部屋)の乗客などがここでくつろいでいたりするのですが、さすがに誰もいません。

 21:10 食事も終えて1時間少しくつろいだところで瀬戸大橋の下を通過します。

 台風が通過しているとは思えないほど海上も穏やかで、月明かりの下、西へ進みます。
 嵐の前の静けさ・・・

 .いよいよ台風の影響が
 船内案内のHPを見ようとしたら、トップページに「お知らせ」として、上り便が欠航になったと記載がありました。
 また平行して走る阪九フェリーも欠航の記載がありました。
 台風の通過は夜半なので、夕方に出航する上り便は影響ないと思ったのですが、この先どうなることやら。
 その後船内放送が入り、台風の影響で門司の到着時刻が遅れる見込みだとのこと。
 NHKのテレビでもようやく零時を回ってから、台風情報を始めましたので、音を最小にして一晩中点けていました。

 そして、愛媛県沖に入った辺りで、船が大きく揺れ始めました。
 まずは上下にうねるような動きをして、下がる時には背中にかなりの重力を感じます。そして船首の船室にいたので、舳先が大波を受けて乗り上げた時なのが、何度かドーン!という音が響きわたりました。エンジン音も静かになって、かなり徐行しているようです。これは朝までに小倉に就くどころか、松山とかに寄港して待機などもあり得るのかも?
 そういう中、夜が更けていきました。

 館内放送が入って、朝食が予定の時間通り提供されるとのこと。
 
 これが朝のモーニング。夕食バイキングの時に翌朝の朝食券が渡されます。朝食単独で食べると300円。
 バイキング時代と比べると雲泥の差かも知れませんが、感染対策を取りながら提供してくれるスタッフのことを思うとこれでも有難いほうです。

 その後放送で、新門司港到着が30分ほど遅れるとの事でしたが、すでに湾内には入っています。
 多分風が強いので、着岸に時間が掛かるのかな?
 しかし、放送から10分もしないうちに、バウスラスターの音が響いてきたので、何だもう着岸じゃないかということで、荷物を持って下船口に向かいました。

 そして5:51 定刻より21分遅れで下船となりました。
 またもや1番。というか他の乗客はエレベーター前に並んでいたので、自動車組ばかりのようです。

 船を下りると空はうっすらと晴れてきました。
 もう台風も朝鮮半島あたりに到達してるでしょう。
 
 港に待機している連絡バスに乗り込みます。もしかして誰もいない?
 連絡バスが出発しましたが、結局乗客は私だけでした。
 どんなに少なくても数人はいたのですが。GoTo前なら0人の日もあったでしょう。

 結局20分遅れで小倉駅に到着、GoToを使った一等船室の旅が終わりました。
 小倉駅前には折れた街路樹の小枝が散乱していて、台風が過ぎ去った事を物語っていました。

 一等船室の12時間半の旅が終わりました。GoToキャンペーンがまだ続くなら、また使ってみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい動画ジャンルを加えました

2020-09-02 | 動画
 3月から徐々に動画を追加している「六甲1号鉄道動画館」ですが、このたび、新しいジャンルを作成して動画を追加しました。
 これまでは、
1.電車くるくるシリーズ・・・駅やその近くで主に朝ラッシュの時間帯に次々やってくる電車を録ったもの。
2.車窓シリーズ・・・まさに車窓そのものを録ったもの。
の2つのジャンルを公開してきましたが、今回は撮影地ごとに録った風景を紹介する、
3.厳選!駅間撮影シリーズ を追加しました。

近鉄大阪線 川合高岡-伊勢中川 リニューアル“楽”・ひのとりなど 厳選!駅間撮影シリーズ ④西日本私鉄編

近鉄大阪線と名古屋線が接続する伊勢中川駅の北側にある、通称:中川短絡線の西側に行って、大阪線の電車を撮影しました。伊勢志摩お魚図鑑・ひのとり...

youtube#video

 


 今回公開した動画は、2つ前の記事でも紹介していた、伊勢中川の短絡線の場所で撮影したものをまとめた形になります。
 このシリーズは、①東日本JR編 ②西日本JR編 ③東日本私鉄編 ④西日本私鉄編 の4編としていますので、今後動画が増えれば、枠の方も別個に分けて掲載していくことになるかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする