六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

高校野球ガチャ?を楽しむ

2023-07-20 | スポーツ
 夏と言えば高校野球。ということで、今日7月20日の午前10時から夏の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)の入場券が発売開始になるので、運良くちょうど休みの日だったので自宅のPCの前に鎮座してその時を待っていました。
 今回は予定している観戦試合日が多いので、今まで使っていたローチケでは発券手数料だけで1試合分のチケット代に相当するため、甲子園球場と経営が一体の甲チケで購入することにしました。

 甲チケのサイトに入るとTigersIDの登録をしなければならず、アンチ阪神ファンの(阪神が嫌いなのではなく、阪神ファンという人種が嫌いだった)私にとっては屈辱というか苦痛以外何者でも無かったのですが、実はここからではなく、高校野球チケット販売のページに直接入れる事が分かったので、ID登録をせずにすみました。良かった~ふぅ。

 これが高校野球のチケット購入サイトで、しっかり“登録不要”と書かれているので安心です。
 しかし「購入する」のボタンを押しても

 このとおり、混み合って全然アクセス出来ません。
 約10秒間隔でリトライしていたのですが埒があかず、少しリトライ間隔を開けてみても一向にアクセス出来ません。
 野球のチケット販売をするだけのサーバーなので、ショボいサーバーでも普段なら十分捌けてるんでしょうね。
 しかし30分経っても全くアクセス出来ないことから、仕方なく別画面でローチケのサイトに入ると、全然楽勝で購入画面が開きます。

 既に開会式のある初日のバックネット裏は△印になっていて、結構売れているようです。
 このまま甲チケのサイトが空くのを待ってたら、買いそびれるかもしれないので、2〜4日目の3日分のアルプス席はローチケで買いました。990円の損w

 こちらは5日目ですが、この辺になると割りと余裕がありそうです。
 発売開始から40分程経ったあたりで甲チケのサイトが開き始めてきたので、5日目以降は甲チケで買うことにしました。

 平日でまだ試合カードも決まっていないと結構売れ残っています。
 当たり前ですね。この時点で初日のバックネット裏だけが✕になっていました。よほど開会式を観たい人たちがいるんでしょうね。
 まぁ対戦カードが決まってないのにチケット買うなんて、余程のファンか転売ヤーぐらいのもんでしょうからw

 ということで、合計7日分の1塁側アルプス席のチケット購入を無事終えました。

 まだ地方予選の真っ只中で、甲子園行きの切符を掴んだチームが沖縄県以外はどこも決まっていないという状態から、来週あたりで続々と各県の代表が決まり、そして8月3日の組み合わせ抽選会で試合カードが決まる運命の日をじっと待つ。
 自分が買ったその日の1塁側に果たして見たいチームが来るのか?
 これは新たな遊び『高校野球ガチャ』とでも言いましょうかw
 その日のお目当てチームが出る側の席を求めて、早朝や前の晩から何時間も並んだコロナ前とはうって変わった様相となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さよなら石川県?

2023-07-16 |  出撃 at 北信越地方
 今年の4月以降新規の乗り潰しが止まっているので、この際にこれまでの乗り潰し状況を都道府県別に色分けしてみることにしました。
 以下が47都道府県別乗り潰し状況地図で、赤色が完全踏破している県になります。

 岩手・秋田・山形・大分・宮崎など、県内に私鉄・地下鉄などの路線が無いか、あっても少ない地域が完全踏破県になっています。
 続いてピンク色の新幹線のみ残っている県は、新幹線さえ乗ってしまえば直ぐにでも完全踏破になる県で、九州と北陸の県が該当しますが、富山県は私鉄が乗りにくいので、結構難関な県です。
 また水色のケーブルカーだけ残している府県も、ケーブルカー乗り場までのアクセスが悪かったりして、なかなか潰せてない県です。
 このあたりの府県については、残りの人生のうちで何とか潰していきたいので、こういった県は将来必ず行く県であります。

 そんな中、どうして「さよなら石川県」というタイトルを付けたのか?
 石川県は残りは北陸新幹線のみとなり、来年敦賀まで開通することから、全く乗車していていない高崎-敦賀間を一気に乗り潰したいという構想があり、そうなると石川県は通過となります。
 なので全く石川県内に降りずして完全踏破を達成することになり、そうなればもう石川県には行くことすらなくなってしまうのです。 
 県内の在来線もほとんどが521系電車ばかりとなり、掘り潰し以外で寄りたくなる要素をほとんど持っていないため、今のところ石川県が今後行かない可能性の最も高い都道府県の最有力候補になりました。

 逆に、完全踏破済みの赤色の府県であっても、再訪問で訪れる可能性はあります。
 例えば岩手県。 ここは三陸鉄道や岩手開発鉄道などの三陸海岸地方の非電化私鉄が魅力なので、再訪する可能性はあります。
 また山陰地方の鳥取・島根両県も踏破済みですが、本線の大半が非電化の山陰本線など、のんびり旅で寄るような要素がある県です。
 再訪したくなる要素は
 ・非電化や旧型車両が残る私鉄、路面電車などを有していること
 ・国鉄型車両がまだ残っている
 ・これは一度は撮っておきたいという絶景を持っている県
 ・現存天守が残っている県(現存天守が残るのは全国でも12城のみ)
 ・何か特別に見たいイベント・祭り、どうしても食べたい食材がある。

 こうした要素があれば、再訪確率もあるのですが、来年の北陸新幹線敦賀開業で特急サンダーバード・しらさぎも敦賀止まりになってしまうため、現在の走行区間での記録撮影をする目的で、もしかしたらワンチャン石川県に寄る可能性もありますが、福井県内の撮影だけで満足してしまったら、本当にもう2度と行かなくってしまう初めての都道府県になってしまうかも知れません。


 ちなみに47都道府県でどれがけの間、訪問していないかを記したのが、こちらの表になります。
 こちらも4月10日現在の表になるので、前記事で書いたような近鉄沿線の4府県の訪問分が更新されていない形になりますが、上の全国府県地図に合わせる形で時期を合わせました。
 色が段々濃くなると、それだけご無沙汰している県となります。
 こういう地図はエクセル(互換ソフト)で作ってJPG変換することで、手軽に見ることができるので、可視化されて分かりやすいですし、自分以外の人が見ても分かりやすい図なので、皆さんも個人個人で一度作ってみてはいかがでしょうか? 残念ながらこのブログにはエクセルのファイルがアップロードできないので、ひな形を配布することが不可能ですが、まぁ割と簡単に作れるので、わざわざ配布する必要もないか。皆さんならもっと見栄えのよい地図を作れる人も多いかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一周忌の献花で大和西大寺へ

2023-07-09 |  出撃 at 近畿地方
 きのう7月8日は昨年、安倍晋三元総理が選挙遊説中に凶弾に倒れて命を落としてちょうど1年になります。
 一周忌にあたり、何か行事が行われるのでないか、注目していたのですが、東京増上寺での法要が行われるだけで、事件現場となった奈良大和西大寺での現場での献花について、奈良市は献花台は設置しないとアナウンスしていたので、これはもう何もないなと思っていました。
 ところが前日になって、自民党の有志により8日のみ限定で現場に献花台を設置するという話が入ってきて、今週はちょうど土日が休みの週なのもあり、これは行かなくてはということで、早速奈良行きを決めました。
 天気予報を見ると、曇りのち雨ということで、午前中であれば何とか濡れずに参れると思って、早朝から出ることにしました。

 5時起きで目覚まし掛けたのですが、なかなか起きられずに5時半ごろようやく起きたので、名古屋5:58発の1番特急には間に合わないので、次の6時半の特急に乗ることにしました。
 去年の献花の時は、足が痛くて倒れる危険性もあったので、特急券は難波まで買って、具合が悪くなったら、西大寺には行かずにそのまま折り返して帰宅しようという行程だったのですが、今回は体調はほぼ大丈夫ですが、電車の中でゆっくりしたいので、去年同様に難波まで特急券を購入して鶴橋折返しとしました。乗車券は鶴橋での折返しは特例でOKだが、特急券は乗り継ぎ扱いできないルートな上に、特急の本数自体が無いので、鶴橋からは快速急行で大和西大寺に着きました。

 駅ナカにある花屋さんで献花用のお花を買います。
 台が一杯になって担当の方も大変なので、大きな花を供えたい人の気持ちも分かりますが、ここは一番小さな千円の束にします。
 私の前に5人ほど並んでいましたが、快速急行・急行が着くたびに人が並ぶような感じでした。

 さてお花も買ったので改札口へ向かいます。
 改札を出た所には何人もの警察官が立っていて、物々しい警戒のようです。去年より圧倒的に多い警察官、やばいのか?

 改札口を出てペデストリアンデッキに出ると、見えました、献花台のあるテントが。
 うーん、去年見た光景が。いっぱい並んでるのかな?

 誘導者の→に従って一旦北側に回り込んで戻ってくるのですが、あれ? 全然並んでいない?
 去年はこの辺りにズラーーーーーーーっと人の列ができていたのに。

 横4人の列が3列ほど並んでいるだけで、わずか2分ほど並んだだけで自分の番が回ってきました。
 静かにお祈りをします。
 何人もの自民党の腕章をした人が居ましたが、とりわけ近くで深々とお礼の会釈をしている方がいて、あとで知ったのですが天理の市長さんとの事で、極悪非道なヒトデナシの奈良市長とは雲泥の差です。

 献花を終えてテントの南側に出てきました。
 もう献花に訪れる人よりもマスゴミどもの数の方が多い感じです。
 聞いたところによると、ニュースでは今回の事は報じられていなかったようです。

 事件後に拡張された歩道にささやかな花壇があり、こちらの方が現場に近いこちから、ここで道路側に向かって手を合わせる人の姿も見かけました。
 献花を終えて駅に戻る頃にはわらわらと花束を以って改札口を出てくる人とすれ違いました。午前中は1,000人来てるかどうかという程でしたが、午後から更に人が増えて、最終的には4,000人近い人が献花に訪れたとの事です。
 奈良市による嫌がらせにもめげずに、何とか道路使用許可を取ってテント設営・誘導員の配置など献花の実施にこぎつけた自民党奈良県連その他の関係者の皆様、お疲れ様でした。

 さて今後ですが、私としては一周忌も過ぎた事もあり、事件現場での献花については今回限りで終わりにしてもいいと思います。この場所から東に5キロも離れていますが、霊園内に建立された石碑もあるので、来年からは増上寺での法要はあるとしても、奈良では石碑へのお参りぐらいでいいかと思います。毎年毎年あの場所でテント経ててやるのもねぇ。寂しいけど、私もこれで終わりになるかも?

 献花後は西大寺から難波に行って、ミナミで久々に買い物等を済ませ、帰りは名阪高速バスに乗るのに大阪駅へ向かいます。

 大阪16:30発の名古屋行き特急バスに乗ります。
 今日は土日ですが、大阪-名古屋線は当日でも残席数次第では割引運賃の適用があるので、空いている便は1,900円で乗れるので、この便にしました。
 名阪近鉄バスの運行で、この便の乗客はなんと・・・・・たったの6名でした。

 くしくも前の記事で、大阪ー名古屋3時間ボーーーーーっと乗ってみたいな事を書いていましたが、早朝起きだったせいもあり、名神高速に入る頃には爆睡していました、

 再来週からはいよいよ夏休み期間に入りますね。今のところの体の回復状況によると、再び関東遠征もできそうです。但し、長い距離歩くのは無理なので、駅間撮り鉄はせず、駅撮り&乗り鉄&録り鉄の他に、野球観戦なども考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄2日間フリーきっぷ旅(後編)

2023-07-08 |  出撃 at 近畿地方
前回記事に続き、この初夏限定企画の2日間全線フリーきっぷを使った、近鉄線内放浪の2日目の様子です。

 1日目は念願の〔しまかぜ〕と〔ひのとり〕に一部区間ですが乗ることができて、ほぼ丸1日電車に揺られて自宅まで帰ってきました。
 続く2日目は残る〔青の交響曲〕に乗るべく、早朝に家を出ます。
 名古屋5:31発の1番急行(L/C車ロングモード)から伊勢中川で5200系の急行(名張からは快速急行)に乗り継いで9時前に難波に着きます。鶴橋で降りる手もありますが、急いでないので難波経由にしました。

 乗車の1時間ほど前に近鉄難波駅に着いた時点で予約サイトを見たら、平日、それも火曜日だというのに残4席(車椅子席を除く)とか、どうなってんねんと言わんばかりの人気ぶり?です。

 しかし1号車・3号車ともに窓割りの良い、進行方向に向かって右側の窓際が空いていたので、迷わずゲットしました。
 近鉄難波からはJRで天王寺へ向かいます。


 ということで、久々にやってきた大阪阿部野橋駅。
 前回来たのは衆院選の前だったので、2021年の10月以来だと思います。

 ここから吉野方面への特急に乗るとなると、前回は大阪北部地震があった時以来なので、5年ぶりでしょうか? あの時はまだ16000系が旧特急色だったので、乗り&撮りで吉野まで行きました。

 9:22阿倍野着の一般特急が9:40に回送で出て行って(多客期には臨時で特急入り、普段は天美へ回送?)、その数分後にいよいよ青の交響曲が入ってきます。

 入線してすぐに降車側のドアを開けるのですが、乗車側のドアは開きません。
 2号車のカフェの準備のためにドアを開けただけのようで、程なく閉められてしまいました。
 乗車側のドアが開くのは10時過ぎになりました。

 10:10 いよいよ阿部野橋を発車。
 しばらくは南大阪のゴミゴミした景色が続きます。

 南大阪線は40km/h制限の急カーブが何か所かあるものの、さすがは特急、それ以外はぶっ飛ばします。
 元通勤車両とは思えない程静かなのと、豪華3列シートの包容もあって、奈良県に入るまでしばし寝落ちしました。

 さて、青の交響曲に乗るからには、あの車に行かなくては。
 編成中間にある2号車カフェカーへ向かいます。
 再度言いますが、これ元通勤電車ですよ。

 連結ドアを開いて隣のカフェカーへ。
 木製ベンチがあったりして、意匠を凝らしています。

 阿倍野を出発して、すぐはカフェカーは一杯に混雑するのですが、奈良県内に入るころにはお客さんも空いて、余裕で楽しめることが出来ます。
  
 注文したのが大和鶏肉カレー(専用ミネラルウォーター付き)1,200円也。
 この青の交響曲のカフェメニューはスイーツか柿の葉寿司かカレーというラインナップ程度なので、昨日しまかぜに乗った時にアテンダントお薦めの松阪牛カレーではなく、松阪牛重にしたのはこのためでした。


 乗車記念証ですが、しまかぜのようにアテンダントが配りに来ないので、カフェカーのカウンターに置いてあるのを自分で貰いに行かなくてはならないので注意。日付もなく裏面は無地でした。

 1時間ちょっとで車窓右手に吉野川が見えてきます。
 カフェの営業も六田までで、いよいよ終着の吉野ももうすぐ。

 大和上市を出て吉野川の鉄橋を渡ります。
 前回来た時は、この吉野川まで下りて、川の中州で撮影しましたが、今回は撮影どころか、カメラすら持ってきていません。

 11:28 吉野に到着
 阿部野橋から1時間18分の旅はちょうど長くも短くもない感じでしょうか。

 乗客が全て降車してようやく車内の座席が撮れました。

 吉野駅は多客期以外は無人のようで、改札には誰もいません。
 それだけ需要が少ないんでしょうね、あの時期を除けば。

 吉野の駅前に出ました。
 特急列車から降りた乗客が山の方へ向かった後は、ほとんど誰も人がいなくなります。

 駅前の土産物屋で売っているソフトクリームを前回同様に食べます。バニラ・よもぎ・さくらの3つの味が楽しめる3色ソフトを食べて涼を楽しみます。
 前回と変わっていたのはコーンからカップになっていたことです。まっどうでもいいかw

 この時期当然桜は咲いていませんが、ちょうどアジサイが咲いていました。

 再び吉野の駅構内へ
 上り阿部野橋ゆきとなる青の交響曲が寂しく佇んでいました。私はその隣のホームに入ってくる2両編成のワンマン普通に乗って橿原神宮前まで行きます。
 その後は橿原神宮前→京都→大和西大寺→難波と電車の中でほとんど爆睡の移動となりました。
 京都で何かネタでもあるかなと思いましたが、思う程になくて、そのまま大阪難波へ戻って、帰りの名阪乙特急で帰りました。ちょうど7月末で切れるポイントを始め、2千ポイント近く溜まっていたので、帰りは特急券はポイント交換で無料扱いとなります。

 このように2日間で特にどこかを観光するわけでもないので、ただ観光特急に乗ってボーーーっとしただけの2日間となりました。
 もう撮り鉄もほとんどしていない今は、大きな機材を持ち歩くこともなく、小さなショルダーバッグ1つでぶらぶら、これが最近のスタイルでしょうか? でもそろそろ体も復調してきたので、またカメラ持って遠征する日も来るかな?

 なお今回の3,000円の切符でどれぐらい乗ったかというと、2日間で20,160円分乗りました。
 近鉄:くっそ! もうこの企画切符やらへん!

※追記 7月28日に近鉄より再販のニュースがありました。次回は9月1~30日までの間に使えるとのことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄2日間フリーきっぷ旅(前編)

2023-07-02 |  出撃 at 近畿地方
 近鉄が5月後半から6月末までの期間限定で、全線2日間乗り放題のフリーきっぷを発売しており、ようやく体調も復活してきたことから、そろそろ出掛けてみようと、2か月半ぶりに出撃することにしました。まだ、長駆歩くのは辛いのと、宿泊を伴うのは不安なため、近鉄沿線で日帰り✕2日という形にします。折しもどこかへ行きたいという欲求よりも、ボーーーっと乗り物に乗っていたいという欲のみなので、例えば高速バスで名古屋ー大阪3時間✕2なんて事も考えましたが、まずは今だけ乗れるフリーきっぷを買ってみました。

 近鉄のフリーきっぷと言えば、「週末フリーパス」があるのですが、土日を挟んだ3日間という曜日的な制約がつくので、私のように平日に週休日が回ってきたりする人間にとっては使いづらい切符です。そこへ渡りに船の如く、曜日制約のない2日間フリー、しかも値段も3,000円という安さで発売されたわけですから、これを使わない手はありません。
 どこか目的の場所がある訳でない、ただ列車に乗っていたいだけなので、この機会に今まで乗っていなかった近鉄ご自慢の観光特急〔しまかぜ〕や〔ひのとり〕、そして〔青の交響曲〕、このあたりの車両に乗ってみようということにしました。



 .しまかぜに乗る
 特急しまかぜは、大阪・京都。名古屋と伊勢を結ぶ観光特急で伊勢市まで途中ノンストップのため、伊勢中川や松阪などの途中駅からの乗車ができず、ほとんどが大阪線-名古屋線での乗車ばかりで特急を使っているような私にとっては縁のない列車でしたが、今回時間に余裕があり、近鉄船内乗り放題のきっぷなので、ようやく〔しまかぜ〕に乗ることができる見込みです(まだ確定していない)。
 どのしまかぜに乗るか
 1.名古屋しまかぜ・・・・乗っている時間が短すぎるので✕
 2.京都しまかぜ・・・・・京都に到着後に戻ってくるのが面倒くさいので今回は✕
 3.大阪しまかぜ・・・・・乗車時間もほどほどにあり、大阪到着後に戻ってくるのも便利。
ということで、大阪しまかぜに乗ることにしました。
 始発駅の賢島まで行くには、ロングシートの普通でチンタラチンタラ行くのも気が向かないので、宇治山田からの乗車にしました。
 その日の朝から5200系クロスシートの急行で五十鈴川まで来たのですが、まだ時間が早かったので、そのまま5200系に乗って名古屋方面へ戻り、名古屋13時台の急行で再び伊勢へ向かいます。
 本日2回目の名古屋発の急行に乗車している時に、ようやく〔しまかぜ〕乗車が確定したので、座席の予約をしよう特急券購入のサイトを見たら「残2席」という状況、梅雨時の月曜日なのに意外と混んでます、そこそこ空いているだろうと高を括っていたら危うく乗れないところでした。個室は相当前から売切れ、サロン席も大体が売切れになり、残りは一般席(と言っても豪華なプレミアム席)だけになります。

 しかし奇跡的に1人用の窓側席、それも先頭車の前の方が取れ、おそらく直前にキャンセルした座席が出たのと思われます。
 40分ほど余裕があるので、伊勢市で下車して外宮へお参りして(小雨が降っていたので神宮の写真はありません)、乗車駅の宇治山田へ向かいました。

 16:41 いよいよ初乗車のしまかぜがホームに入ってきます。
 ホームにはジジババを中心に結構列ができていました。

 あれ、ガラガラ?
 賢島・鳥羽からの乗車は少ないようで、この宇治山田と次の伊勢市からどっと乗り込むようです。

 先頭車の前の方ということで、ワクワク。
 満席なはずなのに、意外と席が空いてる感が否めません。

 この左窓側が私の座る3Aの席、前はあと2列だけですが、椅子がごついので、席に座ってしまうと前方の展望は全く見えません。

 マッサージ機能付き(と言っても腰の部分を前後に指圧するだけですが)の特注椅子ですが、窓が低い位置から立ち上がっているので、見晴らしはよいですが、窓際スペースに何か物を置いてということができない構造なのは、人によっては使いづらいかも知れません。

 伊勢市を出るとアテンダントがおしぼりと乗車記念証を配りに来ます。
 裏側にはスタンプが押され、柄にたこ焼きの模様が入っているので、大阪しまかぜ独特の柄でしょうか。京都や名古屋しまかぜなら別の柄になってるかも知れませんね。

 しまかぜに乗るなら1度は行っておきたいカフェカー
 こちらの階上席は満席で、どうりで座席の所々が空席だったのかと納得。

 混んでいる階上席を敬遠して、2人しかいなかった階下席に座ります。JR東日本の2階建てグリーン車に乗る時も、路線によっては好んで階下席に座ることがある私ですのでw 何が何でも階上席だという気はありません。
 
 そして店員オススメの松阪牛カレーではなくて、私が注文したのが、この松阪牛重 1,800円也。
 予想はしていましたが、結構小さいお重で、ペロリと平らげてしまいました。オススメの松阪牛カレーにしなかったのは、明日のことがあるからです。 また会計のレシートもちゃんとしまかぜの名前入りのこだわりようです。
 しまかぜは凄いスピードで大阪線を走り、一気に三重県を抜けて近畿地方に入ります。もっとゆっくり走ってくれてもいいのにという思いとは裏腹に、あっという間に大阪市内に入ります。

 鶴橋で最前列のお客が下車したので、席を移動して前面展望の模様(地下ですが)をちょっとだけ楽しみます。

 18:21 宇治山田からちょうど100分で終点の難波に到着し下車します。

 やっぱり100分は短いなと感じた今回の旅でした。
 次は京都しまかぜでも乗るか、いつになるか分かりませんがw

 .ひのとりに乗る
 さて大阪に着いたのですが、時になにをするでもなく、要朝も早くから撮影など何も予定もないので、今回はそのまま名古屋方面へ帰ることにして、途中の津までひのとりに乗ることにしました。
 普段の特急利用は、乗り換えしなくてよい乙特急に乗って、難波→桑名を利用するので、ひのとりのような甲特急の利用はありませんでしたが、今回初めて途中の津まで乗ってみることにしました。

 閑散期の平日とあって、8両編成のひのとりは予約も少なくてガラガラの予感、7号車の中ほどの座席を取ります。
 
 難波駅のホームにひのとりが入線。
 いつもは見過ごすだけの列車ですが、ようやく今回初めて乗り込みます。

 平日の列車はだいたいこんな感じでガラガラの様子です。金土日や夏休みなどで長距離の乗客がいないと、名阪直行需要はそんなにありません。いつも乗っている難波20:30の乙特急でも大和八木で半分が降りますからね。

 ひのとりご自慢のシェルバックシートに座ります。
 後ろを気にせずにリクライニング出来るのが売りなんですが、その肝心なリクライニング角が従来車よりも小さい感じがして、200円のひのとり加算料金(普通車用)が意味がない気がします。

 いよいよ難波を出発。名古屋方面へ向かいます。
 窓は色付きガラスになっているので、特に夜間などは外の様子はあまりよく見えません。

 ひのとりの目玉コーナーである、淹れたてコーヒー販売機コーナー。
 コーヒーマシンとお菓子の販売機で、ミニスナックの感じを味わえますが、今日は暑かったのでホットコーヒーは敬遠し、また次回(いつ乗るねんw)にしておきます。

 1時間半ほどで津に到着。
 ここからは後続の急行が5200系の運用のはずなので、急行に乗って帰りました。

 今日1日で名古屋ー伊勢 1往復半に伊勢→大阪→愛知 とだいぶ乗りました。
 2日目の分については後編の記事で書くことにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする