六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

出雲市駅の駅弁・そばが廃止

2018-10-27 |  出撃 at 中国地方
 先日迂回貨物撮影で1日目に出雲市駅で降りた時は、電気が消えているので「まだ開いてないのかな?」と思った程度で急いでいたので、よく見なかったのですが、次の2日目には再度出雲市駅でお昼前に下車したのですが、やはり同じ状況だったので、これはもしかしてと見てみたら

 何やら貼り紙らしきものが貼られています。
 これは・・・

 閉店を告げる貼り紙でした。
 駅弁・そば共にやめるという事で、残念ですね。

 9月末で閉店して間もないためか、こういったメニュー写真も、そのまま残っていました。
 これで山陰地区で駅弁を売っている駅は鳥取と米子の2駅だけとなり、寂しい限りです。


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迂回貨物 列車で追っかけ

2018-10-22 |  出撃 at 中国地方
 再び山陽本線が不通になったため、9月末で一旦運行が終了した山陰本線を迂回する貨物列車が再び運行されることとなり、10/15の山陽本線の復旧までの間、運行日はその前々日の10/13までの予定ということで、再度出撃することにしました。
 天気予報が悪いため、現地10/11・10/12の2日間とし、秋の乗り放題パスを使って鉄道+歩き撮影することで、前回3万8千円もかかった全行程レンタカーの出撃に比べて大幅に旅費も抑えようというものです。
 既に前回の出撃で目ぼしい場所は撮影し終えているので、今回は補完撮影と特撮をメインとして、気合を入れて一眼レフは持たずに、特撮機材+ビデオカメラ+コンデジの3台体勢で荷造りをしていざ出撃。
 往路は10/10に大阪ー米子間の夜行バスを使い、10/11・12で現地撮影としたのですが、バスの予約を取り終えた時点で悲報が・・・
 山陽本線の復旧が2日早まったため、迂回貨物列車の運転は上下とも現地10/11走行分で終了します
と。マジかよ! と思いましたが、今さらバスの予約を取り消すのも何だし、1日だけでいいから行くことにしました。

 .運の悪い方へ悪い方へ

 本来ならバスの予約は撮影終了日の12日(金)の大阪行きの夜行分を取って、往路の10日は乗り放題パスの1日目として電車移動するはずでしたが、金曜日の夜行はどの便も満席で取れなかったため、10日の下り夜行便で米子入りして11日から乗り放題パスを使うことにしました。
 予約段階では座席は指定できないので、窓側か通路側か分からないのですが、出発およそ3時間前に発券してもらったところ、最後の2席でした。赤いCの文字はクレジット決済の印という事でしょう。

 22:42 7番のりばに米子行が入ってきました。東京や熊本・高知など他の行き先のバスは数人~せいぜい10人程しか乗らないのですが、なぜかこの便には20人近くの列ができました。平日なのに凄い人気路線なんですね。(写真は到着のアナウンスが入る直前に撮ったので、他の乗客は入れずに撮れました)
 バスは定刻に発車し、途中の神戸で数人を乗せて満席となりました。座席は完全独立の1_1_1ではなく、1+1_1のような感じで2_1に近い配置で、私が座ったのは左側の後ろから2番目でした、席はあまり倒れません。
 ここで問題が発生。隣に座った初老のオッサンの加齢臭がヒドイこと酷いこと。頭の整髪剤だけでなく、腕からも臭ってくるレベルの最悪。これはとても寝れたもんじゃない。結局加西SA休憩停車をする1時半まで寝れず仕舞でしたが、手荒れケア用のハンドクリームを塗ったらその香りが上手く打ち消してくれて、それ以降は寝ることができました。
 OCATの案内係りが、「米子行き最終便が到着します。」と言っていた意味が分かりました。あくまで最終便であって、夜行便じゃないから寝る仕様ではないのですね。毛布やスリッパもありませんし。

 4:50 定刻に米子駅に到着、全員が降りると思いきや、1/3位は終点の米子営業所まで乗るようで、自家用車を停められるなどの何かがあるんでしょう。


 5:30にみどりの窓口が開くのを待って、米子駅発行で秋の乗り放題パスを購入。あとは天気が回復するのを待つだけですが。

 .伯備線内での撮影
 今回の目的の1つに伯備線内でのEF64牽引シーンを撮るという事がありました。しかし、10月に入ってからの運行では国鉄色の1028号機は他の定期列車の運用に入ってしまい、この迂回貨物列車は更新色が牽引、しかも日によっては「がんばろう岡山・広島」のステッカーを貼っていない車両が牽く事もあるので、中ば諦めていたのですが、今日は最終日なので、最終日ぐらいは1028号機で、できればHMも掲げて来てくれないかなという期待を少し持ちつつ。

 伯備線の1番電車は今でも現役の黄色い103系(この角度から見たら)、暖房がガンガンに効いていました。
 天気予報とは裏腹に雨が降る中、撮影予定地である岸本へ向かいます。途中の駅間で1台だけ軽自動車の人が待機してました。

 6:21 岸本に到着。雨は止みません。
 貨物列車は岸本に6:56に到着して20分ほど停車するため、駅の岡山側と米子側の両方で撮ろうとすべく、駅の中で暫く待ちましたが、止む気配がありません。時間も迫ってきたので仕方なく傘をさして歩き始めます。

 6:55 1発目撮影 雨の中やってきました。
 1009号機 がんばろうステッカー貼り付けあり HMはさすがに掲げていません。
 急いで駅に戻って、そのまま駅の北側に歩きます。

 7:16 雨は小降りになり、少し明るくなった中を岸本を発車した列車を撮影。
 どうなるかと思いましたが、何とか2発撮れました。記録が目的なので、光線云々は今回は関係なしで。

 再び岸本駅へ戻って、米子行に乗るのですが、1本前の新見方面行の電車の方がなぜかホーム上は賑わっていました。米子とは反対方向に通学の流れがあるんですね。新たな発見です。

 .晴れない中での山陰線内撮影

 米子から快速アクアライナーで出雲市で普通浜田行に乗り換えます。
 2両のキハ120はガラガラだったのですが、発車間際になって、特急やくも1号からの乗り継ぎ客で平日にも関わらず3割ぐらいの乗車で発車しました。

 途中の小駅で。かわいい園児たちが列車を見送り。
 列車の移動だと、こういう風景にも出会えたりします。車で撮り鉄だと絶対に見られない光景。
 五十猛で下車します。

 11:56 雨は上がっていますが、結局明るくなることもなく、遠くで振っている雨粒が飛んできてレンズに当たる程の強い風に耐えながらの撮影です。前回は下り列車の狙い位置から後追い撮影だったので、一応前からも撮った形になりました。
 さて下り列車をどこで撮るか?
 下りの貨物は12:46に五十猛を通過するのですが、13分後の12:59に下りの普通列車がやってくるので、下り用の俯瞰場所で撮っていたのでは駅に戻っても間に合いません。そこで駅ホーム端から入線シーンを撮ろうとしたのですが、電柱が邪魔になってしまいます。そこで見つけたのが、

 12:48 駅の南西側の畑から見上げる形で場所を取りました。2分遅れで通過。
 この五十猛駅近辺は西側に山があって風が遮られたため、風の心配も無いことから、特撮も行いました。というかむしろこちらがメインの場所としての位置取りでした。
 
 13:04 撮影場所から5分程で歩いて戻ってきたのですが、下り列車が5分遅れでやってきたので余裕で乗れました。
 単行気動車は満席で、優先座席に座る羽目でしたが、次の仁万でグループ客らしい若い男女のグループが降りてボックス席が空いたので、即移動し、後は楽に移動できました。

 と同時に1番線に先ほど撮った下り貨物列車が退避していて、この列車をやり過ごします。さてどこまで逃げられるか?

 14:07 遅れを取り戻して定刻に浜田に到着。
 次の下り列車は30分後に来る特急列車。さてどうするか?

 時間があるので駅前に出てみます。
 浜田駅で降りた記憶は、まだ50系客車が走っていた時代の1986年秋で、当時は上り列車がここで長時間停車するので、その間に駅前に出てきて以来、32年ぶりとなります。駅も橋上駅舎になり、まるっきり変わりました。

 駅前の通りを歩いてみましたが、本当に人が歩いていません。
 32年前に立ち寄った食品スーパーも跡形も無く別の建物に変わっていました。ちょっぴり寂しいですが、これでも石見地区最大の町とのことです。

 浜田駅のコンコースには迂回貨物列車などの写真が展示されていました。

 .最後は海沿いで撮影
 さて、浜田駅で下りの特急を待っている間に、先ほど仁万で追い抜いた下り貨物が入線して、追い付かれました。そこで見られた粋な光景については前回の記事を参照して下さい。

 結局浜田から益田までは特急を使って移動する事にして、別途乗車券・特急券を買います。1,510円の出費は吉と出るか凶と出るか?

 14:36 下り特急〔スーパーおき5号〕が入ってきました。
 これで次の停車駅益田まで1駅飛ぶことにします。浜田で15人程が降りて、需要が意外とあるのが感じられました。

 海沿いに出た所で、上空の雲の隙間から太陽が覗き始めました。
 これはいける? とにかく明るくなってほしいと願いを込めます。

 15:14 定刻に益田に到着。
 まぁまぁ明るくなってきたので期待が持てます。

 益田駅前に出ます。
 鉛色の雲はのいて、だいぶ明るくなってきています。さて撮影地へどうやって行くか?

 答えは地元の路線バスを利用します。
 石見津田方面に行くバスがちょうどいい時間にあるので、予め調べ済みで、これに乗って「下遠田」というバス停で降りれば、撮影地最寄りの遠田の鉄橋までは徒歩10分ほどで行けます。

 16:16 いよいよ下り貨物がやってきました。
 結局あれ以上は明るくはならず、時間も16時を回っているので、自然と暗くなってしまった感じです。
 この海沿いを行くシーンを私としては撮っておきたかったので、一応形としては撮ったことで満足。
 そしてそれなりに風が強かったのですが、風速計を睨みながら特撮も敢行できました。

 こちらは引きのコンデジ画像で+0.7EVで設定していたので、明るめに写っています。
 これで全ての撮影が終了しました。全部で5ヶ所で撮影できたので、一応ミッション・コンプリートです。


 撮影後は30分ほど歩いて石見津田駅に到着。
 この駅も1986年に下車して以来、32年ぶりの再訪です。駅にパン屋の幟が立ってますが15時で終了していました。

 石見津田からは米子行の快速〔アクアライナー〕に乗ります。
 ちょうど下校時間帯なので、意とした席に座れないかな?と心配したのですが、その心配はよそに海側のボックスに簡単に座れました。生徒の数も減ってるんですね。

 浜田辺りで夕焼けになり、今ごろ晴れてきても遅いわ、と言いつつも、いつもの事です。
 夕焼けが見られたという事は、明日は晴れるのかな?

 20:52 米子に到着。
 3時間40分の旅が終わります、このあと境線に乗り換えて、今夜の滞泊地である後藤で下車し、今日の予定は全て終了。

 .晴れない出雲路
 翌日はもう迂回貨物列車は走ってませんが、せっかく来ているので、出雲路を走る他の列車を撮ることにしました。今日は朝から晴れ予報なので気分よく撮影できそうです。

 7:08 朝の米子行に乗ります。
 いつものお約束ショット。でもこれで運を使い果たしたようです。

 1ヶ所目は直江-出雲市間で撮影したのですが、駅に着いた時には晴れていたものの、撮影地着いたら雲ってしまい、2分晴れては10分曇るという有様。それもサンライズが来た時は一番暗い雲に見舞われてしまいました。通過後はまた晴れてきたりで、ツイてません。

 昼からは岸本-伯耆大山間の直線区間に来て、上りの貨物列車を撮ろうとしたのですが、なんとウヤ。
 いつまで待ってもやって来ないので、仕方なく7連〔やくも〕などを撮って終わりにしました。
 今日はホントについてないな。

 その後は鳥取-智頭-佐用経由で姫路へ出て今回の撮影行は終了となりました。

 まぁ鉄道+歩きで5発撮れたので、よしとしましょう。
 気になるコストも全部で18,000円ぐらい。車で来ると25,000円ぐらい掛かるのでコスパ的にも良しですね。
 しかし、天気予報の外れっぷりには閉口。この当たらない予報、何とかならないのでしょうかね?
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迂回貨物 最終日の粋な光景

2018-10-16 |  出撃 at 中国地方
 山陽本線山口県内の再びの土砂流入により不通となったため、運行終了後間もないことから、再び山陰本線に迂回貨物列車が走ることとなり、10/5~10/11(当初は10/13までの予定だったらしい)で運行されたのですが、その最終日である10/11のことですが、浜田駅で粋な光景を見ることができました。


 駅を出て北側の階段を下りて、益田方向、つまり機関車がある方向を見ると、ホーム上に何やら人が集まっています。それも鉄道関係者とおぼしき人ばかりで、何をやっているのだろう?


 よく見てみると、記念撮影をしておられました。
 今日で本当の最終運行となるので、おそらく浜田で乗務員が交代なのか、最後を受け持つ機関士のかたでしょうか、がんばろう岡山・広島のHMを持って記念撮影です。
 これがJR貨物の乗務員だけの内輪なものではなく、JR西日本の駅員さんも出ていることから、会社の枠を超えた粋な配慮といいますか、同じ鉄道人同士での気持ちが通じ合う風景を見た気がします。

 それにしてもちゃんとHMは車両に積んでいたのですね。鉄ヲタ忌避のために、機関車には掲げませんでしたが。
 
 出撃模様については次の記事に掲載します。
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美しい山陰の海と迂回貨物撮影

2018-10-02 |  出撃 at 中国地方
 .災い転じて福じて福となす
 7月に主に中四国地方を襲った豪雨でJR西日本・四国の多くの路線が被害に遭い、とりわけ影響が大きかったのが、山陽本線の三原-海田市間の被害で、当初は復旧まで数ヶ月と言われて、人の移動はもとより、物流への影響が非常に大きく、企業の生産活動にまで悪影響を及ぼしかねない状況でした。トラックや船への積み替えで苦労する中、もう1つの本線があるじゃないか! という話になりました。それが山陰本線です。
 しかしこの山陰本線、とっくの昔に貨物輸送をやめており、民営化後は旅客輸送に特化するため、線路設備も縮小されているので、山陽本線で走っているような20両編成の貨物列車など走れるような代物ではありません。
 オマケに牽引する機関車が風前の灯火で、愛知機関区に僅かに残っているDD51をやりくりするのですが、両数が足りずに重連できないことから、貨車も7両まで、1日1本だけという、本当に微弱なものとなってしましましたが、それでも山陰本線を経由して貨物列車を運転して東西の物流を担おうという心意気は間隙の知らせでした。
 7年前の東日本大震災の時は、東北本線の代わりに奥羽本線を使って北海道と、磐越西線を使って郡山とそれぞれ迂回の貨物列車を走らせ、私も福島県まで国鉄色DD51重連の貨物列車を撮りに行きました。
 当ブログも連日山陰トワイライトを撮影した記事にアクセスがあり、結構皆さん撮影地の参考になる物はないかと検索されているようです。


 .迂回運転スタートしたものの
 8月10日の伯備線の復旧を以って、JR西日本の機関車を借りての乗務員の訓練を行い、いよいよ同29日から現地を貨物列車が走るようになり、これは11月に山陽本線が復旧するまでに、出撃しておこうと思っていましたが、9月に入って中々天候に恵まれず、10月になれば少しは天気も安定するだろうと思い、10月に2週連続で有給休暇を申請していました。そんな矢先に悲報が・・・
 山陽本線は9月30日に全線復旧します。
 いや本来は朗報なんですが、これは大変な事になりました。一眼レフ撮影主体の頃と違って、雨の中撮りに行く気はあまりないし、岡見貨物や国鉄時代に三保三隅で混載貨物も撮ってるし・・・
 でもおそらく山陰本線で、それもDD51自体が牽く貨物列車はもう二度と見ることはないだろうということで、9/27・28の2日間で現地に行きました。当初は9/21・22にしようかと思ったのですが、21日が雨予報になり、22日だけの1発勝負になるのもしんどいので、最後の週休日となる27・28日にしました。

 .いよいよ出撃 1日目
 肝心の天気ですが、中々安定せず、秋雨前線の上下次第で変わるので、天気予報も振り回される状態。強気の天気JPとクレームを恐れてなのか弱気予想なウェザーニューズのどちらを取るかで悩みますが、もうこれ以上先延ばしできないので、天気JPを信じて出撃することに。
 あしは地元発での全行程レンタカーで、2月以来の2度目の大型三脚と、そして今年初めての脚立持ち出しというフル装備です。もう一眼レフでの撮影も今年は6回目(もしかすると今年最後かも)と大幅減少してる最中の撮影行です。
 晴れていれば、出来るだけ美しい山陰の海が見える非電化区間を中心に撮影すべく、最悪電化区間やEF64牽引区間は割愛でもよいつもりでプランニング。27日の方が天気が良いと見て、1日目は上り列車から撮影することにしました。
 それぞれのカメラの個性が分かるように、並べて掲載してみました。

 (1) 折居-三保三隅

 (↑ 左:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 1発目は30年ぶり位に訪れた折居-三保三隅のカーブ。今は完全な撮影名所となっていて、昔とはまるっきり変わっていました。景色は家が建ってしまった以外はほぼ変わりませんが。
 朝4時半に到着して三脚をセット、置きゲバとして、先へ行く事もできますが、もう車を停める場所がこの時点でほとんどないため、追っかけで来ても車を停めれずにアウトになるケースもあるので、ここから撮影を始める事にしました。案の定パトカーが来て、駐禁取ってました。
 三脚を2本持っているので、左右少し離れた2ヶ所に立てて撮ることにしました。そして来ました

 (↑ 左:ビデオカメラ 中:一眼レフ 右:コンデジ)
 美しい山陰の海をバックに走るDD51牽引貨物、最高です。国鉄色ならなお良いのですが、そこまで贅沢は言えません。

 (2) 五十猛-仁万

 ここも定番撮影地で、寝台特急出雲の頃と10年ほど前にも行った事があり、勝手は知っている場所ですが、到着時点で凄い人。
 一番上の場所に上がって、静岡・東京から来た人の後ろから抜かせてもらう形にしてスタンバイ。その後も2人ほど上がってきて、もうキャパ飽和状態。まだ上り列車が来てない1時間前でこの状態でした。

 (↑ 一眼レフ)
 まずは普通列車で画角の確認をします。よしよし。これで下り列車が来る12:45まで山腹にヘバリ付いて待ちます。

 (↑ 左:一眼レフ  右:ビデオカメラ)
 11:55 上り貨物がやってきました。山の反対側にもたくさんの撮影者がいるのですが、正面から撮れるのものの、逆光になってしまうので、もうこの場所からでいいやと。50分後の本番を待ちます。

 (↑ 左:一眼レフ  右:ビデオカメラ)
 12:47 いよいよ下り列車をバリ順でゲット。こんなに天気がよいのですが、電化区間のある米子付近は雲ってたそうで、西側メインにして正解でした。

 (3) 岡見-鎌手
 こんなに天気が良いので、次に狙う場所はぜひあそこでと思っていたので、岡見-鎌手間の青浦鉄橋の海側からの撮影で、鉄橋脇から上り列車の撮影は岡見貨物が走っている時代に撮ったのですが、この場所はまだ訪れてなく、初めての訪問です。

 (↑ 左:一眼レフ  中:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 15:46 凄い強風で時より波が岩に当たってしぶきを上げる中、夕陽を浴びて一瞬顔を出す姿を捉えることができました。
 感動もそこそこに次の撮影地へ移動しましたが、山の影が落ちてしまい。そこでは特撮のみ行い、一般のカメラでは撮影してませんので掲載はありません。

 (4) 大歳駅
 途中で列車が遅れたため、日没真っ暗になってしまい、日原ー青野山では撮影できず、どこかでバルブ撮影でもしようと徳佐駅へ行きましたが、島式ホームでかつ真っ暗なのでやめて、山口市内の大歳駅へ来ました。
 ホームが若干オフセットでずれているのですが、それでも停目がホームから外れているので、動画メインとして、停車中の姿を静止画でショット。

 徳佐や篠目に比べれば街の中なのですが、それでも暗いのでこんなものです。
 これで1日目の撮影は終了。

 .2日目も非電化区間で撮影
 2日目は朝に山口線内で撮影してから山陰本線へ出ることにしました。しかしこの時季で日の出時刻も遅くなっているので、長門峡あたりでは暗いため撮影は難しいです。

 (5) 徳佐-船平山
 最初は地福駅東側の直線で撮ろうとしたのですが、南側の山が意外と高くて日が当たらない可能性があるので、徳佐で撮影することにしましたが、かなり冷え込んで8℃まで下がったため、モヤが掛かってしまいました。
 徳佐と言えば、SL撮影で有名なSカーブ外側で狙おうという人達が既に構えていましたが、そこは完全に逆光になるので、何とかの一つ覚えの如く待ち構えています。私は順光で撮れる東側の踏切手前でセット。無風好条件なので特撮機材も準備完了、一眼レフは無し。地元の爺さんも加わって2人で待ちます。
 その後上りの交換列車が通過して晴れて来ました、その状況を見て、モヤが晴れないSカーブ地点にいた人達が大慌てで私のいた場所に走ってきて、一気に10人位になりました。間に合わなかった人もいた模様。

 (↑ 左:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 6:57 意外とスピードを出して上り貨物がやってきました。
 ばっちり朝陽を浴びて走ってきます。この場所は線路脇の草がありますが、かろうじて先頭の部分は無いので助かりました。Sカーブの内側なら草がなかったのですが、光線の良さの方を優先しました。

 (6) 周布-折居
 2発目は山陰本線の西側区間で狙いますが、まだ撮影していない撮影場所でということで折居駅の東側で撮ることにしました。

 貨物通過の1時間前に到着したのですが、誰も居ませんでした。その要因は、おそらく日が当たらないのではということで、敬遠されたようですが、一か八かでここで待つことに。待っている間に私の姿を見つけて数人の人が上がってきてキャパ満杯に。

 (↑ 左:一眼レフ  中:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 9:11 長めの汽笛を鳴らして上り貨物がやってきました。
 一眼は手持ちで、残りの動画用カメラは三脚セットで撮影します。列車の側面はあまり写りませんが、青く美しい海をメインに入れる構図にしました。キャパが狭いので、どれも同じ場所からの撮影ですが。

 (7) 小田-田儀
 非電化区間の東側地域で最も有名なのがこの小田-田儀で、手軽に俯瞰撮影が出来ることから大人気の撮影場所になっているのですが、マナーが悪く、住民ともトラブルになっている他、狭い国道余地に無理矢理駐車して交通の妨げになるような不届き者がいて、交通安全週間の折、交通課にとっては切符切り放題で入れ食いなのかも。

 いい感じで撮れていたのですが、心配していた事態が起こりました。誰も止めていなかったバス停に平然と停める京都ナンバーのオッサンと、大声で話すその連れの男。
 こういう不届き者がいたので天罰が下ることに。そう雲配給です。
 列車の通過時刻が近付いてきた11時50分頃から雲ってきて、直前の特急列車の通過の時は完全に影状態。晴れろーという思いの中、通過時刻が迫ってきました。

 12:13 手持ちの一眼レフで何とか後ろの2両をカットして撮影しましたが、これだとトリミングしないと見れたもんじゃないですね。

 (↑ 左:一眼レフ  中:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 しかし三脚で固定していた位置だとこの通り、完全に雲落ち状態です。大声で話してたオッサンが『最低ヤー』とこぼしてましたが、三脚で望遠固定アングルにしてるとそりゃそうなるわなという所です。
 こうして見ると、意外とコンデジが健闘しているようです。

 (8) 浅利-江津
 さて昨日同様に下り列車を追っかけるので車を西へ走らせるのですが、大田市で交換する上り列車の撮影は光線が良いので、田儀-波根での撮影は割愛して、更に西へ進みます。

 (↑ 左:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 ここは左手に海を見ながらトンネルを出てカーブしてくる列車を道路橋から俯瞰できる場所なのですが、すぐ右側が国道なので、カットして撮るとなると、どうしても列車を右端に置くアングルになるので、昨日はここでの撮影をやめたのですが、時間に余裕があるので、今日はここで撮影しました。
 金網が高くて手持ちか三脚かの選択になるので、一眼レフはやめて、動画2台撮影にします。凄い強風で雲が次々やって来る状態でしたが、列車通過時には何とか晴れてくれました。

 (9) 石見津田-益田
 今回の最後の撮影となるのがこの場所で、昨日撮った人の話では、ここで撮っても山口線へ行くのは間に合わないとの事で、ここを最終地点としました。明日は仕事なので、あまり深追いするのも翌日の仕事に影響するので早く切り上げないといけません。

 遠田のカーブとして有名な場所なのですが、電柱が邪魔になるので、実際にアングルに納める事が出来る人数は限られています。
 私は列車主体で狙えるのと、電柱が写るものの左側に海を入れて写せるという、両条件を兼ねた場所でスタンバイします。

 16:10 まず交換の上り特急が通過します。この時でもまだ撮影者が立てる場所がないかと線路脇から入ろうとしてたので、少々危険な状態でした。
 そして

  (↑ 左:一眼レフ  中:ビデオカメラ  右:コンデジ)
 16:16 長い汽笛を鳴らして下り貨物がやってきました。夕陽を浴びて赤味を帯びた光線の中、美しく反射して通過してゆく貨物列車の姿は美しくさえあります。
 隣に居た青年は激Vやったぜ! と感動していました。

 これで2泊3日の山陰貨物の撮影は終了しました。心配された天気もほとんど影響されることがなくて、非常に良い結果に終わりました。この日のためではないですが、直前に新しいビデオカメラも買って正解でしたかな。
 迂回貨物万歳!山陰最高!
 関係者の方々の努力に感謝して、この撮影を締めくくります。

  オ  マ  ケ
 行程の途中に三江線の線路に沿って走る国道&県道経由で三次-江津間を抜けました。去年6月と9月に三江線沿線に繰り出していたので、このルートはよく知っています。そこで石見川本駅がどうなってるか現状を見てみました。

 ちょうど夕方に訪れたので、学生たちの帰宅のための輸送用にバスが3台集結していました。ここから各方面へのバスが出て、帰宅する生徒を送り届けることになっています。

 駅舎もそのまま活用され、待合室もそのまま利用できるようになっていました。これから来る冬場にはここでバスを待つ事になると思います。

 美しい山陰の景色と貨物列車を撮りに大勢の人が集まり、豪雨被害の影響で山陰DCの集客に影響が出ていた中、思わぬ形でJR貨物も山陰への集客に貢献した形になったのは不幸中の幸いかも知れません。
 
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