六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

痛い!グリーン料金の値上げ

2024-02-25 | 交通その他

  ↑JR東日本のサイトのPDF資料より引用
 既に皆さんも周知の話かも知れませんが、3月16日のダイヤ改正日から、JR東日本の関東圏普通列車用グリーン料金が改定され、平日の近距離利用を除けば大方値上げとなり、特に100kmを超える区間では5割増しの大幅値上げとなります。

 また土休日の割引(ホリデー料金)も廃止され、駅での事前購入の場合もSuica料金の適用がなくなり、車内精算と同じ260円増しとなります。
 私も年に数回乗っているので、今回の値上げはけっこう痛いです。
 それは、私がグリーン車に乗る場合は、条件として片道100km以上乗る場合にグリーン車を利用しているためで、毎回1,000円(休日は800円)を払っていたのですが、次からは+550円(休日は+750円)分の大幅値上げになってしまうので、今後は利用度合いの3回を2回に減らすとか、そもそもグリーン車を利用するような旅程をなるべく組まないようにするしかないかも・・・という状況です。
 私がグリーン車を利用する条件としては
 沼津・熱海―――①赤羽以遠 高崎線・東北線方面、
     および ②津田沼以遠 総武方面、
     および ③我孫子以遠 常磐線方面
の遠距離利用時にグリーン車利用でしたから、群馬・栃木・茨城・千葉方面からのロングラン利用ばかりですね。
 主に宇都宮や高崎・勝田・成田空港などの始発駅から1回乗り継ぎ又は乗り換えなしで延々200km近く3~4時間乗ることが多いです。
 改定後はこういった利用が頻繁に出来なくなるのかも知れません。まぁSuica導入に伴って、オンボロE231系などの『なんちゃってグリーン車w』をバーゲン価格で20年間やってきたのですが、遂にそれが終わって高飛車ボッタクリ価格に戻すというのが真のところでしょうか? 
 春の青春18きっぷ期間に間もなく入りますが、行先や旅程はよく考えて、場合によってはJRから私鉄やバスなどに切り替えるなどの代替措置も必要になってくるかなぁ・・・寂しい値上げの春のボヤキ話でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄の回数券廃止で外出が減る?

2024-02-19 | 交通その他
 前記事の続きです。
 鉄道各社がICカード導入の代わりに回数券を廃止(身障者用などを除く)する動きで、すでに廃止しているJRに続いて、今春で大手私鉄で残っていた3社が終売となって、ついに全廃となってしまいます。
 鉄道の回数券って使っている人がどれ位の割合でいるか分かりませんが、東海道新幹線の回数券が2024年12月(今年の冬)で廃止になるニュースは割と流れていたのですが、一般の鉄道回数券は地味な存在なのか、ほとんどニュースとして取り上げられてません。
 しかし、そんな回数券ですが、私にとっては必需品だったのです。

 .回数券を重宝してきた理由

 私の場合、勤務体系がごく一般的な週休2日制(平日の月~金で勤務)ではなく、365日24時間稼働している機関なので、曜日や祝日・年末年始や大型連休のカレンダーなどには全く関係なく一年中を4勤2休の輪番サイクルでぐるぐる回していて、具体例を出しますと左の図のようになり、
 ・1日目   日 勤 9時~17時
 ・2日目   準夜勤 12時~21時
 ・3〜4日目 当 直 16時~翌9時
 ・5〜6日目 週 休 (6日目が月曜か金曜の場合は出勤日になる)
 こんな感じで1週間6日✕5週で毎月回しているので、当然出勤日が土休日に当たることも多いですし、通勤で電車に乗る時間帯が10時~16時の昼間帯にも重なります。
 また当直勤務では2日で1往復となり、月間20日勤務しても実際は15往復しかしないので、月間21往復で元が取れる定期券を使うよりは、回数券で往復したほうがお得な訳です。さらに昼間12回用や休日14回用の割引回数券があるのでお得額もアップ。その結果、定期券よりも毎月3千円程度差額が出ていて、年間では3万数千円の節約になりますから、その浮いたお金でPC周りの整備をしたり、遠征費用の捻出に活用できていたわけです。また昨春からは日勤の日は在宅勤務もできるようになったことから、ますます通常の回数乗車券を使う回数を減らす事ができたのです。


 .悲報に愕然
 そんな中、昨年の暮についに回数券廃止の掲示が各駅に貼り出されてしまいました。
 WEBでは回数券廃止の話は出ていたが、いよいよその時がやってきたかと。

 大きな駅だけでなく、券売機を置いている全ての駅に回数券廃止の張り紙が掲出されました。

 主要駅では、目につく場所の券売機は新型の定期券発売対応機種(回数券非対応)の黒色の券売機だけになり、回数券を買いたければ何処だと探して、横の面などに回って細々と稼働している券売機で買うしかなくなりました。

 こちらは年末にちょうど3種の券とも残回数が切れたため、3種まとめて購入したものです。
 写真の左から表面、パール(通常)回数券、オフピーク(昼間割引)回数券、サンキュー(休日割引)回数券です。
 いよいよ回数券の終売が近づいていますので、2月末にまとめて3か月分を買う予定です。

 .外出機会を減らすしかないか?
 こちらは2023年の実績と2024年の見通しを比較した表になります。
 出勤回数からある程度の乗車回数の目途が立つので、確定している分に加えて、お出かけの場合で使う回数も想定して大まかな回数の見通しを入力して概算します。

 2023年は1月と2月は病気明けで輪番勤務に入れなかったことから、常日勤者として平日月~金の体制だったため、乗車回数が多くなっています。また3月は輪番勤務に復帰したものの、外出が多くて乗車回数が多くなっていて赤字になっていますが、過去数年間の中では例外的なケースです。
 2024年は年間を通して、去年よりは50回程度乗車回数を少なくする想定にしていますが、それでも総支払運賃は去年を上回っているので、計算上4万円ほど差額が出るように想定は出ていますが、何かと出掛ける事が増えると、たちまち回数が増えてしまいます。
 このように、昼間割引・休日割引の回数券が消えてしまうことから実質値上げになるため、その差額を計算したところ、1か月あたり約1千円強の負担増となる公算で、年額で1万2千円ほど(青春18きっぷ1枚分は大きい)家計を圧迫しそうです。なのでその分は外出を減らすとか、外食を減らすとか、何らかの対策を取らないといけないことになりました。
 勿論基本は給与に含まれる通勤手当が出ているので、何を言ってるのかと言われるかも知れませんが、これまでこうして定期券との差額を浮かせてやりくりしてきたので、そういう私にとっては痛い今回の回数券の廃止の仕打ちということになります。

 次の記事も、「痛い値上げの春」のお話になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄道回数券 主要社局から全廃

2024-02-13 | 交通その他
 .時代の流れと言えばそれまでだが
 IC乗車券カードの導入が進んで、都会部を中心に日々の生活の支払いも全てICカードやQRコードで済む時代になり、その代償として、回数乗車券を廃止する動きが鉄道各社で広まっています。
 数年前からポツポツ廃止に向けた動きがあったのですが、2020年以降は一気に廃止の動きが加速し、遂に今年になって大手私鉄全社で回数券が廃止(障碍者用などの特殊回数券は継続)となります。


 こちらの表ではJR・大手私鉄・公営地下鉄の存続状況を一覧にしてみました(画像クリックで拡大できます)
 今年無くなるのが、赤く塗った枠の京成・京急・近鉄と横浜市営地下鉄で、横浜市だけ先行して普通回数券が廃止になっており、その他は普通回数券と昼間割引・土休日割引の3券種一気に廃止という流れになっています。
 回数券が廃止になることで、紙の無駄を抑えることができるのですが、実際のところは切符サイズの紙片ではなくて、定期券サイズで最大14回まで繰り返し利用できる磁気カードになっているところが多いので、それ程紙のムダという話でもなかったのですが、コロナ禍で乗客が一気に落ち込んだ2020年に、各社とも廃止を決めたと思われます。
 これで回数券が残るのは京都・大阪・神戸の市営地下鉄と、ICカードが導入されていない一部の地方私鉄などとなります。
 確かにICカードがあれば、そこそこ便利ではありますが、何のために回数券をわざわざ買っていたかというユーザー側の異議・要望まで考慮する会社は少数派のようで、特に関東地方の私鉄では、コストカット最重視といった感じでしょうか。

 .西高東低の乗客サービス
 回数券を廃止してICカードへの誘導施策を強引に推し進めるものの、乗客への代替措置として、乗車額に対しての一定割合をポイント還元という形でサービスする仕組みが各社で取られているのですが、関西では一律11回乗車で1回乗車分の還元となっているのに対し、関東ではJR 東日本を除けば、還元率は1ケタだったり、20回以上乗って14%還元とか、かなりセコイ還元率ですから、例えば西武鉄道の例だと16回以上乗ってようやく9%(モバイルPASMOなら12%)還元なので、9%だと乗車1回分に届かない結果になります。足りない分は西武系のお店で買い物してポイント埋め合わせるしかないのかな?
 関西の各社では、うるさいお客への対応なのか、並行する鉄道会社間での乗客獲得競争なのか、還元率がしっかり10%あるので、回数券の代替処置としては最低限のサービスをしています。ただ回数券は有効期間が3か月あるので、3か月で11回乗ればよかったのですが、ICカードでは同一月間で11回という厳しい制限付きです。
 還元率からも電車の車両の品質の高さも含めて、西高東低という結果(九州を除く)になっています。
 結局、還元率を抑えることで実質値上げをした格好になりますね。また昼間割引や土休日割引回数券の廃止はかなりの値上げ感が強く、この辺の事については次の記事では実際の写真も交えて懇々と書く予定です。
 まぁ定期券持ってる人には全く関係ない話ですがw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見納め JR東海のエアロキング

2024-02-02 | 交通その他
 前々の記事で嫌な予感として書きましたが、まさにそれが本当になってしまいました。
 既にYahooニュースにも取り上げられていたので、目にされた方も多いかと思いますが、JR東海バスに残る国産二階建てバスの、三菱エアロキングが引退ということです。3月のダイヤ改正でビジネスシートの記載が無かったことから、もしかして引退?と既に噂にはなっていました。
 このJR東海バスのエアロキングは、私が東海地方に転居して以来、関東遠征に行く際には何度も利用していたので、一際愛着がある車両でした。
 最近では夜行便でスカニアが入っていますが、エアロキングが入っている便を選んで乗っている程です。唯一の国産車種ですしね。

 .東海のエアロキング
 ということで、昨日名古屋駅にエアロキングを撮りに行ってきました。

 夜行便はもちろん、日中にも間合い運用として、二階建てバスの運用があり、現行ダイヤでは11時発の新東名Sライナーに充当されているので、明るい時間帯に撮ることができます。

 2月の平日とあって、そんなにお客さんは乗ってなかったようですが、今後は日に日に乗客も増えてくることでしょう。

 新東名スーパーライナー東京行きとして乗客を迎えます。
 ビジネスシートのステッカーも見納め?

 「王様のおし~り~」 お尻アングルw
 エアロクイーンは女王様ですが、こちらはエアロキングですから、王様ですね。
 この配色での光景もあと少し。

 .エアロキングの思い出
 名古屋ー東京間の他に、JR関東や西日本・中国・四国も導入していたエアロキングですが、西日本と四国からは2022年で引退し、中国も2023年までに引退した模様、残る関東のは団体・臨時用として定期運用からは外れているようです。※(西日本はまだ6台保有しており、繁忙期の臨時便・続行便などで出てくる可能性があるとのことです。)
 私が乗った事があるのは東海の車両の他に、西日本・中国の車両にも乗りましたが、西日本・中国の車両は夜行便ばかりだったので、ほとんど撮ってなかったのが悔やまれます。

 やはり原点といえば、この東名夜行便に入るドリーム運用のエアロキング。
 こちらはドリームとよた号として運行していた時代のもので、現在はドリームなごや2号として運転されています。

 車号が744-04994と書いてあるので、2004年の導入車両ですね。
 撮影が2019年5月なので、15年も走っている車両でした。

 このドリームとよた号は三河豊田まで延々と下道を走るため所要時間が長く、名古屋駅から乗るお客なんてほぼゼロだったので、こうして車内の写真が撮れました。その後ドリーム号の3列シート車が3本体制になった今では、名古屋駅からの乗車客もそれなりにいるので、写真は撮り辛いです。

 まもなく見納めとなる浜名湖SAでの休憩風景。(2010年撮影)
 この車両は2009年導入車で、側面にAEROKINGの赤いロゴが特徴的です。

 ビジネスシートが導入される前は、一般運賃で最前列の座席にも座れました。
 夜行便だとカーテンが閉まっているので、昼間の間合い運用だけの特典です。

 こちらは足柄SAで、大阪発の東海道昼特急(現:グラン昼特急)と並んだ時のもので、塗装から西日本車であるのがすぐに分かりますね。

 同じく別の年に足柄SAでJRバス関東車との並んだ時の様子。
 この時は前から関東(東海道昼特急)、東海(東名スーパーライナー)、関東(急行静岡発)の3台が1列に並びました。

 最後は中国JRバスのエアロキング。(2008年撮影)
 セレナーデ号(現 広島ドリーム名古屋号)に入っていた時のもので、名古屋駅の松坂屋1階のバスターミナルに到着した時の様子です。別の機会に下り便で乗ったときは旧塗装車でした。

 このように一時代を走り抜けたJR高速バス「王様」エアロキングも、三菱の製造終了から14年が経ち、JRの運行としては見納めになりますが、どこかに譲渡されて走ってくれることを願って今回の記事といたします。
 東名Sライナー、ドリームなごや号最後の運行まで暖かく見守っていきましょう。
 なお引退はJR高速バスの定期運用からというだけであって、JRバス関東・西日本JRバスの臨時便・増便で残ることや、その他の私鉄やバス会社での運行は残ります。Yahooニュースの「高速バスから全車引退」という書き方がちょっと紛らわしいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする