六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

すいかは飲み物

2021-08-29 | 飲みもの
 甲子園の高校野球が異例の7日間順延という前代未聞の戻り梅雨に見舞われ、まぁ戻り梅雨自体はよくある話ですが、雨の降り方が尋常でなく、九州西北部や北陸~東北などでは被害も出るほどですから、シトシト秋雨ではなくて完全に梅雨末期の豪雨の様相です。
 その戻り梅雨もようやく終わって、また熱い夏空が戻ってきました。大阪・名古屋などでは35℃超えの猛暑日もあって、今夏は出していなかった窓用クーラーを出してこようか、でも配線とか面倒くさいなぁと思っているうちに日々が過ぎてしまい、久しぶりに1度もクーラーかけずに終わる夏になりそうです。

 夏と言えば、冷たいかき氷に、そうめん、冷やし中華など季節を彩る食べ物やおやつなどがありますが、今回はすいか。

 デーン!!
 それもスイカの飲み物です。数年前からスムージーが人気で、色々な味が売れていますが、すいかのスムージーということで、たまたま見掛けたスーパーで安く売っていたので買ってみました。
 めいらくが出しているので、新幹線アイスやスジャータのグループです。

 本来はフタの穴からパコンとストローを差し込んで飲みますが、今回は一応中身の撮影ということで、フタを外して中身を見てみました。
 うーん、まぁこんなもんかな?
 味は予想よりも甘めの味で、原材料表を見ても、塩は入ってませんでした。代わりにりんご果汁や果糖糖液が入っていたので、それが甘さを出しているんですね。塩はあくまでも個人の好みかということでしょうか。
 今夏は雨続きだったので、本物のすいかも2回ほどしか食べてませんが、9月に入ってまた数日雨続きの予報が出てるので、微妙ですね。
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不便になった山陽本線旅

2021-08-27 |  出撃 at 九州地方
 少し間が開いてしまいましたが、前回の九州出撃記事の続き。
 最終日の8/6は結局朝の撮影は見送って、延々山陽本線を上ってくるだけの1日というところまでを書きましたが、そこで思わぬトラブルというかしっぺ返しというか仕打ちにあったのでちょっとだけ愚痴を書きます。
 以前なら下関を午前10時に出れば普通列車を乗り継いで、その日のうちに名古屋まで辿り着けた(更にムーンライトながらで東京方面へも乗り継げた)ので、そのつもりで朝7時に福岡を出たのでしたが、ダイヤも少々変わっていることだし少し余裕を持ってと、30分早い9時台前半に下関に着きました。これなら大丈夫だと思って案内板を見たところ、

 何? 新山口まで行く列車がないだと!
 そうです、9時半・10時の電車ともども小月止まりとなっていたのです。その後の10時半の岩国行きがありますが、この電車ではもう米原までしか帰ってこれません。
 普通列車だけで帰って来れるのはなんと、8:50の岩国行きに乗らないと間に合わなかったのです。何ちゅう不便になったんや!
 乗り慣れた区間なので、これまでの感覚で来てしまったのが悪かったんですね。
 このまま10時半の岩国行きに乗っても広島や岡山での新幹線の乗り継ぎが悪くて3区間以上乗らないと時間を取り返せないので、このまま10時の小月行きに乗りました。

 10:09 2駅先の新下関で降ります。
 ここで山陽本線から新幹線に乗り継ぐことにしました。

 10:39 こだま号に乗って2駅先の新山口に向かいます。

 新下関ー新山口間は2駅ありますが、途中の厚狭駅は追加開業駅なので、最初に開業した時の特定特急券制度の恩恵が受けられて、特急料金も990円で済みます。

 700系レールスターの車内。
 8号車自由席は2X2シートなので、グリーン車並みの居住性を誇ります。
 ビジネスマンなどで意外と座席は埋まっていました。

 11時ちょうどに新山口に到着し、新山口11:09始発の岩国行きに乗換えます。
 ダイヤ改悪前はこの列車が下関を10:01に出ていたので、下関からそのまま乗ってればよかったんですがね。

 新山口からの先はいつも通りの鈍行旅に戻って、山陽本線をひた走ります。
 快晴の瀬戸内の眺めも久々に堪能。何度見てもいいですね。

 岩国ですぐ接続の列車は白市止まりなので乗らず、1本遅らせて30分後の糸崎行きに乗換えます。というか乗らざるを得ない。この広島管内は広島-岩国間が15分おきにあったのですが、今は途中の大野浦までで、岩国まで来るのは30分毎に半減です。更に東側の白市-三原間も30分毎から1時間に1本に半減されました。広島-岩国間でいうと、国鉄時代より本数が減った感があります。
 この列車は6両編成だったのですが、1本前の列車に乗り換え客がほとんど乗っていったので、見ての通りガラガラです。
 227系6両という余裕のせいか、途中の広島でもそんなに混まずに楽に帰れました。
 糸崎からは113系の姫路行きに乗ってしまえば、姫路・米原・大垣での乗り継ぎは以前と変わりません。ということは、広島支社管内が時刻が大幅変更になってたという事です。

 しかし本当に不便になりましたね。下りの列車乗り継ぎについては、かつての長距離鈍行だった岡山発下関行きが、その後3分割され、徳山で1分乗り継ぎながらも往年のダイヤを保っていますが、上り列車の乗り継ぎは本当に悪く、九州からの帰路にはなかなか使えなくなってしまいました。

 こういった企画物の割引切符もあるのですが、利用が週末などに限られたり、原則前売り限定発売なので、車両の動きや天候次第でその日の予定が変わる私のような旅のスタイルでは使い物になりません。今回乗った新下関→新山口間 2,160円も、予め前日に「近トク1・2・3きっぷ」を購入しておれば1,500円で済んだのですが。

 ということで、対策としては旅行回数を減らすか鉄道利用を避けるしかないのかな・・・
 ちょっと愚痴ばっかりになってきたので次の記事からは鉄道モノからしばらく離れることにします。
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お決まり構図に大挙する人々

2021-08-19 |  出撃 at 九州地方
 .焼酎のCMで一躍有名に
 九州遠征2日目の最後は、熊本県に戻って夕方から、あの場所へ行きます。
 前回の記事で書いた、三角線の住吉駅で降りて、国道を西へ25分ほど歩いた場所にある名所?です。

 こちらは現地に着く手前で見られた風景。
 有名な場所の他にもう1方向にも道が出ているようです。
 写真では伝えられませんが、歩いているうちにみるみる水かさが増え、凄い勢いで潮が満ちていました。
 ここから更に数分歩いて現地に到着。

 この場所ですこの場所。長部田の海床路です。
 有名なスポットとなっていて、南側は大きな駐車場になっており、多数の車で満車に近い車で埋まっていました。「福岡わ」ナンバーも何台もいたことから、夏休みを利用して遠方から旅行でやって来ているのが丸わかりです。
 親子連れも多く、こんな時間にガキがうろちょろして、連れて来てる親もどうかと思うが、入れ替わり立ち替わり100人位が来てた感じですね。

 .撮り鉄を馬鹿にできない?

 19:30 いよいよ日が暮れて黄昏てきました。
 CMで見た電柱が立ち並ぶお馴染みの姿を多くの人が三脚を立てて撮っています。

 19:45 夜のとばりが降りると海面に電灯の灯りが写っていい感じになります。
 この瞬間がシャッターチャンスという感じでしょうか。こちらはスマホなので、自動補正で明るめに写っていますが、実際は暗いです。
 日暮れの時刻は日々変わるので、8月上旬なら19時半ごろまでになります。

 20:00 ちょろちょろと邪魔なガキ連れの一家が帰って、入れ替わりに若者のグループが来ましたが、すでに撮るタイムミングのピークは過ぎていますが、この人らにとっとは別に構わないようでした。

 20:02 サイドに回って撮影。
 こちら側で撮ってる人はほとんどいませんでした。

 よく撮り鉄のニュースが流れると「みんな同じアングルで鈴なりになって、同じ写真を撮って、何の工夫も発展性も無い奴らだ。」という批判を見たり聞いたりしますが、結局ベストの構図・タイミングがやはりそこにはあって、それを撮りに多くの観光客がやってくる状況では、撮り鉄と何ら変わらない気がします。あっ「おい邪魔だ、どけー!」とか言わない所が違ってましたかw
 ただ撮った後は大人しく帰ればいいのですが、せっかく観光に来たんだからと街に繰り出して飲食店で飛沫キラキラ談笑タイムですから、その後の状況はお察しのとおりですね。
 なお熊本県内には時短要請が掛かっているだけでしたが、この3日後の8/8から蔓延防止措置重点措置の対象地域となりました。
 ここに来るのは、平日であっても夏休み期間中は外した方がいいなというのが分かりました。別の機会に再訪したいところですね。
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寂しいハートロック&黒い787

2021-08-17 |  出撃 at 九州地方
 九州遠征2日目の省略した部分の記事(その1)になります。
 8/5は熊本から南下して肥薩おれんじ鉄道に乗ってという所まで書いていましたが、川内行きに乗って、途中の薩摩高城で下車しました。
 海沿いに列車を撮影できる場所のロケハンだったのですが、駅の南側に新しい観光?スポットらしき物があったので、寄ってみることに。

 駅から海に向かって土の道を少し降りると前に河口の景色が広がります。
 そして真ん中に鐘らしきものと左に木の板がありました。
 私が着いたちょうどその時に白いワイシャツ姿の6人位の人が資料片手に上がってきてすれ違いましたが、自治体の調査員か何かのようでした。
 絶滅危惧種の蜂がいるので注意とのことで恐る恐る降りていきます。

 鐘があるところまでやってきました。
 こういうのを見たら鳴らしてみたくなるのが心情ですね。

 解説の看板には「放ちの鐘」と書いてあり、どうやら縁切りの願いを叶える鐘らしいです。
 恋人で訪れると大変ですね。鳴らすなよ、絶対に鳴らすなよw

 鐘の左側にはよくある恋人たちが鍵を掛けるハートロックのための木の板が立っていました。
 中央に形の穴がくり抜いてあり、対岸の山の中腹にハート型の山影が見えたら成就らしいのですが。

 うーん、何も見えません。
 というか、誰もここに鍵を掛けていません。
 多分「ここへ来ると別れる」みたいなウワサが地元の若者の間で広まってるのかも知れませんね。

 付近を検索しましたが、上手く列車を撮れる場所が見当たらないので、1駅戻って西方駅へ、そして定番の撮影地で撮るのかと思いきや、定番撮影地では逆光になってしまうので、別の場所でスタンバイ。
 定番撮影地には3~4人の撮影者が来ていたようですが、この日差しの強い中で撮ったら、逆光で完全に車体が黒潰れしていたろうにと。ただせさえ黒い車体なのに。

 14:58 ”黒い787“こと、36ぷらす3の通過です。
 この場所、訪問者が少ないので、ひざ下まで草に埋もれての撮影です。本当ならもう少し高い場所に登って俯瞰撮りしたかったのですが、腰のあたりまで草に埋もれての撮影になります。
 今回の遠征ではこんな形での列車撮影を想定していなかったので、虫除けなどを持ってきておらず、マダニ感染のリスクもあるのと、足元が揺れて不安定なので動画録りには不向きと判断して、途中まで登ったところで諦めて下からの撮影になりました。一応現地訪問から10日以上経ってますが発熱などは無いので大丈夫かな?西日本マダニの被害があるから、草むらに入っての撮影は注意ですね。
 せっかく鹿児島県まで来たので、順光で撮らないと勿体ないですもんね、なのでこうやってバリ順でいただきました。

ということで、2日目の昼の部分の様子でした。次の記事では夜の部分の様子を書きます。
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快晴の九州路へ(後編)

2021-08-15 |  出撃 at 九州地方
 九州出撃の後編記事になります。
 8/3大阪発のフェリーで翌8/4日に北九州に上陸して、日がなのんびり長崎本線を下って行きましたが、天気予報が好転したのを受けて急きょ8/5は熊本へ行くことにしました。

 朝6時すぎ、上熊本の電停&車庫にて
 元西鉄1000形で唯一残っている熊本市電5000型、これが動いてくれないかな? 4月に来た時は奥に入っていたので諦めたのですが、その後運用復帰という情報があり、今日も割と手前に出ているので期待してます。
 
 ということで、熊本市の中心街に来て、お城をバックに1時間近く路面電車の撮影。
 5000型は平日の朝ラッシュ時に1往復だけ動く限定運用に入るのですが、残念ながら代車が入ってきて動く姿を見ることは出来ませんでした。

 撮影を終えて熊本駅に戻ってきました。
 4月に来た時は駅前で工事をしていましたが、工事は完了して広々とした駅前広場にはなりましたが、暑い。日差しを遮る物がない。

 熊本市電を撮っている間に鹿児島本線の下り貨物が行ってしまい、ED76を撮り逃したので、今日の予定をどうするか?
 ということで熊本からは南の方へ向いて行くことにします。今日は木曜日だから、あの列車が撮れルンです。

 八代駅にやってきました。
 ここから先の区間は、JRは1年前から不通になっていて、肥薩おれんじ鉄道しか今は動いていません。
 
 肥薩おれんじ鉄道も利用客減少に悩んでおり、打開策の一つとして、おれんじ18きっぷよりも更に安い「のれる切符」というのを出していました。
 おれんじ18きっぷが当日の青春きっぷの日付印が押してあるのが条件で2,100円なのに対し、こちらの「のれる切符」は無条件で1,500円と格安の切符になっているので、今年末までですが、今のうちに乗らない手はありません。

 10:53 八代発の出水行きに乗ります。

 日奈久温泉を過ぎると右手に八代海(有明海)が広がります。
 波もほとんどなくて鏡のような景色が広がります。

 水俣を過ぎて、ちょうど鹿児島県に入りました。
 見えている高架橋は建設中の南九州自動車道で、これによって完全に景色が破壊されています。この件に関する記事は以前書いておりますが、いよいよ完成が近そうです。

 出水から川内行きに乗り継いで、阿久根を過ぎると、今度は東シナ海が広がります。
 こちらはいつも風が強くて、波もあるのですが、今日はこれでも穏やかなほうです。

 このあと薩摩高城で下車して、1駅戻って西方で撮影しましたが、この件については次の記事で書いています。


 15:37 西方で撮影後は、熊本方面へ帰ります。

 西方で乗車した時は高校生など10人ほどが乗っていたのですが、出水で大半が降り、残った3人も米ノ津で全員降りたため、米ノ津からは私1人だけの貸切状態となりました。2駅先の水俣でも誰も乗ってこず、その次の新水俣でようやく2人乗ってきました。
 たのうら御立岬公園で海水浴帰りの若者がどっと乗ってきて久々の盛況のまま八代へ向かいます。

 こちらが八代の手前で交差する肥薩線の線路。
 1年以上不通が続き、完全に草に埋もれています。鉄橋の所だけがハッキリ見えます。

 八代から鹿児島本線に乗り、宇土からは30年ぶり位に三角線に乗ります。
 途中の住吉駅で下車。

 18:58 夕暮れの住吉駅で下車して何をする?
 じつはここから25分ほど歩いてある場所に向かいます。

 やってきたのが長部田海水路。
 焼酎のCMで一躍有名になった海の中にある道路で、昼間の引き潮の時だけ道路が出現して沖に行ける場所です。
 この日は夏休み中とあって、平日なのに述べ100人近い人が入れ替わり立ち替わり訪れていました。
 「福岡わ」ナンバーも多く、遠方からの旅行客と丸わかりでした。
 長部田海水路については、これも別件で(2つ後の記事)後日記事を書きます。

 撮影後は、今日は福岡県内まで戻ります。
 最終の博多行きは817系2両編成でした。これで博多まで行くんかい?と思ったら、さすがに鳥栖でもう2両817系を繋いで、4両で博多まで行きます。

 結局福岡県内では泊まっただけで、翌8/6日もめぼしい機関車が動いていなかったため、撮影は中止にして、大人しく鈍行で山陽本線を上ることにして帰ってくるのですが、そこでまた一難ありました。これについても別件で記事を書きます。

 今回は「別件で記事を」のくだりが多くなってすいません。それだけ個別で1本書けるネタがある?ということです。でもあまり期待はしないで下さい。
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快晴の九州路へ(前編)

2021-08-13 |  出撃 at 九州地方
 五輪パラ特別体制でこの夏連休が取れない中、唯一の遠征計画を予定していたのが、8月上旬の九州行きです。コロナによる祭りの中止が無ければ8月上旬は東北行きもありでしたが、無くなりました。
 今年は去就が注目されている九州のED76・EF81の記録が大事として、九州を重点地区としていたので、機関車の記録として貨物列車の撮影に出掛けることにしました。

 .やっちまったー
 宿直明けの半日+3連休で8月3~6日の3泊4日で九州へ行くのですが、不便な山陽本線の苦行は避けて、楽なフェリー旅とする最近のパターンになぞらえて、今年3回目のフェリー旅です。
 往路は現地に早く着ける名門大洋フェリーの1便を最近はよく利用しています。この便が北九州に最も早く着ける便になる上に、WEB割だと3割引きになるので、他より安く行けます。
 船の予約ですがスマホから簡単にWEB予約が出来るので、九州の天気予報が5・6日は雨予報が出ている状況のため、直前まで行わず、このまま予報が悪くなるようなら旅行自体も取りやめや行先の変更もあるため、予約はせずに家を出ます。
 大阪へ向かう近鉄電車に乗ってたところで天気予報をチェック。少し予報も好転しているので、フェリーの予約をしようとサイトに入ったところ、

ガーン。第1便の選択ができません。
 あっそうだった、既に出港3時間前の締め切り時間を切っていました。やっちまったー。港の窓口で買うなら割引なしでも乗れますが、そこまでして1便に乗る必要もありません。
 仕方なく第2便の予約をすることに、割引率が低いため1等には乗らずに2等寝台で行くことにしました。

 大阪南港フェリー待合室に着くと、何やらスポーツの団体らしき男たちが。〇〇藤蔭と書いています。彼らの話では1便で〇大附属が乗ってるらしく、どうも九州で何らかの大会があるようでしょうか。彼らのカバンを凝視してみるとRUGBYと書いてあったので、ラグビー部の一行のようです。
 何年か前に京都で駅伝の大会があった時に帰りの選手たちが大量に乗り込んで、レストランが大変な事になった悪夢を思い出してしまいました。しかも今回は細身の陸上選手ではなくラガー達ですからね。どうなんのよこれ・・・

 .船室貸切の快適旅

 18:30 14時過ぎに予約サイトに入った時、1部屋丸々誰も予約が入っていない2等寝台があったので、その窓側を押さえましたが、さすがに夏休みなので、出港までの間に誰か予約が入るかなというところ、そうこうするうちに第2便の乗船開始となりました。
 他に一般客の出足も鈍く、結局私が乗船一番乗りとなりました。
 いつもなら出港の様子をデッキに出て動画撮影するのですが、今回は撮影はしません。自分の寝台に入って機器の充電のセットをしたら、レストランの開店案内を待ちます。ラガー軍団たちが押し寄せる前に一番乗りしないと・・・

 19:00 レストランの開店案内が入り、お待ちかねの夕食バイキングのためレストランへ。
 出港までまだ50分ありますが、1便であれば18時台に夕食を食べている時間なので、決して早い時間でもありません。とにかくラガー軍団がくる前にしっかり食べておかなければという心配ばかりが胸をよぎりました。
 
 今日はお腹をちゃんと空かせてきたので、1回目アラカルト~2回目カレー~3回目のデザートで終えずに、広告に載っていたコンニャク餅そして枝豆、最後はソフトクリームで締めます。
 レストランの利用客は予想外に少なく、大家族が近くにいた他は、運送関連の利用者が酒を飲んで大きな声で会話するいつもの光景も全く見当たりません。これは意外です。
 そして待合室で見たあのラガー軍団ですが結局レストランには来ませんでした。一般客との接触により生徒が感染することを避ける措置だったのでしょうか、個別の部屋での食事(弁当?)のようですが、せっかくの船旅ですから、一般客の利用の後にでも食堂に入れて、暖かいご飯とみそ汁でも食べさせてあげればと思いました。ちょっと可哀想。

 19:50 食事中にガガガーとエンジン音が高まり、大阪南港を出港しました。
 レストランは船の後部にあるので、旋回時のスタンスラスターの振動がモロに伝わってきます。
 最終的にレストランの利用客は数十人程度に終わりそうで、夏休みなのに寂しい船出に終わってしまいそうです。

 ここが予約した名門大洋フェリーでは「ツーリスト」と呼ばれる2等寝台。他社の船ではツーリストと呼ぶ部屋は雑魚寝のカーペット船室の場合もあり、この辺が統一されていないのがややこしいところです。

 部屋にはいります。じゃーーーん、貸し切り状態。ヒャッホーーーー。
 結局出港時刻までに誰もこの部屋を予約することなく、定員20名の船室をひとり占めです。一応私が予約サイトに入った、出港5時間半前の時点では、残りの2室には数人ずつの予約が入っていたのと、1等船室は3割程度、2等エコノミー(雑魚寝)室が意外と埋まっていました。

 窓際の寝台は上段になります。
 前回利用も上段で、頭打ちそうだから次は下段にしようと書いていましたが、一番奥の窓際が空いている場合は上段になりますが、ここを押さえるのが理想でしょうか?

 神戸須磨沖を航行します。
 少し小さいけど、右上上空に神戸空港に着陸する飛行機の姿が見えました。

 21:01 続いて明石海峡大橋の下をくぐります。
 2等船室なのに窓があって、しかもひとり占め状態なので、誰にも遠慮せずに写真が撮れます。
 そしてこの後は爆睡

 .朝はゆっくり急がず

 朝6時 周防灘は快晴です。
 天気予報では今日だけ晴れで、明日午後から雨、明後日は雨のち曇り まぁ天気次第で行き先を決めます。

 私1人だけなので、カーテンを開けて朝の光を船室に注ぎ込みます。
 これなら部屋の灯りは必要ありません。あとはレストラン開店を待つだけです。

 6:40 船内放送に導かれてレストランへ。
 朝のゆっくりと景色を見ながらの食事はいいもんですね。これが2便の醍醐味です。
 
 例のごとく、最初にパン食とアラカルト、そして次にカレーライス、最後はデザートの3部構成。
 前の記事で船によってカレーの味が違うと書きましたが、夜と朝でカレーの種類が違ってました。夜はビーフカレーで朝は野菜カレーになります。やっぱり両方たべないと。お皿も夜と朝とで色が違うのも乙です。

 7:30 船はもう小野田沖までやってきました。もう少しで北九州に到着です。

 8:07 新門司港の港内に入ります。ここから接岸するのに20分近くかかります。

 8:15 まもなく接岸、1か月ちょっとぶりに九州に上陸します。

 8:25 予定より5分早く接岸しました。
 結局降りたのも私が一番降りでした。

 ターミナルを出るといつもは1台だけの送迎バスが何と3台も。
 見慣れぬ紫色の観光バスまで止まっており、後ろの西鉄の車両に乗ろうとしたら、前の紫のが先発だからと案内されました。さっさと出さないとラガー軍団がやってくるよ。その心配は的中し、ラガー軍団は各バスに分かれて分乗となり、先発の私の乗ったバスにも乗ってきましたが、先生の指導でワイワイガヤガヤすることなく、大人しくしてくれたので助かりました。

 9:25 バスの分乗に手間取ったため5分遅れで小倉駅前に到着。
 これから九州内の旅が始まります。

 小倉駅の改札前に来ると、PCR検査(準備中)の会場となっていましたが、愛知県から来た人は対象外でした。
 そして先のラガー軍団も上がってきて、なんとそのまま電車に乗るようです。

 既にホームに止まっていた9:43発の区間快速には乗らずに33分後の快速に乗ります。
 ラガー軍団はこの9:43の区間快速に乗って行きました。
 33分後の快速ですが、鳥栖には先発の区間快速より10分早く着くので、急ぐ必要はありません。

 鳥栖でそのまま長崎行きの普通電車に乗ったのですが、すぐ直前にED76牽引の鍋島行きが通っていて撮影に間に合わなかったので、降りずにそのまま乗り鉄します。

 快晴の長崎本線の車窓(有明海)を眺める旅、青春18きっぷでここの区間に乗れなくなる日も近いので、乗るなら今のうちです。

 15:24 鳥栖から3時間20分 結局そのまま長崎駅まで来てしまいました。
 6月に長崎駅に来た時は改札を出ずにそのまま折返しだったのですが、今回は改札を出ます。

 高架駅になった長崎駅で下車するのは初めてで、工事の様子を見ます。

 旧駅舎側に歩いた所で、昔何度も乗り降りした長崎駅の残骸が一部残っていました。
 なおここの通路も8/16を以って閉鎖されるようで、見れるうちに来れて良かったです。

 駅前歩道橋から見る、駅前工事の様子。
 路面電車乗り場からは随分遠くなってしまいました。これだけの距離があるなら路面電車を駅に横付けしたらいいのにと思いますが、そんな粋な事はしないようで、発想力が乏しいんですかね。まぁ長崎県にとっては「新幹線」が欲しいんじゃなくて、「新幹線工事」が欲しいだけ(関係者談)ですから、開業後のことなんぞどうでもいいんでしょうね。
 その後駅前で路面電車を1時間近く撮影しました。

 .熊本へ移動
 明日の天気予報が好転したので、急きょ夕方から熊本へ向かうことにしました。

 18:48 この時間からどうやって長崎から熊本へ移動するのか?
 青春18きっぷによる鈍行旅では早岐経由のルートしかなく、早岐から特急を使っても熊本到着が23時台になってしまうので、別のルートを探します。
 ということで諫早から島原鉄道に乗ります。ただ、島原港からのフェリーは間に合いません。どうする?

 19:43 多比良駅に到着、ここで島鉄を降ります。

 駅から歩くこと約10分 多比良港につきました。
 ここで20時発の最終のフェリーに乗ります。
 
 有明フェリー船内
 写真を撮った時はガラガラでしたが、出港時に15人ぐらいぞろぞろと人が上がってきました。
 私の近くに来た数人は、みなグェンさんのようです。

 20:45 長洲港に到着
 ここから長洲駅まで徒歩23分。全速で歩きます。

 21:12 熊本方面行きの普通電車がやってきました。
 これに乗れば35分程で熊本に着くので意外と使えるルートかも知れません。

 これで熊本市内で今夜は滞泊、明日の撮影に備えます。続きは後編で。
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夏の高校野球1試合だけ見る

2021-08-06 |  出撃 at 北信越地方
 .富山へGo!
 今年の夏の全国高校野球選手権大会(甲子園)は残念ながら、学校関係者以外の観戦が取りやめとなり、2年連続で夏の甲子園球場で見られなくなってしまいました。
 そこで地方予選なら何とか見られないかということで、見られそうな地域と好みの対戦カードを睨みながら目星を付けます。
 仕事が休みの日にうまく開催されている都道府県があるか探したところ、7月は23(金)に秋田、24(土)に山形、29(木)に岐阜・富山・兵庫で決勝が行われる予定になっていました。山形県は県内在住者に限ると告知があったので止めに、そして23日は東京でブルーインパルスが五輪を描くので、そちらを優先した結果、23・24両日ともオリンピック関係の出撃となりました。
 そして27日に悲報が飛び込んできて、感染拡大のため、岐阜県が無観客(学校関係者のみ入場)を決めてしまい、楽しみだった岐商対決(県岐阜商✕市岐阜商)の観戦は不可能になってしまいました。
 兵庫県は入れるのかどうか分からないというか、そもそも対戦カード的に興味がなかったのでパス。
 あーあ、これで今年の夏は1試合も観ずに終わるのかなと思っていたところ、なんと台風の影響で、富山県の準決勝以降が1日順延となり、決勝が30日に開催、しかも今のところ感染拡大による無観客制限などは掛かっていない模様、対戦カードは高岡第一✕高岡商業と、中々いいカードです。恵みの雨というところでしょうか。
 
 ということで、北陸新幹線が開通して以来、ほとんど行くことがなくなっていた北陸地方だったのですが、ここへきて久しぶりに富山県へ行くことになりました。青春18きっぷが手元にありますが、既にお昼を回っていたので富山まで辿り着くことが難しい状況で、名古屋からの高速バスに乗ることにしました。

 名鉄バスターミナル18:10発の富山地鉄の高速バスに初めて乗ります。
 名古屋-富山線は3回ほど乗った事がありますが、いずれも名鉄バスだったので、富山地鉄は初めて。まぁ乗ってしまえばあまり変わりはないでしょうが。

 3時間半ほどで富山駅前に到着。
 地鉄電車に2駅ほど乗って、今夜の滞泊地で泊まります。

 .初めての地方大会観戦
 根っからの高校野球好きの人でしたら、地方大会から回って色々と試合を観戦する人もいるでしょうが、私の場合は鉄道の撮影が一応メインだったので、国鉄型車両の撮影が忙しくて、お盆前後の甲子園での本戦を見るのがやっとというか、2018年以前はその時間も作れない状況でしたから、地方大会などは全く見る機会もありませんでした。
 さて、今日の試合が行われるのが富山市民球場(アルペンスタジアム)ということで、場所が東富山駅から東南に徒歩20分ほどの少し離れた場所にあります。どうやって行くか?

 実は1日に数本だけ、最寄りの運転免許センターへ行くバスがあり、球場はその南側にあることから、このバスに乗って運転教育センターで下車、バスは免許センターの玄関前に横付けをし、数名の乗客はそのまま免許センターへ入っていきますが、私だけがバスから降りて、写真左手のセンターの外へ出ていきました。

 運転免許センターの南側にスタジアムが見えていますが、歩くと数分かかります。
 歩いているうちに軽くひと汗かきそうな感じです。

 8時半過ぎにスタジアムに着きました。
 10時試合開始なので、開門は9時頃だろうと大体察しがつきます。並んでいたのは30人ほどでした。パっと見て荷物が軽いか手ぶらの人ばかりで、私のような大き目のカバンを持った人は・・・1人だけおりました。大き目のリュックを背負って下関国際の帽子を被っていたので、山口県とは限りませんがまぁ遠方の方でしょうね。
 クラスター対策のため、連絡先を書いた用紙(予め記入済み)の提出と検温が必要です。そういううちにわらわらと人が集まり始め、並びの列も100人以上に増えていました。

 そこで開門を約20分早めることになり、8:40過ぎに入場券の発売が始まりました。
 感染防止対策のため、3万人収容のうち外野は締め切り、内野席1万7千人の50%、つまり8,500枚限定の発売ですが、並んでる人の長さから見ると全然余裕です。最終的に2千人もいなかったように見えます。記入用紙には一塁側。バックスタンド・三塁側と区別されてましたが、どこに入っても料金は600円均一なので、ひょっとしたら、中に入ってから場所を決めてもよさそうです。

 早速スタンドに上がります。実質バックスタンドでの観戦で一三塁側は応援席という扱いです。
 1塁側が高岡商業、3塁側が高岡第一のベンチになりますが、大体の球場の構造として、外野手から球が見やすいように、ホームベースが北西側にあることから、3塁側に座ってしまうと逆光で選手が黒潰れしてしまうので、よほどの贔屓のチームでもない限りは順光の1塁側に入るのが鉄則です。
 私の応援スタンスとしては公立贔屓ではありますが、チアがいる学校というのも応援する条件です。高岡商は公立だがチア無し、一方の高岡一高は私立だがチア有りということで両者互角。最終的に選んだのが、順光で撮れるかという基準です。やっぱり長年鉄道撮影をやってきた身からすると、順光で撮るというのは鉄則ですもんね。
 そうこうするうちに、観客席もバックスタンド席がそこそこ埋まってきました。
 バックスタンドの一般観客席と一三塁の学校関係者席とを分けるのは扉のようなものではなく、梱包用のビニールひも1本だけという、なんとも簡易的なもので区切られているだけですが、このヒモを超えるか否かは良心にかかっているというところ。

 10時試合開始
 春の大会では高岡第一が勝って優勝しているので、夏の決勝も非常に白熱したいい試合になるのか期待が集まります。

 試合開始前からなんかニャーニャー鳴き声がするなと思ったら、猫も入場していたのですね。
 どうやらOBの有名人?のようで、私が座っていた後ろに陣取っていた野球部OBの人らとも時折声を掛けていましたが、猫持ち込み可能しかもケージから出していいとは、ニャンともいい球場ですw

 高岡商の応援席
 エンジのTシャツ姿を中心に一部黒のシャツの応援団もいます。

 太鼓は野球部と交代で叩いているようで、伝統の応援も決まっています。

 こちらは3塁側の高岡第一の応援席
 野球部員とチアが間隔を取って整然と並ぶ姿は好感が持てます。何、画像が小さいって?

 ということで、お約束?のチアショット。
 でもまぁみんなマスクしてるので、この程度に寄るだけにします。一番後ろの右端の娘が可愛かった。

 試合は序盤で6-0と高岡商がリードしてワンサイド感があったのですが、7回表に高岡第一が反撃開始、一挙に4点取って2点差まで詰め寄りました。
 今回作った動画では点が入った時に、上のようにスーパーも入れています。

 7回裏に高商が4点追加点を挙げて10ー4と突き放し、ここで勝負あったようにみえました。
 上の画像は4点入って、9点目から10点目に変わる所で、一時的に19点入っているように見えます。この球場のスコアボードは電光式ではなく、磁気反転式で、蛍光塗料の塗られた面が反転して、遠くから見ると電球が光っているように見えるのですが、カタカタと1ドットずつ反転するので、表示が変わりるのに凄く時間が掛かります。地方球場では電気代や管理コスト削減の観点から、こうした磁気反転式のボードを使う球場が幾つかあります。

 試合は結局11-4で高岡商業が勝ち、4回連続で甲子園出場を決めました。
 意外と大差が付きましたが、大事なところでの併殺打に沈んだのが敗因ですかね。

 優勝の瞬間には5色の紙テープも舞いました。
 こんな光景を見たのは何年ぶりか、こんなところで昭和の光景が見られるとは。

 試合終了後には表彰式が行われ、優勝旗や盾・メダルが授与されました。
 試合時間を含めて3時間ほどでしたが、あっという間でした。 
 さて、高岡商は富山代表として、いい所まで行けるかな? 前回甲子園で見たのは2018年の大阪桐蔭との3回戦で、途中まで勝ってた試合でしたからね。

 .帰りは鈍行旅
 試合が終わって帰りが大変です。何せバスの便が無い。

 仕方なく東富山駅まで歩いてきましたが、炎天下の中結局30分ほど掛かって汗だくになりました。
 駅の右手奥の方に照明塔が見えるのですが、実際に歩くとなかなか近づかなくて北海道かと思うような感覚です。
 東富山からの帰りですが、青春18きっぷを使うことにしました。しかし、高山本線経由だと、JR東海のロングシート地獄が待っているので、北陸本線経由にしました。

 金沢までは乗車券が別途必要になるので千円ちょっとの余分な出費ですが、ロングシート地獄を味わう位なら、この方がマシです。なお高速バスは金曜日とあって、割引なし運賃の4,800円だったので、これも選択肢からは除外です。

 金沢からは敦賀まで数少ない乗り換えなしの普通列車がちょうど16時台にあり、それに乗れば楽に交流区間を抜け出せます。

 敦賀からは直流区間の電車を2本乗り継いで帰りました。

 これで地方大会ですが、夏の高校野球を見た(何だタイトル詐欺かよ!と言われそうですがw)ことで、オリンピックに続いて夏のイベントを一応堪能して、もうこれで夏の催し関係は終わり、次週からは鉄道撮影になります(というか出撃中です)。

 なお今回の試合観戦の模様を動画に上げましたので、よろしかったらご覧下さい。

 今回からは右下にスコアも表示しています。
コメント (3)
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