六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

ありがとう 100万PV達成!

2019-12-22 | 一般記事

 本日(12/22)午後の詳しい時刻は不明ですが、当ブログの通算閲覧PV数が100万PVを突破いたしました。
 私自身は今日は仕事で勤務中だったので、100万の瞬間には立ち会えなかったのですが、夕方6時台にふと見てみると既に超えていたので、あっけなく通過した感じです。
 上の画像は左側が昨日の19時台のもの、右側が本日の22時台のものです。

 2011/12/1に当ブログを開設してから(それ以前の記事は別の掲示板からの移設記事です)足掛け8年でここまで来ました。
 最近は撮り鉄に出掛ける事が大幅に無くなって、記事自体も出撃模様に関係ない物の割合が増えたため、閲覧数のペースは以前より減っていますが、今後も末永く続けていく予定ですので、よろしければご愛読いただければと思います。

 なお当ブログ以外のカウントとしては、以下のようなカウントとなっています。
 ・101M六甲1号のページ・・・558,000カウント
 ・鉄道撮影地メモ・・・・・・1,292,210カウント
 ・YouTube六甲1号・・・・・・453,000再生
                     
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さよならWindowsXP

2019-12-14 | パソコン・ネット
 ちょうど1年前となる2018年12月15日に現行PCであるWindows10のPC(ながら4号)の制作記事を書きましたが、それと並行して使ってきた旧デスクトップPCであるXPのマシン(ながら3号)はOSを更新することもなく、そのままXPとして使ってきました。
 その理由の1つに、蓄積されたままのメールの移動問題があり、半月に1回程度のメールの確認の時には、わざわざXP機を立ち上げて確認して、終わればシャットダウンするという事をしていたのですが、Win10機の方に無料でOEの後継になりうるメールソフト(サンダーバード)を見つけて、メール文書の移行作業が終了したので、これでXP機もようやくOSの更新ができる状態になりました。

 2011年の東日本大震災の時に義援金付きのチャリティー壁紙にしていたのですが、震災から7年経った去年、デフォルトの壁紙に戻しました。
 見慣れたXPの壁紙もいよいよ見納めとなります。

 OSのアップデートは、何年か前に購入していたWindows7のアップデート版を使います。
 これは数年前に前々機のながら2号をXPから7に上げるために購入していたものなのですが、結局PCが故障し、その後のながら3号も前述のメールの問題で使わなかったことから、パッケージすら開けないまま7年近くが経過しましたが、今回ようやくビニールを破って御開帳となりました。


 パッケージを開けてみてびっくり、何かCDが2枚入っているようです。
 これは32ビット版と64ビット版の両方に対応できるよう、それぞれ別のCDで対応するためにCDが2枚になったものと思われます。
 調べてみると一旦32ビットを入れた後で、64ビットに入れ直す事もできるようなので、取りあえず32ビットを入れることとして、表のCDを取り出します。
 
 CDをドライブに入れる前に環境の最終確認をしておきます。
 HDDの空き容量は69.6GBと、あまり余裕はありませんが、これ以上新しいソフトを入れる予定はないので、必要領域の20GBがあれば十分です。
 写真右側はシステムのプロパティー。4GBのメモリを装着していたのですが、XPの制約上2.79GBしか認識されないというやつで、貧弱なCPUもあいまって、4Kはおろか、FHDの動画ですら再生しようとすると固まって最悪電源再起動がかかる状況でした。
 
 16:50 DVDドライブを起動させるといよいよWindows7のインストールプログラムが動き出しますが、ここでは下の今すぐインストールを選びます。
 すぐにライセンス認証が出てくるので、同意して次へ進みます。
 
 ながら3号は元々HDD2台構成でしたが、Dドライブは既に抜き取って外部ディスクにしたため、1台構成になっています。
 すると右のような警告が出てきて、旧来のXPで入れていたフォルダは.oldが付いたフォルダにまとめて移動されるなどの注意が表示されます。ここではOKを押して続けます。

 16:53 遂にWindows7のインストールが始まりました。
 キャンセルボタンは付いていないので、もう戻ることはできません。

 17:14 約20分かかってCDからコピーした後、再起動のためのシャットダウンする旨表示が出ました。
 これが最後のXPからのメッセージとなりました。
 
 17:15 再起動後はもうWindows7の壁紙になっており、次々とファイルの展開作業が進みます。
 17:23 更新プログラムのインストール中となっていますが、後で気付いたのですが、この時点で実は外部のネット環境とは遮断されていて、更新プログラムを読むことなく、この工程は1分もしないうちに終わりました。

 17:24 2回目の再起動。
 「コンピューターは数回再起動されます」と書かれていたのですが、実は再起動は3回だけでした。

 17:24 2回目の再起動後に、あのWindows7の起動画面が現れます。
 これで完全に7に替わったことを実感します。

 17:24 インストールの最終処理の実行中 この工程が一番時間が掛かっていました。
 やっぱり元々XPがあった所に入れ込むので、移動作業とかで時間が掛かっているのかな?
 
 17:51 3回目の再起動が掛かった後に、いよいよアクティベーションの作業に入ります。
 まずはコンピューター名を自分で適当に決めて入力し(写真左)、続いてライセンスコードの入力(写真右)を行います。国・地域と時刻設定が済めば設定は終わりです。
 
 17:56 最終処理を行い、次はデスクトップの準備をしていますということなので、この工程が済めば、PC起動後のデスクトップ画面が出てくるものと思われます。
 
 17:57 そして遂にWindows7のデスクトップ画面が現れました。デカッ!
 解像度設定が初期化されたようなので、画面の広さの設定を行います。2005年に購入したスクエア19型モニタを未だに使ってるので、1280x1024に調整します。

 18:01 調整が終わった状態(ピンボケスマソ)
 XPで使っていたソフトの連携はことごとく消え、アイコンも全てなくなってしまいました。
 この後、XP時代に使っていたソフトについては、.oldのフォルダに入って、そこから動くものと動かないものがあると思うので、検証作業が必要です。

 ここまで1時間10分ほどの作業でしたが、何かあっという間に時代が変わったという感じでした。
 改めて電源を入れると今まで立ち上がりに3分近く掛かっていたのが、30秒程で立ち上がるので、めっちゃ速い。でも喜んではいられません。
 そう、このWindows7のサポートは来月中旬で終わってしまうので、無償でWindows10にアップデートしたいならあと1ヶ月しかないのです。何というはかない命なんでしょう。

 実際に来月14日までにWindows10にアップデートするかは後日決めます。
   さようならWindowsXP

 でも実はWindowsXPのPCはもう1台あるのです。
 今はもう使っていないモバイルノートで、2010年頃に購入して鉄道生中継に大活躍したPCだったのですが、こちらは今後どう処遇するかは決まっていません。完全に箪笥の肥やし状態です。
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近鉄特急色 早めの記録を

2019-12-09 |  出撃 at 東海地方
 2020年3月14日のダイヤ改正で近鉄名阪特急に新たな車両80000系〔ひのとり〕が誕生しますが、それに伴って、近鉄特急の車両も大きく動くことが予想されます。

 大阪なんばの地下鉄御堂筋線側からエスカレーターで降りる所に、丸い大きなひのとりの看板が目につきます。上本町駅では地下ホームに大きな看板が出ていました。

 こちらは近鉄名古屋駅の北側改札口を出たあたり、これまでのスター特急である〔しまかぜ〕を挟むように2面で電照看板が掲げられていました。

 同じく名古屋駅で、降車ホームのスペースに80000系ご自慢のオールシェルバックシートの体験着座ができるキャンペーンが催されていました。体験着座は係員がいる昼間だけなので、夜に行ったので見るだけでした。

 .80000系の増備で12200系は消滅へ

 2020年から80000系を11編成72両製造し、今後毎時0分発の名阪特急は全てこの80000系に置き換えるとのことで、現在主役となっているアーバンライナー(13編成84両、ネクスト2編成含む)は、30分発の名阪乙特急への投入だけでは余るので、伊勢方面の特急にも進出することが考えられます。
 一方古参の12200系スナックカーは4連x17編成+2連x3編成の合計74両(あおぞらを除く)なので、両数的には新造の80000系とほぼ同数に近い数なので、12200系がほぼ押し出されてしまう形になります。
 JR東日本の走ルンですみたいに、安く大量に作る使い捨て電車ではないので、建造にもそれなりに時間が掛かると思われ、1年間かそれ以上の年月を掛けて導入されるものと推測され、一気には12200系は無くならないでしょうが、カウントダウンは始まっていると思われます。

 .消える特急色単独運用
 2020年3月改正のもう1つの注目点は、翌4月から施行される改正健康増進法によって、座席での喫煙ができなくなることがあります。つまり、列車の中では必ず喫煙コーナーで吸う事となるので、これまで12400系サニーカーや30000系ビスタカーなどは五位堂に入場して、1号車に喫煙ルームの設置工事を行ってきました。
 しかし、12200系だけは検査入場しても改造工事は行われずに、特急色のままで出場してきているので、もう喫煙ルーム対応はしない、つまり改正後は1号車には入らないということです。
 そこで、12200系の残数と、他形式の数とを比較すると、大所帯の12200系をばっさり斬るわけにはいかない状況での喫煙ルームの扱いとして予想されることが、「5号車の喫煙ルームを一部取りやめる」ということです。
 今までは12200系だけで、4・6・8両編成を組めて、喫煙車は1・5号車としていたのですが、今後は必ず他形式を1号車に含む編成に入れて、12200系は5~8になるが、場合によっては3~6号車に入れてくる事も予想できます。
 正直なところ、5号車などは乗客が嫌って予約が進まない状況なので、これを機に一時的ですが、一般車両による喫煙ルームを一部減らすことも十分考えられます。
 一般特急にアーバンライナーが入り、12200系が全て引退したら、在来車のみの、例えばV4+NN4の編成で1・5号車に喫煙ルーム有というのもあり得ます。
 とにかく12200系のみでの編成が春以降組めなくなるということです。

 .12200系重連編成を狙う
 12200系の編成は4・6・8両と柔軟に運用できますが、それが故に他形式との混結も日常茶飯事というか、むしろ混結の方が大半を占める現状にあります。
 そんな中、新特急色に塗り替えられずに、旧来の近鉄特急色を保ったまま走る姿を残しておこうと、最近は近鉄ファンならず遠方からのファンも連日沿線に出撃しています。
 現状で重連運用に入るのは、名阪・名伊とも週2~3回ぐらいあるので、運よく出くわしたら撮れます。
 どの運用に入るかはだいたい決まっているので、その列車の座席予約サイトを見れば分かりますが、車両の決定が当日の朝に発表になるので、遠方から来られた方は空振りになるリスクもあります。

 NS重連に割と入り易い列車
<平日>
・鳥羽6:25(614レ)→8:13名古屋8:30(158レ)→10:54大阪難波11:30(111レ)→13:54名古屋
・名古屋16:30(166レ)→18:56大阪難波19:30(119レ)→21:54名古屋
<休日>
・名古屋7:30(157レ)→9:56大阪難波10:30(110レ)→12:54名古屋
・松阪8:17(8814レ)→9:28名古屋9:50(29レ)→11:26鳥羽11:40(26レ)→13:17名古屋
・名古屋15:50(1513レ)→17:26鳥羽17:40(1712レ)→19:20名古屋

上記の列車意外にも入ったりするので、近鉄の予約サイトのチェックは欠かせません。
 
 まず該当列車の座席区分で、アーバン等の特定車種ではない一般車両の特急を選びます。(写真左)
 そして座席の区分の所に「★ 座席禁煙」と書かれていなければ、12200系が充当されています。
 次に「シートマップで選択」を選ぶと車両の編成表が出てくるので、ここで何両編成なのかが分かります。通常は4・6・8両編成なので、1又は5号車の所が無印であるのを確認したら、これでスナックカー確定です。(写真右)
 以前は12400系なども入っていたので、座席レイアウトの確認をする必要がありましたが、今は座席禁煙の確認だけで足ります。

 また実際に運行中に近鉄アプリでの確認ができます。
 走行中の「特急」マークをタップして詳細が開いたら、両数と設備の確認をします。車椅子マークやコンセントマークなどがなく、この2つだけであることを確認します。
 あとはお目当ての列車が来るのを待つだけ。

 .沿線へGO!
 さて前置きが長くなりましたが、実際に沿線に出て撮影します。残念ながら重連運用は本数が限られており、良い光線で撮影できる場所が限られているのが実情です。特に大阪線は。

 1.大阪線
 大阪線で順光で8連充当列車を撮れる場所は本当に限られています。

 まずは恩智-法善寺にて、名古屋からの158レを後追い順光で撮影。まあまあかな。NS45+NS49

 続いて難波で折り返し、名古屋行きの111レで下って来た所を、同じ恩智-法善寺間で狙います。
 通過は11:45頃なのですが、残念ながらまだ太陽が南中しておらず、バリ順にはなりませんでした。もう15分遅ければというところでしょうか。


 別の日に大和高田-松塚間で157レを後追い順光で狙ってみたのですが、下り列車が裏被りしました。通過後は速攻で片付けて移動します。NS46+NS45

 関屋で下車して智辯学園方面に行く途中の踏切で待機、私の直後に車で来た2人組はキャパ的に狭くなってたので諦めて別の場所へ行ったようですが、おかげでバッチリ撮れました。

 2.名古屋線
 名古屋線は名阪以外に名伊特急にも8連運用があるので、こちらの方が入る確率は高くなり、恵まれた環境なのですが、線形上基本的には下り列車狙いとなりますが、朝うまい具合に入れば上り列車も順光で撮れます。

 まずは伊勢朝日-川越富洲原間にて、この日は名阪・名伊ともに8連運用に入ったのですが、朝寝坊してしまい、名阪の157レは撮れず仕舞でした、名古屋9:50発の29レを撮影、他に誰も撮影者はいませんでした。NS49+NS46

 続いて富田-霞ケ浦間にて 名阪110レ NS47+NS45
 伊勢朝日で撮影した鳥羽行きと、朝寝坊して取り損ねた難波行きが順次名古屋に帰ってくるので、その2本を後追い順光で狙います。この日は地元軽ナンバーのオッサンが1人他にいただけでした。無事2本捕獲。

 別の日に趣向を変えて富吉駅の東側で撮ってみることにしました。
 この列車は朝松阪から上がってくる8814レです。残念ながら2両目にマンションの影が落ちてしまいました。冬場の朝夕は条件が厳しいです。この日は撮影後また伊勢朝日に行ったところ、踏切の所に10人位きていました。

 鳥羽から帰ってくる列車をどこで撮ろうか今回も趣向を変えて新しい撮影場所を開拓。NS51+NS49
 佐古木-弥富間で撮ってみました。まぁ後追い順光なので、大した変わり映えはないのですが・・・

 3.名伊特急名物? NS+N編成を捕獲!
 現在残存している12200系は4連のNS編成が17本あるのに対し、2連のN編成は僅かに3本しかありません。そして所属も明星と富吉のみなので、大阪線のNS運用と組む確率は非常に低いので、名古屋線で運よく巡り合えるのを待つだけです。

 富吉-佐古木間にて、上り賢島からの6914レに入った6連。NS47+N55
 この日は天皇陛下の伊勢ご行幸に伴うお召し列車の試運転として、名古屋からしまかぜが10時台に2本も発車していきました。

 伊勢朝日-川越富洲原間にて、下り鳥羽行き1513レを撮影。N54+NS39
 この日が天皇陛下の伊勢ご行幸の往路本番の日で、15時過ぎに別の場所でお召し列車を撮影して、そのまま伊勢朝日へ移動して6連編成をゲットしました。

 この他には4連単体の列車も勿論見納めになると思われるので、3月の改正まで残された時間で記録に愉しまれることをお勧めします。日照時間が短い季節なので厳しいですが。

※追記 12/24に近鉄から発表があり、
 ①喫煙ルームの号車は変えないこと
 ②12200系については全車禁煙とする
との事なので、喫煙室を持たない12200系だけの単独4連(さすがに重連はないでしょうね)も暫定的に残る模様です。これは絶対クレームが来そうだけど、それを覚悟での措置のようです。
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さよなら宇高航路(後編)

2019-12-02 |  出撃 at 四国地方
 さよなら宇高航路の続きの記事です。宇野港に着いたところから。

 .宇野港到着そして折り返し乗船

 宇野港入港後にすぐ、隣の岸壁にも別のフェリーが入港してきました。
 高松航路廃止後はこちら側だけを使うのでしょうか?

 昼過ぎの便のみ宇野港に着いてすぐ折り返しではなく、ここで1時間半の休憩があるので、港界隈でゆっくり時間があります。

 宇野港の乗り場は行き先別に建物が別々になっており、廃止後は建物自体使われなくなるのでしょうか?

 その宇野港フェリー乗り場から左へ120度体を向けると宇野駅があるので、歩いて3分ぐらいで着きます。
 昔は港が西側に離れていたので、宇野駅から港までずい分歩いた記憶がありますが、JRの宇高連絡船廃止後は宇野駅も駅前整備されて、アクセスはし易くなっていたのですが。

 ターミナル北側にある自転車置き場。
 自宅から自転車で港まで来て、朝6時台のフェリーで高松へ通期・通学という人もいると思いますが、フェリー廃止後はどうなるんでしょうか? 宇野→茶屋町→瀬戸大橋線→高松 のルートだと時間も運賃も多く掛かって高負担になります。この辺りの対策は何かされているのか気掛かりです。

 宇野駅周辺にはこれといって時間を潰す所もないので、30分ほどでフェリー乗り場に戻ってきました。
 ターミナルの待合室で待つことにしたのですが、そこにこんなポスターが貼ってありました。
 「撮り鉄」ならぬ「撮り船」ですって。玉野市の主催のようですが、残念ながら11月末で応募締め切りなので、この記事の投稿時点では終わっています。

 15:30 再び乗船し、折り返し出港時間を待ちます。
 帰りは1番乗り・・というか、待っている人が3人ぐらいしかいません。

 15:45 宇野港を出港
 一番前の6席の中央席に座りました。

 高松行きは海路右側通行なので、途中の小さな島の西側を回るルートを取ります。
 先ほどは直島のすぐ脇を通りましたが、直島からは離れて通ります。

 前方の展望席は半分ほど埋まりましたが、後方の席はほとんど乗客の姿はなく、せいぜい15人ぐらいというところ。
 やはりこれだけ乗客が少ないと、路線維持も難しいところですね。

 西側のルートを通るので、瀬戸大橋も若干近く見えます。
 曇っていた晴れの国-岡山から香川県側に来て少し晴れ間が見えてきました。

 16:40 宇野出港から55分で高松港に入ってきました。
 意外と速い入港、積み荷が軽いせいなのかも知れません。

 お昼に高松港前の歩道橋から見た180度旋回を、今度は船上で体験します。
 まぁ他の船でもやってることですが。

 16:43 下船開始
 所定時刻より7分も早く到着しました。帰りは非常に早かった気がするのも当然ですね。
 これで宇高航路のお別れ乗船が終わりました。あとは撮影するぐらいです。

 高松港に戻って来てフェリーから降りてみると、船上に灯かりが。
 これは夕方の出港シーンはいい感じになるかも。

 ということで、北側の岸壁に回り込んで、夕方の便の出港シーンを撮ることにしました。
 電球色の灯かりが海上を滑って行くように流れる光景は趣があっていい感じだったのですが、最後になってその感傷的な雰囲気を散歩犬の鳴き声と飼い主の躾け声がぶち壊して終わりました。

 .船三昧の2日間を終えて
 1日目は午前1時に神戸港を出て朝高松に着いて、昼から宇野まで往復、合計3本船に乗りましたが、2日目も神戸までの帰路の船に乗るので、2日間で合計4本も船に乗る事になりました。

 2日目の朝は9時過ぎまで瓦町付近で琴電の電車を撮影したのみで、この日はJR・琴電ともに乗って何処かへという事はありませんでした。
 遅めのモーニングの後、10時台の高松港での発着シーンを動画撮影のみして、あとは昼過ぎにはもう帰路に就きます。
 高松港の旧フェリー発着場。
 サンポートに移転する前は、高松城の東側に各社のフェリー乗り場があり、ここから発着していました。私もここから車を積んで往復した事があるので懐かしいです。今は駐車場として活用してるようです。

 宇高国道フェリーの乗り場跡。
 一番広告が熱心でお客もいっぱい乗っていた宇高国道フェリーでしたが、航路以外の事業で会社は継続しているとのことです。

 高松東港から14時発の神戸行きに乗ります。
 1日4便あるうちの上りが3便、下りが2便小豆島に寄るので、今回は初めて小豆島を間近に見られます。

 小豆島に近づいてきました。
 岡山側はまた曇っていて、坂手港もかなり暗かったのと、動画のみの撮影なので、着岸の様子の写真はありません。

 高松出港時は数人だった船内も、小豆島からは多くの乗客(大半が外人)が乗り込んできて、船内は一気に喧しい中国語が飛び交い、白人カップルも閉口。これだけ中国人が五月蠅いと、乗る便も再考せざるを得ませんね。
 なおジャンボフェリーでは客室内撮影禁止(それでも一応動画は高松出港後に撮ってますが)のため画像掲載はありません。
 18:45 夜の帳が下りた神戸港に到着。2泊2日の高松出撃が終わります。

 ちなみに帰りの船は、検査明けの“りつりん2”でしたが、機関検査のみなので、客室内のリニューアルなどはなく、乗った感じは変わりませんでした。

 これで宇高航路のお別れ乗船旅が終わりましたが、宇高航路がなくなると、本州-四国間の航路は、
  1. 和歌山-徳島 南海フェリー
  2. 神戸-高松東 ジャンボフェリー
  3. 大阪・神戸-東予・新居浜 オレンジフェリー
  4. 広島・呉-松山 瀬戸内海汽船・石崎汽船
  5. 柳井-松山 防予フェリー
  6. 東京-徳島・北九州 オーシャントランス
の僅かに6航路が残るのみとなってしまいました。
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さよなら宇高航路(前編)

2019-12-01 |  出撃 at 四国地方
 11月中旬に宇高航路が廃止されるというニュースが飛び込んできて、まさかと思いましたが、現実は厳しいようで、12/16をもって休止(事実上の廃止)という事になりました。
 かつては国鉄(JR)も航路を持つなど、瀬戸内海の本四連絡の花形航路だったのですが、瀬戸大橋線の開業やETC割引などの定着もあって年々利用者が減り、1社また1社と撤退してゆき、最後に残った1社も遂に耐えきれなくなったということでしょう。自治体も補助金を出してきたが、基本的には設備維持費のみであり、運営費まで賄えない状態になったと思われます。ともあれ、廃止が決まったので、最後の名残惜しで宇高航路へ出撃することにしました。12月に入って青春18きっぷが使える時期になると混む可能性があるので、それを待たずに11月中に乗っておきます。

 .船に乗るために船に乗る
 宇野-高松間のダイヤを見てみると、朝1で宇野を出て5往復するのですが、各便とも折返し時間が10~20分のところ、昼過ぎの便だけ宇野で1時間半の休憩があるので、この時間帯で往復することにし、高松を起点として往復するため、岡山経由の陸路ではなく、航路で神戸からジャンボフェリー夜行便で高松に着く形で、帰りは2日目の午後の便で帰るので、まさに『船に乗るため、船に乗る』という旅程です。

 神戸-高松往復は3月に続いて2回目で、帰りは大阪行きのフットバスも選択肢の1つでしたが、往復で買うと帰路は1,400円で帰れるので、時間に余裕がある時は往復船便利用がいいですね。

 神戸港に入港してきたのは今月定期点検明けの“りつりん2”ではなく、ずっと運航していた“こんぷら2”でした。閑散期の平日とあって、23時の乗船券発売開始ですぐ上に上がっても誰も並んでおらず、1番乗りできました。

 最近は夜行便に限って、枚数限定でブランケットを無料で貸してくれるので、試しに借りてみたのですが、60cm程度の短い物なので体全体は覆えず、補助程度のものとして考えておいたほうがよいでしょう。

 6時前に高松駅に到着。宇高航路の船に乗るのは昼過ぎなのですが、今日は朝7時から1時間半ほどは駅の西側で列車の撮影のため、夜が明けるのを待ちます。

 朝7時過ぎからは駅の西側に行って、高松駅を発着するJRの列車の撮影をしました。この撮影したものは来年あたりに公開する予定です。
 撮影後は高徳線と琴電で志度まで往復して時間潰してお昼を迎えます。

 .市街地直結の便利な高松港

 お昼過ぎの便に乗るために高松に戻ってきて港に向かいます。
 高松駅の駅舎は、よく見ると顔になっていて、思わず撮りたくなってしまう駅舎です。

 その高松駅に背を向けて左手のホテルがある方に高松港に向かう歩道橋があり、ここから港に向かいます。
 Google Map では何故か徒歩17分と表示されたましたが、実際には数分でたどり着けます。

 つづら折れの歩道橋を歩いてゆくと、やがて前方に海の青い景色が展開します。ちょうど小豆島(土庄)からのフェリーが着いたようで、十数人の乗客が歩道橋を渡ってきたのですが、たまたま写っている女子高生は時間帯からして島からの上陸便の乗客かどうかは分かりません。

 歩道の突き当りに船の時刻表示器があり、ここから右側へ行くと高速艇乗り場、左側に行くとフェリー乗り場になります。

 歩道橋からみたフェリー乗り場のようす。
 写っているのは2番乗り場の小豆島便のもので、宇野行きは奥の1番乗り場から発着します。

 歩道橋から下りて、ターミナルで乗船券を買います。
 きっぷ売り場は行き先別に分かれていて、宇野行きは1番手前の売り場で買えます。

 宇野まで往復きっぷを購入。往復割引乗船券と一緒に航路を休止するお知らせの紙を渡されました。
 往復で買うと帰路が1割引きになるのと、宇野側は自販機でのきっぷの発券なので、高松で買う方が硬券ではないものの、見栄え的にもよいでしょう。
 ここまでで高松駅から徒歩で8分程度、他の県都の港だと松山にしても徳島にしても市街地中心駅から離れたやや不便な所にあるのですが、高松港は駅とほぼ直結なので、とても便利です。

 .いよいよフェリーに乗る

 きっぷを買って、乗船口に行きます。
 宇野からの船が到着するまで暫く時間があり、平日で乗客も少ないため、先ほどの歩道橋に戻ることにします。

 12:45 宇野からの船が港に入ってきました。
 真っ直ぐ入ってくるのかなと思いきや、この後が見物です。

 港に入ってきた船は一旦乗り場のある岸壁から離れて入ります。

 船首を奥に突っ込んだ後は、グィーーンと180度旋回します。
 この光景が高松入港時と宇野出港時に見られるので、多客時に船内で座れない覚悟であれば、着岸時にこの歩道橋から撮影することをお勧めします。

 歩道橋から下りてきて乗船待ち列の後ろに並ぶこと5分。
 下船車両と入れ替えに乗船が始まり、私も続いて乗り込みます。

 13:05 出港時刻ギリギリになって、自転車の兄ちゃんとオッサンが駆け込みで乗り込んできて、若干待たされましたが、無事に出港です。

 高松港がどんどん離れていきます。
 最近は3,000トン~10,000トン超クラス以上の大きな船ばかり乗っていたので、出航してもゆっくり進むのですが、この第一しょうどしま丸は987トンと、1,000トンを切る軽さ?なので、出港するとグングン加速しますので、一気に岸壁が離れていく感があります。

 船内は閑散期の平日の昼間とあって、乗客数は30~40人程度というところでしょうか? 12月の土日となると鈴なりになるかも知れないので、この時期に乗って正解でした。

  出港後にすぐに列ができるのが売店で、ちょうどお昼時とあってうどんを注文します。10分ぐらいデッキで撮影しているうちに、列がほぼ解消したのでさっそく注文します。

 こちらが出てきたきつねうどん 320円也、安い。
 ジャンボフェリーのうどんはいかにも冷凍麺とすぐに分かるモノでしたが、こちらの麺は生麺?という感触で、高松港ですぐに麺を積み込めるのが利点です。出汁は意外にも塩辛めの味です。

 座席は前方と側面の窓際の席がリクライニングするタイプで、前方の席などは新幹線のグリーン席並みにリクライニングが倒れます。

 その前方席の区画ですが、一番前の眺望席は6席なので、一番乗りじゃないと座れません。まぁどうせ写真撮ったりしてウロウロ船内を動き回るので、その6席だと座ってる人の前を通してもらったりと逆に不便です。

 晴れの国-岡山県側に入ってきてなぜか曇ってきました、
 右手に直島を見ながら本州の陸地が近づいてきます。

 高松を出て1時間で宇野港に入ります。
 かつては夜通し運行しており、夜行便利用が中心だったので、日中の宇野港に入るのはJR宇高連絡船利用時以来かも。

 高松港・宇野港ともに船首に向かって右側に岸壁がある形で着岸します。
 右側は小豆島航路のフェリーでしょうか。

 高松乗船時とは反対の船首側の階段から降りて下船します。
 自撮り棒に180度カメラで生中継?してる台湾人っぽいおっさんに続いて最後に下船。

 船から吐き出されるトラック。
 ガラガラかと思いきや、意外と台数は載っかっていた感があります。観光客と違って、トラックは名残惜し乗船で数が増えるなんて事はないので、結構乗っているじゃないかと思ったのですが・・・

  --- 後編に続く ---
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