六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

楽しい福岡空港の朝 ほか

2024-06-01 |  出撃 at 九州地方
連日投稿していました九州遠征記の最終日の記事になります。

 今回の九州遠征では現地4日間あるうち、初日からの3日間は旅名人の九州満喫きっぷを使って丸1日移動撮影してきて、3日目の夜に福岡入りしました。残り最終日である4日目は夕方前に小倉に着いてから新門司港発のフェリーに乗る必要があるため、小倉に15時には着く必要ごあるので、特急などを使わない限りあまり遠くまでは行けません。昨夜は大野城まで下りてきたのですが、翌朝はそのまま下りて久留米·鳥栖方面や、逆に上って博多周辺のどちらでも出られるようにして、夜寝ずに(嘘)次の日の行き先を決める事にしました。

 .福岡空港で離着陸を撮影
 現地最終日の4日目ほ昨日までと同じような移動主体では新たに旅名人の九州満喫きっぷをもう1枚買うことになり、残り2日分が余ってしまうことから、最終日は福岡近郊で動く事にしました。今日も朝から快晴の予報が出ているので、初めて福岡空港の展望デッキに上がって飛行機を撮影することにしました。撮り鉄ならぬ撮りジュラルミンです。
 福岡空港は大昔に市営地下鉄の乗り潰しで来ただけで、1階のコンコースまで上がっただけで折り返したので、展望デッキには上がった事はありませんでした。
 羽田·伊丹と並んで発着本数が多い空港なので、朝ラッシュのシーンも見応えが有ると期待できます。実は今月始めに伊丹空港に飛行機を見に行ったのですが、あそこの空港は国際線が無く、またLCCも乗り入れて無いので日航と全日空の機体がひたすら5分間隔で飛び立つだけでした。正直バラエティに欠けるラインナップだったので、色んな会社の機体が見られる福岡に期待です。

 6:42 福岡空港のカウンターで出発標を見てみます。
 羽田や伊丹だとJAL系とANA系でカウンターが分かれているので、別々の場所で表示を見ないといけないのですが、福岡の場合は一か所でまとめて表示されるので便利です。2大キャリア以外の会社のマークもちらほら見えます。
 4階にある展望デッキはまだ閉まっていて、7時に開けられるので4階のデッキ前で開くのを待ちます。

 7時のオープンより少し早めにドアを開けてくれたので、早速カメラと三脚をセットしてみたのですが、4階の展望デッキは人も多く、滑走路側とエプロン側と一緒に写すのが難しいので、下に降りて3階のデッキでカメラをセットしました。
 離発着の間隔が開くと時はカメラをエプロン側に置いて、通常は滑走路側を向けています。

 そして福岡空港の見どころは、プロペラ機の発着シーンが間近で見られることで、伊丹だと望遠レンズで遠くに狙わないと撮れないのですが、福岡だと目の間、それも広角レンズでこれ位の大きさで収まり、更にこのようにプロペラ機のダンゴ待機シーンが見られるなんて結構嬉しいですね。
 福岡空港では1時間ちょっと撮影して終えました。

 .西鉄で一旦南下して戻る
 さて福岡空港で朝ラッシュのシーンを撮影しましたが、まだ8時過ぎなので、この後どうしようかと考えたところ、
 よし、西鉄で大牟田まで行って、それからJRで小倉へ行こう! 
というプランを立てました。

 西鉄福岡9:30発の大牟田行き特急に乗って、前面展望を録ってみたのですが、平日の朝なのに家族連れが乗ってきて、小学生と見られる兄弟がギャーギャー騒いで最悪の環境になるわ、固定具の長さが合わずにバーに固定できなくて画面が揺れ揺れになるわで、せっかく回し続けましたが無駄な64分となりました。ってか、子供学校行かせなくていいの? 

 10:34 大牟田に到着
 西鉄の撮影については、また別の機会があれば再トライしてみたいと思います。

 .JRの車窓を撮って帰る
 11時近くなったので、これより南下するほどの余裕もないので、小倉方面へ戻ることにします。
 JR鹿児島本線は近年の度重なる本数減らしのダイヤ改悪の影響で、日中の時間帯に大牟田まで快速電車が来なくなりました。
 特に昼間は鳥栖か久留米止まりが多いため、大牟田からは普通電車で戻ります。
 ちょうど11時台に1本、羽犬塚発の小倉行き区間快速が、それも811系8連で運転されているので、それに乗って前面展望撮影を再トライします。

 羽犬塚11:38発の小倉行き区間快速(811系)の前面展望動画を撮り始めました。
 この811系はJR九州の電車の中では最も前面が広く映ります。ちょうど有名な鉄橋を渡っているところです。
 鳥栖を過ぎると沿線にチラホラ撮り鉄の姿が目立ったので、何か来るのかな?と思っていたところ、

 うわぁ銀様来たぁぁぁぁぁぁ
 それで沿線に何人か撮り鉄が待っていたのか。まぁこういう形で記録に残ったのもいいかと思います。
 心配された乗務員の便乗ですが、やはり南福岡から便乗がありましたが、その運転士さんは非常に気遣ってくれて、すぐに椅子を出して座ってくれたので、帽子の一部が映るだけで済みました。JR九州にもこういう良い乗務員もいるもんだと。

 13:50 小倉に到着
 羽犬塚から2時間12分の立ちっぱなし苦行が終わりました。

 15:30 連絡バスで新門司港へ向かいます。
 今夜は阪九フェリーが休航で、しかも金曜日とあって名門大洋フェリーの2便は昨日の時点で満席、1便もかなり埋まっていたのでいつものギリギリ買いはせずに昨夜の時点で予約を押さえていました。
 1台目のバスに乗っていると、隣に2代目のバス(写真)がやってきて、更にその後もう1台やってきて、大繁盛の3台体制での輸送です。私の乗ったバスには阪急交通社の募集した一般ツアー客が半数を占めていました。週末の混む日に団体客で客室が押さえられると一般客は困るんですけどね。

 ということで、帰路も夜行航路利用で帰りました。さよなら~~九州、次はいつ来るかわからん。
 これで5泊6日の九州遠征が全て終了、後は撮影した動画の編集をいつかすることにします。

◆5/17の行程 (赤字は立席)
 下大利556〜 5122〜608大橋611〜 6206〜617福岡/天神625〜 2103〜636福岡空港839〜 2102〜850天神/福岡930〜 3114〜1034大牟田1108〜336M クハ814-10〜1132羽犬塚1138〜4132M クモハ810-1504〜1350小倉1525〜連絡バス北九州市営〜1605新門司港1700〜名門大洋フェリー上り1便フェリーおおさかⅡ〜翌日~5:30大阪南港 以下省略

  下大利→西鉄福岡   11.6km 320円(全てICカード)
  天神-福岡空港 往復 11.6km 520円
  西鉄福岡→大牟田  74.8km 1,050円
  JR大牟田→小倉  136.5km 2.530円    合 計 234.5km 4,420円
 全て普通運賃で乗車しても旅名人きっぷより1,000円ちょっとしか変わらなかったので、これでよしという所でしょうか。

◆全体の交通費一覧
 旅名人の九州満喫きっぷ  11,000円 (25,470円分乗車)
 鹿児島市電・桜島フェリー  570円
 九州産交 熊本駅→熊本港FT 540円
 九商フェリー 熊本→島原  890円
 5/17日分行程 西鉄・地下鉄・JR 4,420円
 名門大洋フェリー 2等寝台 12,480円(30%割引・往復分)458kmx2
 難波-大阪南港FT 11.6kmx2 580円
 近鉄 往復(片道特急利用) 5,740円      全旅費計 36,220円

 これで一連の九州遠征記についてはこれで終わりにします。
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楽しい三セク・私鉄めぐり(長崎編)

2024-05-30 |  出撃 at 九州地方
 前記事の続きで九州遠征の3日目になります。
 前日である九州2日目は午前中に鹿児島・午後から熊本という旅程で、最終的には熊本市内で滞泊となりました。
 今日の予定は島原鉄道と松浦鉄道の2路線に乗ることにします。

 .数年ぶりの海上ルートで短絡
 なるべくJR九州(特にロングシート)を利用しないで、できるだけ私鉄を楽しむ旅という事で、2路線を1日でどう乗るか考えると、やっぱり海上ルートで短絡ということになります。熊本-島原間のフェリーを使って南から北へ抜けるルートにします。

 これが本日のルートで、熊本を出発してバスで西へ進み、熊本港からフェリーで有明海を横切って島原に渡り、島原鉄道で島原半島を北上、諫早から大村線で佐世保へ出て松浦鉄道に乗車するという、長崎県を南から北へ縦断するルートになります。

 その前に朝練ということで、熊本市電の上熊本駅前にて、朝のラッシュ運用に就く5014型の撮影を行いました。
 これまでよりも数分あとのダイヤで運行されていました。この日だけなのか春の改正で変わったのかは分かりません。

 さて上熊本での朝練も終えて、すぐに熊本駅へやってきて、7:37発の熊本港行きのバスに乗るのですが、前回乗った場所からバス停が移動していて大慌て。
 大急ぎで赤信号を無視して横断歩道を渡って丁度発車時刻にバス停に着いたのですが、バスがいません。あれっ出ちゃった?
 マジか! と呆然としていたところ、3分遅れでバスがやってきました。

 8:10 バスは3分の遅れのまま熊本港に到着。フェリーの出航まで10分しかありません。
 急いで切符を買うためにターミナルの中に入ります。

 窓口で「強風で運航できるか分からないので、待合でお待ちください。』 既に9時半の船が欠航になっていました。これはヤバイかも。
 そう言われたので2階の待合で待っていたが、出航時刻が近づいたので焦って桟橋へ向かったところ、
 「桟橋は使えないので降りてきてください」と1階へ降りるよう促された。

 取り敢えず船は出せますが、強風で人道桟橋が揺れて危険なため、自動車用の桟橋から乗ってくださいということで、徒歩乗客数名が集められ、一旦車の乗船を止めて、船員の誘導で我々徒歩客を乗船させます。熊本駅前でバスに乗る時からずっと五月蠅かった関東弁のBBAたちがここでもうわぁ~と大はしゃぎしてて萎えます。

 徒歩客の乗船が終わったのを確認して自動車の乗船扱いを再開します。熊本フェリーが欠航になっているので、九商フェリーのみで、車の待ち列も長いです。
 かなりの風が吹いていて、風速10mは出ています。福岡市内では20m近い風で博多駅前の街路樹が倒れる被害も出ていたそうです。

 普段は穏やかな有明海ですが、白波が立ち、時々バシャ~ンと波しぶきが上がって、客席の窓に打ち付けます。
 有明海の航路は何度か利用したことはあるけど、まさか波しぶきが高い所まで上がるとか初めて。デッキに出ると強風と船の揺れで危険なため、船内で大人しくしていました。

 10年程前には逆方向で同じこのフェリーくまもとに乗りましたが、船内はその当時と変わっていない感じです。
 テレビのワイドショーが割と大きな音で掛かっていて少々不快でしたが、それよりも気持ち悪かったのが、船内で飛び交う朝鮮語で、生まれて初めて船酔いするかと、台風の中の大揺れでも酔わなかったのに・・・節子それ船酔いと違うw

 9:20 船は遅れを取り戻して定時に島原港に到着。
 平地で吹きっ晒しの熊本港とは違い、島原港は目の前の普賢岳が風を少し遮ってくれるので、こちらは人道桟橋も出すことが出来ました。

 船を降りて島原港ターミナルへ入ります。
 天気は快晴なんですけど、それでも風が強い。

 島原港のターミナルに入りましたが、1,600トンの高速フェリーは終日欠航になるようで、800トンの九商フェリーだけが運航するようです。

 .島原鉄道を撮影
 熊本から海上ルートで短絡して、ここからは鉄道旅に戻ります。

 9:40 駅から歩いて5分の所にある島原港駅に着きました。
 既に10時ちょうど発の諫早行きが待機しています。JR九州みたいにドアを閉じて客を締め出すなんて悪態はありません。

 島原港駅の駅名標。
 島鉄も鉄道むすめのキャラクターが看板に描かれていました。地方鉄道ではこうしたキャラクターで盛り上げてグッズ販売に繋げるのが増収策の一つになってますからね。

 車内は私以外には、同じくフェリーに乗っていた初老の男性旅行客1人と、発車間際に乗り込んできた地元の爺さんの合わせて3人を乗せて出発。寂しい車内ですが、このあと島原から大量のお客さんが乗り込んできて座席はいっぱいになりました。

 島鉄に乗る目的も当然コレ。最前部にカメラをセットして前面車窓動画を撮ります。
 普通ならボックス席にどっかと腰かけてボ~~っと景色を眺める至高を楽しむのですが、今日は終点の諫早までここで立ちっぱなしですw

 駅間の短い島原の市街地を抜けると駅間距離も長くなるので、列車もスピードを上げて走ります。
 と言っても時速65km辺りが限界ですがw

 11:19 諫早に到着
 島原港から約80分の立ちっぱなしから解放wの旅でした。

 .松浦鉄道に乗るも
 続いて午後からは松浦鉄道に乗るのですが、佐世保までの大村線に乗ろうとしたら平日の昼間なのに混んでいたので、1時間遅らせて一旦長崎まで出て、そこから佐世保行きの快速に乗ることにしました。

 12:10 ということで長崎駅で下車し駅前に出てきました。
 西九州新幹線が開業して以降は初めての下車になり、駅前の工事もすっかり終わっていました。結局路面電車の線路を駅に寄せる計画はナシになったんですね。
 このあと13時台の区間快速で佐世保に向かいました。

 15:13 ところが佐世保駅で待っていたのが松浦鉄道で1両だけ在籍するMR400型で、しかも台の上には荷物が置いてあって、ここにカメラは置けず、立ちスペースも無いため撮影は中止。まさかこの車両が来るとは。
 ということで、座席に座って時々車窓を撮りながら、伊万里までの2時間半、ボ~~~っとすることにしました。
 2時間半トイレなしの車両なので、乗るときには覚悟が必要です。酒飲みながらとかの乗車は無理ですよ。
 時間的に15時も回って光線もあまり良くないので、次もし松浦鉄道に来るなら12時ぐらいがベストと思いました。

 列車は途中の佐々と松浦で数分間の停車時間がありますが、その他の駅では列車交換でも2分程度の待ち時間に抑えるよう上手くダイヤが組まれていて、途中休憩できないのが逆に残念です。

 17:09 松浦に到着
 乗ってきた伊万里行き348Dはここで9分間の停車をします。列車交換はなく、他の駅での列車交換のための時間調整でした。

 停車時間を利用して駅前に出てきました。
 国鉄時代と数年前に乗った時を含めて、この区間では平戸口以外は降りたことが無かったので、ここで初めて下車カウントとなりました。

 海沿いを走るイメージの強い松浦鉄道ですが、実際に車窓から海が見えるのは松浦発電所辺りからの数駅間だけで、意外と海は見えません。

 17:58 伊万里に到着
 佐世保から2時間45分という、私鉄の列車としては最長部類に入る乗車時間の旅が終わりました。

 伊万里駅では数年前に降りていますが、取りあえず駅の外へ出ました。
 当初予定ではこのまま有田まで行って、そこからJR佐世保線に乗って鳥栖経由で博多方面へ出る予定でしたが、有田行きの列車に乗ってもこの光線状態だと撮影もできないし、時間も遅くなるので、松浦鉄道の旅はここで終えることにしました。

 .超久々に乗る筑肥線非電化区間
 ということで松浦鉄道の旅は伊万里で終えて、これから博多に向かうにはもう1つのルートがあります。
 それは伊万里から唐津へ向けてJR筑肥線が通っているので、それに乗って博多へ向かうのです。

 伊万里駅は国鉄時代は当然1つの駅だったのですが、第三セクター鉄道として松浦鉄道が誕生したことで、駅が東西2つに分割されて、間に道路ができました。そのため両者を乗り継ぐ場合は一旦改札を出て、2階に上がって連絡通路を渡ってまた1階に降りてこなければなりません。道路を挟んで向かい同士なのですが、意地悪なことに横断歩道が無いだけでなく、道路には通行分離帯を設けてわざわざ鉄柵まで立てるほどの入れ込みよう。どれだけ鉄道客に意地悪したいんだと閉口です。

 行政側の意地の悪さとは違って、両者の駅名標には、それぞれ他社線の駅が書かれています。
 どちらがJRで松浦鉄道か、見たら分かりますね。

 18:24 唐津からの折り返し列車が到着、多くの高校生が降りてきました。
 このまま18:56発の唐津行きとなるのですが、32分の折り返し時間があるので、またドアを閉めて乗客を締め出す悪行をするのかと思ったのですが、ここではドアは開けたままで、駅で待っていた乗客を乗せていました。高校生の親から苦情でも出たのですかね。
 ということで、この区間を乗ったのは高校1年夏の九州遠征の時なので1981年以来の実に43年ぶりの乗車となりました。筑肥線の電化区間については何度か乗っていましたが、ここはJR線としては盲腸線扱いなので、なかなか乗る機会がなかったものです。

 19:47 唐津に到着。伊万里からは50分ほどの旅でした。
 ここからは数少ない現存する103系電車に乗って、博多へ向かいました。

 明日は九州遠征最終日、福岡近郊の話を書きます。

本日の実績  (青字はロングシート、赤字は立席わざとw
・5/16 上熊本717〜5321M クモハ815-〜722熊本737+3〜産交バス〜807+3熊本港820+4〜九州商船フェリーくまもと〜920島原港1000〜SDC2504A〜1119諌早1137〜4225D YC1-207〜1204長崎1303〜4234D YC1-213〜1505佐世保1513〜348D MR401〜1758伊万里1856〜2534D キハ125-3〜1947唐津1951〜376C クハ103-1518〜2033+4筑前前原2046〜558C 1529〜2128博多2220〜2353M モハ414-1512〜2253水城

熊本駅前→熊本港FT 12.9km 540円(別途運賃)
熊本港→島原港   21.0km 890円(別途運賃)
上熊本→熊本  3.3km 210円
島原港→諫早 43.2km 1,540円
諫早→長崎  24.9km 480円
長崎→佐世保 81.4km 1,680円
佐世保→伊万里 80.8km 2,290円
伊万里→博多  85.5km 1,800円
博多→水城   10.6km 280円     合 計 363.6km 8,280円分+別途1,430円 
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楽しい第三センター鉄道めぐり (熊本編)

2024-05-27 |  出撃 at 九州地方
 連日書いています九州旅程の続きとなります。
 前記事では現地2日目の前半として、朝鹿児島市電の撮影をして、その後に桜島フェリーで往復した所まで書きましたが、今回は鹿児島中央に戻ってきて、昨日来た道を北上して熊本方面に戻る旅程となります。
 今回の九州旅行の1つの目的として車窓動画を撮る事がありましたから、それに適している美しい車窓が撮れる第三セクター鉄道に乗り鉄します。

 .快晴の肥薩おれんじ鉄道
 昨日は北九州から鹿児島まで鹿児島本線を下ってきて、夕方から肥薩おれんじ鉄道に乗って鹿児島入りしたので、夕暮れとなってしまったのですが、今日は上り列車で昼間に順光の美しい風景が撮れるように、昼前に鹿児島中央を出て、川内を12時台の列車に乗ることにしました。
 鹿児島中央発の普通列車が信号トラブルで5分遅れたため、川内での8分間の乗り継ぎ時間が僅か3分となってピンチだったのですが、他の乗り継ぎ客も数名いたので、12:28の発車も若干遅れて出発することになり、その間に運転士の方に許可を貰って、先頭右側にカメラを置かせてもらいました。

 高さ調整が必要なので、ダイソーでプラスチックの道具箱みたいなのを買ったのと、茶色いのは滑り止めシートで、これで列車が少しぐらいなら揺れても動くことはないだろうと思ってましたら、本当に揺れても動きませんでした。カメラは固定せずに、ただ滑り止めシートの上に置いているだけです。

 三脚をここに立てて撮影する人がいて、列車の揺れで倒れる場合があり、他の乗客に危険を及ぼす場合は撮影を中止していただく旨の警告の張り紙がしてあったので、過去にここに三脚を立てて倒した人がいたんでしょうね。

 終点まで全くカメラが大丈夫か分からないのと、手を添えて撮影してくださいと書いてあることから、結局八代までの2時間半ここで立ちっぱなしとなりましたが、とにかく今日は快晴で景色が抜群に良かったので、疲れましたが納得の結果です。

 14:57 川内から約2時間半で八代に着きました。
 この時間帯の列車を選んだのは、一番空いている時間帯と思ったのですが、意外にも高校生の乗降があって、最後の肥後高田駅から乗ってきた子らが少々五月蠅かった程度でしたが、そんなに問題はありませんでした。
 まだお昼の3時過ぎなので、次はどうしよう? やっぱり行っとく?

 .全線復旧した南阿蘇鉄道に乗る
 八代で午後3時なので、もしかしたら2路線目として南阿蘇鉄道まで乗れるかな?と時刻表を検索したところ、何とか行けそうなので、そのまま乗り継いで行くことにしました。熊本市電の撮影も考えたのですが、行けるうちに行っとこうということで、立野へ向かいます。

 途中の肥後大津までは20分間隔で電車があるのですが、ここから先の非電化区間が1時間に1本しかないので、この肥後大津がネックになります。
 17:16 肥後大津を発車の豊肥本線の列車に乗ります。

 小腹が空いていたので途中で勝ったコロッケパンとらくのうマザーズのコーヒー牛乳を遅めのおやつにして小さな幸せ空間に浸ります。らくのうマザーズのは九州でしか飲めませんからね。東日本なら酪王コーヒー、西日本なら白バラ牛乳、中部なら大内山牛乳みたいに、その地域ならではの牛乳メーカーのものが味わえるのが旅の楽しさでもあります。
 17時台とあって、帰宅の高校生や大学生が乗ってきて、立ち客もいます。
 立野では5分の乗り継ぎ時間でJRの改札を出て南阿蘇鉄道に乗り換えた上で、先頭部にカメラをセットしないといけないので、焦りましたが、何とかカメラをセットできました。
 しかし予想外に日暮れが早くて、外輪山の山影になった区間が多く、立野を出てからしばらくは夕暮れ後のような景色になってしまいました。

 10分ほど走って阿蘇下田を過ぎた辺りから日が当たるようになり、この中松駅で反対列車と交換します。
 夕方17時台の下り列車ですが、これでも朝から数えて7本目の列車という数の少なさ。でも学生を中心に結構乗っていました、ちょうど下校時刻というのもあります。

 18:06 終点高森に到着。
 国鉄時代の1981年に乗って以来の実に43年ぶりに高森にやってきました。
 ここから見る裏阿蘇(何で太陽が当たる南側から見るのに裏側なのかは不思議)の景色も変わってませんが、駅舎が全く変わっていました。

 駅構内にはワンピース サニー号の車両が止まっていましたが、勿論今日は普通の水曜日なので動いていません。
 金曜日と土休日並びに大型連休や夏休み期間のみの運転です。

 駅前に出てきました。
 休日ともなると観光客で賑わうのでしょうが、平日の夕方なので、数人の高校生が降りた後は静けさが漂います。

 駅前通りの様子
 駅周辺には飲食店が3軒ほどありました、折り返し時間内で食事をするのには時間が足りないので今回はパス。と言って次回いつになるか分かりませんがw

 駅に戻って、改札口前には時刻表や観光案内パンフレットが置いてあります。
 面白いのは「乗り過ごしマニュアル」という冊子。乗り過ごすのもいいのですが、次の列車まで2時間近くあったりするので戻るのが大変だったりします。

 駅の中には復興祈願のために寄せられた漫画家の方の色紙展示コーナーがありました。
 カーペット敷になっていて、靴を脱いで上がります。

 実にたくさんの色紙が並んでいます。
 これだけ多くの漫画家の方からの応援が寄せられていたのですね。

 こちらは記念撮影コーナーと、多分大御所の方と思われる方の色紙でしょうか。
 残念ながら私は漫画には詳しくないので、あまり見ても分かりません。正直ワンピースですら見た事ないですから。

 展示コーナーから振り返るとお土産コーナー全体が見下ろせます。
 色んなグッズが置いてあったのですが、家を出る時から既にカバンがパンパンなので、土産物は買えません。

 18:45 折り返し立野行の列車に乗ることにします。
 日が長くなって、こういう夕暮れ時のシーンが遅くに撮れるのが、この季節の好きなところ。

 南阿蘇鉄道の一般車両は残念ながらロングシートです。
 まぁ全線乗っても30分なので、仕方ないですかね。

 列車は数人のお客を乗せて立野へ向けて走り出しました。
 右手に阿蘇の山並みを見ながらゆっくりと列車は走ります。列車の速度と相まって実にゆったりとした時が流れます。
 乗っていた白人のお姉ちゃんも荷物が無かったので、この辺に住んでる方なんでしょうか? こういう景色も空気もいい場所に魅せられたのかも知れませんね。
 列車は30分で立野に到着し、ちょうど宮地から折り返してきた列車に直ぐに乗り換えて、今回の南阿蘇鉄道訪問は終わりました。
 43年ぶりとあって、正直ほとんど景色を覚えていなかったので、震災で景色が変わった場所を含めて、ビューポイントがインプットできました。

 .おまけで降り鉄
 43年ぶりに国鉄高森線→南阿蘇鉄道を訪問したのですが、下車駅としての新規の駅はないので、今日は全く増えていませんでした。
 そこで熊本までの帰り道に少しだけ途中下車をして新規の駅を増やしてみることにしました。
 肥後大津からは昼間は20分間隔で運転しているのですが、19時台だけ間隔が微妙に開いたりするので注意が必要です。
 既に豊肥本線の電化区間では既に平成~武蔵塚までの7駅で下車済みのため残るは光の森~原水の3駅となりました。

 19:45 肥後大津から乗って次の原水では降りずに2駅先の三里木で下車します。いわゆる「行って戻る作戦」です。
 ここで6分後にやってくる肥後大津行きに乗って1駅戻ります。

 19:54 原水駅で下車
 駅の南側は道沿いに街並みがあるのですが、北側は最近まで畑でした。

 状況が一変したのは今春で、TSMC熊本工場が出来てからは、北側にバス乗り場が作られて、工場へ勤務する方の輸送が行われています。工員なら時給2,000円、食堂勤務なら時給3,000円とあって、かなり遠方からも通う人が増えて、まさかのホームは人で溢れて混雑しています。
 夕方の熊本行きなのに座れず、混雑した車内で立って移動です。

 20:12 光の森に到着。これで豊肥本線の電化区間は全駅下車となりました。
 駅の北側にゆめタウンのモールがあったので、食べる所はあるかなと見てみたのですが、フードコートらしき物だけで、ラストオーダーの時間が迫っていたので駅に戻ってきました。

 ということで、今日は午前中の桜島往復に続いて、昼からは第三セクター鉄道2路線の撮影に暮れる1日となりました。肥薩おれんじ鉄道は何度も乗っているのですが、南阿蘇鉄道側へはなかなか来れなかったので、高森駅以外は昔の記憶もほぼ消えていたので良い機会になりました。

前記事の午前中と合わせた今日1日の行程  下線は初訪問(初下車駅)
・5/15 いづろ通618〜 9507A〜625鹿児島駅前/鹿児島港900〜第二桜島丸〜915桜島港945〜桜島丸〜1000鹿児島港/駅前1022〜 9503A〜1041鹿児島中央1132+4〜2438M クモハ817-517〜1221+5川内1229〜6134D HSOR-109A〜1457八代1511〜6336M クモハ815-1〜1550熊本1559〜1475M クモハ821-2〜1634肥後大津1716〜433D キハ220-209〜1731立野1736〜17レ MT4001〜1806高森1845〜20レ MT4001〜1916立野1920〜442D キハ220-209〜1933肥後大津1938〜1520M クハ814-14〜1945三里木1951〜1497M サハ821-2〜1954原水2006〜1522M クハ814-2〜2012光の森2032〜1524M クハ821-2〜2059熊本2151〜5366M クモハ815-6〜2155上熊本

 天文館通→鹿児島駅前 1.5km 170円(ICカード)
 鹿児島港ー桜島港 3.5km 200円 ×2=7.0km 400円(ICカード)
 鹿児島駅前→鹿児島中央駅前  3.0km 170円(これより旅名人の九州満喫きっぷ利用)
 鹿児島中央→高森  348.7km 5,330円
 高森→三里木  34.2km 870円
 三里木→原水   3.1km 210円
 原水→光の森   4.1km 210円
 光の森→熊本  14.8km 300円
 熊本→上熊本   3.3km 210円        合 計 419.7km 7,300円(+570円別途ICカード乗車)
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市電&市営フェリーを楽しむ鹿児島

2024-05-26 |  出撃 at 九州地方
 前記事はボヤキ内容だったので、前々記事からの旅程続きになります。

 .3年ぶりの鹿児島市電
 九州現地1日目は門司港から鹿児島本線で一気に下る途中に、久大本線で1か所撮り鉄したので、鹿児島に夜遅くに着いたところまでを書きました。今記事は翌日の現地2日目前半の記事になります。
 昨日に続いて、前面展望動画を撮ろうかと思ったのですが、鹿児島市電に乗ったところ

 アリャリャ 3年前に訪問した時のコロナ対応から変わらないままで、運転席右後ろのカーテンは閉められたままでした。
 残念。これでは前方が見れませんので、朝ラッシュ観察に予定を変更します。

 朝ラッシュ観察で来たのは1・2号系統の北の終点(起点)である鹿児島駅前。
 3年前に来た時はまだ工事中だったのですが、その後完成しています。シャッターを切った瞬間にLEDの発光切れ目だったのか、発車標の電光表示が真っ暗ですが、実際には表示されています。

 朝ラッシュの撮影は駅の南側の緑地帯で行いました。緑地帯と言ってもベンチなどもあって、その気になればお弁当広げて食べることだってできます。向かいのバス停客からは丸見えですがw
 ここでは、駅に入る順番待ちで電車渋滞が起きるので、結構見ていて楽しい場所です。残念ながら天気予報が外れて曇りになってしまいましたが、強く晴れるとビルの影や反射光の影響が出るかもしれないので、ここでは薄曇りあたりが丁度良いかも知れません。
 1時間ほどで朝ラッシュの電車観察を終えました。今日は昼から肥薩おれんじ鉄道の撮影をするのですが、それまで3時間弱の時間があります、先にも述べたように市電の前面展望ができないので、曇っていることもあり、モーニングで時間を潰してもいいけど、せっかく鹿児島まで来ているので、そうだ!

 .ついに乗っちゃうのか

 ということで、鹿児島駅から徒歩10分強の場所にある鹿児島港桜島フェリー乗り場へ来ました。
 鹿児島港は行き先によって、幾つもの港があって、それぞれがまた離れているので一口に鹿児島港と言っても注意が必要です。この桜島フェリーの乗り場が最も北側の位置にあります。

 港ターミナルのコンコースは2階にあるのでエレベーターで上がります。多くの人は交差点の北側にあるエスカレータで2階に上がって歩道橋を渡りそのままコンコースに入るようです。

 2階のコンコースに入ると、きっぷ売り場も改札もなく、そのままお入り下さいということでした。見慣れたICカードの表示にご注目。クレカも使えますが、携帯QRには未対応のようです。
 このままゲート?らしき所を抜けて桟橋に入り、すぐに船に乗り込めました。

 船に乗ると一番前の展望がいい場所は、中国語を話す人たちで埋め尽くされてました。ちょうど朝9時という時間が、ホテルから出て桜島に渡るには一番いい時間帯なんでしょうね。けたたましい中国語でないので、多分台湾からの人たちと思われます。まぁ中国本土からの観光客はコロナ後は98%減なので、中国本土以外(日本や豪州・シンガポールなどアジア各地)に在住の中國人か、台湾からの人となり、場所的にも台湾が近いし台北からの直行便もありますから。

 9:00 鹿児島港を出港
 最上階の展望デッキに上がってきました。狭いですがやはり15人ほど居た乗客のほとんどは中国語で、それよりも賑やかな3人ほど関西語のおばちゃんたちwがおりました。

 日中は20分間隔で運行していて、このように海上でのすれ違いを2回見る事ができます。
 船体にプリンセスマリンと書かれていたので、第十八櫻島丸でした。今日は今乗っている第二桜島丸と帰りに乗った桜島丸の3隻で回しているようでした。

 所要時間は15分と、あっという間に桜島港が迫ってきました。
 曇っているし噴煙も上がっていないのが残念です。まぁ灰が降らないだけマシか。

 9:15 桜島港に到着。
 車両甲板は2階建て構造になっていて、自動車用桟橋も2階建てになっています。

 桜島港に到着すると電動で甲板上の柵が開いて、効率よく自動車の乗降ができます。
 この便では大型トラックが乗っていなかったのか、2階の自動車が数台降りて行っただけでした。

 桜島に上陸
 まぁ上陸と言っても、島ではなく半島のようなものですから、鹿児島市街の対岸に着いただけなのですが。
 そして、交通系ICカードが使えるので、ICOCAで支払いしました。本土最南端のICOCAが使える場所か思ったのですが、実際には指宿枕崎線の喜入駅の方が南側にあるので、ここは最南端ではありませんが、何となくそんな感じがしますよね。

 ターミナルの外に出てきました。
 お城の天守閣を思わせるような建物です。

 ターミナルを出て港周辺を散策します。
 南側の溶岩展望所まで往復すると1時間以上掛かるので、今回は港周辺だけにしました。どんより曇ってるし。

 9:45 桜島港発の便で鹿児島に戻ることにしました。
 この後は鹿児島中央11:32の発の川内行きに乗らないといけないので、あまりゆっくりはしていられません。

 行きは専ら景色を見ていたのですが、帰りは・・・っと、うどん屋に吸い寄せられていくぅぅぅぅw
 ということで昨日は小倉駅のホームでうどんを食べましたが、今日は桜島丸の船内でうどんを食べます。

 暖簾をくぐって、へぃいらっしゃい! ではなくて、静かにおばちゃんがやってました。
 薩摩うどん500円也を注文します。

 小さなさつま揚げが乗った、薩摩うどん
 朝7時過ぎにパン食べたばかりですが、昼前のうどんはこれまた美味しいw

 空いていればうどんは客席まで持って出てもよさそうなので、一番前の展望席に座りながら食べてるともう鹿児島港が近づいてきました。

 10:00 鹿児島港に入港
 急速に晴れてきました。画面の右側が北になるので、これから向かう鹿児島県北部~熊本方向は快晴になりそうです。

 鹿児島港に着岸しました。
 桜島にいた時にはどんより曇っていたので、早く切り上げてきたのですが、何か惜しかったかも。

 桟橋も通されて乗客が下船します。
 この便では観光客の姿は見掛けず、通学や買い物で乗ってるような人たちがメインでした。
 鹿児島駅に戻ったのですが、日豊本線の列車の時間が開くので、市電で鹿児島中央へ戻ります。

 10:40 鹿児島中央駅に到着 もう快晴です。
 予定通り(と言っても昨夜考えたばかりですが)11:32発の川内行きに乗り、川内12:29発の肥薩おれんじ鉄道の列車に乗りましたが、ここからの模様については続きの記事で書きます。
 桜島については勇壮な噴煙を上げてる姿を撮らないと意味がないので、またいつか来ることにします。
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景色は最高だが、人が最低?の九州

2024-05-25 |  出撃 at 九州地方
 今回の記事は読んでいて気分が悪くなる人が出るかもしれないので、予めおことわりしておきます。

 .おもてなし に逆行するJR九州
 前記事から続きになります。
 大阪からのフェリーで小倉に到着して、「旅名人の九州満喫きっぷ」を買うべく、みどりの窓口を見てみたら、

 ご覧の通りみどりの窓口は閉まっています。小倉と言えば、博多と双璧をなす九州を代表する駅ですよ。いやぁ本当にお粗末この上ない。まぁ新幹線の切符が欲しければ、開いているJR西日本のみどりの窓口(6~22時)に行くだろうし、指定席券売機もあるので一応困らないですが、JR九州の窓口でないと対応できない券の購入や変更取扱いなどの場合は窓口が開くまで待たないといけません。逆にJR西日本の窓口が開いてるから、JR九州側としては閉めても問題ないとでも思ったのでしょう。
 今春のダイヤ改正からJR東日本でも窓口を大幅に減らして問題となっていますが、サービス改悪の先を行くJR九州はもっとそれが進んでて、その状況については去年の訪問時に書いていますので、そちらの記事も合わせてご覧いただければと思います。

 まぁこの切符は指定席券売機があれば買える切符なので、窓口が閉まっていても困らないのですが、問題はそこではなくて、指定席販売機の設置駅数自体が少ないことで、JR東日本のように窓口を閉めてみどりの券売機に置き換えるならまだしも、九州は窓口は閉めたわ指定席券売機は置かないわという最悪の運営。

 さて、1日目は鹿児島本線を南下するのですが、快速電車の前面展望動画を撮影するため、一旦門司港駅に行き、門司港始発の羽犬塚行きに乗るわけです。そして門司港駅に着いたところ、

 やられたー まさかの締め出しです。
 昨年の九州旅行で、熊本や大分などで折り返し列車が一旦ドアを閉めたら運転士が交代のためそのまま乗務員詰所へ戻ってしまい、その間乗客は閉まったドアの前で延々と待ちぼうけを食らうわけですが、利用者の少ない地方駅での措置ならまだしも、まさかの福岡大都市圏であるこの門司港駅でもやらかしてました。これはもう全九州的にこの愚策を本社指令でやってるとしか思えません。
 これのどこが「おもてなし」なんだと。いうことで、この列車は折り返し待ちで25分ほど止まるのですが、ドアが開いたのは乗務員がやってきた出発時刻の数分前でした。しかもこの門司港駅はホームにベンチがありません。改札機前に4列ほどあるだけで、こういった終端式ホームの場合は、折り返し時間が長めになるため、折り返し列車を入線させたらドアを開けたまま列車の中で待たせるのが、国鉄時代からの習わしというか世界的に見てもそういう扱いのはずですが、JR九州はそれを敢えてやめた、つまり「おもてなし」に逆行する行為をしているわけです。


 こちらは昼過ぎの長崎駅での様子。(3日目に訪問)
 この列車は13時12分発の普通列車ですが、1時間以上前からこのようにホームに停めっぱなしにしており、発車時刻の20分ほど前にもなると、このように乗客が並んで待っているのですが、ベンチがほとんど無いため、多くの人がじっとドアが開くのを待たされるのです。国鉄時代の方がよっぽどマシです。
 ちょうど写真中央右側のドア前に立っている黒い服の男の人なんか、もう30分近くもドアの前に立って、まだかまだかと運転室側の方を見ていましたが、可哀想に、この列車のドアが開くまでまだ10分近くあります。

 長崎駅の電光掲示板にはしっかりと「この列車は発車の5分前にドアが開きます」と表示されており、つまりその時間までは「運転士の休憩が大事なので、客は外で立って待ってろ、出発時間が近づいて運転士が乗り込んだら乗せてやるから。」と言わんばかりの扱いようです。

 大々的に「お も て な し」なんてポスターをよく恥ずかしげもなく貼っていられるねと、つくづく感じます。

 .九州人はゴミ扱い
 これには色々と要因があると推測しますと、まず最大の理由は「徹底した経費節減」と思われます。しかし夜間ならともかく、昼間は室内灯を消していれば良いだけで、室内灯よりもはるかに電気を食う冷暖房については列車を停めている間も実は掛けっぱなしにしている(冷暖房を止めてしまうと、次に掛けた時に余計に電気代を食ったりするから)ため本末転倒です。気動車が主体のJR四国では、折り返し停車中はエンジンを止めて待機する(冷暖房は必然的に止まる)のですが、乗客は乗せるので、「エンジン停止中は冷暖房が止まりますのでご了承ください」と触れ置きしながらも、乗客を車内に入れて座って待ってもらう。これが真っ当なやり方じゃやないでしょうか?
 第2に九州人の気質の面が考えられます。
 私は1981年(高校1年の時)に初めて九州へ旅行したのですが、その時の感想のひとつに、やたら車両が汚いというのがありました。外観はおろか、とにかく車内が汚いのです。それは乗客が散らかしているというのではなくて、車両の手入れの悪さというのでしょうか、砂埃まみれの座席だったり、ドロドロの窓まわりなど、車両の普段の手入れというか取り扱いがかなり酷いんでしょうか、この辺を垣間見たことから、職員の人自体がいい加減なのかと疑っていました。
 そして職員が職員なら客も客ということで

 JR九州では特急車両以外の全ての車両のドアにこのような「床に座らないで」というシールがことごとく貼られています。
 そこまで九州の乗客ってマナーが悪いのでしょうか? 毎年のように九州に遠征しますが、床に座り込んでいる学生とかほぼ見た事ない、むしろ関東などで見かける方が多いぐらいです。
 それとJR九州のほとんどの在来線車両では車端部にゴミ箱を設けているところからも、車内でゴミを始末しない人が多く出ているのか「ちゃんとここに捨てろや!」という意思表示でゴミ箱を設置しているようで、JR九州側から見たら、こんなマナーの悪い客なんか乗せてやりたくないというところでしょうか? 
 ということで、あくまで私の個人的な考察ですが、JR九州は、
 一般客(地元の九州人)は最低だから締め出して、高い特急料金を払う(主に九州外からの)旅行客を「おもてなし」しよう
 そうとしか見れないのです。この乗客に対するあからさまな仕打ちは。利用客の人とか苦情入れないんでしょうかね? 我々などはたまにしか九州には行きませんが、いつも利用している地元の人からしたらこんな扱いをされて大人しく黙っているのかと思います。1度熊本駅でドア閉めてさっさと帰ろうとする乗務員捕まえて「ドア開けろ、文句あるなら本社の職員呼べ!」って暴れたろうかとも思いましたわ。これで1本動画を撮って「JR九州 乗客締め出し愚策」として問題提起できたらいいのですが、そのためにまたお金掛けて遠征するのも気分悪いですし。
 ということで、皆さんもJR九州の在来線普通(快速含む)列車に折返し駅で乗るときには十分ご注意ください。

 昨秋の九州遠征からこの辺りを酷く感じたのですが、JR九州の姿勢には訪れる度に怒りを覚えますが、九州には素晴らしい景色と、見どころたっぷりの私鉄・第三セクター鉄道があるので、次の記事からはまた旅程の続きの話に戻ります。
 この文章のタイトルだけを見て、まるで九州人全部が最低かのように受け取れますが、あくまでも主にJRの人を指しているだけなので、タイトルの文面通りに受け止めて苦情のコメントをしないで下さいね。(現場の乗務員も上から言われて締め切りにしているだけかも知れないので)
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往復フェリー+九州内のフリーきっぷ使用

2024-05-24 |  出撃 at 九州地方

             (Tenki.JPより引用)
 前記事の続きになります。世間よりも約1週間遅れのゴールデンウイークということで、今年は5/14~5/17の平日に4連休を入れて前日の5/13の夜行フェリーで出発し、青春18きっぷ期間なら帰路は鉄道ですが、今は期間外なので、帰りも夜行フェリーを使い、都合5泊6日(船内2泊)で九州行きとします。
 4日間で何処へ行こうか直前まで悩んだのですが、週間予報だと九州が一番天気が良さそうなので、関東や東北も行先候補だったのですが脱落となりました。その後急に発達した低気圧の影響で、東日本は大荒れの天気になっていたので、結果的に九州行きとして当たりでした。
 青春18きっぷによる鈍行乗り継旅が、場所によっては結構苦痛になってきているので、701系ロングシート地獄の東北本線は勿論ですが、転換クロスシート車が幅をきかす山陽本線も車両がいいのにも関わらず、ダイヤ改悪による乗り継ぎの悪さ故に、もう下りの往路は専らフェリーを使う事が恒例になってきました。今回は往復ともに航路利用のため、JR西日本には1円もお金は落ちません。

 .数か月ぶりにフェリーの旅
 こうして昨年10月以来の7か月ぶりとなる九州行きを正式に決めたのは前日である5/12日曜日、さすがに連休も終わって閑散期に入っているから、フェリーの船室も楽に取れるかなと思ったのですが、はやり1等1人用個室は全て埋まっていました。さらに2等もそこそこ埋まっている状況で、良い席など期待できません。まぁいつも天気予報次第でギリギリになってから行先を決めますから仕方ありません。

 最近は駅から歩いて線路沿線に三脚を立てて列車を撮影する、いわゆる「撮り鉄」をほぼやらなくなりました。動画撮影のついでに時間があればやる程度で、最近は専ら朝ラッシュの風景や車窓撮影がメインです。今回も車窓撮影がメインなので、北九州に早く着く必要も無いので、ちょうど保有ポイントが6月末で切れるとメールが来ていた阪九フェリーを久々に使おうと思ったのですが、ドッグ入りで1隻運休で、他の船も満席に近い状態でしたので阪九フェリーは諦めて、最近よく使う名門大洋フェリーの早便としました。

 名門大洋フェリーの方は今月はドッグ入りによる運休はないので2隻体制ですが、やはり1等1人室は個室は満室なので、2等寝台で探すことに。出発の前日に見たところ、窓際はさすがに埋まってたので、もう少し様子を見ることにしていたら、何と出発当日に窓際席に1つ空きが出たので(このスクショは前夜の段階の別室もの)ので、すかさず予約を入れました。3割引の運賃が適用されるのは出航の3時間前までなので、当日キャンセルか、前日に窓口扱いで予約取消した分を当日になってシステムに戻した等が考えられます。しかも空いていたのがいつもの右舷側ではなく、女性専用室がある左舷側(団体用としてよく使われる部屋)なので、今日は団体が入ってないのかな?というところでした。通常予約人数が少ないと清掃の手間を省くために、部屋ごと閉鎖するのですが、今回は全部屋開放なので、平日なのにかなり一般乗客がいるという事です。

 ということで、大阪へ向けて家を出て近鉄電車で移動中にこうやってスマホで予約をして即決済。14時を回ると1便についてはネットで買えなくなるので、この時間帯がギリギリです。そしてここからは予約なしに、港で直接窓口購入(いわゆる飛び乗り)客が出ない限りは、この座席の埋まり方でほぼ確定します。
 何週間も前から予定を決めて動くような人ならこんな事はしなくてもいいのですが、私はギリギリになって旅行の行き先を決める質なので、その中で最も良い席を選ぶとなると、こういったキャンセル待ちを狙う方法も1つですが、その間に逆に埋まってしまうリスクの方が大きいので、皆さんにはあまりオススメはしません。

 近鉄で移動していた時はまだ雨が降っていたのですが、地下から上がってニュートラムに乗る頃にはほぼ止んでいました。
 週間予報を見て、今回の荷物の中には傘は入れてないので、降ってもらうと困りますw

 ニュートラムを下りてフェリー乗り場に向かいます。
 もう大丈夫でしょう。

 前々からQRチケットになってるので、港のカウンターで手続きすることなく(コロナ時は検温やらGoTo割引手続きでネット決済してもカウンターで手続きする必要がありましたが)、そのままQRコードかざして通過します。

 17時発の第1便のみ3割引と割引率が高いのは、利用率ご低いのと、この長〜〜〜〜い桟橋通路を通って登っていく必要があるからと思われます。でも3千円近くの割引は嬉しいです。

 ニュートラムを降りて船に乗り込むまで歩いて10分も掛かってませんが、急速に天気が回復して、陽射しが出てきました。明日からの九州の天気も期待通りに行けばいいのですが。

 そして何と、向かい側のベッドですが、結局出航時刻を過ぎてもお客が来ませんでした。
 出航4時間前の時点では埋まっていたので、その後にドタキャンしたのか、もしかしたら乗り遅れてしまったのかも。まぁいずれにせよ空いているのは快適です。ちなみにこの日の同じ船室は20名中6名ほどしか乗ってませんでした。他の船室はもっと埋まってたり、女性専用の2区画は満席で、私の同室にも多分溢れたと思われるオバサンが1人早々とカーテン閉めて籠っていました。
 よく出発間際に港の窓口で切符を買って乗り込んでくるグループ(大概が外人)が居たりすると、せっかく空いていたのにとガッカリしますが、今回は特にそういう事はありませんでした。

 そしていつもの食事風景などが展開されるわけですが、この辺りはこのフェリー旅をする毎にこれまで何度か書いて来たので、今回は敢えて書かずに次に進みます。

 九州内での予定ですが、
 ①なるべくJR九州のロングシート区間は利用しない
 ②私鉄や第三セクター鉄道をメインに撮影
 ③バスや航路などもルートに考慮する
という事で、九州内4日間の予定をある程度ぼんやり浮かべながら、その場その場で組み立てつつ移動することにします。

 .行程をどうするか悩む
 新門司港に定刻の朝5時半に上陸、ここから小倉駅まで無料送迎バスを使うと小一時間掛かります。

 連絡バスは小倉駅に6時半に到着、これまでなら直ぐに新幹線で1駅乗って、JR博多や西鉄の近辺で朝ラッシュの動画を撮ったりしたのですが、もう録り終えているので、今日は前面展望動画を撮る事にしました。門司港から羽犬塚までの快速電車の先頭部で動画を撮って、そのまま熊本方面に南下して、最終的に鹿児島まで下る予定とします。
 問題は4日間のうち、旅名人の切符は3日分となるので、残りの1日は別の切符を買うなどして移動する必要があり、旅程の組み立ても大事ですが、現時点ではまだ何も決めていません。

 取り敢えず切符は買いました。3日間有効で11,000円なので、1日当たり約3,667円になります。
 ちなみに福岡ー鹿児島でバスを検索したところ、北九州発着はなく、天神・博多発着で片道4,500円、鉄道(在来線)で行くと7,950円も掛かるので、大人しく旅名人きっぷの1回目にハンコを押してもらい旅行開始。

 ということで、ホームに降りると、あぁ~うどん屋に吸い寄せられてゆくぅぅぅ~
 ってお爺ちゃん、さっき船の中で朝ごはん食べたばっかりでしょ! いやうどん1杯ぐらいかまわん。
 さすがうどん県福岡、朝からサラリーマンなどで人気です。

 さて動画撮影ですが、一旦門司港へ行って、門司港発9:05の区間快速羽犬塚行きに乗って、前面展望を撮ったのですが、途中から小学生の遠足のガキが乗り込んできて車内で騒ぐわ、南福岡では便乗の乗務員が乗ってきてしまい、次の二日市でも降りずに鳥栖まで移動っぽかったのでこれで撃沈ということで二日市で撮影を止めました。公開するかお蔵入りにするか悩みのタメですが、天気がめっちゃいいので、つくずく惜しいところでした。

 .久々の撮り鉄
 羽犬塚行きの撮影を途中で止めて、疲れもどっと出てきた状態で電車も二日市で下車して、一旦南福岡に戻って再撮影しようとしましたが、他の乗客が立っていたので撮影はできず、仕方なく撮影は諦めてゆっくり南下することにしました。3時間ぶりに椅子に座って色々情報をみていると、ぼったくり観光列車「かんぱち・いちろく」が動いているとのことで、今日は上り博多行きの運転日とのことで、久大本線の西側なら今からでも間に合いそうなので、急遽予定変更としました。
 久留米で途中下車して、久大本線のうきは行き普通に乗車、この列車の終着駅のうきはで上りのいちろく号と交換する予想なので、その手前の駅で降りて撮影とします。

 14:10 うきはの3駅手前の筑後草野で下車、筑後吉井などでは下車していますが、この駅は今回が初めてです。

 駅の中はミニ展示館ぽくなっていますが、誰も係の人もおらず、ガランとしていました。列車の時間まで少ししかないので急いで撮影場所に向けて歩きます。

 14:33 ぼったくり観光列車いちろくが通過 3両編成だったんですね。或る列車とか2両編成を見慣れてたから、もしかしたら〔いさぶろう・しんぺい〕の使い回し? と思ったらやっぱりそうでしたw
 さて久っさびさの撮り鉄も終えて、大急ぎで来た道を帰ります。

 14:48 久留米行の列車に乗って久留米へ戻ります。


 この後久留米からは八代行きの普通(ロングシート)から新八代で数分接続で肥薩おれんじ鉄道の川内行きに乗り継ぎ、そのまま鹿児島県に入りましたが、夕方の帰宅時間帯で混んでたりするので、肥後田浦付近の車窓だけ動画に録って終了。

 最後は川内から再びJR九州線に戻って、817系500番台に乗ります。やっぱりロングシート改造された車両でしたが、唯一クモハの車端部4脚だけがクロスのまま残っているので、空いているのを機にそこに座ります。車端部なので盛大に揺れますw

 21:27 鹿児島中央に到着
 この後に前記事ですでに書いたすき家の話につながります。

・5/14の移動実績 (青字はロングシート席)
〜530新門司港553〜連絡バス北九州市営〜630小倉755〜2224M モハ414-1514〜810門司港914〜1425M クモハ813-2200〜1111二日市1134〜2344M クハ813-2221〜1146南福岡1234〜4129M クハ810-106〜1305鳥栖1309〜347M サハ821-3〜1317久留米1346〜1851D キハ200-1004〜1410筑後草野1448〜1854D キハ200-1004〜1510久留米1518+2〜5357M クハ821-3〜1721新八代1727〜6153D HSOR-101A〜2027川内2037〜2475M クモハ817-1506〜2128鹿児島中央/駅前2145〜 7003c〜2155天文館通

小倉→門司港   11.0km  280円
門司港→二日市  92.4km 1,850円
二日市→南福岡   7.5km  230円
南福岡→筑後草野 44.7km  950円
筑後草野→鹿児島中央 297.1km 6,410円
鹿児島中央→天文館通 1.5km 170円     合 計 454.2km 9,890円分(夜行フェリー移動分を除く)

 1日目で額面に迫る分の乗車をしたので、まずまずというところでしょうか? 残り3日の記事に続きます。
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鹿児島まで来て晩飯がすき家とは

2024-05-17 |  出撃 at 九州地方
 世間ではゴールデンウィークの連休も終わって五月病に入る人も出る云々の話がありますが、私は世間とはずれて今週に連休が入っていて、週間予報を見て九州だけが晴れ予報なので、月曜日から5泊6日(うち船内2泊)で九州遠征としました。
 青春18きっぷはありませんが、九州には1年中を通じて九州内の全鉄道会社線(新幹線や特急は除く)に乗れる旅名人の九州満喫きっぷがあるので、これを使って九州内は移動し、往復にはフェリーを使えば、かなり安く回れます。
 何と言っても私鉄である肥薩オレンジ鉄道や島原鉄道・松浦鉄道などの長くぼ〜っと乗るのにうってつけの私鉄は、18きっぷを使うよりは旅名人きっぷの方が安いので、この機会に乗ります。

 .店が開いてない
 そうして丸1日列車に乗って、特に現地1日目などは北九州から鹿児島まで延々と移動して、途中で久大本線によってひさびさに撮り鉄するなど、怒涛の移動スケジュールでしたから、ようやく鹿児島に着いたのが夜の21時40分。鹿児島の繁華街ならお店が開いてるだろうと思ったたら、これがみんな営業終了で、開いてるのはラーメン屋と飲み屋ばかりと、場末の何とかじゃあるまいし、鹿児島の夜とか普通に食べ物屋開いてると思ったのに、それも天文館だぜ!
 3年前に鹿児島に来た時には谷山に近い場所だったので、ファミレスが開いてたけど、繁華街の方が入れる店が無いとか、逆転現象ですね。
 ということで、現地初日の晩はすき家という鹿児島まで来て普段と変わらない生活ですが、昔は夜行列車が走ってたので、駅弁が遅い時間まで売っていて、駅弁買って夜行列車に乗る旅のスタイルだったのですが、夜行列車がなくなってからは街の中で開いてる店を探す格好となり、鹿児島とかはそれこそ困らなかったのが、コロナ給付金が切れて次々と飲食店が廃業したり、従業員の確保が出来ずに営業時間の短縮となる状況のようですかね。それによる夕食難民が発生するという皮肉な結果に。入ったすき家の店内もガラガラで、店にいたのは大柄な白人夫婦の2人だけ、街自体あまり人が出歩かなくなってる感じ。3年前より人は減ってる感じです。地方から経済が衰退してるんでしょうか。(ねぎ玉牛丼の画像はありませんw)

 .熊本はかろうじて
 翌現地2日目も怒涛のスケジュールで、午前中は鹿児島で、昼前から昨日来たルートを逆移動して熊本を通り越して南阿蘇鉄道に夕方訪問して、熊本に戻って来たらもう20時過ぎ。光の森駅近くのイオンタウン?のフードコードで晩飯かと思いましたが、頑張って熊本駅までくればまだ開いてるだろうと期待して、21時過ぎに熊本に戻り、熊本新名物という黒酢チキン南蛮をいただく事に。

 メニューの写真を見た感じは何か物足りないかなと思って牛煮込み皿を追加したのですが、お腹いっぱいで食べきれなくなりそうでした。ご飯味噌汁タルタルおかわり放題だったのですが、おかわりせずに満腹。甘〜い味噌汁が九州へ来たと感じさせられますが、実はこれがかえって満腹感を増長させてしまい、ご飯が進みませんw
 ようやくお腹パンパンで今日は満足。熊本駅は高架化になる前には駅の2階に蕎麦から馬刺しまで色々と食べれる店があったのですが、そこにあったお店は何処かへ行って、新しい店舗が入った感じです。まぁ熊本も中心地まで行けば店は開いてるだろうけど、JRの駅から離れてるからね。

 .従業員が足りない?
 2日目はまともな食事だったのですが、現地3日目はまた夕食難民に。
 3日目は朝に熊本から島原半島経由で昼に長崎折返しで一気に佐世保へ上がり、松浦鉄道でぐるっと日本最西端の駅を通過して伊万里・唐津経由で博多にやはり夜21時半過ぎに到着。
 博多駅前で23時までやってる天ぷら屋があるので行ってみたら『リニューアル中、6月オープン』と、やられた。
 周りの店を見てみると、博多にもあったのかおらが蕎麦も閉店準備中、うどん屋はまだ開いてるけど、昨日も一昨日もうどん食べてるのでさすがに3日続けてうどんは飽きる、あとはカレー屋ぐらい。博多でも店が閉まるのが早くなってるのは異常。これは従業員の確保ができなくて営業時間を早めに切り上げてるのかな?
 今日もどっぷり疲れてるので欲するのは和食。そこで筑紫口を出で右手にあるやよい軒に。
 狭い店舗は私が入ってちょうど満席になった模様で、勤め帰りのサラリーマンなどが大半を占めてましたが、私の隣に座ってた夫婦は朝鮮語で会話してたので、日本に旅行に来てやよい軒かよと思いますが、居酒屋とかに入るよりはこうした店に入って日本人の生活体験を楽しんでるのでしょう。辛いだけで美味くも何とも無い韓国料理と比べれば段チで美味いでしょうからね。

 疲れた時には、やはり和食が食べたいのでやよい御膳を注文。一応天ぷらも入ってますw
 疲れてるとは言え、漬物を食べるとご飯をお替りしたくなります。味噌汁は残念ながら普通の白味噌でした。全国チェーン店たから仕方ないか。

ということで、怒涛の強行スケジュール旅あるあるの夕食難民と化した九州現地3日間の食事事情でした。
 何でそこまで強行スケジュールでホトホト疲れてるかについては、後日に書きますのでお楽しみに。
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JR九州 最悪のサービスに怒り

2023-11-11 |  出撃 at 九州地方
 2週連続九州出撃の締めの記事になります。
 秋の乗り放題パスを使って、福岡・佐賀・長崎・熊本・大分県をそれぞれ回って帰ってきましたが、普通列車専用の切符のため、九州内では全て普通(快速含む)列車とBRT区間の乗車になりましたが、この6日間で本当にJR九州のサービス悪化を感じて怒りがこみあげてきました。
 JR九州のサービス悪化の内容では、
  ① 駅 : 窓口営業時間短縮や無人化による不便化・身体障碍者への対応困難、バリアフリーに逆行。
  ②ダイヤ: 列車本数の削減による不便化に加え連結車両数の減少による混雑・遅延。
  ③車 両: ロングシート化による着席機会の逸失
  ④客扱い: 乗客の締め出しによるサービス悪化
  ⑤料 金: 観光特急列車の料金大幅値上げ
の5点が主に上げられ、①と②については、何度ものニュースなどで上げられているのと、⑤については今回は特急には乗らなかったので割愛し、③と④について怒りを込めて書きます。

 .まさかのロングシート化でもう九州はのんびり旅ができない
 前回九州へ行った2年前は811系の一部がロングシート化改造されていて、221系や313系と並ぶJRの高レベル快適車両(2扉の国鉄117系や115系3000番台には及ばないが)であったのが、残念改造されて出てきたところでしたが、今回は817系のロングシート化で、売りだったせっかくの転クロシートを台無しにしてしまう、大変頭の悪い改造をされた車両に遭遇しました。

 まさかのロングシート化された817系(再掲)
 豊肥本線が混雑するのは分かるから、それなら815系を入れて、817系は鹿児島本線に回せばよいものを、車両運用を触らずに車両を改造してしまうなんて馬鹿さ加減に閉口です。

 なお817系のクモハの車端部だけは改造されずに残っているので、向かい合わせで座るか、鳥栖方向へ向いてなら座ることができます。補助椅子は一切使えません。

  813系もロングシート化発表
 811系に続いて、813系もロングシート化改造をする事が発表されました。最近813系はドア間5列ある座席のうちの2列を撤去して立ちスペースにした2200番台車が相当数いますが、今回の発表は更にそこからのサービスダウンさせる内容でした。

 座席が2列ずつ撤去された813系2200番台。現番号に+2000を足している。
 両端の席は立ち客の人が座席の背もたれにもたれかかるので、座っていてもギスギス動いて不快極まりない。
 博多近郊での列車本数削減&連結両数削減で、溢れる乗客が捌ききれずに、毎日の如く乗降遅延を連発しているため、その対策としてのロングシート化改造を行うというもの。
 もう考え方が他の鉄道会社とは正反対の方向へ舵を切っています。混雑による遅延が起きたら連結両数を増やしたり運用で工夫するのが他の鉄道会社で、特にその鉄道会社の本社のある中心区間だけでも連結両数を増やして、混雑を緩和して見栄えだけでも良くしようと努力するものですが、JR九州は容赦なく、サービス悪化路線を選択する愚の骨頂です。連日の混雑と遅延により、博多近郊の通勤・通学客も結構フラストレーションが溜まっている模様ですね。もう我慢できん、西鉄沿線に引っ越すばい! と。

 .国鉄以下の「乗せてやる」体質
 列車本数が減るわ連結両数は減るわ、座席まで減るわと三重苦を容赦なく客に押し付ける愚の真骨頂ですが、本業が不動産業で、片手間に鉄道業をやっていると揶揄されるJR九州ですが、こちらは怒りが更に込み上がる光景です。
 それは何かというと、ホームに列車を入れても乗客を乗せずに締め出してホームに放置すること。これは怒り心頭です。
 収益が悪化して列車の運転本数や連結車両を減らすのは、確かにコストカット手法として頭の悪い経営陣でも簡単に思いつくでしょうが、こちらについては他の鉄道会社などでは有り得ない乗客への冷たい仕打ちが行なわれています。

 久留米駅に10:30に到着した久大本線の到着列車。折返し11:30発の日田行きになります。
 他の鉄道会社なら、乗客を降ろしたら直ぐか、暫らくしたら乗り込めるのですが、JR九州ではそうはいきません。

 何?車両に乗れるのは11:25からだと? フザけんな!
 おじいちゃん、かわいそうに、ホームには椅子もないので、しゃがみ込んでしまいました。

 11:20 ドアが開くまであと5分。
 昼前の割と空いている時間帯ですが、それでも結構みんな列を作って待っています。年寄りや体の悪い人にとっては、本当に残酷な仕打ちをする会社、それがJR九州という会社の体質です。
 まさに「乗せてやる」体質。国鉄時代でもこんな悪辣な対応はありませんでしたよ。


 こちらは熊本駅 15:35
 三角発の熊本止まりの折返し列車が入ってきました。構内放送でも「この列車は折返し16:05発の三角行きになります。」としっかりアナウンスされています。

 ドアが開いて降車客が降りたので、乗り込んで座席に座ったところ、「この列車には乗れません!」と運転士から言われて、降ろされる羽目に。もしかしたら車庫へ入れて別の車両に振り替えるのか?とも思ったのですが、運転士は乗客を全て降ろすとドアを閉めて、そそくさと乗務区へ去っていきました。
 コラ、折り返し運用ならドア開けて乗せろや!

 ということで、こちらも発車時刻のほんの数分前になって別の乗務員がやってきて、ようやく乗車開始。
 乗客はその間、夏の暑い中も、冬の寒い中でも関わらず、ベンチの無い駅のホームで立ったまま待ちぼうけを食らわされる訳です。
 こんなサービスの悪い鉄道会社ほんとに見iた事ありません。以前JR四国が停車中の燃料経費削減のために、エンジンを止めるという施策はありましたが、暑い(寒い)中でも乗客は乗せて車内に座らせますから、暑くても平気なら中に入って座ることが出来たのです。
 九州ではそういう乗客のことは一切考えずに、エンジンは掛けっぱなしで乗客をホームに放ったらかして去ってしまう、乗りたかったら乗せてやるから、俺達(乗務員様)が来るまでおとなしく並んで待っていろという態度が見え見えです。数年前に佐世保駅でこの目にあったのですが、この運転士が休憩したいからだろなと、一部の運転士だけの事かと思っていたのですが、こうも九州各県で締め出しの目に遭ったとなると、会社主導なのか組合主導なのかは分かりませんが、組織ぐるみで乗客イジメをやってるとしか思えません。それか、乗客が立ったまましんどい思いをしている事まで意識が回らないのでしょうか?サービス業として有り得ません。
 これでよくおもてなしと言えましょうかね、完全に失格です。
 割増の特急料金を払う観光客を除いた、一般の乗客には冷たい仕打ちを食らわす、最悪レベルの鉄道会社、それがJR九州という現場の実態です。

 目安としては、折返し時間が15分を超えるような場合だと、ほぼ締め出しを食らう感じです。編成が長くて多くの乗客が乗り降りするような鹿児島本線の小倉-鳥栖間などでは締め出しはほぼ無さそうで、編成が1~4両程度で短く、特にワンマン列車の場合などで横行しています。乗務員が車両を離れる離れないは関係ありません、そのまま折返し乗務の場合などは、運転室のカーテンを下ろして、椅子で寝てたりスマホに興じたりしてますから(怒)。

 結論:できるだけJR九州の利用は控える  ということになりました。
 クレーム入れてやってもいいけど、面倒くさいし、そんな暇ないし、まぁ利用しないのが一番の選択かな。
 可哀想なのは九州の利用客ですが、もう飼い慣らされてしまってるのかな? 他の地域の客扱い状況を見たら愕然とするでしょうね。重ねて言いますが、年寄りや体の悪い人は本当に可哀想です。福祉の観点からしても社会インフラとして完全に失格。
 あーあ、九州への旅行は見合わせようか、それともバスやレンタカーで回ろうかなとか思いますわ。
 
 .お  ま  け

 三角線の普通列車からの車窓なのですが・・・
 車両の窓がドロドロなので、せっかくのきれいな景色も窓越しではこんな感じになってしまい、これだと窓を開けて撮らざるを得ません。夏場ならともかく、冬場だと無理ですね。とにかく手入れが悪くて汚ったないのが国鉄時代から続く九州の車両の扱いデフォだったので、この辺は九州人らしいいい加減な気質が表われてるというやつでしょうかw

 これでしばらく続いた九州出撃の記事は一応終わりにします。
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冬の熱さ対策は?

2023-11-09 |  出撃 at 九州地方
 2週連続九州出撃の番外編になります。
 久々に415系1500番台車にのったのですが、そこで変わった所に気付きました。

 何か分かりますか?
 そう、座席下ヒーターの収まっている部分ですが、通常の覆いの鉄板の外側にもう1枚の鉄板で覆って二重構造になっています。そして外側の鉄板は元の鉄板からは浮いたような形で、隙間を開けて設置されています。
 これは冬場に暖房を入れた時に、恐らく「熱い!」と苦情が相次いだものだと思われます。
 この415系1500番台と同時期に投入された形式として、JR東海の211系5000番台やJR東日本の205系電車などがありますが、いずれも暖房がガンガン効いて、「ケツが焼ける~」と、特に東海道線を長駆利用する青春18乞食の皆さんからは、「静岡地獄、熱ケツ地獄」と揶揄されてきましたが、暖地である九州(でも熊本なんかは冬場だと氷点下まで下がって、大阪よりも寒かったりします。)では、結構熱すぎると苦情が多かったのかな? 私なんかはこれぐらいの熱さがとてもありがたくて、冬場に靴を脱いで、靴下を鉄板に当てて暖を取りながら、湿った靴下を乾かして、一石二鳥の旅ができるのですが、たまに長時間当てすぎて低温やけどみたいになる事もありますがw

 JRに転換後に登場した車両の多くは片持ち式座席になったため、暖房器具も床置き式から座席の裏側から吊り下げる方式に変わり、足元が広くなった分にはいいが、ドアが開くとスース―風が抜けるようになりました。やはり国鉄時代の方が人に優しいですね。
 以上、暑い冬ではなく、熱い冬のお話でした。
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福岡-名古屋を2600円で移動はキツイ

2023-11-03 |  出撃 at 九州地方
 2週連続九州出撃の3日目の記事になります。

 

 通しで8週連続の旅行に出て、旅行の合間に会社に出勤(各週の頭は在宅勤務)というハイな状態が続いて、かなり疲れも溜まってきていて、3日目は何処を回ろうかとも考え付かなかった状況だったので、今日はゆっくり帰ろうということにして、乗り放題パスの券面効力だけで、福岡から名古屋まで丸1日乗り通す旅程になりました。

 行程としては、朝6時台に博多を出る列車に乗って、ひたすら普通・新快速で東へ東へ向かいます。
 
 前述のように鹿児島本線の列車本数削減で、博多発6時~8時の間に快速・区間快速合わせてたったの3本しかなく、しかも3本とも博多始発となっていて、南福岡とか二日市方面からだと博多で乗り継ぎになってしまいます。
 以前一度使ったのですが、博多駅でどえりゃー並んでいて、813系のサービス改悪改造前で座席がたくさんあった頃でしたが、それでも座るのに難儀した状況だったので、出来るだけ前の晩のうちに小倉に近い所まで移動しておくか、若干の出費をしてこの区間だけ特急に乗るか、でもそれをしてしまうとJR九州の術中にはまってしまうので、ここは前の日になるべく小倉側に移動という形を取りました。
 加えて山陽本線も乗り継ぎが改悪されていて、以前は下関を10時30分でも帰ってこれたのですが、今は1時間早い9時30分に乗ってようやく最終で帰ってこれる程度と、こちらも不便になっています。

 私が選んだのは姫路発18:56の新快速に乗り継ぐプランで、先週は小倉→姫路を新幹線こだま号で7,300円も追加料金を出してワープして、この新快速に乗って帰ってきたのですが、今日は全行程普通列車乗り継ぎで行きます。
 秋の乗り放題パスの1日分換算だと、確か2,617円だったので、大方2,600円で福岡から名古屋まで行きます。青春18きっぷだったらもう少し安い2,450円ですが、ほとんど変わりません。
 九州から山陽本線全区間鈍行での乗り継ぎは2020年9月以来で、2021年には4回九州に行ってますが、いずれもどこかの区間で新幹線でワープなどをしたりして、全区間鈍行になっていなかったものです。






 鹿児島本線の小倉までも、小倉から下関までも415系1500番台を乗り継ぎます。
 2年ほど九州に行ってない間に白い415系は姿を消して、廃車待ちの疎開留置されてるようですが、日豊本線内のどこかに置いてあるようで、今回は目撃しませんでした。

 8:45 下関からは2扉転換クロスシートの115系3000番台に乗って岩国まで3時間半の国鉄旅(車体塗装はJR末期色ですが)に久しぶりに楽しみます。
 下関のホームは国鉄型天国の砦のようですね。

 下関の次の幡生駅を出発すると、必ず車窓右手を注目します。(この時間帯ど逆光で見にくいですが)
 そう、幡生食肉工場です。あぁ今乗ってる115系3000番台のお仲間が肉片にされようと俎板の鯉になっています。残酷だ。

 幡生で通常なら改札口に近い一番後ろの車両は乗客が乗り込んでくるのですが、今日はほどんと乗ってきませんでした。
 競艇やオートレースどちらもやってないのかしら。なので前の座席をバタンと倒して、足を伸ばします。

 車窓ではなかなか海を見る区間がないのですが、防府を過ぎてようやく右手に海が見えてきました。
 撮影名所の戸田-富海の入り江です。この場所も数回撮影に来てたなぁ~

 幡生と同様に下松を出ると、またまた右車窓に注目をします。日立製作所の笠戸工場ですが、外野のネット後方によく完成した電車が止まっているのですが、今日は出来上がった車両は並べてないようですね。残念。平日の朝から野球やってますね。

 柳井を過ぎるとまた海が広がり、しばらく瀬戸内の風景を楽しめます。
 松山と結ぶ防予汽船のフェリーも見えました。

 12:40 岩国からは広島地区のエースランナー227系に乗り継ぎます。
 下関からの電車に直ぐ乗り継げる電車は白市止まりで、しかも乗り継ぎ客で満員になるので、30分後に出る糸崎行きまで待ちます。

 糸崎でも30分近い乗り継ぎ時間で、姫路行きに乗ります。
 この糸崎発姫路行きが数少ない直通列車になっていて、この電車に乗ってしまえば、岡山での乗り換える手間がないのでとても楽です。

 18:32 網干到着
 実は姫路18:56発の新快速は、この網干が始発駅なので、姫路駅で弁当を買う予定がなければ、始発駅である網干から乗れば、好みの場所に座ることができます。
 これで米原まで乗り通して、米原駅では階段をダッシュせずに同じホームで乗り換えが出来るので、いい乗り継ぎ行程です。

 このようにして福岡(今朝は八幡が出発駅)から名古屋まで、延々と15時間かけて鈍行列車の乗り継ぎ旅をしてきましたが、久々だったのか、それとも寄る年波なのか(多分こっち)、けっこうキツかったです。

◆秋の秋の乗り放題パス利用分内訳  左側の数字は 日目‐行程番号
1-1 小倉→渡瀬 128.1Km 2,530円
1-2 渡瀬→日田 72.8Km 1,500円
1-3 日田→添田 37.7Km 860円
1-4 添田→大牟田 126.7Km 2,530円
1-5 大牟田→銀水 3.2Km 210円
1-6 銀水→熊本 52.3Km 1,130円
1-7 熊本→上熊本 3.3Km 210円
2-1上熊本→熊本 3.3Km 210円
2-2 上熊本→三角 39.8Km 860円
2-3 三角→黒崎 208.2Km 4,400円
3-1 八幡→名古屋 774.6Km 10,710円
 合 計  1,450km 25,150円相当分  けっこう乗りましたね。
 なお交通費全体としては、秋の乗り放題パス 7,860円の他に、名古屋→大阪南港までの近鉄・地下鉄や大阪南港→新門司港のフェリー代、熊本市電の1日乗車券などの合計 10,230円が加わります。

 疲れも溜まってきたので、10月下旬からはしばらく休もうかな。なお記事については、九州内の出来事を短編的に書くネタがありますので、あと3回ほど記事にする予定です。
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熊本市電5014号を撮り&乗り

2023-10-30 |  出撃 at 九州地方
 2週連続九州出撃の記事の続きになります。

 .熊本市電5014号に再会
 秋の乗り放題パスの1日目は昼から日田彦山線BRTに乗って6年ぶりにこの区間を訪れましたが、その後はすぐに鹿児島本線に移動して吉塚から快速で再び久留米方面へ下って、そのまま熊本方面へ移動します。
 明日は再び熊本市電を撮りor乗りとします。狙いは元西鉄1000形で平日朝しか動かない5014号です。

 上熊本電停横の車庫にて。
 この場所にいるなら、明日多分動くと思います。南側の検修庫側に居たら動かない可能性大です(経験上の話です)

             

 6:25 再び翌朝、上熊本車庫を見ると。
 よし、今日もパンタを上げて前照灯も点灯しているので、走ること間違いなしと確証を得ました。
 今日は動き回るかも知れないので1日乗車券を買って、先回りします。

 この5014号の運用ですが、平日朝のみでB系統で1往復をするだけの限定運用で、
  上熊本 7:02 → 辛島町 7:18 →交通局 7:33 → 7:53 健軍町 7:58 → 交通局 8:09 → 辛島町 8:31 → 8:47 上熊本
 か、この前後1本 上熊本 6:59 か7:05 発のこの3本の筋のどれかに入ります。以前は夕方にも運用があって、A系統で1往復することもありましたが、現在はよほどの事がない限り朝の1往復のみの運用です。

 20分ほど前の電車で先回りして撮影場所を探します。先に撮影するのは、朝の時間帯は健軍町行きが順光になるので、往路を撮って、復路に乗ることにしたからです。

 7:35 終点の健軍町から5つ手前の神水交差点で下車したのですが、もう1つ良い感じで撮れないので、1つ奥に歩いて健軍校前電停上にある歩道橋から撮影することにしました。
 先週は熊本城がバックに入る花畑町の歩道橋から撮ったのですが、朝の太陽が低い時間帯はモロにビル影になって、一瞬しか車体に日が当たらない事から、今週は1時間の朝ラッシュ撮影ではなく、5014号狙いで順光でバッチリで撮れる場所として、都心から離れた健軍方面まで足を延ばしたものです。
 しかしこの時間帯のここの歩道橋ですが、近くにある小中学校の生徒の通学路にこの歩道橋が組み込まれていて、頻繁に通るガキの声が録画の邪魔になります。集団登校で何グループかが通ってしまえば終わりという形ではなく、2-3人ぐらいでパラパラと止めどなくやってきます。しかも電車が来た時に限ってタイミング悪くガキらがやって来るので、本当に運がない。

 7:44 そうこうしているうちに、神水交差点停留所に5014号の姿が見えました。
 3~4分遅れてるようですが、朝の路面電車なので、それ位の遅れは想定内です。

 神水交差点を出て、緩い上り勾配を登ってきます。
 女性の運転士のようです。

 段々と近づいてきて車両に合わせてズームを引きます。
 市内中心部に向かう道路は渋滞してますね。

 7:46 健軍校前停留所に到着。
 近くにある進学校?神学校?に通う生徒さんたちが次々と降りてきて、お約束ショットも撮れてオジサン大歓喜w
 元々男子校だったらしいですが、男子生徒など見かけ(見えて)なかったですね。
 5014号も撮ったので、急いで撤収して追いかけます。
 終点の健軍町まで乗ってしまうと、先に折返しで出て行かれるかも知れないので、1つ手前の健軍交番前で下車し、すぐに反対側の乗り場に移動します。

 8:02 3分遅れでB系統・上熊本行きで5014号がやって来ました。
 往路で見た女性運転士の他に、車掌も女性のようです。

 車内は既に始発の健軍町を出た段階で座席は満席で立っているひとも結構いました。
 さすが朝のラッシュですから。
 この後も次々と電停ごとにお客が乗ってきたので、カートの荷物が邪魔になるので連接部に移動しました。
 さらに新水前寺駅前からどっとお客が乗ってきて満員状態、とてもカメラを回せるような状態ではなくなりました。
 こんなに乗客で一杯になるのかという驚きとともに、そのために故障していたこの車両をわざわざ西鉄の筑紫工場に入れてまで修理復旧させたのかと納得しました。
 通町筋や辛島町で大半の乗客が降りて、辛島町西を過ぎた頃には空席も出てきました。

 座席が空いたのを見て、一番前のかぶりつき席に移動。
 結構ベテランの運転士の方でしょうか、この車体自体も結構年を取ってますからね。

 終点の1つ手前の県立体育館前で若い女性客が全て降りて、車内は婆さんと私ほか3人だけになったので、ようやく車内を撮影。
 上下合わせてこの区間ぐらいでしか車内を撮れそうなタイミングは無いかと思います、

 8:51 4分遅れで終点の上熊本に到着
 元々3分遅れで健軍町を出ていたので、1分遅れただけで着けたので、ほとんど途中で遅れずに着けました。

 終点に着いた電車は、さっさとミラーを畳んで、反対側の運転席に移動し、車庫に入っていきました。
 この電車はこれで運用終了、明日朝まで車庫でお寝んねです。


 .オマケで三角線に乗る
ということで、希少な西鉄福岡市内線1000型の生き残り車両である熊本市電5014号にようやく乗れて、ミッション達成!
 なんかこれで力が抜けた感がありましたので、この日のその後の予定が全く頭に浮かんでいないので、昼から健軍町まで1往復して、午後はこれも30年近く乗っていない三角線の先端区間(途中の住吉までは2年前の夏に乗っている)の三角まで往復することにしました。

 17:04 熊本から約1時間で終点の三角に到着
 ワンマン列車で駅員ももう居ない時間帯でした。

 駅舎を抜けると目の前に港が広がっています。

 目の前にある巻き貝の建物がフェリー待合所でしたが、ここからのフェリーは次々と廃止され、今は本渡までのクルーズ船と小島への航路ぐらいのようです。30年ほど前はここから島原半島へフェリーで渡ったのですが、2006年に廃止になっています。

 駅舎は九州によくある観光駅舎のような形で、週末に運行される観光特急A列車で行こうのお客を迎えます。

 駅舎の中の待合スペース
 観光特急が来ない平日は、このようにゆったりと通学生がバスや家族の迎えを待つことができます。

 18:08 熊本に帰ってきました。
 2週連続の九州出撃でけっこう疲れも溜まってきた(8月から8週連続の遠征続き)ので、もう頭の中は何処へ行こうか目的地を考える余地もなくなってきたので、明日は普通列車でまっすぐ山陽本線を乗り継いで帰ることにして、今夜は北九州へそのまま向かいました。
 
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ひこぼしラインBRTに乗る

2023-10-28 |  出撃 at 九州地方
 .7か月ぶりに撮り鉄
 2週連続九州出撃の記事の続きになります。
 前の記事では門司駅で秋の乗り放題パスが買えずにJR九州のサービス悪化の一端を垣間見た状況を書きましたが、無事に乗り放題パスも買ったので、鹿児島本線の快速電車に乗って久留米方へ下っていきました。

 すったもんだで大汗書いてギリギリ購入した乗り放題パスでまた3日間の旅が始まります。
 といっても今回は結構記事的には行程を端折ってお伝えすることになります。
 この日は小倉を朝 6:31発の快速に乗って鹿児島本線を下って行きました。ラッシュ時にも関わらず6-9時までの3時間にたったの4本しか快速電車が運転していない(昔は8本ありました)のと、運転区間も半分が南福岡止まりになる超絶サービスダウン施策のため、早く出ないと久留米から先に着くのが遅くなってしまいます。

 久留米から更に南下して南瀬高-渡瀬間で十数年前にブルトレを撮った撮影場所に来てみたのですが、田んぼの上に道路陸橋ができており、陸橋から俯瞰したのですが、バックに建機レンタル店?などが映り込んでダメダメな撮影地になっていました。7か月ぶりの撮り鉄でしたが、4・5本撮って撤収。
 渡瀬駅に戻ってきてさてどうしようか?  そうだ、ひこぼしラインに乗ろう!
ということで、鹿児島本線を元来た方向へ逆戻りして久留米から久大本線に乗り換えました。
 先週も久大本線を大分から久留米まで全線横切っていて、日田での乗り継ぎ時間もあったのですが、既に18時台で真っ暗だったので景色が見えないことから、BRTの乗車は見送っていたものです。
 この日田彦山線は災害が起きた年の3月下旬に乗っていて、それから約3カ月後の九州北部豪雨災害に遭っていますから、本当に最後のチャンスで乗れていたという事になります。あれから6年半、ようやくバスという形で復活を果たしました。

 .淡い期待を抱いて日田へ

                  JR九州のポスターより
 前置きはさておき、九州内の列車や駅にこのようなポスターが大々的に張られていたので、こういう風景がひこぼしラインに乗れば見られるのかな?と期待を持って日田駅で下車します。こんなポスター貼ってたら乗りに来たくなるやろ、ホントに。

 12:40 日田駅で降りて駅前に出ると、しばらくして12時台のひこぼし10号がバス乗り場に入ってきました、この小さいバスに15人近い大人の客が並んでいるので、いやぁ~これは乗りたくないわ(2つの意味で)と直感。1時間あとの13時台のバスに乗ることにしてこのバスは見送ることにしました。

 ひこぼしラインに導入されているバスは従来のディーセル車の中型バスが2台の他に、中国BYD社製の有毒物質入り小型電気バスが4台の計6台で運行していますが、こんな小さいバスに大きな荷物を持って乗りたくないし、まして有毒物質疑惑の中国製バスですからね。毎日通学で乗らざるを得ない学生たちがほんと可哀想。

 ということで、次のバスまでの時間待ちのために日田駅の待合室へ。約1時間後のバスですが、乗り場に並ぶ事を考慮すれば、実質40分程度の待ち時間となり、これだと街の中へ行くのも時間的にも中途半端だし荷物も重いので、ここで静かに待つ・・・と思っていたら10分ほどしてグェン達の団体でいっぱいになり、もぅうんざり。しかし暫くして博多行きの特急がやってくると一斉にホームへ出て行ってまた静けさが戻ったのでやれやれ。

 13:09 駅前のバス乗り場に添田からの下り便のバスが到着しましたが、上りのひこぼし12号まではまだ50分近く時間があるので、この後回送車としてどっかへ行ってしまいました。後ろに気色悪いオデン文字をデカデカと書いたバスが・・・一体ここはどこの国だと一瞬疑ってしまいそうです。

 .いよいよBRTに乗る

 13時台の上りひこぼし12号になるバスがやってきました。先ほどの回送車が再びやってきて、中型バスなのでラッキーです。
 このバスに乗ってBRT区間の乗り初めをします。10人ほどの乗客は女子高生(いや、50~60年ぐらい前にw)ばかりで、ポスターと違うぞ!と言いたいところですが、まぁ乗車時間帯が違いますからね。平日の真昼間だからいるわけがありません。

 中型バスなので余裕の乗車。1番前に並んで待っていたので、運転手すぐ後ろのいわゆるオタ席にどっかと座ります。
 ISUZUのステッカーが貼ってありますが、製造はいすゞと日野の合弁会社であるジェイ・バスです。

 13:58 日田駅を出発 
 グェン団体が去って、あとにはキノコ頭の2人連れ観光客だけがポツンと残った、普段の寂しい日常の風景に戻った日田駅を後にします。 さよなら~日田駅

 バスはしばらくは日田の市街地の中を走ります。
 その後国道386号に合流しますが、500mほど走ると右折して細い道に入っていきます。

 住宅地の中の道路を進んだ後に花月川(大阪なんば辺りにありそうな川の名前w 関西圏しか分からない表現ですいませんw)に架かる橋を渡ります。
 この橋(光岡橋)は大昔、久大本線に客車列車が走っていた頃に、光岡駅で下車して写真を撮るために、この界隈を歩いているので30年ほど前の記憶を呼び寄せるようなひとときでした。

 14:08 光岡駅に到着。
 駅前には添田からの下り便のバス、ひこぼし9号(これも中型のディーゼル車)が先に停まっており、狭い駅前を分け合うように2台並ぶのかと思ったら、さすがに並ぶのは無理のようで、先に下り便を発車させてから駅前に付けました。

 光岡駅を出たらまた南側に走って花月川を渡り、先ほどの国道に戻ります。
 ユニクロ・エディオン・セリアなど、全国どこでも見られるようなチェーン店がロードサイドにある、ありきたりな地方の風景が少しだけ展開します。この辺りが日田の市街地の西の端っこになります。

 市街地が切れて花月川を3たび渡ると、三隈川(福岡県内では筑後川と呼ばれる)に沿って夜明まで西進します。
 ここは天気に関わらず風光明媚な区間で、列車からもバスからでも景色がいい場所です。

 14:20 久大本線との分岐駅である夜明駅前に到着
 この停留場は国道脇にバス1台分のスペースがあって、上り便のバスは大胆にも逆駐みたいな形で入ります。

 夜明駅前を出て200mほど走ると、国道211号線との分岐の標識が見えてきました。
 この先の交差点を右折すると、いよいよ災害で失った日田彦山線の線路に沿って走ります。

 交差点で右折して国道211号線に入ると、すぐに久大本線の鉄橋の下をくぐります。
 鉄橋は緑色の架道橋タイプで、なかなかいい感じの鉄橋ですね。短い編成ならキレイに収まりそうです。

 国道211号線に入って1つ目の祝原バス停付近は、20軒ほどの民家があり、BRTができる前までは夜明駅まで歩いていたのでしょうか。
 このようにバスになると駅まで歩かずに済む点が鉄道よりも便利ではありますが。

 14:28 さらに数分ほど走ると、バスは国道から逸れて、細い道に入り込んでいきます。
 あれあれ、どこへ行くんだ?

 細い橋を渡った先にあったものは、旧今山駅のホーム跡でした。
 ここが今山バス停として、わざわざ国道から川を渡ってここに寄るのです。元々駅があった所なので、線路に沿って10軒ほどの民家が残っています。
 バスは再び国道に戻って、北へ走ります。

 14:41 今山から10分ちょっと走ったところで、宝珠山に到着します。
 ここからがいよいよBRT専用道になります。

 .興奮?の専用道を行く

 宝珠山駅の添田方に遮断機があって、バスはここから専用道に入ります。
 10年ほど前に東北のBRTでも味わった、あのワクワク感が九州でよみがえります。

 宝珠山駅の駅舎はそのまま残っているようで、「九州で唯一の両県の県境にまたがる駅」なる触れ込みの文句はそのまま残っていました。
 汽車の窓からは真横に見えたので、ちょうどこのアングルになります。

 ここからBRT専用区間に入るための遮断機の開閉を行いますが、開閉は運転手がリモコンで行います。
 また東北のBRTは地上信号機による入線許可ですが、日田彦山線BRTは車上受信方式となり、写真左下にあるように、モニタ画面に進入許可が表示されます。

 宝珠山を出てからは、幾つかの道路を横切るために、そのたびに遮断機の開閉をする必要があり、このように一時停止してはリモコンでピッと開閉作業を行います。開閉と言っても一応開ける手順が必要なだけで、閉めるのは自動で閉まります。

 14:53 筑前岩屋を出発
 いよいよ沿線一の長いトンネル(釈迦岳トンネル 4,378m)に入ります。列車で通った時も結構長く感じましたので、それをバスで通るとなるとどれほど長く感じることでしょうか。

 バスは釈迦岳トンネルを快調に走ります。意外や意外。
 鉄道の時はキハ40系ですごい鈍加速だったため、恐ろしく時間が掛かりましたが、軽快なバスだと一気に加速して、あとは定速で抜けるだけなので、6分ほどであっけなく抜けてしまいました。
 
 15:07 ドンネルを出て2つめの停留所が彦山駅
 ここでようやく反対方向のバスと行き違いがあります。
 東北のBRTとの大きな違いは、こちらは駅間での行き違い設備が無いため、原則駅での行き違いだけになります。バス本数も1時間に1本未満しかないので、駅での行き違いだけで十分という事でしょう。

 彦山駅を出発すると再び一般道に入ります。
 36停留所中、専用区間はわずかの5停留所間だけですが、1区間の距離がこの区間だけ長いので、距離としては全 37.7km中 14.1kmと3分の1以上の距離を占めています。

 15:17 彦山駅から7停留所走って、歓遊舎ひこさん駅に着きます。
 ここの駅は2008年に開業したばかりの新駅だったのですが、10年も持たずに汽車が来なくなり、元々鉄道時代から道の駅のオマケみたいな駅でしたが、鉄道がなくなって本当に道の駅になりました。

 バスは彦山川の流れを見ながら快調に進みます。
 秋晴れの快晴だったので、とても気持ち良い車窓が流れていきました。

 15:29 バスは一般道から分かれて、終点の添田駅に入っていきます。
 もうここは旧添田駅の構内で、線路を剥ぎ取って道路を作っています。

 15:30 定刻に添田駅に到着しました。
 日田から乗った乗客の9割はここまで乗り通してきた、よそ者(私も含めて)ばかりでした。
 グループで乗ってきた賑やかなババァ達(失礼、元女子高生の皆さん)も福岡市内まで帰るとのことで、全然地元感が味わえませんでした。

 添田に着いてバスを下車。92分のBRTバス旅でした。
 車高が低く、座席もチープな中国製電気バスだと、ちょっとしんどいかも知れませんね。
 もう二度と乗る・・・、いや、通学時間帯の雰囲気を楽しんでないので、狭い電気バスにギュウギュウ詰めになる淡い期待を夢見て、ひこぼしラインとはおさらばです。

 乗ってきたバスは、駅の北側にある車庫へ帰っていきました。
 さっそく後を追ってみます。列車が来るまで10分あるので大丈夫。

 基本的にひこぼしラインのバス6台はここの車庫に所属していて、4台は筑豊ナンバーなのですが、黄色と水色の電気バス2台だけは日田市内のコミュニティバスとの競合輸送を兼ねている関係からなのか、わざわざ大分ナンバーを付けているとのことです。

 添田駅に戻ってくると、その大分ナンバーを付けた水色の電気バスが鉄道からの乗り継ぎ客を待っていました。
 私もホームに戻って、列車がやってくるのを待ちます。

 15:35 田川後藤寺からの列車が到着しました。
 文字通り、ホーム横付け状態で、スムーズに乗り換えができますね。

 キハ47の2両編成は、ワンマン運転のため、前の車両しかドアが開かず、乗客は1両目に集中するため、2両目の車両はこの通りガラガラです。
 平日の15時半ですから、そろそろ下校時なんですが、若干早かったかな。

 15:54 添田から4駅 わずか14分で終着の田川後藤寺に到着。
 2面5線の堂々とした駅構内は、貨物輸送で多くの列車が行き来した在りし日の盛況を思い出させます。

 ということで、開業から2カ月ほどのまだ新しい日田彦山線BRT(ひこぼしライン)乗車の旅の模様をお届けしました。


 今日は新門司港から門司→小倉→久留米→渡瀬→久留米→日田→添田→田川後藤寺→新飯塚→吉塚→大牟田→銀水→熊本→上熊本 と400kmそこそこ移動しました。結構初日から疲れましたが、明日の朝がメインイベントです。



 次の記事は再び熊本市電の5014号に、こんどは乗るのか・・・
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マジか門司! JR九州不便化の代償

2023-10-23 |  出撃 at 九州地方
 前記事からの続きになります。
 先週に引き続いて2週連続で九州への旅行としたのですが、今日の行き先は取り敢えずフェリーを降りて、鹿児島本線を下って行くのですが、下りの快速電車の本数が6時~9時の間にたったの4本しかなく、そのうちの2本は南福岡止まりという、超絶不便な状況に変わっているので、小倉発 6:31 の快速電車に乗ってしまいたいところです。
 フェリーからの送迎バスですが、所定時刻は 新門司港 5:50~6:10 門司駅北口~6:30 小倉駅新幹線口 となっており、小倉駅まで乗っていたら間に合わなくなるので、今回は門司駅で降りて、そこで秋の乗り放題きっぷを買って、門司 6:18の普通 遠賀川行きに乗れば、小倉で快速電車に乗り継げます。

 サービス悪化 知らんかった
 6:08に門司駅北口で送迎バスを降りて、長い架道橋を歩いて駅に着いたところ

 ガーーーン、窓口が開いていません。何と7時半から営業開始だって、マジかよ門司駅!
 おまけに自動券売機ですが、ピンク色の近距離券売機(ICカードと自由席特急券のみ対応)が2台置かれているだけで、指定席や企画乗車券などはこれでは買えません。困った!
 隣の小倉駅なら買えるはずとして210円払って、6:18の遠賀川行きに乗って 6:24に小倉駅に到着、快速電車の発車までの7分間でエスカレーターを上がってで3階の改札口を出て、無事にきっぷを買って戻ってこれるか?
 しかし、ここでも窓口は閉まっていました。
 小倉駅には指定券対応の自動券売機がある事は知っていたので、みどりの券売機で無事に秋の乗り放題パスを買って何とか予定していた 6:31発の快速電車に乗ることはできましたが、まさか小倉駅の窓口まで閉まっているとは思いませんでした。

 門司駅だけではなかった
 他の駅でも窓口に「営業時間短縮のお知らせ」の張り紙がしてあり、博多駅で7時、それ以外の特急停車駅では7時半から窓口の営業開始になるとのことです。
 


 こちらは日経新聞からの引用ですが、駅の窓口営業時間短縮になる旨がニュースで取り上げられていました。

 一部の駅で無人化や時間短縮になる事で障碍者などの利用に困るとニュースになっていたのは知っていましたが、まさか博多や小倉などの主要駅でもこういう事態になっているとは知らなくて愕然としました。


 確かに先週来た時は送迎バスを小倉駅で降りて、博多までは新幹線の利用だったので、JR西日本のみどりの券売機を利用して博多駅では下車のみ、西鉄経由で南福岡まで移動して、JR南福岡駅でもみどりの券売機で購入しているため、駅の窓口云々という事は無かったんですよね。翌日以降も、私鉄の撮影が朝からあって、実際にJRの利用は9時を回った頃からだったので、気付けませんでした。
 改めてJR九州のニュースリリースを見てみると、約2年前の2021年12月23日(リンク先の上から5番目の「駅体制の見直しについて」の表題) にその旨の発表がありました。
 でも普通、わざわざ事前にニュースリリースをチェックしてまで旅行に行きませんからね。それも過去のニュースなんぞ。


 こちらがそのニュースリリースの内容を抜粋した物になりますが、そのうちの第4番目の項目(橙色で囲った記事)の中に、福岡市内・北九州市内の非発売駅からの乗車券代金の払い戻しについての記載があります。私鉄の定期券発売などで広く行われている手法ですが、これを定期券だけでなく、指定券にも拡大して取り扱うということですが、青春18きっぷや今回の秋の乗り放題パスがその取扱い範囲に入っているかどうかは分かりません。
 しかも乗り換え時間7分の間にエスカレーターを上がって改札を出て、切符を買ってまたエスカレーターを降りて電車に乗るという短時間の所業、払い戻しの手続きすらでまた時間が掛かっていては乗り遅れるのでそのままICで下車、今回の門司→小倉間の運賃 210円は丸々損という形になりました。7時半まで待てるかよ!ボケッ!

 ということで、数々のサービス悪化大作戦を展開中のJR九州ですので、利用の際には十分注意が必要です。

 今回のような秋の乗り放題パスをはじめ、青春18きっぷなどJR九州以外でも買えるきっぷについては、九州へ上陸するまでに予め買って用意しておいた方がよいかも知れませんね。せっかくJR九州に金落としてあげようと思ったのに、このように利用者を裏切る行為をやらかすJR九州には閉口としかありません。
 営業時間の短縮措置をするのなら、その前に先にみどりの自動券売機を置くという、やる事を先にやらずに措置に踏み切るという、九州のサービスの悪さをまた実感した1コマでした。まぁ210円で済んだだけマシと言えましょう。

 JR九州のサービスの悪化については他にもあるので、今後の記事でも書きます。
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2週連続で九州へ

2023-10-22 |  出撃 at 九州地方
 今月は週の半ばに3連休が2回ある(先週は代休でしたが、今週は年休を使って3連休にしただけです)ので、先週に続いてまたどこかへ行こうかというところですが、週間予報を見ると東日本は後半に天気が崩れそうな予報でしたので(結局外れて天気は良かったみたい)西の方へ向かうこととし、四国も考えたのですが、四国なら3連休でなくても来れそうなので、2週連続になりますがまた九州へ行くことにしました。

 .避けるようになった鉄道乗り継ぎ旅
 以下に2枚の行程レシートを貼ります。
 左側が従来の鉄道乗り継ぎで使っていたルートで、右側がここ数年で使いはじめた瀬戸内海航路を使った行程(例は大阪南港経由で、他に神戸港経由のルートもあります)になりますが、やはり乗り換え回数が多い鉄道乗り継ぎの方がレシートも長くなりますねw 但し所要時間でいうと鉄道が13時間半なのに対し、航路経由だと18時間近く掛かります。
  
 鉄道を使わなくなったのは、JR西日本区間のダイヤ改悪で、特に新快速の本数半減によって、米原発が1時間に1本の毎時50分発しかないので、名古屋発の時刻が30分繰り上げになり、もうこの時刻となると当直明けで一旦帰宅してすぐに荷物を持って家を出ても間に合わず、名古屋発11時の快速で下って行くと、相生以西のどこかの区間で新幹線を使ってワープするしかなくなりました。
 糸崎以西も電車の間引きによって電車の繋がりが悪かったのですが、若干の改善で徳山駅での乗り継げるようになり、何とかその日のうちに(4分だけオーバーしますが)小倉まで行けはします。
 この鉄道乗り継ぎで行く場合は、小倉の出発が早くて、5時台や6時台前半に出発しなければならないようなケースで、6時台後半に小倉を出るのでよければフェリーが使えます。
 18きっぷなら片道2,450円、今回の秋の乗り放題パスなら2,617円で小倉まで行けるのは魅力でしたが、先述のように途中で新幹線を使ってワープしなければならなくなったため、余分に3千円ほど掛かること、小倉で宿泊が必要となるので、ネットカフェに泊まったとしても最低でも2千円は掛かること、そして夕食のために駅弁を買おうとすると、岡山か広島で買うことになる(姫路だと早すぎる)のですが、そのために更に新幹線に乗る区間が長くなってしまい、結局出費はフェリーを使った時と変わらないぐらいに掛かってしまうため、それなら楽に行けて布団で寝られるフェリー利用の方がいいわという事になり、特に広島地区から115系が消えたことによる岡山(白市)ー下関のロングラン普通がなくなって以降は、往路での鉄道旅は避けるようになりました。

 .やっぱり船旅は楽だわ
というわけで、先週に続いて全く同じ旅程で小倉まで行きます。先週は朝に西鉄電車の撮影があったので、小倉から博多まで新幹線を使う旅程でしたが、今回は九州に入ってからの旅程は全く白紙のまま、取りあえず小倉まで行くことにしました。

 大阪南港まで乗ったニュートラムもまた同じピンクの内装の子でしたが、車番が違っていたので、ピンクの内装の車両は何編成か居るようです。

 例によって1等1人用個室から売り切れてしまうので、今日も2等寝台です。
 旅行シーズンとは言え、平日ですよ平日。

 今回は幸運なことに、出港の5時間ほど前にもかかわらず、窓側の1番奥の席(ベッド)が1席だけ空いていて、多分出港日が近づいてから追加で解放した部屋と思いますが、5人しか予約が入っておらず、ドアを開けてすぐの2席はこのフェリーは初めてという若者でしたから、今夜も快適な旅になりそうです。

 18:00 出港から1時間経って神戸の沖合を進みます。
 この頃が丁度トワイライトですね。夏場だと太陽が眩しく、冬場だと真っ暗なので、今の時期が一番なのかも知れません。

 17時のレストラン営業開始前にはすでに酒瓶を持ったドライバーたちの列が出来るので、いつも時間をずらして18時を回ってから入るようにしています。
 営業時間は20時までなので、まだ2時間弱あるので時間的には十分です。

 例によってバイキングですが、2週続けてとなると、同じおかずに飽きてくるような感じです。
 しかし、若干のおかずの構成を変えているようで、先週乗った時にはなかったおかずもありましたので、その辺はさすが考えているようですね。陸送の運転手などで週に2度以上も乗るような人ならなお更です。まぁ関西~北九州間でフェリーに乗って一杯やれるような人は一握りのエリート運送会社でしょうかね? 普通は「夜通し走れ!」でしょうから。

 はぁ~今週も食った食った。
 先週はお腹パンパンで、ベッドに戻って横になってるときに目眩がしてしまったの(今までこんな事は無かったので少々焦りました)ですが、今回はそういうことはなく、このあと〆に大福餅とソフトクリームまで食べて満足満足。
 一応何か記事を書けるようにとPCも持ち込んでいたのですが、電波状態が悪いので、ちょうど陸地から離れている時間帯なのでネットに接続もできず、PCは閉じてそのままぼーーーーっといていました。このぼーーーーっとしながら時の過ぎるのが何とも贅沢な時間の使い方ですね。

 営業時間も残り少なくなってきて、受付のお姉さんが、空いたテーブルを拭いて回っています。
 乗った船も先週と同じ船で、この背が高くてかわいいお姉さんも先週と同じ人ですから、勤務シフトは一体どうなってるのかなとふと考えてしまいます。

           


 4:40 もう小野田の沖ぐらいでしょうか、朝食が始まるころには新門司港にかなり近づいています。
 この200円の朝食で野菜も摂れるのがうれしい。

 先週は5分ほど早く新門司港に入港したのですが、今日はぴったり定時での入港・着岸でした。
 先の旅程を考えると、少し早めに着いてくれるのがありがたいんですがね。

 さて九州に着いてからの予定ですが、取りあえず小倉6:31発の快速電車に乗って鹿児島本線を下るということだけ決めて船を下りました。
 この後の様子については次の記事で書きます。
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のんびり九州旅3日目 のんびりしてない

2023-10-20 |  出撃 at 九州地方
 .真っ直ぐ帰らず、寄り道少々
 連日書いています秋の乗り放題パスによる九州のんびり旅の様子ですが、最終日の3日目は午後は岐路になるのでそれまでどこを回るかということですが、

 まずは朝から1日目の西鉄福岡(天神)に続いて、この日は二日市駅で朝ラッシュの電車を撮影しました。これで西鉄の撮影は終わりなので、また乗り放題きっぷの利用のためにJR鹿児島本線に戻るのですが、どうするかというと、

 福岡(天神)とは反対方向の電車に乗ります。西鉄二日市から1駅だけ南の紫駅まで乗って、そこからJR二日市駅まで歩きます。
 西鉄二日市駅とJR二日市駅の間は離れていて、バスで移動する距離ですが、西鉄紫駅まで1駅乗れば徒歩5分ほどで行けます。
 そしてJRの二日市から博多へ移動して、博多駅で下車。まだ何かする?

 .未乗区間を踏破

 福岡地下鉄の1日乗車券を買います。
 福岡の地下鉄は空港線と箱崎線は完乗していますが、七隈線は全く乗っていませんでした。天神での乗り換えが距離があるのと、どうせ延伸するならその時に乗ればいいと、これまで乗らずにいました。
 今日は博多―橋本の往復だけですが、片道340円かかるので、1日乗車券を買った方が40円安いというだけでなく、きっぷも手元に残りますからね。
ということで、1日乗車券を買っていざ地下鉄のホームへ。まずは初日にも天神まで乗った空港線のホーム降りてその先に七隈線のホームへ続く通路があるようです。

 地下鉄博多駅空港線のホーム端には改札階に上がるエスカレータの間をぶち抜いて? 七隈線への乗り換え通路が出来ていました。
 なんだぁ、そんなに遠くなさそうだなと思って、進んで行ったところ、

 うわぁー何だ?この長い距離は?
 ずっーーーと動く歩道が続いています。これは予定していた電車に乗り換えが出来ないかな?JR博多駅のホームから地下に降りて七隈線の電車に乗り換えるまで15分を見込んでいたのですが、ヤバそう。

 9:57 既に10時ちょうど発の電車が大勢の乗客を乗せて発車を待っていました。
 こんな時間なのに電車は立ち客でいっぱいです。これは予想外。
 大体、新規開業路線なんかは、乗客が定着するまで何年も掛かって、ようやく軌道に乗るものなのに、これ程混雑しているとは。

 オマケに車両は都営地下鉄大江戸線や大阪メトロ鶴見緑地線などの小断面車両、いわゆる女の子サイズの車体ですから狭い狭い。
 まぁ福岡の中心地である天神まで行けば皆んな降りて車内も空いてくるだろうと思ってたら甘かった。
 全然降りるどころか、天神から更に乗ってきて、えらい混雑。どうしてじゃ?

 答えが分かりました。
 福岡大学前の駅でごっそり降りて、車内は1両に数人程度になりました。
 そして終点の橋本に着く頃にはほとんど乗客はいなくなりました。

 こちらが運転室がある先頭部分の様子。
 七隈線はおそらくATO方式による自動運転を使ってるようで、先頭の乗務員がドアの開閉確認と列車の発車操作をするだけで、あとは自動で電車を運転してくれるので、前が見にくくても良いのか客室との仕切り壁や暗幕カーテンなども無く、客室から直接前が見える構造です。一応感染症対策としてビニールの透明幕を垂らしてありますが。

 10:29 約30分ほどで終点の橋本に到着しました。
 数人の客が降りただけで、閑散としています。
 福大前までのあの混雑は何だったんだと、何やらの俳句を思い出します。
 改札口を出てエレベーターで地上に上がって見ます。そうじゃないと新規下車駅としてカウント出来ませんからね。

 ほっほーう、この橋本駅が日本で1番西にある駅だったのね。地下鉄ではw
 これで福岡地下鉄完乗となりました。九州内での未乗区間は九州・西九州新幹線と門司港レトロ線を残すのみです。

 駅前に大きな歩道橋があるので上がってみます。
 駅の周囲はまだ田舎ですねぇ〜
 ちなみにこの反対側にはショッピングセンターがあるのですが、全然人が歩いている姿を見掛けないけど大丈夫?
 まぁ田舎なので車で移動してるんでしょうね。
 なおこの橋本駅からバスで姪浜駅へ出る事もできるのですが、1時間に1本ほどしか無く、次のバスを待つくらいなら乗ってきた地下鉄で博多に戻った方が早いので、再び地下に降りて地下鉄で博多に向かいました。まぁそのために1日乗車券を買っていたのですがね。

 .更にオマケ
 今日のは小倉→姫路の区間で新幹線を使ってワープするので、小倉を15時過ぎのこだま号に乗る事になっているので、まだ少し時間があります。そこで考えたのが
 久々にアレに乗るか。
 ということで博多を昼前に出る福北ゆたか線の快速に乗って直方で819系デンチャに乗車したのですが、どれも乗り換え時間が僅かで電車のスナップ写真すら撮る時間が無く、そのまま14時前に小倉に着きました。

 アレというのかコレ。
 企救丘まで乗ったのは1990年代で、その後小倉駅乗入れ延伸した後に延伸区間の1駅だけ乗って以来ですから、こちらも相当お久になっていました。

 初めて企救丘まで乗った時は天気が悪くて景色も碌に見ていないというか記憶に無いレベルでしたから、今回は動画に残します。
 私が乗った編成の1本後に銀河鉄道999ラッピングの編成がやってきました。

 ただ単に動画を撮るためだけに1時間の待ち時間を使って企救丘までトンボ返りしただけですが、小倉駅で指定のこだま号に乗り遅れができないので、途中で何かのトラブルがあると死亡なのですが、特にトラブルも無く、予定通りに戻ってきました。ちょっとヒヤヒヤなスリル感があります。

 .ワープでゆっくりひとっ飛び
 さてこれで九州での予定も全て終えてあとは名古屋までの岐路になるわけですが、秋の乗り放題パスは青春18きっぷと効力は同じなので、新幹線や特急に乗るには特急券だけでなく乗車券も必要になり、それらの額を足すと、小倉―広島間だけでも7,140円も掛かって、この乗り放題きっぷに等しいほどのお金が必要になります。
 しかしこの区間にはこだま号を上手に使うとそれ以上に乗れる企画商品があるので、それを利用します。
 鉄道に詳しい人なら直ぐに分かると思いますが、「ぷらっとこだま」の山陽新幹線版なる商品が旅行会社各社から発売されており、前回は日本旅行の『バリ得こだま』を使ったのですが、残念ながら大幅に値上げをしてしまいました。
 またJR西日本も「おとなび」企画商品を大幅に廃止してしまい、おとなび会員なのに買う切符がありません。まぁ東日本と違って会費は無料なので別にいいですが。
 そこで今回はJTBが発売している『トク得こだま』を使うことにしました。
 各社とも値上げをしたのですが、バリ得こだまより200円安いので、今回はこちらを使用。以前はきっぷは事前に郵送か指定した店舗での受け取りだったのですが、そこはJTB、いつ迄も前近代的な手法で手をこまねいてはいません。みどりの券売機のQRコード発券対応となり、前日までに予約をすれば買えることになったので、選択肢として十分ありです。

ということで、小倉駅のみどりの券売機にQRコードをかざして無事発券。
 日旅の場合はこれに飲み物引換券がQRコードで発行されるのですが、飲み物は無くても200円安ければいいというところ。

 乗車するのは小倉を15:12に出るこだま858号で、姫路に18:43に着くので、およそ3時間半ののんびりしたワープ旅となります。
 意地悪なLED表示器のせいで、こんな写真に。何を表示しているか分かりませんw

 15:10 乗車のこだま858号が入線してきました。
 きっぷを買う時に座席指定のシートマップを見ると、窓側はほとんど残って居なかったので、結構お客が乗ってるのかな?さすがに秋の旅行シーズンだし。

 そして乗ってみるとこの通り。
 えっ、ガラガラやん!
 まぁお陰で快適なワープタイムが過ごせたのですが、このカラクリが何となく見えてきたので、機会があればそれについては記事にしたいと思います。
 姫路で新幹線を降りてからは、新快速と快速の2本を乗り継いで4時間で名古屋まで。慌ただしい3日目の旅が終わりました。

 .今回の乗り放題パスの乗車内訳
 在来線普通列車が乗り放題で3日間連続使用で7,850円なので、1日当たりに換算すると2,617円で、青春18きっぷの2,450円ほどではないですが、それに匹敵する格安の切符になりましょうか。今回3日間使用でどれ位乗ったか精算してみると、
1-1 南福岡→佐世保   110.3Km 2,130円
1-2 佐世保→諫早→上熊本 243.4Km 4,840円
2-1 熊本→大分→二日市 311.0Km 6,160円
3-1 二日市→博多    14.2Km 280円
3-2 博多→小倉     80.5Km 1,310円
3-3 姫路→名古屋   278.3Km 4,840円
       計 1037.7km  19,560円分
となり、かなりお得に乗ったということになりますでしょうか。
 一応元値の2倍ぐらいは乗らないとと思っていましたが予想以上でした。
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