六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

道北ラッセル+カシオペア 再出撃(後編)

2017-02-22 |  出撃 at 北海道地方
 さて北海道再出撃も後半戦に入ります。
 3日目は引続き道北ラッセルの撮影と、4日目最終日はカシオペア紀行の撮影をしてその日の夜に帰路となります。

 .大荒れの天気とトラブルの宗谷本線 2/18
 昨日はこの時期まさかの4月並みの気温で雨に見舞われ、内地では一部の地域で春一番が吹いたのですが、それをもたらした寒冷前線が通過したため、今度は北西の強烈な季節風が吹いて北日本は大荒れの天気になります。
 日本海側は早々と 暴風雪警報 が発令され、朝のニュースでは留萌線が朝から運転取り止め、道内の高速道路も深川以北は吹雪のため通行止めとなっていました。
 昨日同様に旭川を早朝に出るパターンのため、旭川市内のネカフェに泊ったのですが、この大荒れの予報を受けて、幌延以北での撮影を中止、今日は撮影地は1~2ヶ所で撮れれば儲けものという感じで出ることにしました。

 今月上旬も天気は良かったので、今回は初めての吹雪の中の運転。1年前を思い出します。
 去年は降雪の中を走って撮影してたので、2日ともラッセルが雪掻きするシーンを撮れたのですが、今日はようやく撮れるのか、悪天候でダメになるのか・・・

 まず手始めに佐久-天塩中川間の踏切で上り特急スーパー宗谷2号を撮ります。降りしきる雪の中でしたが、そう風は強くなかったです。
 そして天塩中川から先に進んでいると、急に雲が切れて日差しが出てきました。
 「よっしゃ、これは雄信内俯瞰だ。」 ということで、雄信内の俯瞰場所に9時過ぎに到着、車は1台しか止まってません。
 しかし、「なまら寒ぇぇ~と」先に着いていた撮影者(多分道民)らがこぼす程に 次第に強い西風が吹く厳しい寒さの中、ラッセルの通過を待っていると、あれれ、雲行きが怪しくなってきました。

 ひょえ~ 10分前までは天気が良かったのに、この有様。
 カメラからリュックから帽子から何まで真っ白になりながら撮影。4K動画用のカメラにはミニカイロを当てていたので何とか動作したのが救い。
 次の場所へ移動します。

 昨日同様に歌内-天塩中川間で撮るのですが、カーブの場所には20人近い人だかりが出来ていました。そこではもう撮る必要はないので先に進むと急に晴れてきたので、直線の踏切でスタンバイしたのですが、やっぱり積雪量が全然ないようでやっぱり回雪。
 3ヶ所目へ行こうとしたところでトラブル発生。
 追っかけで来ていた車の1台が道路脇の柔らかい雪に左前輪をスタックして脱出できず、私の車は大丈夫ですが、他の通行車のために気遣いして左へ寄せたようです。別の1台はそそくさと放って立ち去ったのですが、これは手助けが必要です。お互いレンタカーで、ワイヤーなどの装備はありません。
 タイヤ前後の雪を掘って、左から私が車を押し上げるようにして20分程の苦闘の末脱出。「急いでるなかすいません。」と恐縮していましたが、人助けをしていい気分になったのも束の間。
 国道40号に入って「道の駅なかがわ」の前に何やら黄色いパトランプの作業車が、車を止めています。事故 通行止の表示。
 聞いてみると「この先トレーラーが横転事故を起こしていて、稚内から救援車が来てどかすまで数時間掛かる。」との事。
 しかもこの区間は国道40号が止まれば迂回する並行道が全くないので、日本海側の国道まで出るか、旧天北線沿いの国道275号へ出るかのルートしかなく、そこまでの道道もこの雪で通れるかも分からないのですが、ダメ元で問寒別まで戻って道道785号周りで走ることとしました。

 音威子府までは30km近くの迂回で、しかも雪深い峠が控えています、運転操作に慎重をきたすのと、後ろに私の車についてくる車が1台いたので、写真を撮る余裕もありませんでした。
 吹雪で視界が10m近くまで下がるとアクセルを離して時速20km程度で走らせてようやく峠を越え、後は比較的スムーズに下れましたが、下りた所が敏音知と天北線が現役だった頃に一度来た場所でしたが、懐かしく立ち止まっている余裕もありません。

 結局音威子府には1時間遅れの13時頃に到着、もう幾ら頑張っても名寄までで撮ることは出来ません。ここに車を止めてる時点で追っかけを諦めている証拠。
 
 仕方ないので、ここで1年ぶりにお蕎麦をいただきます。
 昨冬までラッセル車は音威子府駅で1時間半程の長時間停車してたので、ここで余裕で蕎麦を食べられたのですが、今はここで2分しか止まらないため、追っかけを諦めない限り食べられないダイヤになりました。

 蕎麦を食べた後に駅北側の道の駅へ少し戻ってみると、どうやら現場付近が片側交互通行で通行を再開した模様で、通行止めも解除されるところでした。
 道の駅なかがわで通行再開を待っていたら、音威子府に着くのは14時を回るでしょう。迂回して蕎麦まで食べれて結果オーライですが正解でした。
 そうだ、下りのラッセルがあったんだ! と思い出し、道の駅で休憩せずに直ぐに出発します。
 大荒れの天気は予想以上には長続きしなかったのが幸いし、日本海側に出ていた暴風雪警報も解除されました。
 いつも通りの雪道走行に戻って永山を目指しますが、北永山到着予想時刻は17時。
 間に合わないからあそこで撮るか。昨日居も来た手軽に撮れる蘭留の国道跨線橋に来ます。通過10分前に到着。

 10人近くが待つ中、下り雪351レがやってきました。掻いてる掻いてる!いい感じです。
 1回目も入れると、道北滞在5日目でようやくまともな雪を掻いてるシーンが撮れました。
 明日はカシオペア撮影のため、北には追わずに石北本線へ向かいます。

 こちらも来ました来ました、将軍山間-伊香牛間の踏切にてまず撮影。
 いい感じで掻いています。複線用ラッセルの方が豪快に飛ばしてる感があります。

 続いて1ヶ所だけ追いかけることにして、愛別-中愛別間のカーブ踏切で待ちます。
 まずは上りのオホーツク6号が通過します。

 そして下りのラッセルが来ました。
 おおぉぉ豪快に掻いています。

 カメラを引いて2ショット目の撮影。
 勿論、踏切の外側に立っていたのですが、この後カメラから何から雪まみれに。でも撮れたからいいんです。
 撮影後は明日の朝の撮影地である室蘭本線の非電化区間へ向かうため、車を走らせます。
 吹雪は止んで時々日も差したりするのですが、比布から先の高速道路は依然と通行止めのままで、国道39号は結構混んでいました。

 天気が快方に向かうと放射冷却で気温がぐんぐん下がります。
 岩見沢から室蘭本線沿いに走る国道を南下中に今回初めて-15℃まで低下、まさかの栗山でこんな寒い気温を見るとは思いませんでした。

 .最後のカシオペア道内走行シーン撮影 2/19
 カシオペア紀行の運転は最終日が2/26ですが、その日は仕事で休めないので、今週が私にとっては最後のチャンス。ぜひ特撮で押さえておきたいところ。
 前回時刻の読み違いから機材準備の遅れもあって、絶好の撮影環境なのに撮り逃してしまった長万部のSカーブですが、今回行ってみたところ、雪で視界が悪い状況。
 7時半時点で風があって時々日が差すものの、5分後には雪の中という感じで安定しません。仕方ないので長万部-静狩間での撮影は諦め、東へ車を走らせます。

 撮影名所の静狩国道跨線橋では雪の中10人近くが待っていましたが、この雪の中ではまともな写真が撮れないんじゃないでしょうか? 通過時に運良く止んでくれるのを期待して待っているのでしょうか? 脇をすり抜けます。

 結局やってきたのが長和のSカーブで、線路脇の直線に数名立ってたので道路から狙うことができず、少し進んだ畑にベースを置いて、ここでスタンバイ。特撮+動画のみで一眼レフは無し。
 到着した時間が通過15分前と、一発勝負・固定アングルだったので動画での写りは小さいですがメインの機材でそこそこ撮れたので妥協。

 続いてやってきた183系による特急北斗も撮っておきます。
 撮影者が半分以下に減ったので、こちらは当初の想定場所に陣取って撮影。

 無事カシオペアを撮影したので、夕方の上り列車まで何を撮ろうか?
 とりあえず千歳方面へ車を走らせて、そこで決めることに。

 やってきたのが江別-豊幌間のカーブで、ここは有名な夕張川の鉄橋がありますが、この時間帯は側面が影になるので、その西側にあるカーブで撮ります。
 絵に描いたような順光で撮れましたが、ここへ来る途中の道でホワイトアウトして少々危ない目に遭いました。空知地方には大雪注意報が出たままです。
 その後札幌市内に入ります。日曜日の午後なのでそう酷い混雑では無かったのですが、アジア競技大会の交通規制で札幌市内の道が一時的に規制になると聞いていたので、途中から国道12号を避けて市道を南下してたら、目の前に警官が道を塞いでいます。
 その後全く車が動かなくなり、脇道にそれて道道に出ようとしたら、また警官が、その前を黒塗りの車の一行が通り、続いて十台近い警察車両が続きます。皇太子殿下の乗った車の通過でした。

 札幌市街地に入ったのはこの雪ミク電車を撮るため。
 車を止める所がなかなか無いため、車移動だと止めるのに苦労します。
 さて雪ミク電車も撮り終えて、上りのカシオペアの撮影場所ですが、移動状況を考えると苗穂界隈しか残っていません。
 トワイライト・エクスプレスの最後の時にも来た、あの場所で撮る事にしました。

 16:44 エンジンの唸りと共に、軽い車輪音を従えて12両編成の寝台列車が通過してゆきました。
 太陽光がもう少し出てくれればエロ光になったのですが、夕方の札幌を後にして本州へ向かうカシオペアの雰囲気は出てると思います。

 これにて全撮影終了。2度に亘って北海道へ出撃しましたが、SLのトラブルありーの、まさかの雨模様や吹雪や事故で通行止めなど色々な事に見舞われた4泊5日の北海道行でした。
 次は6月ぐらいにまた来たいところ。

  お ま け

 今回も神車フィットが当たり快適なドライブに。フィットは本当にいい車です。
 3泊4日借りてフルサポートの保険を付けて13,000円。更に「次回利用から1,000円の割引」チケットをその場で適用してくれたので、12,000円で利用できました。なまら最高。
 
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道北ラッセル+カシオペア 再出撃(前編)

2017-02-20 |  出撃 at 北海道地方
 1ヶ月に2回も北海道へ出撃
 今月の3~6日にSL湿原号+道北ラッセル+カシオペア紀行撮影のため、北海道で出かけたばかりですが、実は最初から計画して前もって休暇を取っていたのが、この2/15~19の5日間で、前回の撮影結果や天候如何では出撃しないケースもあるので、休暇だけ先に取っておいて航空券は買ってませんでした。
 しかし6日に撮影終えて帰ってきて「あぁやっぱり行きたい」と思い、それから航空券を購入したので、往復18,420円と2千円ほど高くつきました(まぁ帰路の日程が最も混雑する日曜日の夜なので仕方ないですが)

 .慢性的に遅れている飛行機便で

 今回道内での撮影は2/16~19の4日間ですが、16日の朝から撮影できるよう、15日にいつもの夕方の札幌行の飛行機を取っていたのですが、前回「機材繰りの都合で」遅れてレンタカーの営業時間に間に合わない苦い経験をしたのですが、今回も同じ飛行機でしたが、やっぱり15分近く遅れていました。(ジェットスターの向こう側に写ってるのが当該便)遅れない方が珍しいようで、それならそんなダイヤ組むなよと言いたいところ。

 今回は水曜日の夜ということで、搭乗率は6割程度でしたが、前回よりは乗っていた感がありました。

 昨年10月から始まったネスレと共同企画のキットカットが配られ、100円のコーヒーを頼んでしばしのブレイクタイム。
 今回レンタカーは翌朝出発なので、到着時刻で気をもむこともなく、余裕な気分で札幌までの往路です。

 千歳空港に着くと、ちょうど今週末から開催される冬季アジア競技大会のため、いろいろポスターや幟で飾られていました。
 さぞかしアジア各地からの旅行客が多いかと思いきや、スキーのために来ている白人旅行客の方が目立っている感じです。
 札幌で滞泊し、翌朝列車に乗るため再び札幌駅へ。

 改札口にある電光掲示板、これを撮ったのは、3月のダイヤ改正で北海道からはL特急の名称が消えるため、このL特急表示を撮っておきます。

 ホーム上にぶら下がっている札幌名物の乗車口案内板ですが、これもL特急表示もあり、区間廃止されるサロベツ号ありと。これも撮っておく価値有りですが、残念ながらブレてしまったようです。

 .暖かい北海道で回雪ばかり 2/16
 2/16いよいよ今日から道内撮影のスタートです。
 先々週のリベンジで北海道へ再訪したのですが、SL湿原号の機関車が車軸?の故障で半年近く修理に掛かるためSLでの運行を中止とあり、道東へ行く予定がなくなった(後で考えたらDL牽引の姿を撮っておくのも良かったなと少し悔やみます)ため、木金土の3日間は道北ラッセルに集中することにしたのですが、全然雪は降らないどころか、雨予報が出ています。
 取りあえず車を旭川方面へ走らせます。途中の栗山・茶志内・西聖和で3ショットほど気動車を撮影し、いつもの北永山へ。

 来月のダイヤ改正で261系へ置き換えされる183系使用の特急サロベツを撮影。
 その後薄っすらと太陽が出てきたので、撮影場所を変えることに。

 やってきたのが、同じ北永山-南比布間ですが、南比布側の踏切で、ここは緩やかにアウトカーブから直線へとなる場所で撮れます。北側の国道から直線で俯瞰する手もありそうです。

 続いて来たのが塩狩-和寒間の踏切で、このあと東六線で本番の撮影に挑むのですが、時間があるのでここへ寄ってみましたが、やっぱり回雪。しかも動画撮影中に撮影に来ていたジジイがカメラの前を見事に横切って映り込む始末。これだから写真しか撮らないニワカ・早漏野郎は来ないでほしいですな。動画撮影中なので「通るなボケ!」と怒鳴れないのが苦しいところ。

 3箇所目が今日のメインである、和寒-東六線間の直線。回雪なので特撮メインで一眼レフ撮影は無し。映像は4K動画パン撮影でちょうど踏切を通る部分を切り出してます。
 これにて今日の撮影は終了、前回同様にネカフェで仮眠のため旭川へ戻ります。

 .まさかの雨に見舞われる 2/17
 こうも暖かいと冬の北海道へ来ている気がしないとさえ思えてくる状況ですが、更に追い討ちを掛ける様な状況に。
 天気予報が軒並みマーク。もう何かの間違いじゃないの?と言わんばかりでしたが、見事に天気予報が当たってしまいました。

 朝4時、ネカフェを出ると雨。マジかよという気分です。
 しかも北へ行くほど気温が高くて雨の時間も長い予報が出ていたため、1箇所分の撮影チャンスが減りますが、抜海付近での撮影は行なわずに、幌延辺りからスタートします。

 上幌延駅の少し北側にある踏切で上りのスーパー宗谷2号を撮ります。雨は止んで何とか撮れそうです。

 今日のラッセル1発目は、特撮ができそうな場所を探して、南幌延駅すぐ北の踏切で構えます。
 回雪なので一眼レフでの撮影はせず、特撮+動画で追います。

 2箇所目は有名な歌内のカーブから少し南に行った場所で、雪の丘に登って小俯瞰が出来ます。
 有名なカーブの場所ではやはり多数の撮影者が居ましたが、回雪なのでアップで撮っても仕方ありません。ここでも撮影条件が良かったので一眼レフは無し、特撮+動画で追います。

 3箇所目は、咲来-天塩川温泉間にある小さな踏切で、踏切と言っても冬季閉鎖で通れず雪山状態になっているため、雪山に登って撮影。狭い場所のため、一眼レフ+動画で撮影。
 撮影後は午後の下り列車撮影のため、旭川方面へ向かいます。

 南比布まで行く時間が無かったので、有名な蘭留の跨線橋からの直線降ろしに初めてトライ。横を大型車がバンバン通るので、動画撮影にはあまり向いていませんが、一応固定アングルで動画+一眼撮影。
 撮影後7割の人が名寄方面へ追っかけて行きますが、今日はそのまま南へ車を走らせます。

 今日は石北本線の雪551レを追いかけます。
 最初は前回来た当麻-将軍山の別の踏切で1発目を撮影。こちらも回雪です。

 中愛別まで来ると雪が降ってきました。
 まず先に上ってくる特急オホーツク6号を撮ります。このスラントノーズ車は183系の中では最初に廃車になるグループなので、押さえて置きたいものです。

 次いで下りの雪551レが来ます。
 この雪の中なのですが、降り始めたばかりなのでまだ線路には積もっていなくて、やっぱり回雪状態です。

 更に追いかけて上川駅の手前の踏切に来ます。
 ここまで来るとさすがに少し積もり始めていたようで、心持ちですが雪が飛んでいる姿を見られました。掻いてるという程ではありません。

 上川でどっぷり日が暮れるのですが、動画メインなので、上川町内で2発撮ります。
 最初に来たのが下り特急オホーツク5号、さすがにシャッター速度は遅いのでブレます。

 続いて上川でと特急を退避した雪551レが来ます。
 夜の雪掻きシーンを動画で押さえるのは、こういった灯りがある踏切だけになりますが、それでも雪を飛ばしながら進むシーンを見られるのはいいものです。
 これにて今日の撮影は終了。

 「明日2/18は、低気圧の通過に伴い、道内は大荒れの天気になる・・・」とトップニュースで伝えていました。さてどうなる事やら。

 後編に続きます 
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北海道より雪深い?奈良へ

2017-02-14 |  出撃 at 近畿地方
 金閣寺が雪景色となった2/11、近畿各地もさぞかし雪景色に見舞われたと思いきや、9時過ぎから晴れてきたため、金閣寺同様に一気に融けてしまい、京都駅まで戻ってきた時は完全に道も乾いていました。まだ先月の空振りだった時は京都駅の中まで(積もらない)雪が吹き込んできて、寒さに震えていましたが、2月ともなると、日差しが出れば路面温度は一気に上がるので、せっかく積もった雪もみるみるうちに融けて消えてしまいました。
 これはもうダメかも知らんね。
と思いながらも、近鉄京都線を南へ下りて行きます。結局大和八木まで沿線は白い所が一つもなかったので、そのまま名張方面へ向かうこととしました。昼前の段階でまだ0度なので期待がもてます。
 榛原駅前からバスに乗り、天満台という住宅団地の終点のバス停で降りると、キュッキュと粉雪を踏みしめる感触が判る程に積もっていました。
 その団地のバス停から数分南へ進むと、国道165号と近鉄大阪線が並行して走っており、その近辺で近鉄特急の雪景色を撮ることに。

 除雪された舗装道路から農道に入るとこのとおり。
 先週行った北海道の苫小牧や室蘭近辺に比べると、こっちの方がはるかに積もってる感があります。
 しかも暖地の雪らしいべちゃべちゃの雪ではなく、歩く度にキュッキュと独特の感触があるので本物の寒地の雪です。

 ここで一般車による特急がやって来たので撮ります。12200系は前面の貫通ドア周りに雪が付いていい感じです。流線型っぽいデザインの車両だとこうはいきません。
 この場所よりさらに南側にここの場所を見下ろせそうなお立ち台がある模様なので、さらに進んでみます。

 3~4分歩くと、もうこんな感じで、完全に雪国と化しています。
 埋まらないように一歩一歩、足場を固めながら進みます。まさか近畿中南部の奈良県でこんな体験をするとは。

 先ほど下から撮った場所を俯瞰で見渡せる場所から、アーバンライナーを撮ります。
 雪はほとんど止んでいたのですが、風が強く吹いていて、そちらの方が辛い。

 続いてもう1本、上本町行きか京都行きの短い4連特急を撮ります。
 この撮影場所は一度来てみたかった所でしたが、まさかこういう雪景色の中で撮れるとは思いませんでした。
 1時間程度いると結構暗くなってきたので、榛原駅まで40分ほど歩いて戻りました。

 榛原駅に戻るとまた雪が降ってきたので、入線してくる急行と通過する特急ISLを撮影。
 特急が通過する際は僅かながらも雪を巻き上げて行ったので、暖地の湿った雪では見られない光景でした。4K動画にも撮ったのですが、思ったほど巻き上げる雪粒(降雪も)映っていなくてこちらは残念。
 これにて撮影終了。今日は午前中の金閣寺といい、午後の近鉄雪景色といい、写真(動画)的にはなかなか収穫がありました。

  こ ぼ れ 話 
 昔の職場の上司の知人が、この榛原町に住んでいて、町内に札幌から引っ越してきた女性がいたのですが、冬場のあまりの寒さに「こんな寒い所に住んでられない、札幌へ帰る」と言って、本当に札幌へ帰っていったそうな。
 確かに真冬は-5℃以下になる事もしばしばありますが、札幌と比べれば、そんなに気温的には寒くありません。 
 しかし、彼女に“こんな寒い所”と感じさせたのは、二重窓じゃなかったり、壁が薄いなど、家が暖地向けの設計になっていて耐寒性に優れていないことから、家の中で寒さを感じたのでしょう。貧弱な暖房だと部屋の温度なんてせいぜい15℃ぐらいしかありません。
 この時期、道民は半袖でアイスクリームが食べられる程、ガンガンに暖房を効かせます(しっかり暖房が効く家造りになっている)から、奈良の家の寒さは身に凍みたのでしょう。
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金閣寺の雪景色を撮る

2017-02-12 |  出撃 at 近畿地方
  41年ぶりの金閣寺
 毎年強い冬型で近畿の中部も雪に見舞われると必ずと言っていいほどニュースに出てくるのが雪景色の金閣寺の模様で、全国ニュースでは流れなくても、関西ローカル枠ではだいたい毎年恒例のように流れます。
 今年も1月中旬の寒波の時に確か全国ニュースで流れたと思いますが、今年は1月中は特に撮影予定が無かったので、ちょうど風邪でダウンしてる時にニュースを見て、今年こそ行ってみたいと思い、風邪の治った翌週に、また京都に大雪警報が出た1/23、京都へ出掛けたのですが、見事に空振りを喫し、お寺に入るまでもなく退散したのでした。
 そして月が替わって立春も過ぎて、どちらかというと南岸低気圧で降雪しそうな時期に、「第一級の寒波が襲う」のニュースに心躍る気分。ちょうど土曜日は休みに当たるので絶好の機会です。あとはちゃんと雪景色になってくれるかが問題です。
 というわけで、改めて今回こそということで金閣寺再訪となりました。前回行ったのは小学4年の遠足(昭和50年)なので、41年ぶりとなります。

 前日からのtenki.jpで京都市上京区の1時間予報を何度もチェック。それと同時に京都市近辺のライブカメラも併せて参照します。金閣寺のサイトにもライブカメラがあるのですが、雪の予報が出るとアクセスが殺到し、重くてなかなか表示できません。
 
  早起きが勝負の分かれ目
 雪が降るとはいえ、1時間予報を見ていると、昼前には「雪」ではなく「みぞれ」の予報が出ていたので融けてしまう可能性があるので、行くなら朝9時の開門と同時に入って撮ってしまわないと意味がありません。また、この日は他の場所で鉄道の雪景色もついでに撮ることにしていて、そのためにも金閣寺は午前中で撮り終える必要があります。
 朝5時半起きで各所ライブカメラをチェックし、予想以上の積雪だったため、京都行きを決行。
 京都へは淀屋橋から京阪に乗ります。大阪市内は屋根がうっすら白くなる程度でしたが、途中の枚方市辺りまで来ると、かなり白くなっていて、これはもう確実に拝めるはずです。
 金閣寺へは京都駅からの他に、四条河原町や三条京阪などからも行けますが、なるべくバスに乗ってる時間が短いルートを選ぶべく、京阪出町柳下車で鴨川を渡って対岸の河原町今出川からバスに乗ることにしました。

 出町柳で降りて地上に上がると、道路がシャリシャリで、一部ツルンと滑る感じの所もあり、車もこわごわ走るような様子です。気温は中心地で-0.6度なので、この辺りならもう少し低いと思われます。

 鴨川に掛かる橋から右手を見ると、川原から北側の山まで真っ白になっています。ここまできたらもう確信。あとは人出が多すぎないかの心配だけです。
 河原町今出川からの最短経路のバスは1時間に2本しかなく、つい数分前に出たばかりだったので、少し遅くなるものの205系統で行き、金閣寺道のバス停に8:40過ぎに着きました。

 やはり結構な開門待ちの行列が出来ていて、表の道路までズラリと並んでいました。
 9時の開門を告げる鐘の合図がして暫くすると列がゾロゾロと動き出します、途中から列が乱れましたが、ほとんど抜かしたり割り込みをする者もないと思っていたら、1人早歩きで脇を抜かして行く、見るからに撮り鉄っぽい青年がいて、中国人でさえ列を守ってるのに恥さらしな輩です。
 いよいよ門をくぐって、拝観料となるお札を買ったころ、太陽が差してきました。これはひょっとすると順光か?


 おおおおぉぉぉぉ、来たああああぁぁぁぁ~
 バリ順です。しっかし人の多いこと多いこと。
 木の枝が邪魔になるため、枝が邪魔にならずにきれいに撮れるポイントは四重・五重の人だかりができていて、押し合いへし合いの芋洗い状態。
 それでもせっかく来たからと押しのけ合いでようやく前に出て構えます。

 これが人気の正面からの図。
 雲1つなくはない快晴ピーカン・バリ順でおいしくいただきました。
 この場所からは水面に映る逆さ金閣も特徴的です。

 続いて2番人気の斜め45度右側からのアングルです。
 ここは少し引き気味に撮って、金閣と周囲の木々の雪景色全体を撮ります。
 ここではまだ水面の一部が氷っているので、完全な水鏡にはなりません。この日差しなら11時ぐらいにはここでも水鏡になりそうですが、同時に背景の雪も融けてしまうでしょう。

 順路に沿って、今度は東側の日が当たっている部分から側面を撮ります。
 雪のある手前の庭や木と青い空の対比が素晴らしい天気です。

 続いて裏側に進みます。
 晴れているので金閣は完全な逆光でハレーション状態でしたが、池に目をやると優雅そうに鯉が泳いでいたので、それを入れて撮影。

 最後に奥の石段を上がって見返り金閣を撮影。
 ここまでで大体40分程度と、お寺のガイド通りの時間で周りました。
 門を出る頃にはまた上空に雲が出てきて影ってしまったので、本当に運が良かったと思います。
 ツイートにも次々と写真を上げる人が続出してましたが、その中に「金閣寺 激パ」と書いているのがあり、これは言わずもがな、絶対撮り鉄でしょう。

  出撃の判断とアクセスは?
 まずは何と言っても天気予報です。1時間ごと予報で、夜中に氷点下まで下がることと、午前中も気温が3℃以下なら湿度が高くなければ雪確実。
 次に実際の積雪状況の確認ですが、金閣寺のライブカメラは重くて表示出来なくなるので、参考にしたいのが
 1.京都産業大学:ここは金閣寺よりも更に北側にあるので、バス停含めた全てが真っ白であればOK
 2.KBS京都:5ヶ所ある地点のうち、京都駅の線路が白くなっていればOK
 3.国道事務所:国道9号老ノ坂TNは道路まで真っ白であることと、国道1号東山TNは西側坑道周辺が白くなっていればOK

 アクセスは電車+バスなどの公共機関を使いましょう。これは雪予報が出ている土日は駐車場が満杯になり、駐車場への入場待ちをしている間に開門時間を過ぎてしまい、折角のチャンスを逃すかも知れないので、基本的には公共交通で来るのがベターです。
 
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バレンタインデーの準備?

2017-02-10 | 日記
 昼間にミナミの地下街を歩いていたら、大勢の若いコックさんたちが、テレビカメラも入って何やらと。

 毎年ここで行われているお菓子でできた、その名も「縁結び神社」で、いつもは大概横目で通り過ぎるのですが、「お菓子の神社作りライブイベント」として大勢の人がいたのでちょっと立ち止まってみました。
 このコックさんたちは、辻調の生徒さんのようで、後ろの机にパンフレットなどが置いてあったので、学校の宣伝も兼ねてのようです。

 買い物を終えてまた戻ってきたら、既に生徒さんらの姿はなく、完成した神社が祀られ?ていました。

 反対側に回ると、地下街のキャラクターがお菓子で描かれたレリーフのようなものが立っていました。

 立て札もよーく見ると、チョコレートで文字が書かれています。
 2/14まで5日間もあるので生菓子は使えず、パン・クッキー・飴などを組合わせた造りとなっていました。
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SL湿原+カシオペア+ラッセル撮影(後編)

2017-02-08 |  出撃 at 北海道地方
 2/5 下りカシオペア紀行と宗谷・石北ラッセル撮影
 釧路から長万部まで450kmをなるべく無料区間で繋いで行き、長万部に到着したのが日付が変わって1:30に到着。カシオペアの通過は8時台なので、朝まで車の中で寝ます。
 今日も天気は晴れだったので、昨年のリベンジを兼ねて、立入禁止のSカーブの所に来ました。もちろん立て札から中には入らずに撮りますよ。ここは線路内に人がいると乗務員からの通報で保線係員が日曜日でも撮影者を厳しく排除しに来るらしく、後から来た撮影者も実際に排除されたとの事。私は去年の立て札が立って以降は中には入らずに撮ろうとして去年機材トラブルで断念。
 快晴・無風と最高のコンディションの中、機材の準備を始めていたら、立て札の前に立っていたその撮影者が一気に築堤を登り敷地内へ。えっと思った瞬間、エンジンの唸りが聞こえてきました。
 ヤバイ、機材の準備が間に合わない。

 8:19 エンジンの唸りに続いて、軽い車輪音を残して通過していきました。
 特撮機材の準備に急いでも5分は掛かるので、準備を途中で諦め、すぐにベース位置に戻って予め三脚にセットしておいた4K動画とリュックから取り出した一眼レフのみで撮影。去年に続いて痛恨の敗北です。
 長万部の通過時刻を8:25と見込んでいたのがそもそもの誤りで、この辺りがはっきり時刻の載らない列車の撮影の難しさです。ただ単に写真撮るだけなら簡単なんですがね。

 さて感慨に浸っている余裕はなく、午後からのラッセル撮影のために旭川へ向かいます。次の撮影場所までは320km。札幌市内の渋滞を避けるため、距離的には遠回りですが、室蘭・苫小牧経由で走ります。室蘭市内を高速で抜けたあとは下道で岩見沢まで進み、岩見沢から再び高速に乗ります。

 去年は吹雪いている中を走った道央道ですが、今日は快晴・路面乾燥と楽に走れます。時間に余裕が出たので、1つ手前の旭川鷹栖で下りて市内を抜けます。気温も-1℃とかなり緩く、道路でスリップして恐い思いをすることもなく到着。
 旭川市内に入ると上空雲ってきたのですが、時より日差しも見られるので、雪351レは特撮メインで北永山のいつもの場所でスタンバイ。去年は踏切南側と晴れた日に北側から真横の2アングルで撮りましたが、今回は特撮メインのため斜め位置にセッティングします。

 14:55 踏切が鳴って3分ほど経ってやってきました。ここ2~3日ほとんど雪が降っていないため、掻き分ける雪がなく、ほとんど回雪状態でウイングも閉じているため、正面狙いしていると腑抜けた画像になるので、サイド気味に風景として捉えるのがよいでしょう。
 雪351レ撮影後は、石北本線方向へ移動します。

 宗谷本線の約1時間後に旭川を出た雪551レは伊香牛で少し停車するので、その手前で撮れますが、今回は将軍山駅の手前で撮影。
 ここでトラブル発生。日が傾いて気温がどんどん下がり、-7℃の中カメラのバッテリーが消耗しないように直前まで暖めていたのですが、4K動画用のカメラが撮影中に「電池消耗」の表示がでて停止していました。こちらはFHD動画からの切り出し。
 続いて中愛別で交換待ちで停車する時間を利用して次の場所へ移動します。中愛別を過ぎたカーブの手前に国道脇にスペースがあるので車を停めて、横の雪壁に登ります。

 16:42 まず上りの特急〔オホーツク〕が通過します。このオホーツクも運転区間の縮小が発表されていますが、非電化区間では一応安泰でしょうか?

 17:01 続いてやってきた雪551レ 4K動画のカメラは電池を満充電したものに入換えたのにも
かかわらず、撮影開始から数秒でまた電池消耗で停止。一眼レフのみでの撮影。

 17:09 さらに追いかけて、上川駅の手前の踏み切りで追いついて、車の中から踏み切り通過シーンを真横から撮影。
 その後上川を発車して遠軽方面に向かう所を町内の踏切で撮りましたが、真っ暗だったので割愛します。

 2/6 上りの宗谷ラッセルを追いかけながら撮影
 最終日は南稚内を朝8時に出発する上りのラッセルを追いかけながらの撮影とします。昨年は稚内市内の開源SSで車を停めて車中泊したのですが、昨日の車中伯で結構背中が痛くなったので、今夜は横になりたい、しかし今から稚内や名寄まで行くと遅くなるので、旭川市内のネカフェで仮眠し、朝3時に旭川を出発することにしました。
 朝3時に予定通り旭川を出発、抜海までは260km、4時間程度で行けるか?
 国道40号線を順調に進んで行きます。

 士別市内で人生初の-21℃を体験しましたが、幌延を過ぎると-10℃ぐらいまで上がってきて、稚内市内に入ると-7℃程度と去年より暖かい状況です。その後雲ってきたので、去年も来た勇知駅の南側のカーブで撮ることにしてスタンバイ。

 8:32 踏切が鳴って動画撮影開始したら、何と晴れてきてしまい、あちゃー逆光状態になってしまいました。しかもまた4K動画は途中で停止。本当に使い物になりません。
 途中の交換列車が削除されて運転ダイヤがタイトになったため、追っかけて撮れる場所も少なくなりました。豊富付近での撮影は行なわず、幌延の先まで行きます。
 上幌延手前で1ヶ所撮影の後、去年も来た歌内駅南側のカーブで待機。

 ここでは撮影者が10名以上いるため、固定アングルで撮影。全く雪を掻かない回雪状態がよく分かります。
 さらに車を走らせて、最後の撮影場所ですが、これも去年来た音威子府駅北側の橋りょうの所ですが、ここで特撮を行ないます。

 ここでは僅かに雪を掻き上げるシーンが撮れました。
 これで今回の撮影は全て終了です。
 あとは千歳空港へ向けて300kmひたすら車を走らせます。最終的に一般道が一度も渋滞がなく、高速を使わずに間に合いました。
 今回はいろいろとトラブルがあり、次回への参考になるデータも取れました。4K動画カメラが止まってしまうのは、取説に動作環境に0℃~40℃と書いてあり、氷点下では動作保証外ということです。
 2月中にもう1回行きたいな。

  お  ま  け

 今回の借り受け車両は、神車:ホンダ フィットで、ヴィッツに比べると座席が全部倒れるので、非常に快適な車です。また当たるといいな。
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SL湿原+カシオペア+ラッセル撮影(前編)

2017-02-07 |  出撃 at 北海道地方
 一昨年・昨年に続いて今年も2月に北海道に撮影にやって来ました。
 一昨年は711系と北斗星を、昨年はカシオペアと道北ラッセルを撮りにきましたが、今年は1日短い3日間でSL冬の湿原号+カシオペア紀行+道北ラッセルを撮ってしまおうという訳です。
 幸いこの時期は、一部平日にもSLが走っているので、カシオペアは日曜日固定のため、その前後でSLとラッセルを組み合わせて旅程を立てたのですが、往路があんなことになり、のっけからつまづいてしまったのですが、頑張って走ります。

 2/4(土) SL撮影で釧路へ
 昨晩飛行機の遅れで、千歳でレンタカーを借りられず、札幌で泊ったのですが、朝8時に千歳から釧路へ向けて車を走らせます。

 札幌6:31発の新千歳空港行の快速は、最近のサービスダウンの象徴733系3000番台(大谷翔平ステッカー車)これで寒い千歳線を走ります。
 案の定、駅に着いてドアが開く度にハンパない冷風が入ってきます。何で押しボタン式にしないんだよと疑問と怒りが込み上げます。
 さて40分間の電車移動を終えて新千歳空港へ戻ってきて、レンタカーを借りて出発。事前に下調べでGoogleマップでは塘路まで4時間とあったので、下りSLの塘路発車が11:55なので、頑張って飛ばせば間に合うかも?
 しかしその夢は淡くも消え去りました。ナビをセットした瞬間、「到着予想時刻 15:50」いやいや目一杯高速使う設定でこれかぁ?と疑いましたが、走り出して、意味が分かりました。
 「道東道 事故 通行止め」もぅマジかよ! おまけに「凍結 50キロ規制」
これはもう絶望です、というか返しのSL列車の撮影すら危なくなってきました。
 程なく下り線は通行止めが解除されて通れるようになったのですが、その間に積もった雪のため、せいぜい60km/hぐらいしか出せずに山道に挑みます。

 占冠・トマムと長いトンネルを幾つも抜けて十勝地方に入ると天気は一変。晴れてきました。おまけに路面は乾いています。速度標識も80を示しています。よっしゃ!で速度を上げます。
 すこぶる快晴で気温もぐんぐん上がり。3月上旬並みの-3℃と、道東の凍てつく-20度台を覚悟していただけに、ちょっと拍子抜けです。ナビの到着予想時刻もどんどん早くなり、高速の終点、阿寒インターの時点で「13:35」まぁ往路のSLは諦めですが、返しの列車は間に合いそうです。

 到着予定地の塘路を30分遅れの12:30に通過、そのままSL列車の終点である標茶駅まで走り、13時丁度に到着しました。駅前では中国語が飛び交っていただけ、ここはハルビンか・・・

 駅に入るとSL列車が既に到着して25分ほど経ち、駅の中では地元の物産を売る声がしていましたが、機関車が切り離されていたので、再び駅の外へ出ます。

 機関車はホームから少し外れた場所で石炭の山を慣らしている模様で、編成写真は出発近くなるまで撮れそうにありません。
 返しの撮影場所をロケハンするため、10分ほどで標茶を後にします。途中2ヶ所ほど吟味しながら結局やってきたのが、塘路駅の北側のザルボ展望台近くのカーブの区間。ここは標茶行の列車を撮るのに西側の丘に登って撮る人が多く、返しを撮る人はせいぜい踏切から正面狙いをする程度ですが、冬場に順光で特撮するならここしかなさそうとスタンバイ。

 14:32 やってきました復路のSL列車。ここでは特撮+4K+FullHDの撮影で一眼写真は無し。4K動画からの切り出し画像なので映りは小さいです。
 もしかしたら2発目も撮れるかも知れないと、釧路市内へ向かいます。東釧路の予想到着時刻は「15:25」ギリギリ着けるか?

 15:31 予想時刻より5分ほど早く現地に着き、釧路川の鉄橋を渡るシーンを撮影。既に15人近くが待機していた中、最後に三脚を立てます。ここでは4K動画+一眼レフで撮影。こんな快晴なら午前中に来ておきたかったところと悔やまれますが、まぁバック運転のシーンもいいでしょうと慰めます。

 返しの列車だけですが、なんとか2ヶ所で撮影できたので渋々妥協の1日でした。

 釧路を16時過ぎに出発、明日の撮影地の長万部へ向けて車を西へ走らせます。阿寒ICから道東道に乗ったあたりで日没、美しいトワイライトの夕暮れでした。明日も天気が良さそう(予報では晴のち曇り、道南では夜に雨)

  後編に続きます。
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1年ぶりの北海道出撃

2017-02-03 |  出撃 at 北海道地方
 毎年ダイヤ改正が行われる春が近づくと、廃止が噂されている列車などの最後の追い込み撮影に出掛けるのですが、今年のダイヤ改正が3月4日と3月に入ってすぐに行われること、糸魚川快速などの目ぼしい列車は予め撮りためているので、この冬場はあまり焦って出掛ける程の切迫感はありません。
 そんな中でやはり撮っておきたいのが、北海道への乗り入れが最後となる〔カシオペア紀行〕と、どうやら廃止は見送られたと噂がある道北のラッセル車ですが、あくまでも噂の域に過ぎない話なので、撮れる時に撮っておこうと云うのが心情です。
 ・・・という訳で~、昨年2月に続いて今年もこの時期に北海道へ出撃する運びとなりました。
 この時期なので往復は飛行機で、いつものスカイマークを利用します。

 まさかの遅延で旅程が狂う
 2月にもなると比較的天候が安定してきて、雪や暴風による欠航は少なくなるので、半月程前に飛行機の予約をしました、行きが3日(金)で、帰りが6日(月)、ちょうど札幌雪まつりと重なっているので、料金も高いと思いきや、往復で16,600円と、かなり安く取れました、さすがスカイマークです。
 天気も安定しているので、千歳に19時代半到着の飛行機で降りて、20時からレンタカーの利用を予約していたのが運の尽きでした。
 「札幌行きは機材の遅れのため、出発が30分程度遅れます。」はぁ?
 朝から札幌行きはみんな定刻で運行してたのに、何でやねん!
 実は先週にも那覇空港で自衛隊機のトラブルで空港が閉鎖になり、2時間ほど遅れた事があったのですが、今回も那覇空港が原因の様です。春節なので中国人が乗り遅れて飛行機を止めたとかかも知れません。スカイマークだけでなく、JALなど他社も遅れていました。もう完全にレンタカーの営業時間に間に合わないので、取りあえず連絡を入れて翌朝出発に変更してもらいました。中部から出ずに神戸から出ておけばよかったけど後の祭り。

 定刻より26分遅れで中部空港を出発。
 雪まつり週間の金曜日の夜とあって、さぞかし乗ってるかと思いきや、搭乗率は5割程度、しかも春節の時期なので半分近くがチャイニーズでした。
 いつもの指定席30Hに座ったのですが、前の席の多分中華系青年がワキガでもう臭い臭い、私の左側は2席とも空いていたので移動しても良かったのですが、今度は反対側の窓側席のガキが気分が悪くなって、あわや床にリリース?
 もう週末は最低です。これで搭乗率が高くて混んでいたら地獄だったのですが、空いていたのがせめてもの救い。
 スカイマークの札幌路線は、名古屋便が搭乗率が低いので割引席が余裕で取れ重宝します、搭乗率の高い羽田便は名古屋便よりも値段が高いのですが、その収益で名古屋便の乗客が安い運賃の恩恵に預かっています。神戸便も割と休めの設定です。

 さて、そんなこんなで千歳に到着、結局遅れは32分に拡大して20時を回ってしまいました。
 今夜は札幌で泊まることにして、明日早朝にふたたび千歳に車借りにきます。
 
 ターミナルの4階に上がると、俺の札幌の嫁が1年ぶりにお出迎え、逢いたかったよsnow miku!
 既に飲食店なども次々と閉店した空港で長居も出来ないので、快速電車に乗って札幌へ移動します。予定外の行程ですが、実は天候が悪くて飛行機が遅れそうな場合は、札幌の24時間営業のレンタカー屋で借りるつもりだったのですが、天候を見計らっている内に空車×になってしまってたのです。

 久しぶりの721系に乗ります、この「三脚」と書かれたタグを見ると、遠征に来た感で満たされます。
 ちなみに名古屋便の預け入れ荷物からは3台の三脚が出てきて、うち1人はいかにも撮り鉄、恥ずかしい裸三脚丸出しでした、よくあんなので歩けるなと感心モノです。。
 快速電車内もうるさい中国語が飛び交い辟易の中、札幌に着きました。

 札幌駅に来るのは1年半ぶり、-9度の千歳よりは幾分暖かい感じがしたと思ってたら-4度と、5度も暖かい。
 今回の予定は、
 4(土):釧路にてSL冬の湿原号撮影
 5(日):朝はカシオペア紀行、午後は宗谷&石北ラッセル
 6(月):朝から上り宗谷ラッセル、午後は千歳まで移動&帰路
 明日からはそんな冗談も言ってられないほど寒い所での撮影が続きます。
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今日からおさいふPonta

2017-02-01 | 日記

 2012年2月から使ってきたPontaカードですが、経年劣化が著しく、特に裏側のコーティングシートがめくれてきました。問題なのが、このコーティングのシート部分にバーコードが印刷されているので、このシートがなくなったら判別不能になってしまいます。一時的にボンドで接着したのですが、また剥がれてきて、もうダメ、新しいのに替えることにしました。

 そこで切り替えたのが電子マネー機能が付いた”おさいふPonta”にしました。
 これまでローソンでの買い物にはJR系の電子マネーを使ってきましたが、この部分が切り替わるのでICOCAのポイント加算は若干減ることになりますが、まぁWest-JRのポイント交換商品も大したモノがないので、あまり影響はないと思います。

上が古いPontaカード
下がおさいふPonta   従来のオレンジ色に加えて、鮮やかな青色の配色で、まるで近鉄特急のような色合い(ちょっと青が薄いですが)です。
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