六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

天理臨 伊吹の山と 美の競演 

2016-01-29 |  出撃 at 近畿地方
 北陸新幹線の開業のあおりを喰らって北陸本線が分断されてしまい、東日本-西日本の直通運転ができなくなり、客車列車の運転を拒否しているJR東海の線路を走らざるを得なくなった環境下で、頑張って天理教団体専用列車、いわゆる「天理臨」が走り続けてくれています。
 車両は電車方式に変わったものの、それが国鉄色の583系とあって、何とか撮りたいところでしたが、会社の出勤日と重なって、客車運行時代を含めて中々行けなかったのですが、今回ようやく行ける目処がつきました。
 折しも運転時刻が今回から往路の京都に朝到着は変わらないのですが、復路が京都を昼に出るダイヤに変わったため、静岡辺りまでが撮影可能な範囲となり、関西・東海の鉄っちゃんはもう興奮高まるところです。

   どこで撮るか 
 列車は、午後の東海道上りになるので、多くの区間で先頭が逆光になってしまうため、どうしても撮影場所は限られてしまいます。
 天気は のち 夜には という予報が出ているので、雨の心配はないものの、多分曇るだろな思いつつ、晴れたら伊吹山を入れて良い写真が撮れるやも知れないとの期待から、やっぱりあそこに出掛けることにしました。

   最高の人出? 
 今日は仕事の関係で10時ごろまではフリーにならかなったので、出足が遅くなるものの、現地通過は14時前ぐらいなので、時間的には間に合います。あとは撮影者が多くて場所がなくなっていないか心配。


 12:30 柏原駅を降りて現地に到着。結構いるいる。
 ここは以前E6系の甲種輸送の時に来た際に30人程度集まったのが、自分が見たここの最高の人出(話に聞くとJR東海のラッセル車最終運転の時が記録的な人出だったそうな)でしたが、今回は軽く倍の60人ぐらいはいる感じ、これで列車通過まで1時間以上あるので、まだ集まりそうです。

 天気は薄く雲が掛かった感じですが、なんとか伊吹山も見れるので、贅沢は言えないかなというところ、貨物列車などを撮って本番を待ちます。今回は動画パン撮影をしたいので、後ろの雛壇には登らずに下の道路から撮ります。

   幸運の女神?現れる 
 この撮影地は南側が中学校になっており、今日は当然授業が行なわれております。そんな中、学校のグランドの斜面にへばり付くように黒山の人だかりが出来ているので、学校関係者や生徒たちへの迷惑になっていないか、悪影響が心配されるところ。
 しかしその心配をよそに1人の生徒が、それも女の子がこちら側にやってきます。
 どういうこと?
 そしてノリの良さそうな某軍団の若者達としばし会話をして、「もう休み時間終わるから・・・」と言って校舎へ戻っていきました。
 そうしたら、なんと、

 雲が切れて晴れてきたではありませんか、(↑コントラストの濃いスマホで撮影) これはもう激V期待だ。JC効果が凄い!
 この快晴に先程の軍団連中はもう大はしゃぎ。「やったー」と拍手でこのピーカンを喜んでおりましたが、列車通過までまだ20分近くあるので、これが糠喜びにならないか心配です。

 13:33の下り229F 一眼だとこんな感じになります。あとは雲が掛からないよう祈るばかり。

   本番はやっぱり 
 列車通過まであと数分。どかどかと車での追っかけ族が一部割り込んで俄かに緊張が高まってしたところ、こんな時に残念ながら雲が掛かってきてしまいました。
 しかもウロコ雲のように次々と連なっています。もうこれは絶望的。
 そして、13:47 遠くにタイフォンの音が聞こえます。

 途中で一旦閉じていたらしいタイフォンカバーがまたパッカーンに。

 引きで伊吹山を入れたショットで。やっぱり国鉄色583系は美しい。
 
 そして列車が通過した30秒後にウロコ雲の切れ間から日が差してきました。「今来いや!」と嘆く声。もういつもの事だから慣れっこです。

 最終的には100人を超える人出でしょう(既に追っかけ族が帰った状態)皆さん、おっ疲れ~っす。

 このあと新幹線で浜松辺りまで追っかけると、もう1回撮れますが、雲ってきたので、追っかけはせずに帰宅しました。ダイヤ改正以降も残ってほしいと願ってやみません。
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ゆきぞら? あおぞら

2016-01-25 |  出撃 at 近畿地方
 この冬最強の寒波に見舞われた週末でしたが、クソ寒いは天気は荒れる予報だわで、せっかくの土日が休みだったんですが、予定していた山陽トワイライト広島以西区間での撮影も出掛けることなく、土曜日にモスバへ行ったぐらいで、2日間ともほとんど家に引き篭もっていました。
 九州・四国・中国地方では記録的な大雪になったようで、一面の銀世界になってたようですが、近畿・東海では先週の南岸低気圧の時の方がよく積もった感じで、今回は1cmぐらいだったでしょうか?
 でも気温が半端なく低かったので、道路はアイスバーン一歩手前状態でしたが、融けてベチャベチャにならない分、歩きやすかったです。

 さて今日は天理臨が走る日で、JRでは青森の583系が長躯関西までやって来るのですが、いかんせん夜明け前に着くので撮影できません。
 こちらは近鉄の団体専用車両~あおぞらⅡで、天理へ向かったのか、他の団体かは分かりませんが、時期的に多分、天理臨でしょう。
 583系は復路に掛けます。
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山陰トワイライト 伯備線で撮影

2016-01-15 |  出撃 at 中国地方
 1月12日(火)が私の実質最後の山陰トワイライト上り列車の撮影日になりそうなので、せっかく今まで暖冬だったのに、急に冬型の天気予報に変わる中、取り敢えず撮影できたらいいやと出撃しました。

 . 撮影場所は4ヶ所程度あるが
 上り山陰トワイライトは、米子-美袋間でDD51の重連になるので、この区間での撮影となりますが、この時季だと米子近辺は日の出前なので撮影不可、鳥取県側は29分近い停車時間がある江尾の前後と、岡山県側は22分の停車時間がある井倉の前後の両県それぞれ2ヶ所の計4ヶ所で追っかけ撮影ができる目論見でしたが、残念ながら、この日は鳥取県側で雨天なのと、峠の道路が氷点下予想だったので、無理して飛ばして事故るよりは、確実な岡山県側で2ヶ所撮る形にしました。

 . 1ヶ所目 石蟹-新見
 神戸を19時半ごろに出発、岡山までほぼ2号線を走り、あとは180号線を北上するルートで新見には午前2時頃に到着。
 有名撮影地の布原側へ行ってもいいのですが、天気予報が悪く、仮に日が出たとしても南側がすぐ山なので山影になって真っ暗かもしれないので、布原界隈は避けて、新見駅南側の大きなカーブで撮影することに。
  
 本番の列車は10両との事で、長さがどれ位になるのか、6両編成の特急〔やくも〕で長さの目安を測ると、やっぱり後ろの方は切れてしまいそうです。
 カーブの南側に鉄橋があって、それを入れると全編成入りますが、架線柱や他の構造物が邪魔になるので、鉄橋は入れずににカーブだけで撮るのですが、これも、手前の築堤にはビニールシートが掛けられていたり、線路脇の枯れ枝が生えていたり、背後にNHKの電波アンテナがあったりと、結構アングル泣かせの場所でした。
 さらに、カーブ北側の地点で、直線かぶり付き馬鹿が現れてしまい、望遠で狙うと必ず入ってしまう始末。もう今となっては注意に行くのも間に合わないため、引き気味に撮らざるを得ません。1枚目の電車の右側に黒い服を着た奴が写っており、これを避けるカメラワークが必要です。
 そして
  
 9:40 定時にトワイがやってきました。
 後ろの直線馬鹿をカットするため、手持ちで隠せるアングルで望遠気味で撮影後に、数m線路寄りに移動して引きで撮影という慌しさ。一番引きで撮ると編成は入るけど、ビニールシートと枯れ枝が鬱陶しい感じでボツコマ。もう少し引く前に撮ったコマが良さそうでした。

 . 2ヶ所目 木野山-備中川面
 さて1ヶ所目で一応無事撮影後は、次の場所をどこで撮ろうか?
 南へ行くほど雪雲からは離れるはずなのですが、結局は新見付近よりも雲が厚くなってしまったので、順光用の撮影地ではなく、雲った時に狙える場所で撮ることに。
 備中川面駅の南側のカーブ鉄橋です。ここは上り列車が昼過ぎに順光で、午前中だと側面は影になってしまうのですが、曇ったが幸い、この場所に来てみました。ちなみにアウトカーブ側は柵が被ってしまうためアウト。

 キャパは狭く、10名程で一杯だったのですが、さらに通過直前に見るからにDQNな3名ほどが割り込んできて、危険一歩手前の状態で何とか通過。
 3ヶ所目撮れるか、車を走らせたのですが、木野山交差点の長い信号がネックとなりました。木野山駅停車中に国道で並んだので、そこで車を降りて撮ってる人もいましたが、ここで撮っても碌な写真が撮れないだろうと。
 高梁市内を結構飛ばしてすり抜けたのですが、その先でペースカーに引っ掛かり、備中広瀬を出た辺りで一気に抜かれてしまい、The end。

 . 電車で追っかけもできる
 今回は車で追っかけをしましたが、時刻表をよく見ると、やくも8号と普通の850Mがそれぞれトワイを追い抜くので、この列車を上手く使えば、車を運転できない人でも電車を使ってDD牽引が2ヶ所と、PF牽引を1ヶ所程度の追っかけが出来ます。
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阪急電車に乗る世界的スター

2016-01-13 | 日記
 先日69歳で突然この世を去った世界的なミュージシャン・俳優のデヴィット・ボウイ。
 実際は18ヶ月もの闘病の末、癌で亡くなったとのことですが、闘病生活は近親者しか知らされていなかったので、ほとんどの人がこの結末に信じられないと衝撃が走りました。各界著名人からは追悼のコメントが次々と寄せられています。

 その中で1979年に彼が来日した時に、電車の中で撮られた写真として、海外の掲示板に上がっていたのが紹介されていました。写真は海外掲示板からの拾い物ですが、出処はどこか分かりません。


 海外掲示板に書かれた内容では、
 外国人A「彼が1979年に公演で日本に行った時に、電車に乗ってる様子が撮られているよ。」
 外国人B「あっ、阪急電車だ!」 ←そこかよw

 我々であればもう見ただけで分かります。同じように北大阪急行や神戸電鉄にも木目内装で緑色の座席、アルミ製の日除けブラインドの車両があるのですが、絶対的に他と違うのが、2連窓の2連ということ。
 鉄道ファンなら、これを見ただけで分かると思いますが、デヴィッド氏は阪急電鉄の、それも2800系の3扉改造された車両に乗っていたのです。
 他の阪急一般車だったら1枚窓なので、神鉄かも知れませんが(さすがに神戸電鉄に乗ることはないだろう)、2800系独特の2連窓が2連という特徴で、この車両しかないという特定に至ります。

 そして他に投稿された写真では、これはもうあの車両だとはっきり分かりますね。
 仕事で大阪へ来て、プライベートで京都へ行くのに、特別車両を持たない阪急電車での移動となったようですが、むしろ
意図的にこういう一般の電車で移動したかったのではないかと思います。 
 デヴィッドさんのご冥福をお祈りします。
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水戸線415系&カシオペア撮影など

2016-01-11 |  出撃 at 関東地方
 年末の会津485系撮影に続いて、今回も東日本へ。青春18きっぷの最後の2回分を使って北関東へ出撃します。
 今回は3月で運用を終了するという415系と、ついでにカシオペアや115系なども撮るべく、小山を起点に東西北方向へ動きます。

 湘南色115系の最後の楽園:高崎

 1日目はひたすら移動だけだったので省略します。
 青春18きっぷの残りが2日分なので、関東北部でしか動かない2日目は普通乗車券での移動となるため、なるべく効率よく回るべく、今回は籠原で滞泊。
 朝の上り〔あかぎ2号〕を撮影して、籠原から2日目の移動が始まります。
 今回は両毛線の撮影地のロケハンを兼ねて両毛線周りで小山へ向かいます。

 高崎に到着すると、さっそく115系の2列車がホームにいて、テンションがちょっと上がります。
 ここから信越線・上越線・両毛線の3方向へ115系が走ります。新潟や広島なども115系がいますが、JR塗装に塗られた車両が大半を占めるため、湘南色がこれほど割合でやってくるのは今となっては高崎だけとなってしまいました。

 高崎 9:43発の両毛線下り、小山行きに乗ります。もちろん115系。
 なお、3両編成で混雑していたため、写真は撮らずに情報収集のみ行い、終点の小山まで乗り通しました。

 . 水戸線で415系に乗り&撮り

 小山に着くと15番線には早速415系が待機していましたが、1時間に1本しかないので、撮影地への移動もこの415系に乗ることになります。
 以前は腐るほど走っていたこ415系も、小山まで入るのは日中は1編成だけなので、電車移動での撮影は少々不利ではあります。それでは、12:03発の747Mに乗りましょう。

 残念ながら415系の旅も今回は束の間、3駅目の東結城駅で下車します。ここから約25分程歩きます。

 やってきたのが鬼怒川の西岸で、ここから14時台の上りで帰ってくる先ほど乗ってきた415系を撮影します。
 線路と同じ高さの堤防から撮ろうとすると、河川敷の木が邪魔になるので、河川敷の中段から狙います。鉄橋に近い場所と、斜めから写す少し離れた場所の2箇所から撮れますが、特撮の関係から斜めの位置から狙います。
 順光側に手摺りがありますが、この程度のならそれ程気にならないでしょう。続いて友部行きの下りを何処で撮るか?

 こちらは河原まで降りて、完全に上を見上げるアングルにしました。
 川島側は中段の河川敷からはほとんど撮る場所がないので、広い河原を歩いて川の流れを入れた感じのアングルにしました。
 勿論、朝の順光で撮れる列車の場合は、河川敷降りる場所から撮るのが良いでしょう。


 こちらは川島駅の時刻表ですが、緑文字が4扉の531系で、黒文字が3扉の415系なので、どの車両が来るのか分かります。淡い直射日光が当たって、緑か黒か分かり辛いですが。

 . カシオペアも撮る3日目
 3日目はカシオペアの運転日に当たるため、いつものように宇都宮で滞泊し、矢板での撮影と同じく、宇都宮5:48発の2番電車で黒磯方面へ下ります。
 今回は蒲須坂ー片岡間の荒川橋梁北側で撮影する事に。
 ここは2年ほど前に訪問して、北斗星が見事に雨に降られたのですが、今回はそれのリベンジということで再度訪問することとしました。

 7:34 ここは晴れると機関車の正面が影になるので、晴天でない方が良いのですが、前回の雨降りよりはマシですが、やはり暗い感じの写真になってしまいました。まぁ東北本線は暗いとか淋しいなどの言葉が似合うと言えば似合いますが。

 蒲須坂で撮影の後は小山から1駅両毛線に乗って115系や107系の撮影をして、また小山に戻ります。

 午後からは昨日と同様に水戸線で14時台と15時台の415系を撮ります。
 帰路の時刻の都合上、あまり遠くへは入れないので、こちらも小山から1駅の小田林で下車。駅から数分の所にある畑で撮影。

 最後は駅から3分の所にある踏切からケツ打ちで撮って終了。この電車と川島で交換する上り電車に乗って無事小山に戻り、いつもの如く、東北→東海道線乗り継ぎで帰りました。
 水戸線の2日目は雨降り寸前の曇天で残念でしたが、水戸線内での415系はこれでお仕舞にして、次は8連運用のある常磐線側で撮っておきたいところですが、もう次に行ける機会は3月のダイヤ改正直前になりそうです。
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国鉄色485系狙いで 会津へ

2016-01-04 |  出撃 at 東北地方
 記事が新年のご挨拶と前後しましたが、2015年の撮り収めは国鉄色485系を狙いに、会津地方へ出撃することとしました。
 今年の年末年始は1/1~1/4が仕事で、その前後が休みのため、12/29~31に南東北へ行くこととしました。ちょうど〔会津ふるさと冬休み号〕が運転されているので、先週中止した栃木県内での〔カシオペア〕号も絡めて一緒に撮影してしまおうというわけです。

 . 短い地獄旅
 出発が12/29の昼前だったので、ちょうど帰省ラッシュのピークと重なります。
 家を出る時にちょっと遅れて近鉄の電車を1本逃してしまったので15分遅れ、余裕のある島田ではなく静岡で乗り換えるパターンになってしまいました。
 自宅最寄駅~名古屋1217~2328F モハ313-5304~1308豊橋1323~952M クハ312-2319~1357浜松1410~796M クハ210-5031~1520静岡1523~1460M クハ210-5012~1641熱海1702~3536E サロ230-1069~1848上野1917~3553M サロ232-3024~2053宇都宮2058~691M クハ230-6019~2148黒磯2200~2155M クハ718-1~2301郡山

 これはもう静岡地獄の旅が始まると思ったのですが、実際に地獄だった区間は豊橋~浜松~静岡の2列車で、3両編成で立ちっぱなしの人もいる可哀想な状態でしたが、しっかり座って移動。

 静岡駅での3分接続で皆ダッシュで乗り換えるのですが、3両→6両になるうえ、皆んな目の前の3両に乗り移ったため、最後部6両目は乗客が5名しか居ないガラガラで静岡を出発。前の3両で立ってる人って本当にバカみたいとしか。

 富士到着までで4名しか乗客は乗ってこず、端っこ10席を独り占めで状態で余裕の富士山撮影。
 熱海からは平日ダイヤなのに、ありがたい休日料金のグリーン車を2本乗り継ぎ、宇都宮からも231系セミクロ車、そして黒磯から先も719系なので、快適に移動することができました。


 . 郡山で滞泊

 福島県には〔北斗星〕狙いで最近も何度か来てましたが、ほとんど福島市か国見町泊りが多かったので、郡山での滞泊は2011年4月以来の約5年弱ぶりとなります。
 485系の撮影までには時間があるため、磐越東線の撮影でもと思いましたが、有名撮影地の要田まで行っていると時間がないので、阿武隈川を渡る列車を撮影することにしました。

 回りは快晴なのですが、強風にもかかわらず、全く同じ場所から雲が動かないため、郡山の市街地のみ晴れない状態で列車が来てしまいました。

 郡山駅~撮影地間は地元福島交通のバスで移動します。帰りのバスが15分以上待っても来なかったので、時刻表をよく見ると、12/30は平日ダイヤでの運行でした。郡山駅には9:25に到着。磐越西線に乗り換えます。

 . いよいよ磐西へ

 郡山から乗った会津若松行きの普通列車は、既に大勢の帰省客で混雑、猪苗代駅でも階段で渋滞が起きる程の人が降りました。猪苗代というか、磐越西線の駅でこんな光景を見ることは滅多にないでしょうか。

 駅に着くとほとんどの人がそそくさとタクシーや迎えの車に乗って行き、駅に残ったのは私を入れた3人ほど。どうやら上りの普通列車が遅れてるようです。

 猪苗代駅で降りるのは相当前だったと思います。2007年以来の約8年ぶりですが、隣の川桁駅では昨年も降りているので、磐越西線自体は結構な頻度で立ち寄っています。

 今日の下りは天気が今一つなので、中小松のカーブから直線に入る場所で撮ることに。しかし農道が雪で通れず、県道を大回りする形になったので、現地まで40分程掛かってしまいました。これなら川桁駅で降りた方が早かったです。
 少し小雪がちらつく中、タイフォンの音が鳴り響き、3つのライトが見えました。

 10名近い撮影者が一斉にシャッターを切ります。最初はもう少し東側のカーブの所で撮ろうかとも思いましたが、前回455系の撮影時にそこで撮っているので、今回はこの場所から撮影として1本目撮影終了。
 次に乗る列車が快速なので、川桁には停まらないため、また猪苗代駅まで40分掛けて歩いて戻ります。
  
 上り列車はこちらも定番の磐梯町-翁島のSカーブで撮影すべく、磐梯町駅で下車し、こちらも30分程掛けて歩いて来ました。

 磐梯山は雲に隠れているものの、上空は晴れていて背景も日が当たってるのに、どうしても我々がいる場所だけが一向に晴れてくれません。午前中に起きた車両故障で下り列車が1本運休、上り列車も広田駅で2本が並び、臨時快速は会津若松を発車できずに停まったままです。
 ようやく18分遅れぐらいで発車しましたが、こんどは日暮れになってしまいそうです。
 結局日が当たらないまま、磐梯町駅を発車して列車の音が近づいて来たその時、

 おおおぉぉ晴れてきたぁぁぁ。

 動画を撮ってる人も多いので、みんな歓声を押し殺して黙ってシャッターを切ります。
 以前だったら、通過した瞬間に「やったー」とか我慢しきれずに声を上げる早漏野郎がいましたが、今はほとんどいませんね、1人「あー白飛びしたー」と動画撮影後に声を上げてましたが、直前まで曇ってて急に晴れたので、マニュアル露光値を修正できなかったのでしょう。
 みんな清々しい気分で、「おー疲れ~っス!」と言いながら撤収、磐梯町駅へ戻る足取りも軽やか。

 磐梯町駅に帰ってきましたが、下り列車が運休したため会津若松には寄れず、仕方なく上りの郡山行きに乗車。

 . カシオペア撮影も絡めた大晦日
 大晦日は上りの〔カシオペア〕があるため、先週中止した栃木県内での撮影を朝一で行ってから、下りの会津のみ撮影して帰路に就くという1日になります。
 撮影場所が片岡-矢板間のため、福島県内で滞泊すると間に合わないため、宇都宮まで戻ってきて滞泊。翌朝宇都宮5:48発の2番電車で矢板へ向かいます。

 7:27 カシオペアが来ましたが、また自分がいる付近だけが晴れずに撃沈。ここは北斗星で一度撮っているので、カシオペアでリベンジ再訪するかどうか? 矢板駅に戻っても晴れて来なかったので、私が曇り男ではなかったようです。
 カシオペア1本だけ撮って急いで矢板駅へ戻ります。矢板8:08発の黒磯行に乗ると、郡山には9:58着となり、昨日も乗った9:40発の普通に間に合いません、1本後の10:45発の快速だと猪苗代駅からタクシーを使ってもぎりぎりの時間です。

 そこで出ました、伝家の宝刀新幹線。
 黒磯で乗り継いだ郡山行きの普通電車は新白河で新幹線の接続と貨物列車の通過待ちのために14分の停車時間があり、下りの〔やまびこ205号〕に7分で接続するため、急いで階段を上がって改札を出て、郡山までの新幹線の切符を買って乗車。これで磐越西線の普通列車に間に合います。新幹線は大晦日の朝の各停なのか意外と空いてました。

 撮影場所は悩みましたが、特撮の関係上、磐梯町-翁島のストレートは難しいし、帰りの時間の事もあるので、川桁で降りて磐梯山を入れたケツ打ち位置での撮影としました。

 駅の弧線橋から入線してくる上り列車を撮影。いい感じで晴れてます。天気予報は曇りのち雨だったのですが。

 撮影場所へ歩いているうちに、少し雲が掛かってきました。何とか晴れてくれよ。

 そして 11:55、こんどは静かに近づいてきました。私の他に男女3名のシャッター音もまばらで静かな撮影となりました。到着した時よりも雲は出てしまいましたが、まあまあの光線も出て合格圏内です。問題となってた郡山寄りのタイフォンカバーは安心して下さい、閉じてます。 でも上り列車では開いてたとか。

 . 帰りも飛び道具利用
 通常18きっぷで東北方面から乗り継いでくる場合、郡山12:45発の黒磯行きに乗らないと後々辛くなるのですが、今日は更に休日ダイヤなので、静岡県内のホームライナーも1本早いのに乗る必要があります。
 そこで、

 今回は郡山から一気に宇都宮まで新幹線で飛びます。
 これで今回は東北本線を大嫌いにしてくれる~糞電車の701系に一度も乗ることなく済みました。

 午前中に新白河→郡山間に乗った分と合わせて、約6千円近いプラス出費となりましたが、帰路で使う分は予め覚悟していましたが、午前中の新幹線代はカシオペアが撃沈した分だけ勿体無い気もします。

 郡山を出発してすぐ下に郡山斎場が見えます。もしかすると、石巻線で走っていたキハ40系?それとも只見線用の整備でしょうか?
 郡山→宇都宮はやまびこ140号でひと駅、僅か28分の移動です。

 宇都宮からは8分接続で東海道線直通小田原行きに乗ります。
 ここからはいつもの行程の1時間前のスジで鈍行乗り継ぎ旅、熱海まではグリーン車、沼津→豊橋は373系と、ほぼ静岡地獄を感じる事なく終わりましたが、雪の中で左足をひねったのと、重いリュック背負って2日間で16km歩くと、さすがに筋肉痛で元日の勤務がちょっと辛いです。
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2016 謹賀新年

2016-01-01 | 一般記事
 新年明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いいたします。


 
 昨年は寝台特急〔北斗星〕や〔トワイライトエクスプレス〕などの廃止で、北へ西へ大忙しの1年でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか?

 昨年の実績を踏まえて今年の計画も入れていきたいと思います。

1.  廃止予定の寝台列車撮影
 → 北斗星・トワイなど概ね達成。⇒3月まで引き続きカシオペア・特トワの撮影
2.  北陸新幹線開業に伴う移管で見納めとなる北陸・信越本線の国鉄車両
 → いずれも撮影にて終了、まだ糸魚川快速があります。
3.  中央線の211系投入に伴う、山スカ115系など。
 → 信越本線で撮った程度で終りました。
 
 その他に置き換えや減少の噂があるもの
4.  新津の40系気動車(羽越・磐西)
 → 今年も機会があれば写しに行きたいです。
5. × 近鉄特急車両 16000系・12200系の記録
 → 近場なのでどうしても放置してます。
6.  JR東海の40系気動車
 → こちらはまずまず撮れました。
7.  EF81、EF66-0番台
 → 全検明けのニーナが撮れた他、日本海側のパーイチもある程度撮影
8.  紀勢本線381系撮影
 → 天候不良その他で紀勢本線で撮影できず、阪和線内でお茶を濁した程度の撮影で終りました。

 去年撮影予定に入れてなかったもの。
9.  関西本線のDD51
 → 地元の強みを生かして国鉄色の重連が入った日にうまく撮れたのですが、DF200への置き換えの噂があるので引き続き今年も撮影予定。
10. 新前橋の115系や185系
 → こちらも経年により、置き換えの噂があるので、去年あたりから撮影していますが、今年も撮影しておきたいものです

 以上、今年は去年に比べると出撃頻度は少なくなると思います(特に4月以降は)が、また何か見つけて、出撃予定に入れるかも知れませんので、ご期待のほどを。
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