六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

2年ぶりにセンバツ観戦(前編)

2021-03-31 | スポーツ
 武漢ウィルスの蔓延で開催直前になって中止が決まり開催が取り止めになった2020年の春の選抜高校野球以来、2年ぶりの開催となりましたが、開催にあたっては、色々と条件が付けられた上での開催となりました。
 ・ブラスバンドの禁止、声出し応援禁止
 ・入場は1万人までで、アルプス席は学校関係者のみ
 ・内外野全ての席が指定席で当日券の発売は無し。
代表的な条件ですが他にも開会式は
初日の出場校の6校だけで行なうとか、アルコール類の販売は禁止などかなり制約付きとなったものの、やはり開催出来ることに違いはありません。

 .チケット争奪戦
 例年なら私はもちろん、多くの高校野球ファンが内野自由席~アルプス席~外野席の座席が指定されていない区画で観戦するため、早朝や夜中から並んで入場券を買い求め、自分達思い思いの席で日がな1日観戦するわけですが、今回は全く状況が違います。

 まず一般発売されるのは、1万席-学校関係者用のアルプス席2千=8千席となり、その中で最大の利益を上げるべく、外野席を大幅に絞って1千枚程度として、残りを全て内野席としたようです。そのため外野席はプラチナチケットとなりました。しかもチケット会社によるオンライン販売のみとなったので、この辺りの操作が出来ない人にはハードルが高く、いつもの常連さんの顔を見なかったりという結果になりました。

 3月8日10時の発売開始とともに、土日と大阪桐蔭が出る日の切符は即完売。残った日程も外野席が残っているのは3/25だけでした。
 私は都合が良いことに、今週の公休は3/25・26の両日なので、25日の外野席と26日の内野席をポチることに。

 入場料は外野席が700円(通常春は無料・夏は500円)、内野席は3,400円(通常は2,000円)、これにチケット会社による取り扱い手数料330円がかかり、内野席だとホテル代より高くなりました。

 チケット扱い各社で残席数に差異があるかいくつかのサイトを見比べたのですが特に無さそうだったので、そのままローチケ&ローソンで購入しました。
 今回のチケットの最大の特徴は日付指定であることです。通常は第〇日目という指定なのですが、今回日付指定になったことで、中止になった21日(日)のチケットを持っていた人は自動的に払い戻しになるわ、大阪桐蔭目当てで22日(月)のチケット取っていた人らは、全然意図しないチームの試合を見る羽目になるわと、チケット会社に販売を委託した弊害がここでも出る格好になりました。

 .いざ甲子園へ
 阪神電車は実家や墓参りに行くのに何度も使っているのと、甲子園球場も去年8月に球場の外側だけ来ましたが、勿論中に入るのは2019年の夏以来です。

 6:45 センバツ開催のプレートを掲出する山陽の直通特急に乗って甲子園で下車。8時の開門までまだ1時間近くあるので、駅前のコメダでモーニングとします。
 普段なら改札出たら切符売り場前の列に一直線ですが、全席指定なので気持ちには余裕があります。コメダの中は何故か関東弁が飛び交っていました。

 バス停前の桜もほぼ満開に近く、例年に比べてもかなり早く、決勝のの頃には散り始めるかも。

 いつもと全く違うのがこの高架道路の下で、ここで入場券を買い求める列が幾重にも出来て、人気校が出る日には徹夜で大行列ですが、当然今回は誰もいません。

 もちろん当日券を売っていないというか、窓口発売自体が無いので、窓口は全部閉まっています。

 対戦カードを告げるボード。これはいつもと変わりません。
 雨で1日順延となったため、本来なら昨日やっていた試合が今日行われます。
 さて今日はレフト側外野席だから、ぐるりと東側へ回らないと。

 3塁側アルプス席の門の前には専大松戸の応援団の人たちが開門を待っていました。
 いつもなら私も此処から入っていたのですが。

 さて初めての外野席での観戦となるので何処から入るのかな?
 人が並んでる所を見つけようとしたものの誰も並んでいません。
 あれ、間違ったかな?

 いや、間違ってはいませんでした。
 外野席の入場口には係のお姉さんがポツンと1人立っていました。
 ホントに誰もいない。

 売店も多くが閉まっていました。
 こんな光景は初めてです。お昼どうするのかな?

 もう1つの売店は開いていて、こちらはささやかな列が出来ていました。
 テレビ中継などで外野席が映って、昔のパ・リーグの試合かよと思うような閑古鳥ですが、一応座席は完売です。

実際の観戦(撮影)の様子は、後編で書く予定です。
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愛媛‐広島 レアルートで渡る

2021-03-25 |  出撃 at 四国地方
 先週は今治からしまなみ海道を途中まで バスで移動して大三島まで行き、大三島からはうさぎのいる大久野島経由で忠海まで渡るルートで移動しましたが、それ以外にも幾つかのルートがあります。
 その中でもレアなルートで移動すべく、地図と時刻表を睨めっこした結果、このようなルートを編み出しました。

 今治港15:30~~16:04宗方港16:30~~16:43木江港16:58ーー17:35大西港18:05~~18:40安芸津港と、船を3本とバス1本を乗り継ごうというルートで、船は毎日運航なのですが、大崎上島内のバスが平日と土日では大幅に本数が違うので、休日は困難なルートになりますが、こういったレアなルートで渡るのも面白いだろうとルートをなぞってみました。
 上の地図の白い数字の①~④が今回のルートになります。

 .四国本土→大三島
 まず四国本土側である今治~宗方(大三島)を結ぶルートです。ここは大三島フェリーの他に今治市営の旅客船も運行しており、かつては村の渡船だったものが、そのまま市営の渡船として運行を継続しているものです。

 松山を昼過ぎに出た普通列車に乗って今治に14時半ごろに今治駅に到着しました。

 今治駅から徒歩で20分ほどで今治港ターミナルにつきました。
 何となく船を思わせるような恰好をしています。
 
 ターミナル内にある券売機で乗船券を購入。
 木江港まで大三島フェリー1本で行く場合も、宗方港で乗り継ぐ場合も同一運賃で行けるので、木江港までの通しの切符を買います。

 ターミナルビルの北側にさる桟橋に小さな旅客船が止まっているので、あれかな?

 見えていた船よりも更に一回り小さい船が、これから乗る船でした。

 ニューおおしま3 という船で、実は通常運行の船が検査のため、代船とのことです。
 こんな小さな船に乗るのは初めて。

 15:15 乗船開始
 この船は途中の宗方までの船なのですが、木江までの乗船券を係員に渡します。

 船の中に入ります。
 8人✕6列ぐらいと、2人掛け席の他にカーペットスペースもありました。

 カーペットスペースは荷物置き場になっていました。
 このほかにカラオケの設備もあって、船の中で貸切宴会などもできるようです。
 乗客は私の他には島へ帰るお婆さん1人だけ。完全に空気輸送です。

 ここで先ほどの係の人が、携行カバンの中から切符を取り出し、乗り継ぎ乗船券をくれました。
 これが無いと次の船には乗れませんからね。

 15:30 船は定刻に出航。バックで今治港の岸壁がスルスルっと離れていきます。
 電車のようなスムースな加速です。

 180度旋回して北西を向いたら一気に加速します。
 今治の街がぐんぐん遠ざかります。

 こちらは順光側の右側窓から。
 海面ギリギリとまでは言いませんが、本当に低い位置での景色が楽しめます。

 15:40 今治港を出ておよそ10分で、あっさり来島海峡大橋の下をくぐります。
 船はそのまま無言の空気輸送の中、エンジン音だけが船内に響き渡ります。

 15:58 今治から二十数分で宗方港が見えてきました。
 時刻表よりは若干早く着くようです。

 16:00 4分ほど早く宗方港に着きました。
 ここから向かいの岡村島まで釣り客2名を乗せるようです。

 16:04 客船は2名の釣り客を乗せて岡村へ向けて出ていきました。
 先ほどのおばさんの姿はもうなく、港に残ってるは私1人だけ、平日だけなのか休日でも同じような光景なのでしょうか。

 港には島内用の路線バスが待機していて、船が着いて10分ほどで出ていきました。
 この宗方と肥海という所を結ぶバスの途中に宮浦港のバス停があり、そこまで今治から直通のバス(先週乗ったやつ)が来ています。

 .大三島→大崎上島
 愛媛県最北の島である大三島から、県境を越えて広島県の大崎上島まではフェリーが海路僅か13分で結んでいます。

 16:25 港で20分ほど待っていると大崎上島からのフェリーがやってきました。
 車3台と徒歩客1人を下ろして、5分で折り返し出港です。

 16:30 船は定刻に宗方を出港、大崎上島の木江港に向かいます。
 徒歩客は私ともう1人旅行者らしき人の2人です。

 宗方港を出ると船はギュイーんと90度旋回します。
 これで愛媛県に背を向けて北へ向かいます。

 午後の日暮れ間近の船内。
 旅人らしき人はデッキでずっと立っているので、客室内には私1人だけ。午後の静かなひととき、ゆっくりと時が流れます。わずかな時間ですが、この空間を独占できるのは、ものすごく贅沢な旅なのかも知れません。「蜜」からは程遠いですからね。

 完全に愛媛の島々が離れていきます。
 先週もいいましたが、「またね~愛媛県」 さすがに3週連続は無いかな?

 後ろ側の景色は遠のいていく愛媛の島々でしたが、進行方向の左手には広島県の島影が迫ってきました。
 なにせ海路13分の県境越えですから、あっという間です。

 16:43 大崎上島の木江港に定時に到着。
 本当に13分間の海上県境越えでした。名残り惜しいですが、船を下ります。

 木江港で下船。
 船はすぐ折り返しではなく、出港までしばらく時間があるようで、ここで佇んでいました。

 .大崎上島島内移動
 大崎上島の島内移動には2種類のバスがあり、①さんようバス循環ルート ②町営コミュニティバスおとひめ のそれぞれ左回り、右回りなどのルートがありますが、曜日によって運行がなかったり、ルートや時刻がおおきく違ったりするので、必ず事前に確認することが必要です。広島県の本土と結ぶ航路は3航路あり、安芸津・竹原・三原の3つの港と結んでいますが、三原行きは便数がほとんどないので、安芸津か竹原の港と結ぶフェリーとなるわけですが、それぞれ出ている港が違うのと、この木江港とは真反対の島の北側にあるので、バスでの移動となります。今回平日に来たのは、バスの便が確実にあるからです。

 港のすぐ西側に バス停があります。画面の左手にあるのが港の建物兼観光案内所。
 なお反時計回りのバス停はここから10mほど西側にあります。

 土休日は大幅にバスの本数や運行ルート・時刻も変わるので注意しましょう。

 16:58 フェリーの到着から15分ほどで右回りの循環バスがやってきました。
 もう1人の旅人は、垂水港から竹原に抜けるようで、左回りのバス停で待っていました。私以外にはすでにバス停で待っていた地元のオバサンが1人おりました。

 バスはしばらくの間は海沿いに走り、もう1つ西側にある明石港に寄ります。

 明石港を出ると、バスは内陸に進路を取り、一部は山越えのような場所も通ります。
 木江港から大西港まで島をぐるりと半周する感じです。

 17:35 大西港に到着、木江港からここまで37分かかりました。意外と時間がかかるものです。
 平日はあともう1本バスがあります。

 .大崎上島→安芸津
 いよいよ最後のフィナーレは広島県の本土へ向けて、3本目の海路で移動です。

 島の北西側にある大西港のフェリー待合所。
 ここは建物の中に小さいながらも売店もあります。

 次の船まで30分以上あったので、切符の販売窓口は閉まっていましたが、しばらくしておばちゃんがどっかから戻ってきて、窓口が再開しました。

 フェリーの乗船券ですが、切符を買う時に親切にも、ミシン目で切り離して渡してくれて、こっち(乗船券)の方だけを渡してくださいと。できればミシン目で繋がっている状態で写真撮りたかったんですけどw

 18:00 静かな港に安芸津からのフェリーがやってきました。
 これが折り返し18:05発の安芸津行きになります。

 到着したフェリーからは本土からの車や通学の高校生などの徒歩客10人近くを下ろします。
 さすが本土とを結ぶフェリー

 下船客を下ろすとすぐさま乗船客や車を載せるのですが、意外と本土へ向かう方が車の数も人も多いのに驚きました。
 普通は夕方だったら本土から島へ帰る人の方が多いはずなのに。

 18:05 定刻に大西港を出港します。
 ちょうど夕日が沈む、日の入りの時刻を約10分後に控え、日の入りと追っかけっこの旅です。

 お約束?の船内の様子。
 この界隈のフェリーによくある、中央に客室出入り口とトイレがあって、その前後に椅子席とカーペット席になったタイプで、進行方向後ろ側のカーペット席は、彼女らの指定席になってるのでしょうか?おじさん混ぜてほしい?

 しばらくしてるうちに日が沈んでトワイライトゾーンになりました。
 この薄暮の時間帯が一番感傷的になりやすいのかも知れませんね。

 そうこうしているうちに、どんどんと本土側が近づいてきました。
 大西-安芸津間は海路35分。電車で35分だとかなりの距離になりますが、船だとどうでしょう。

 安芸津港の防波堤内に入ります。
 通勤など日常利用の人ら、つまり私以外の乗客はもう降りるべく階段を下りています。

 18:40 定刻に安芸津港に到着
 これで船3本と島内バス1本の計4本を乗り継いだレアルートの旅は終わりました。

 港に佇むフェリーをスマホのスローシャッターで撮影。
 実際よりはえらく明るめに映りますが、雰囲気委はとってもいい感じに映っています。
 静かな港の佇まいが伝わってきましたでしょうか? でもそうまったりとは佇んでいれず、5分ほどでまた大西港へ向けて出ていきました。

 港から歩いて2分でJRの安芸津駅に着きます。

 18:57 安芸津駅でちょうで呉線上下列車が行き違いのため交換しましたが、停車位置がずれるため、並んで撮ることは
できませんでした。今夜の滞泊地である三原へ向かい今日の旅を終えました。 

 今回の船3本とバスを乗り継ぐルートですが、今治→安芸津間で、
   ① 今治→木江  フェリー 980円(宗方乗継ぎでも同額)
   ② 大崎上島島内バス 均一 100円
   ③ 大西→秋津  フェリー 390円
合計1,470円と、先週移動した大三島まで急行バス+徒歩+大久野島を通るフェリーの時と同運賃でした。まぁこちらは徒歩の区間がないだけ楽ですが、平日でも1日5本しかないのでレアなルートです。
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2週連続で愛媛に出撃

2021-03-24 |  出撃 at 四国地方
 先週のしまなみ海道でえらい目に遭った週末でしたが、3/18~20の3日間、2週続けて今週も愛媛県に出掛けることにしました。
 実は2週連続で同じ地域に出掛けることは、九州や東北・信越方面など以前からちょくちょくあったので、そう珍しいことではありません。
 目的は、①伊予鉄道の動画撮影 ②しまなみ海道の別ルート探索です。

 名古屋を昼の12時に出て、東海道線~山陽本線で下ってきたいつもの相生ダッシュですが、相生からの電車が6両編成であったため、余裕で乗り換えができました。先頭まで行って写真まで撮れる余裕っぷり。

 それもそのはず、車内はご覧の通りで、ガラガーラ。
 先頭車は上郡まで貸切、上郡からお姉さんが1人乗ってきただけでした。何という寂しさ。
 しかし岡山県内に入ると、各駅ごとに乗客が乗ってきて、いつもの夕刻ラッシュの光景が展開されました。

 岡山で数分接続のマリンライナーは混んでいて座れないので、1本遅らせて次のに乗って坂出まで移動。
 岡山駅で夕食の駅弁を買いましたが、意外と乗っていて、車内での夕食はお預け。

 坂出から観音寺行きに乗って、観音寺からワンマン列車に乗り継いでようやく弁当タイム。
 終点の伊予西条に到着したのは22時台で、ここで普通列車はなくなりました。

 今夜の滞泊は先週同様に今治市内のため、伊予西条から今治までは普通乗車券+特急券を買います。
 合わせて1,200円なので、まぁ安いものです。

 伊予西条駅の発車案内板はなんと貨物列車の案内まで表示されており、何という鉄ヲタに優しい仕様でしょう。
 しかも牽引機や行先まで書いてあり、至れり尽くせりです。

 今治に7分遅れで到着。
 実はこの日の20時頃に松山市内で人身事故があって、松山→今治方面が大幅遅れ、一部列車が運休になっていました。
 2時間遅れで列車を待って家に帰ったら午前様ですね。

                   


 翌朝今治6:01 発の始発電車で松山へ向かいます。
 朝からやかましい中国人カップルが乗っていましたが、途中の小駅で降りて行ったので、工場勤めか何らかの日常ルーチンのようです。こんな所まで中国人に侵食されてるのには馬鹿政府に怒りを覚えますね。

 7:05 1時間ほどで松山に到着。
 久々の松山駅にやってきました。

 松山駅は高架工事をするため、駅の横にあった松山運転所を完全に更地にして、そこに高架駅を建設するようです。
 駅に隣接する車両基地として、手軽に気動車や機関車の佇む姿を撮れたのも今は昔。あっけらかんとした感じです。

 改札口を出て駅前ロータリーへ。
 松山の下巻口である、この駅舎を今のうちに撮っておかないと、味気ないコンクリート色の高架駅になってしまったら寂しいものですもんね。この風景には初めて訪れた1988年以来の馴染みある風景なので。

 駅から歩くこと数分。大手町のダイヤモンドクロスにやってきました。
 ここで7時半~8時半過ぎまで、朝ラッシュの風景を動画に収めます。

 大手町の列車交差の様子。
 伊予鉄道の鉄道線は最大3両編成なので、まさか2両✕2本の4両編成の列車があるとは思いませんでした。
 無事に収録を終えて撤収。朝の散歩がてら、松山市駅から大街道の商店街へ行き、モーニングでもと。

 まだ9時台なので、ほとんどのお店は空いておらず、結局コメダ珈琲でのモーニングとなりました。
 この大街道のアーケード街はL字型に街の配置されており、お城があって路面電車も走っていることから、熊本の繁華街とそっくりな感じがして、とても好きな街です。

 モーニングで少し休んで、路面電車を撮影していたら、もうお昼になっていたので、これから午後のメインイベントのため、松山駅から今治に戻ります。

 今日のJRの利用は、今治ー松山の往復と、安芸津→三原間のみしか乗らず、合計でも2,510円しかならないため、これで青春18きっぷを1日分使うのは勿体ないので、全て普通きっぷ(呉線内利用はイコカ)として、乗車券を買います。
 行きはC制で、帰りは両替を兼ねて現金券売機でそれぞれ購入してバリエーションを楽しみます。


 今治からのつづきは次の記事で書きます。
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うさぎが激減した大久野島

2021-03-22 |  出撃 at 中国地方
 今治ー大三島~忠海の島伝いのルートの中で、大久野島で途中下船することにしました。
 大三島から忠海までそのまま乗っていると370円で行けますが、途中下船すると620円となります。
 昨年9月に訪れた大久野島に、わざわざ途中下船してまで立ち寄る理由は、夏にうさぎの数が少なかったので、涼しくなって数が戻っているか確認のためです。

 .気になっていたうさぎの様子

 昨年9月以来、半年ぶりに大久野島に上陸します。
 さて、うさぎたちは元気かな?

 ん? 少ない?
 港を降りてすぐのフェリーの待合所前の時点で、答えがでていました。

 掘られた穴ぼこはいっぱいありますが、うさぎ自体はかなりの数減らしています。
 夏に来た時は、暑いから死んだようにダレてるのかなと思っていましたが、涼しくても死んだようにダレてるうさぎが多いです。早朝とかだと活発に動いてくれるのかな?

 茂みの奥とかにもいますが、人は入って行けないので、こうやって望遠レンズでなら撮れます。
 こうして見ると、あまり表に出て来ていないのかも知れません。

 割と新しい木道ですが、この下の空間にはそれなりの数がいましたが、表に出てくるうさぎは少ないです。

 こうやって人から餌をもらうのに慣れていますし、中にはもう満腹で、餌にすら興味を示さないうさぎもいます。

 観光客が少ない島の北側の道路を歩いてみると、脇の茂みから2匹飛び出してきて、餌くれるの?餌くれるの? と私に付いてきます。
 この辺りのうさぎは以前と変わらないかも知れません。

 .大久野島に行くなら今のうち?
 昨年の武漢肺炎の蔓延による観光客の激減で、餌をあげる行為が減り、繁殖力が大きく下がったものと言われています。
 SNSで人気が出て観光客が増えた事で、沢山エサを食べて富栄養化したことで繁殖力が上がって個体数も増えていたのですが、2020年2月から一気に観光客がパタっと止まったため、急にエサがなくなり、多くのうさぎたちが自然淘汰されたものと思われます。生き残ったうさぎたちは取り敢えず植物がある山の中へ移動したため、観光客が訪れる海沿いの平地ではほとんど見られなくなったという現象が起きているとのこと。個体数としてはピーク時には1,000匹いたそうですが、今は1/3位だとのこと。
←2~3年前のYouTube動画には外国人により幾つものうさぎまみれ動画が上げられています。
 以前のように「うさぎまみれ」になるには相当の年月を要しそうですが、数が減った今の状況が元々の本来の姿だとも言えます。
 外国人受けするようなうさぎまみれにはなれないので、SNS映えこそできないけど、本来の姿の大久野島を見られるのなら、今この島に行くのがベターだとも言えます。
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愛媛-広島県間を格安ルートで渡る

2021-03-19 |  出撃 at 四国地方
 昨日はバスを乗り逃して最悪の後半だった1日でしたが、今日はもう帰路に就かなければならないので、今治からどう帰るかのルートを考案してみます。青春18きっぷ利用なのですが、まっすぐ予讃線~瀬戸大橋線経由(つまり来たルート)で帰っては何しに来た分からなくなるので、一捻りしてみます。

 .今治ー大三島ー忠海のルートを選ぶ
 芸予海峡、つまり広島-愛媛間の瀬戸内を挟んだ行き来の交通には昔から様々なルートがありましたが、国鉄の仁堀航路など幾つかのルートは廃止されており、現在船だけで直行できるのは、広島(宇品)・呉ー松山ルートのみとなっています。その他は昨日も書いた高速バスのしまなみライナーが広島・福山ー今治で結んでいますが、既にしまなみライナーは2度ほど乗っているので、別ルートを考えた結果、昨日も乗車した、今治ー大三島間の急行バス&大三島フェリーで抜けるルートです。

 上の地図は徒歩で検索したため、実際のバスのルートとは距離などが違いますが、だいたい合っています。
 問題は赤線で書いている徒歩の部分で、もしかしたらWEBに掲載されていない地元のバスなどがあったら嬉しいなということで行ってみることにします。地図上で測ったところ、だいたい30分程度なので、足がガクガクになっててもそんなに厳しくはないだろうと甘々の推測で踏みました。

 問題はバスの時刻で、今日は日曜日のため、土曜日よりもさらに運行本数が減ります。
 上の時刻表で赤字・青字とも日曜日は運休ですから、7:15と8:00の2本とも運休となり、今治港8:35のが今日の初発となります。これが後々悲劇を生みます。

 時間があるので、今治城へ行ってみることにしました。
 海城という区分だそうで、海に面した街の平地に立つお城。

 お堀をぐるりと回って東側から写すと順光で撮れます。
 やっぱりこういうところも、光線は気にして撮りたいところですね。

 天守は小さいながらも、この街のシンボルとしての威厳を放つかのようにそびえ立っています。
 なお天守の建物内での撮影は禁止になっているので、中には入れても撮影できないならあまり入る意味はないのかな。

 .バスで愛媛最北端の大三島へ

 8:35 お城から徒歩10分ほどにある今治港(桟橋)前がバスの始発停留所なので、ここから大三島(宮浦港)行きの急行バスに乗ります。
 ここから乗ったのは、もちろん私1人だけ。

 バスの車内。
 昨日の夕方の便に乗った時は全て窓側は埋まっていた状態でしたが、さて今治駅からどれぐらい乗って来るかな?

 今治駅前からは制服姿の高校生?3人を含む10人程度が乗ってきました。
 島から本土への通学なら分かりますが、本土から島の高校にでも通うのか、それとも部活の練習試合なのか? それにしては少なすぎるし。
 私のすぐ後ろの席には、関東弁の母娘2人が座りましたが、羽田がどうこうしゃべっていたので、東京人か? まだ緊急事態宣言は解除されてないのに、何しにこんな所に来てるんだと、自粛警察になろうかの葛藤が込み上げてきましたが、動画を撮ってるため何も喋れません。

 バスは10分ほど市街地を走ったのちに料金所を過ぎてしまなみ海道に入ります。昨日も来ましたけど。

 そして昨日も通った来島海峡大橋を渡ります。
 ここを昨夜は強風の中、寒い寒い言いながら歩いていたのを思い出す暇もなく、バスはあっという間に過ぎていきます。

 ここが大島に入って初めての停留所の亀山で、昨日はここで降りました。
 今日は昨日行けなかった、ここから先に進みます。

 島の中心地の吉海地区に来ます。昨晩もこの少し手前まで歩いて来たんですけどね。ここで今治行きのバスとすれ違います。
 コンビニ2件とドラッグストアとホムセンがあるので、まあまあな所ですかね。これが多分最後かも。

 先ほどの東京?辺りから来たと思われる母娘2人組は、次の石文化公園で下車しましたが、バスの料金の支払い方を全く知らず、両替機の使い方から残りの額の入れ方まで結構運転士とやり取りがあって、出発が少々遅れました。地方の人間なら当たり前だと思うけど、バスの乗り方知らん奴、久々に見た気がします。しかし何でこんな所にわざわざ遠方から来るんかね?

 次の停留所を通過するとバスは次の伯方島に渡るため、再び高速のインターに入ります。

 伯方島までは4kmとありますが、ICまでの距離かな?
 バスは快調に走ります。

 少し長いトンネルを抜けると、伯方・大島大橋を渡って、伯方島に入ります。

 伯方ICで一旦降りて、すぐ横にあるバス転回場にバス停があります。
 中に休んでるのは、どう見ても欧米系の人でした。なんで今頃こんな所におるねん。

 バスは再び高速に戻り、大三島橋を渡ります。
 次の大三島が愛媛県最後の島になります。

 3たび高速に別れを告げ、大三島に入ってきました。
 この後は終点の宮浦港まで島内の一般道を走ります。

 島で唯一のコンビニかと思ったら、もう1件あるようです。
 ファミマの横を通って、下車するバス停が近づいてきます。

 小さな橋を渡って、右手に漁港の施設が見えてきたら、下車する井口港です。

 9:35 今治港からちょうど1時間乗って、井口港で下車。1分遅れなので許容範囲内。
 高校生3人はまだ乗っていたので、終点の宮浦港まで行くのかな?

 井口港のバス停は港湾施設の中というかフェリー乗り場跡です。
 ここから出ていたフェリーはしまなみ海道完成後に廃止されました。
 バス停で時刻表を見たのですが、やっぱり盛方面のバスはありませんでした。

 仕方なくここからは盛港まで歩きになります。
 約2km、30分の道のり(思い込み)です。盛港のフェリーの時刻は10:15なので、10分弱の余裕がありますが、遅れないようしっかり歩きます。

 少し歩くと、右手に釣り桟橋のようなものがあり、わざわざこんな所で海に突き出てまでして釣りをしたいものなのでしょうか?

 快晴の海辺を歩くのはとっても気持ち良いものです。
 シーサイドドライブならぬ、シーサイドウォーキングですね。打ち上げられたペットボトルが玉に瑕。

  あれフェリーが、あっもう入港の時間だ。なんで間に合わないんだ?
 でもまだ数百mあるぞ、こりゃ間に合わないかも。小走りで急ごうとしましたが、やはり足が辛いのでやめました。
 そのまま船は出て行ってしまいました。

 ようやく盛港に着いたのは船が出た数分後の10:20過ぎ。あと5分少々でした。残念!
 なんで遅れたのか、再度地図で距離を測り直してみると、何と、3.6km 所要43分とあり。
 そりゃぁ30分では歩けないわな。と改めて今日もミスにより、あえなく乗り遅れとなりました。
 平日か土曜日だったら、1本前のバスが運行してたのにと思っても後の祭り。
 次の船まで1時間余り、疲れたので誰も居ない待合所でボーっと待ちますが、途中からベトナム人グループが入ってきて煩い煩い。
 のんびり静かな島を満喫しようと思ったのに、何でこんな所でベトナム語まみれになるんだと・・・。

 .フェリーでうさぎの島を経由して本州へ

 次の11:25の船の時刻が近づいてくると、どこからともなくワラワラと人が集まり、バスもないのによくこれだけ集まってきたなと感心するレベル。
 大久野島へ遊びに行く子ども会のような団体で賑やかに。

 そして11:25発の便となるフェリーが入ってきました。

 団体客は右から、一般客は左から船内に乗り込みます。
 車はまだ下船してないが時間的に大丈夫かな?

 車の乗船の心配は全くなく、まだ団体客の乗船の方がノロノロ続いているようです。
 先ほどのベトナム人たちも自転車を積み込んで固定していました。 

 11:25 船は定刻通りに出港します。
 船は愛媛の親子連れを含めなかなか盛況です、これに関東方面からの客や、youtubeで知った外国人が押しかけていたわけですから想像すると恐ろしい。

 船は港内を出て加速し始めます。
 これで愛媛県ともお別れです。さよなら愛媛、またね~。

 一番乗りだったので、最前列の席に座りましたが、前のデッキに立ったままの人がいるので、船室からの写真は撮れず。
 桟敷席はこどもたちの遊び場になってました。

 10分ほどで大久野島への到着のアナウンスが入り、大半の乗客がここで下船します。
 私も大久野島で途中下船します。

 11:40 大久野島到着。
 昨年9月以来、約半年ぶりのうさぎの島への訪問です。
 なおうさぎの島に関してはこの次の記事で書きます。

 .アンカーは小さな旅客船

 大久野島で途中下船して、次の忠海へ行く船は区間運航している旅客船となります。この船は国民休暇村が運航しているものですが、大三島フェリーの乗船券でそのまま乗れるので心配いりません。

 島でうさぎを見ている小1時間の間に空がぐんぐん曇ってきました。
 定員110名の小さな客船です。というかこの船に110人も乗れるのかと感心。

 先頭で並んでいたので最前列の席に座りますが、席の前の小さな窓からはあまり景色は見えません。
 しかも飛んできた海水で窓ガラスが潮だらけですから、写真を撮ってもきれいには写りません。

 13:00 忠海港に到着
 船は高速船ではなく、フェリーと同じ15分の所要時間は変わりません。

 忠海港到着後は駅まで数分歩いて、ちょうど13:21発の三原行きが来たのでそれに乗って帰路に就きました。


 このルートの費用は
 ①今治→井口港 1,100円
 ②盛→忠海    370円(大久野島で途中下船する場合は620円)
     の合計 1,470円
かなり安いです。なお青春18きっぷ利用考慮なので、今治までの予讃線、忠海からの呉線の運賃は期間外だと別途掛かります。
 今治ー福山のしまなみライナーが2,600円、今治ー尾道のしまなみライナー+おのみちバス乗継ぎでも2,300円するので、格安ですね。
 ただし、井口港~盛港の間は43分間の徒歩移動となりますが。 

 海を見ながらハイキングがてらにこのルートをとるのも面白いと思います。但し、土日はバスの本数が激減するのでご注意w
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しまなみ海道 土日は困りモノ

2021-03-18 |  出撃 at 四国地方
 関東4都県以外は緊急事態宣言も解除されて、表向きには旅行に出掛けても問題なくなったかな?ということで、ダイヤ改正当日の3月13~14日の1泊2日で出掛けることに。
 取り立てて撮影したい列車がないのと、今回の休みが土日に当たっているため、通勤電車の風景を録ることも出来ないので、鉄道撮影はしないことにして、どこかいい所ないかな?
 そうだ、しまなみ海道に行こう!

 .絶景を求めて
 今回行くことにしたのは、しまなみ海道のうちの大島で、来島海峡に架かる大橋や幾つもの島々を見下ろせる亀老山の展望台からの絶景を見に行くことにしました。
 ここは以前、JR西日本のDISCOVER WEST キャンペーンのポスターにもなった所で、夕刻の静かなひとときに多島美を楽しめる、西日本ならではの場所です。場所としては愛媛県なので、実際にはJR四国のエリアですが・・・


 10:29 名古屋を5:37の始発で出てくると、相生で30分待ちになるので、相生ダッシュをすることもなく、余裕で岡山行きの電車に乗ることができます。

 岡山で4分接続で乗り換えたマリンライナーも余裕で座れ、まだまだ人出が少ないようです。
 瀬戸大橋を渡って、去年は来れなかった四国に今年初上陸します。天気予報は今日1日晴れ予報だったのですが、なんか雲ってきました。

 12:19 乗り継ぎ時間にあまり余裕がないので、高松までは乗らずに、途中の坂出で下車します。

 坂出から乗り継いだ列車は高松発松山行きのロングラン普通で、途中の観音寺と伊予西条でかなりのバカ停をするので、駅を出てコンビニで買い物などもできると共に、四国の普通電車にはトイレが付いていないので、この時間が貴重なトイレタイムになります。

 16:13 名古屋から10時間半、ようやく今治に着きました。
 うっすらと晴れてきたので、眺めも期待できるかも。

 .久々のしまなみ海道へ

 16:35 今治駅前のバスターミナルから、大三島行きのバスに乗ります。
 ここから同じように福山行きのしまなみライナーも出ていて、以前2回ほど乗ったことがあります。
 土曜日ということで、時刻表で見て予定してたバスが運行しておらず、1本後のバスになりました。これが後々の惨劇の序章となります。

 高速バスではないですが、島々を結ぶ急行バスということで、観光型タイプの車両を使うのは、橋の区間が専用道路なので、他の交通に配慮したのでしょうか、お陰で景色も一般的なバスより高くて良く見えます。

 16:58 今治駅から僅か23分で大島の最初のバス停、その名も「亀山」に着きます。
 いよいよここから1時間の山登りが始まります。

 山登りと言っても、車が走るアスファルトの道をひたすら歩くだけで、バス停のあった角の東側に看板も出ているので分かりやすいです。

 このように、至って普通の生活道路を歩いて行くのですが、時々サイクリストたちの軽快なチャリチャリ音が聞こえて、風のように通り過ぎて行きます。
 この間にすれ違ったのは自転車が13台に自動車が14台、大体が近隣県のナンバーでしたが、神戸・大阪、そして最遠はつくばナンバーでした。その後展望台に上がってる間にも数台上がって来たので20台程でしょうか。一部は日の入りのトワイライトを楽しむことなく下りて行きました。


 18:00 亀山のバス停から上がってくること約1時間、展望台に到着したのは18時になりました。今日の日の入り時刻は18:15なので丁度よい時間でしょうか。

 まだトワイライトというには早く、かろうじて太陽も見えていましたが、これからあっさりと日が落ちていきました。

 だんだんとトワイライトゾーンに入っていきます。
 文章表現力が乏しいので、何と表現してよいのか。

 カメラを南に向けると、今治市街の明かりが見えます。

 こちらはスマホで撮影したもの、自動的に明るく調整するので、スローシャッターで肉眼よりも明るく写ってます。
 写真はもちろんのこと、動画も撮影し、環境ビデオとしていずれ公開できればと思います。

 .まさかの事態に
 さて、夢中になって撮影していたのですが、帰りのバスの時間のこともあるので30分程で撮影を終えて山から下りることにしました。
 上がってくるときは日も当たって汗ばむくらいだったのですが、日が落ちると一気に冷えてきて、おまけに晴れてきた関係で西風が強く吹き出して寒い寒い。
 急いで亀山のバス停まで下りて行きました。
 えーと、次のバスは・・・
   えええ、行っちゃった!!!
 バス停に戻ってきたのが19:20で、バスの時刻は19:11でした。
 次のバスは20:40までありません。このバスに乗って途中の伯方島BSで最終の福山行きのしまなみライナーに乗り継げるかなと時刻を調べたところ、
  「当分の間、運休」
 ヤバい、島から出られない!!
 仕方なく今治市内へ戻るため、反対側のバス停に
いき、19:37発のバスを待ちました。しかし予定時刻を過ぎても全くバスの姿が見えません。
 暗がりの中、バス停の時刻表を照らし出すと、◎19:37と時刻の数字の前に怪しげな二重丸印
が、「うわっ土曜日も運休だ!!」
 ということで、完全に詰んでしまいました。
 しまなみライナーは今治方面行きは走っていますが、愛媛県内だけでの乗車は出来ないので、もうバスで島外に出ることはできません。
 地図で最寄り駅を見たところ、波止浜駅まで12km、2時間40分とあります。
   仕方無い、歩くか!
ということで、波止浜駅まで歩くことにしました。
 お腹も空いてきたので島の中心部にあるコンビニまで片道約2kmの往復分の距離が加わります。

 途中来島海峡大橋を渡るので、海上区間が3kmほどあり、ここが最大の難関となります。
 昼間なら島々が見える絶景かも知れませんが、夜となると真っ暗で、脇をトラックなどがバンバン通ります。そして夕方から吹き始めた強風が容赦なく吹き付けます。
 写真など撮ってる余裕など全くありません。撮ってもオレンジ色に照らされた橋脚などが写るぐらいですので、この文章だけでご想像いただけたらと思います。
 大型車はバンバン通るわ、寒風はビュービュー吹くわで散々な状況の中、ようやく橋を渡り終えようとした頃、信じられない光景が、何とこれから橋を渡っていく数人の人たちとすれ違いました。時刻はもう22時を回っています。風がすごいのと写真を撮る事まで頭が働いていないので、スマホを取り出すには至りませんでした。大丈夫かな?あの人たち。

 何とか波止浜駅に23:05に到着。かろうじて23:14発の今治行きの最終の普通電車があったので、それに乗って今治で下車、今治市内で泊まる事にして、後半最悪の半日が終わりました。夕方17時から6時間で約23km歩いたので、もう足ガックガクです。

 あー明日はどうなるか・・・
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東日本大震災から10年

2021-03-12 | 日記
 今年の3月11日でちょうど東日本大震災から丸10年が経ちました。
 神戸生まれ神戸育ちの私にとっては、単に「震災」とだけ言うと、自身が経験した阪神大震災のことを指すので、区別する意味でも東日本大震災、または東北の震災という言い方をしています。
 まぁ阪神大震災が起きた1995年の春から神戸を離れ、何県か住居も変わって、今の居場所にいるわけですが、まだ神戸に住んでいた年数の方が長いので、神戸基準という事になります。

 私もこの10年間は、鉄道の復旧を感じるべく、何度か東北3県に足を運びました。(なお国鉄型車両が多く残っている日本海側の方が行った回数が多いですが)

震災後に今まで訪れた東北4県の回数は(青森県は太平洋側のみ、日本海側地域への訪問は除く)
 2011年 4月 福島
 2012年 3月1:宮城、3月2:宮城・岩手、4月:福島
 2012年 10月:岩手・宮城、4月1:福島、4月2:岩手・青森
 2014年 4月:宮城・岩手・青森、8月:福島
 2015年 8月:青森・岩手・宮城・福島、12月:福島
 2016年 3月:福島、4月1:宮城、4月2:宮城、5月:福島、6月:福島、7月:福島、8月1:宮城、8月2:福島
 2017年 4月:福島・宮城・岩手、6月:福島、9月:青森
 2018年 3月:青森・岩手
 2020年 1月:福島、2月:福島
の計25回訪れていました。

 2011年
 まず最初に訪れたのは、震災からわずか27日目の4月7-9の3日間に磐越西線の石油輸送列車を撮りに行った時です。

 東北本線が未開通だった為、郡山にある石油基地まで燃料を運ぶべく、上越・磐越ルートの迂回経路で毎日石油を運んでいましたが、大雪で止まったり、私が訪れた2日目には最大級の余震で運転打ち切りになったりと、鉄道が全く動かなくなったため、冷や冷やものでバスを使って郡山から脱出した思い出があります。

 2012年

 1年後の2012年の4月には実際に津波の被害に遭った、常磐線のいわき以北へ折り返しで、第一原発から26km地点の久ノ浜まで行きました。ここでようやく津波の爪痕を実際に見たことになります。既に一面の更地になっていて、早々と家を再建した所もありましたが、ほとんどは更地のままでした。

 同年10月には北部に足を延ばし、岩手・宮城のバス代行区間を抜ける形で、気仙沼や石巻の様子を見ました。このころはまだ仙石線の石巻側が気動車による暫定復旧していた頃で、まだ震災がれきを専用列車で運んでました。

 2014年

 3年後の2014年春には、全復旧した三陸鉄道を絡めて気仙沼から八戸まで1日がかりで抜けました。ちょうどTVドラマであまちゃんフィーバーが終わった頃だったと思います。写真は陸中山田の街並みで、国道は海からわずか150m程しかない所だったので、壊滅状態で、それから3年後の姿でした。
 2015-2016年は廃止になる北斗星や485系・583系の撮影のために、会津を中心に何度も訪れましたが、ここはあまり復興とは関係ない場所でした。

 2017年

 続いて訪れたのが2017年4月で、常磐線がバス代行区間が短くなって、容易に抜けられるようになったため、放射線量表示がぐんぐん上がるバスの中から第一原発を見た後、仙台湾周辺の復旧した線路などを見て撮ってしてきました。

 その後は国鉄型車両の淘汰が進み、太平洋側に行くことがめっきり減ってしまいましたが、JR山田線も三陸鉄道に移管されて繋がったり、常磐線も全線復旧したことから、久しぶりに東北3県を訪れるのもいいかなぁと思います。
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めぐみへの誓い 絶対見てほしい映画

2021-03-05 | 日記
 3/2は丸1日雨予報だったので撮影には出掛けず、かねてから見に行く予定だった映画「めぐみへの誓い」を見るために名古屋駅の西側にある小さな劇場へ行きました。

 .約40年ぶりに映画館へ
 私は「だいたい映画なんてもんは、金払って見んでも、どーせ半年もすればテレビで流れるさ」という質なので、いわゆる人気映画というものをお金払ってざわざわ映画館へ観に行くような事はしていませんでした。最後に映画館で映画を観たのは高校2年の時で、これも学校からの団体鑑賞です。もう何の映画を観たのかさえ覚えていません。その1年前に同じく学校からの団体鑑賞で今は無き阪急三宮駅にあった(95年の震災で崩壊)阪急シネマで、「典子は今」が題名として覚えている作品になるので、それから数えると実に40年ぶりということになります。
 1985年開催のつくば万博で3D映像やIMAXなどを観てからは、博覧会や展示会などで上映される類の先進技術の映像には興味があって、そういった出し物のような映像は観に行ったりしていましたが、一般の興行としての映画には興味はなかったので、映画館に足を運ぶことも無かったわけです。


 
 若松監督が立ち上げた、51席しかない小さな映画館     紙の入場券類はなく、窓口で料金を払うと番号札を渡されて、番号順に館内に入る。

 .動画サイトからの勧めで
 この映画は大きなスポンサーが付いていないので、シネコンなどでの上映ができず、街の小さな映画館でしか上映されません。
 内容はもちろん、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心として、拉致被害者3名の様子を証言や情報などを元に描いたもので、元々は舞台演劇として10年近く前から行われていたのですが、それを映画化することになり、2020年早春に秋田県を中心に撮影が行われていました。
 私がよく見る香港華僑の許平和氏(音楽担当)の動画CHでそれを知り、クラファンなども受け付けていたのですが、本名は出したくないなぁと思って、どうしようかと思っているうちに気付いたら締切日を過ぎていて申し込みそびれてしまったのですが、実際に映画を見終わると、最後のエンドロールで、HNが何列か出ていたので、あーHNで良かったんや!と気付いても後の祭りでした。

 .迫真の演技に納得
 私があまり映画を観に行かないもう一つの要因として役者さんの撮影場の雰囲気や私生活などが頭に入ってしまうため、役に入り込むことができず、むしろ役者が演じないアニメーションなどの方が感情を移入できて感動するので、テレビで放映される時にはアニメーション映画を見たりしていたのですが、テレビ自体を見なくなってからはアニメーション映画すら見なくなりました。
 この映画のトレーラーで横田滋さん役に原田大二郎が演じるシーンを予告で見た時は「大丈夫かなぁ?」と思っていたのですが、長年の舞台からの演技の続きで違和感なく見られました。そしてこの作品が映画としての遺作となった小松政夫演じる町工場の社長の哀愁ある雰囲気も全然違和感がない。
 そして最も迫真の演技をしていたのが大鶴義丹演じる工作員。非常に説得力のある表現でした。
 普段はどうせ日本の役者が演じる映画なんてはどうかなぁ?と思っていましたが、マスゴミなどによる大大的な前宣伝をされる事もないことで、逆に先入観もなく観れるからなのか、非常にストレートに受け入れられます。
 なお後半に夢の中のシーンとして火事と殺りくの場面や、教会のシーンなど、ちょっと?な設定もありますが、ここだけ-10点ですかね。

 .怒りがこみ上げる
 この映画の終わりにはお決まりのエンドがなく、今日も署名の協力を訴えている家族会の様子のシーンで終わります。
 やるせなさへの思いからか、後方の席ではすすり泣く観客も。
 逆に私は ①北朝鮮への怒りと、②何もできない政府への怒り、③そしてその政府の邪魔をして北朝鮮を助けるゴミクズ野党どもへの怒り、④そして嘘の歴史を教えて日本人を騙す捏造マスゴミと左翼教師どもへの怒りが湧いて映画館を出ました。怒り耐性に弱い人が見るとちょっと刺激がきついかも。
 但し、映画の中では政治色は一切排除されています。
 これは変に政治的に訴えるよりも、逆に淡々と拉致事件と日本の置かれた状況を見せることで、見た人ひとりひとりに考えてもらおうという狙いかと思われます。

 なので、それが故にこの映画に対する間違った解釈がされるリスクも負っています。
 それは、日本と朝鮮半島との間の歴史の認識の違いです。いまだに朝鮮半島を日本が侵略して植民地にしたと刷り込まれている人が多いため、こういう人が見ると誤解しないかとも思いますが、誰にでもあろう、わが子が他人に奪われて帰ってこない状況はどういう思想の人であっても伝わるのではないでしょうか? これが理解できなければ人としてどうかということですね。
 あまりネタバレな事は書くと営業妨害?になってしまうので、各シーンついては割愛しますが、
  ① ある程度の予備知識が無いと分からない所があります。特に短波放送「しおかぜ」のくだり。
  ② 戯曲を元に作られているので、シーンの中では若干?マークの付く箇所があります。
  ③ 政治的に「こうしろ!」という台詞がないので、各々で結論を考える必要があります。

 これらの長短を差し引いても、純粋な家族の絆に訴えかける映画としては、非常に評価も高く、是非とも多くの人に観に行ってほしい映画ということで、記事にしました。

 パンフレット(左)とチラシ(右)より
 子役の坂上梨々愛ちゃんもドンピシャ(?)の年齢で、本当に愛らしい。彼女いや、彼女演じるめぐみちゃんを抱きしめたくなれば、あなたも日本人として合格です。
 怒りがこみ上げた後は、その怒りをtwitterなどにぶつけて、メッセージとして発信しましょう。「この映画 絶対に観て!」と。
 非常に重たい映画なのですが、野伏監督が「楽しんで観てください」と発しています。
 公開は2/19~全国順次ということで、公開が5月頃になる県もあれば、京都など既に終了した所もあるので、公開情報を調べてお出掛けください。
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富士山入れて踊り子号 リベンジ

2021-03-01 |  出撃 at 東海地方
 2月25日に日帰りで普通乗車券+レンタサイクルなどを使って三島界隈で引退迫る185系踊り子号を撮影をしたのですが、どうしても富士山を入れて185系を撮りたい気持ちがあり、密かにリベンジを狙っていました。
 そんな中、当初は雨予報だった3/1の天気が変わり、晴れのち曇りの予報に変わったため、いざ行かんということで、再度の出撃をすることにしました。
  
 今日からは3月に入ったので、青春18きっぷが利用できます。なお朝1番の接続の都合で名古屋→豊橋間だけは片道新幹線を利用するため、豊橋カルテットきっぷ+新幹線変更券を別途出費にて使います。
 ターゲットは下りの1本目を前回と同じ三島二日町の撮影地で撮り、それ以後の3本については天気動向次第ではJR東日本区間に入っての撮影も念頭に置きます。

 .2度目の正直は?
 心配されていた天気ですが、晴れのち昼過ぎから曇、夜から雨、という感じで、マークは12時まで付いていたので、よく外す天気予報ですから安心はできないものの、期待するしかないという気持ちで新幹線に乗りました。愛知県内はどんより曇ったままでしたが、在来線に乗換えて浜松を過ぎたあたりからみるみる晴れてきました。

 そして静岡市内に入って遠くに富士山が見えるようになり、富士川を渡る頃には快晴に近い天気になりました。
 よっしゃー、このまま持ってくれよー持ってくれよーと願いながら三島へ向かいます。
 そして先週同様に三島二日町までの切符を買って、三島二日町から撮影地に向けて歩きます。そして

 10:46 やったー 富士山と踊り子号を入れてのVショット!
 と言いたいところですが、残念ながら手前側が雲影が落ちた為、車両の方が日がほとんど当たっていません。パナのカメラは暗めに写っていますが、実際にはもう少し明るく日が当たった「ぬる晴れ」程度になっています。
 まぁこんなものかな? という事で、この場所での撮影は卒業することにしました。

 .JR東日本管内へ踏み入れ
 撮影を終えて三島駅まで戻ってきたところ、上空を雲が覆って、富士山はほとんど見えなくなっていまいました。
 このまま天気予報も下り坂予報のため、三島界隈での撮影はやめて、熱海近辺で撮ることにしました。

 東日本管内に入ったのは去年の8月以来、下りの2本目の踊り子まであまり時間がないので、小田原までの間での撮影とします。
 上り4-5番ホームの蕎麦屋は閉店して撤去されていました。

 2年ぶりに根府川の駅で下車します。
 下りの踊り子号通過まであと40分あまり、江の浦の俯瞰場所は間に合いません。

 そこでというか、前から一応候補に上げていたのですが、米神のカーブを俯瞰する場所へ行こうと思い、根府川駅からは北方向へ初めて歩きます。歩いてるうちにまた青空になってきたので、気分も高揚、このまま晴れ続けてくれないかな・・・


 まずやって来たのが、カーブと海を見下ろすみかん山の中腹です。
 左手には新幹線の線路もあって、広角レンズなら同時に列車が走ってるシーンが収められるかも。
 そして獲物の185系踊り子を待ちます。

 残念ながら肝心の踊り子13号の時になって雲が覆ってしまいました。
 この後上りの踊り子8号も来たのですが、晴れませんでした。
 2本の185系踊り子と下りのサフィール踊り子3号いずれも晴れず。

 次に山から下りてきて、既に何人かの鉄っちゃんが居たカーブの所にある米神踏切の前後で撮る事にします。
 最初に来たのが下りの踊り子15号でE257系9連

 次に来たのが上りの踊り子10号で付属の5両がない10両編成のものです。
 この2本を撮ってこの場所を後にします。

 根府川駅界隈は河津桜が満開で、昼過ぎに来た時には意外とジジババのハイカーで賑わっていたのですが、3時を過ぎると人もまばらになっていました。

 次に撮る場所は石橋でもなければ江の浦でもなく、選んだのが私のお気に入りだった秘密?の場所。

 ここは高校時代から何度となくブルトレを撮りに通った場所でしたが、柵と目隠しの木を植えられて撮れなくなり、もう20年近くこの区間に来ていませんでした。
 しかし柵がない側もあるので今回は秘伝(なわけないか)の方法で撮影し、思い出の撮影地で185系も思い出として残す事にしました。

 .感染対策の恩恵?
 東日本管内に少しだけ足を踏み入れて最後の活躍をする185系の姿を収めて、思い出の撮影地にも行けて、まずまずの充実した撮影日和の中、帰路は毎度毎度負け続け(空いているのに窓側に座れない)ている、ホームライナー浜松号に乗ります。
 特に浜松3号は浜松到着後にそのまま間合い運用で豊橋行きの普通列車となることから、静岡地獄を感じることなく一気に静岡県を抜けて豊橋まで行けます。
 そして今回気付いたのがこのライナー券

 あれ、席番指定が無い
 そうです、以前は買った順からA→B→C→D→A・・・の順で販売していて、空いていても窓側に当たらない確率が50%もある糞仕様だったのですが、密を避ける感染対策で隣り同士で座るのを防止するため、席番指定自体を一時的に取りやめる扱いをしています。このまま永久にやめてくれたらいいのにと思うのは私だけでしょうか?

 列車の入線も以前は西側の引上線からの逆進入だったのですが、今は電車区側から順方向に入ってきています。
 豊橋駅での乗り換えと、車両の静粛性を考えて、後ろの編成のサハ(5号車)に乗ります。

 乗ってみると、入線直後こそこの車両は7人しか座ってなかったんですが、直前に接続する浜松行きの普通が隣のホームに到着すると一気に人がなだれ込んできて、乗車率50%近くで発車しました。意外と乗っています。
 私の斜め前の座席に座ったお姉さんも磐田まで乗ってましたし、浜松で降りない人も20人位と多い。そこへ浜松からは解放で一般客が乗ってきて混雑するのかと思いきや、意外と隣席に人が座ることもなく、静かに豊橋まで乗れました。

 これで伊豆・西湘地区での撮影もほぼ終わった感があり、次に出撃できそうな休みは3/7・8となりますがどうしようかな?
 明日は丸一日雨模様なので、久しぶりに映画を見に行く予定です。
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