たった１種から100種へ 変葉木クロトン

オレンジや黄色の混じる大きな葉から長い花枝を伸ばしている、クロトン。
ユーフォルビア (トウダイグサ) 科コディアエウム (ヘンヨウボク＝変葉木)
属の常緑低木で、原産地はマレーシア半島、太平洋諸島、学名 コディア
エウム・バリエガツム (Codiaeum variegatum)。
クロトンは旧属名 Croton からですが、今もそのままで呼ばれています。

雌雄別花だそうで、この写真はオシベが目立ち花びらはなく、どうも雄花
のようですが、雌花には気が付きませんでした。

黄や赤、緑、黒など葉色が多く、葉形も様々で観葉植物として人気が高く、
100を超す園芸品種がありますが、それらは皆たった1つの変種 Codiaeum
variegatum var. pictum から生まれたそうです。園芸上は葉の形によって
系統分けされ、広葉系、長葉系、細葉系、ほこ葉系、有角系、飛葉系、
らせん葉系などがあります。

この写真のものは広葉で、ピンクや黄色のグラデーションが大きく入ると
いう、アケボノという園芸品種かもしれません。
(参考: ヤサシイエンゲイ　ほか) 　
　　　　　　　(さいたま市　大宮市民の森温室　121221)


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