花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

ダイアナ・ビューモントさんの失望? 白いビューモンティア

2013年02月08日 07時20分49秒 | 白・淡い黄の花 
径15-20cm、長さ20cmほどの大きなトランペット状の白い花が房咲きになる、
ビューモンティア (ボーモンティア)・グランディフローラ。 
花には芳香があるそうです。

キョウチクトウ科ビューモンティア属の蔓性常緑木本で、ネパール、チベット
東南部、中国雲南省、アッサム、ビルマ、東南アジアに分布しています。
学名は Beaumontia grandiflora 。
別名はいくつもあり、 Diana Beaumont's Disappointment、 Herald's trumpet、
Easter lily vine、 Nepal Trumpet Flower、和名オオバナカズラ (大花葛)、
中国名 思茅清明花 など。

属名は Diana Beaumont (1765-1831) さんにちなんだものです。
英国ヨークシャー州 Bretton Hall の Diana さんは植物収集の豪勢なパトロ
ネージュでした。カルカッタ植物園の Nathaniel Wallich (1786-1854) 氏は、
すでに Echites grandiflora と名付けられていたこの花に Diana Beaumont さん
にちなんだ属名をつけ、詳細な報告とともに1818年にイギリスに送りました。
残念ながらこの木は1824年になっても花を咲かせず、Diana さんは大いに
失望しました。しかし1825年になって Reginald Whitley 氏の持っていた別の
木に花が咲き、雑誌にその花の絵が掲載されました。
それで 「ダイアナ・ビューモントの失望」 というとても詩的な別名ができた
ようです。 (参考: Hey, wait a minute! )   

ほとんど見分けがつかないくらいよく似ていて、実は写真だけではとちらだか
分からないのですが、ビューモンティア (ボーモンティア)・ムルティフローラ 
という別種もあります。学名 Beaumontia murtonii (Beaumontia multiflora
とするサイトもある) で、グランディフローラより少し小ぶりということです。
ベトナムからインドネシアに分布し、直径10~15センチほどの白い花を
咲かせます。花には同じくほのかな芳香があります。
筑波実験植物園温室のは少し小さい感じなので、こちらかもしれません。
       (茨城県つくば市 筑波実験植物園温室 121213)
      

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