怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

時給5ユーロと黄金のおしゃぶり

2016年11月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
どこでも建築工事だらけだ。

多くのそうした現場がきちんと整理整頓されていないことを私は嘆いて記事にしたものだ。
知人によると、そういった場所で働いているのはチェコ人なのだそう。
指導するのはドイツ語ができるチェコ人で、その他は全くドイツ語ができないらしい。
チェコだって、素晴らしい建築物がたくさんある国じゃあないか。彼らの仕事ぶりは整理整頓とは関係ないのかも、などと考えてしまった。

この画像の右下に写りこんでいる男性たちも、どこか東欧風の言葉を話していた。
この現場はかなりきちんと整然としていて見ていて気持ちが良かった。

チェコ人たちは時給5ユーロで働いているのだそう。
ドイツの最低賃金は時給8.50ユーロだとか。(約千円)法律など、末端で働く外国人には関係ないのだろう。
母国の所得と比較したら、ここで働くことに喜びを感じているのかもしれない。
日本でも建築現場で中国語会話が聞こえるそう。彼らも最低賃金法の存在を知らずにいるのだろうか。

そんなことを考えながら、街中の貴金属店の前を通り過ぎた。
あまり興味は無いが、一般的な知識としてどんな品がどんな値段で売られているか観察しておくんだ。

え。おしゃぶり?キティちゃん柄?これって、金?

妙な製品を造るものだな。だいたい、ここに展示するのは雰囲気が揃わないではないか?
金であることを強調するために装飾品と一緒に並べているのか。

時給5ユーロで働くチェコ人がこれを見たら、気付くだろうか。
ドイツの赤ん坊は金おしゃぶりを使っているのに我々の給与では無理そうだと。
いや、そんなこと承知だ、とにかく稼ぐためにはなりふり構っていられない、というところかな。

余計な心配

2016年11月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
ゴールデンレトリバーのエイミーちゃんのママは高齢者だ。
 
この画像の後姿は小柄に見えるが、立って話すときは、私は彼女を見上げなければならないほど背が高い女性だ。
私のことは根掘り葉掘り尋ねるのに、彼女は自分のことをほとんど話さない。
エイミーちゃんと二人暮らしなのは確かなようだ。
大抵、子供や孫の話をしたがるはずなのだが、それもない。
この街の昔話をしてくれるので、昔からここに住んでいるのだろう。
高齢者と言えば、方言が強くて聞き取りにくいことが多いのに、彼女はきれいな標準語を話す。
仕事を持ってずっと独身でやってきたのかな。
長身細身の彼女が大きな犬を連れて歩いていると、とても目立つ。
もう少し、服装や髪型に気合を入れると、凄まじくかっこいい婆さんになるだろう。

エイミーちゃんが年をとったら世話が大変だろう。
寝たきりになる犬も多いだろう。
病院に連れて行くときはどうするのだろう。
大型犬を飼うドイツの高齢女性、それだけの体力気力があるのを考えると、やはり日本人女性と違うなあ、と力強い彼女らをうらやましく思う。