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怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

さかさま文化

2016年11月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
切手を郵便局などの窓口で買うときに、いつも疑問に思う。
「10枚の45セント切手をください」
まず、数量を先に、次にどの種類の品が欲しいのかを言う。
洋の東西の違いの一番面倒な部分はこれかもしれない、とも思うこの頃だ。
各スーパーでちょいと違うのだが、このスーパーのレシートは見るたびに仰天する。
まず、個数が上に来て、その次にその買い物の内容が印刷されているからだ。

一番上。7個の1.29ユーロの品。それが何かというと、次の行に「ボディソープ1リットル入り」そして、その合計金額。
その次の行。2個の69セントの品。それは250グラム入りクネッケパンだ。
 
クネッケパンとはこれ。日本でも3,40年前からどこかのメーカーが作っていたと記憶しているが、今もあるのだろうか?
胃にやさしいので私はかなり好きだ。クリームチーズを塗り、その上にジャムを薄く敷くと最高においしい。
勢いよくパリパリ食べていると、そこいらじゅうが細かいクネッケかすだらけになるのが難点かな。

そうそう、日付もここでは日本の正反対だものね。
一番上から二番目の右端「07.11.16」は2016年11月7日だ。
すでに中学の頃から習っている、英語(あるいはアルファベット)での住所の書き方も、日本と真逆だな。
どうして、まず名前が一番先に書かれるのだろう、と当時も思ったものだ。

りす
米山通り 五十三番地
インゴルシュタット市 〒110-2290
ドイツ連邦共和国

私に郵便物を送ってくれる人たちはこのように書かなくてはならないことに疑問をお持ちだろう。
まず、どの国に宛てるかが、先に来た方が郵便局員にわかりやすいではないか!
こうだ。

ドイツ連邦共和国
〒110-2290 インゴルシュタット市
米山通り 五十三番地
りす

このほうが合理的ではないか。
まず、大きい区分から、だんだん細かい宛先を下に持っていくほうがわかりやすいと思う。
西洋の物事は時として非合理的、と感じる。
まあ、要するに、慣れなのだけれどねぇ。義両親と同居と同じようなものさ。
困難は感じるが、なんとなくやっていける、というレベルの物事だ。
いちいち難癖つけずに上手くつきあわなくてはならない。
「何だ!7×って!?」
といちいち驚く生活もいいかもしれない。

そういえば、レシート下部の「B 7%」という部分は食品の消費税だ。
すでに、日本はドイツより食品の消費税が高くなっているということだ。
ただでさえ、日本は(私の知るのは関東周辺のスーパーの食品価格だが)食品が高い。
消費税まで高いとなると、満足に食べられない人々は多いのではないか、と予想している。
帰省するたびに、スーパーでため息をついて何も買わないことが多い私だ。


カラスかわいい

2016年11月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
以前はカラスなど全く興味がなかったのに、ここ数年、ここのカラスが可愛く感じるようになった。

カラスと言えば、ゴミ収集所に集まっている嫌なイメージだったのに、ここのは畑などで何かをついばんでいることが多い。

田舎にはこのかわいい印象のハシボソカラス、実家周辺のような住宅密集地や都会には怖い印象のハシブトガラスが多い、と出ていたな。
ドイツのカラスがかわいいのではなく、カラスによって地域を住み分けているだけなのかな。

田舎の建物を背景に、のんびりとついばんでいる様子が愛らしい。