怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

刺青

2008年06月03日 | 文化
プールに行くと、必ずいるのはいれずみをした人々。
腕や、背中に好みの図柄を入れてる。
たいていが動植物の図案なのだが、漢字も人気のようで、意味のわかってしまう日本人の私は、楽しんでいる。

この写真の男性、感じのよさそうな人だったので、話しかけてみた。
「どうして、この字を選びましたか?」
彼の答えは、
「どうせやるなら、何か意味のある言葉にしようと思った」
ちょっと、細かいニュアンスが聞き取れなかったのだが、もしかして、彼はこの漢字の意味をわかっていなかったのかもしれない。
この人が、日本や中国を旅行して、海やプールで泳ぐために服を脱ぐ可能性はどのくらいだろう。
やってもらうと、おもしろそうだ。皆に話しかけられるかも。

まあ、「平和」などいい言葉だったら高感度高いけど、普通見かけるのはちょっと行書体の中国語風。読み取れないこともしばしばだ。

一番、たまげたのは「兎」
え?うさぎ・・・
ちょうど、この平和さんと同じ位置の背中の真ん中に「兎」・・・・
本人は意味をわかっているのだろうか、もしかしたら、この漢字の形の面白さだけに魅かれて入れてもらったのかもしれない。

うさぎ、は西洋ではしばしば「臆病者」というあまり芳しくない意味合いのイメージがある。
まあ、ミッフィーやピーターラビットなどヨーロッパ産のかわいいウサギキャラクターたちもいることだし、彼はそれらのファンかもしれない。
もちろん、私は彼をつかまえて「どうしてウサギ?」などと尋ねることは遠慮したけど。