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怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

この状況下の関東で仕事をしている人の記述

2011年03月16日 | 日本
お会いしたことはないが、なかなか魅力的なことをいつも書いている関東在住男性の報告と私へのアドバイス。
興味深い内容なので、公開したくなった。15日のもの。

「復興特需の後」の状況まで案じている彼を驚いていた私にこんな風に・・・

                                          
うちも含めて地震になると電気屋から電池やら懐中電灯やらが一気になくなるのですが、今回は被災度が半端なく一気に無くなりました。
でも地震前と同じ値段で売り、社員は買いませんでした。メーカーのは今全部被災地に送られているので東京にはありません。

今の所、3000万を越える首都圏人口を食わせた物流をギリギリまで落とし込んで東北に物資を送ってます。しかし物流ターミナルを喪失しているので莫大な滞留貨物が発生してます。
これが物不足の元凶、でも東北を見捨てるわけにも行かないので1~2週間は物がありません。
帰国するなら西日本にしてください。

もし帰るなら2ヶ月は様子見てください、それまでに余震が収まれば良いですけどね、
まだ最悪なシナリオになる可能性が終わってない。
                                          

お尋ね物

2011年01月22日 | 日本
ここの知人が台湾のテレビ番組で知った商品だ。
ヘアバンド全体が小さいヘアピンになっていて、細くまとめた髪をそこに止めていく物らしい。

チャットしていた在独日本人仲間が探してくれたのがこれ。
通販のベルメゾンネット



この品、まさか、ドイツのどこかに売っていないでしょうね~?
また、日本ででもその辺のお店で扱いは無いのでしょうか?

ご存知のかた、コメントください。

義母、餅を搗く。

2011年01月14日 | 日本
元日に中国餅で失敗した。
ここでの生活にもちを食べる夢を捨てようとしたときに、
簡単なもちの作り方の紹介をネットで偶然読み、再び挑戦することにした。

材料のもち米はこれ。

アジア食材店のもち米。ベトナム産。1キロ約250円なり。
うほぉ~ 失敗しても悔いが無い価格さ。

4~5時間水に浸した後、少な目の水量で普通に炊飯器で炊飯。
蒸してなんかいられないさ。簡単に~、簡単に~。

「餅つき」っていうと、きねと臼で「ぺったん、ぺったん」というイメージなので、
では、ボールとポテトマッシャーでそれを再現することにした。

家中に響き渡る爆音に、義父母たちがわらわらと集まってきた。
まずいぞ。

「何しているんです?」
いつものごとく、凄んできた義母。
「あ、あのぉ、ライス・・・えっと、ライス・・・エトバぁ~(Reis,etwas)」
恐怖感が先走り、餅、に相当する単語がとっさに出てこない。(正しくは Reiskuchen、ライスクーヘン)

義母「米団子でも作るのね、貸してごらんなさい。叩くのではなく、こするのよ!(reiben)」

ドイツ人にもちの搗き方を説教されるのはたまらない。
が、相手は義母、黙ってそのままやらせてみた。

すると~
なんと、上手いではないか!ぐるぐるかき混ぜて、あっというまに餅らしくなっていく。
自分でやって、驚いた。
義母の怪力ぶりに。
わたし、無理・・・・日本人成人女子にもちを搗くのは至難の業である。
ドイツ人女子には楽勝。生活基本体力の差を、餅作りで見せ付けられたという、この体たらく。
餅は餅屋にあらず、ドイツ生活!


仕上げは私。
一合半分のもち米はこれくらいになった。
右上は愛用の炊飯器、左上は餅とり粉がわりに使用したドイツの菓子製作用でんぷん粉。

いやあ、うれしいものだ。

義母に見せると、どのように食べるものかいろいろ尋ねられた。
「卵と一緒に炒めると旨いのでは」
という意見をもらったが、
「いや~、それはちょっとあわないと思います」
と、やんわり却下。そんなもの、食えるかぁ!!

「人生で初めて、もちを作りました!日本ではいつも買っていましたから!」
と有頂天になっていると、義父が・・・・
「ドイツに来ると、何でも学べるぞ」
最後もやられてしまった、って感じ。
ま、いいか。これからも義母を使って餅作りさ~




頂き物いろいろ

2010年12月31日 | 日本
魅力的な物資に乏しいドイツ生活に潤いをもたらしてくれる日本の知人友人たちの協力で、わたしは何とかここで暮らしている。今日はその貴重な物資のごく一部を紹介。

光る黒い石のネックレス。
アルピスタ(パラグアイハープ奏者)の敏子さんにいただいた品。
欧州の照明はこうした光り物が美しく映える。貴重な一品。


リスネックレス~東京在住のメダカとトクサさんにいただいたもの。どんぐり型がとてもチャーミング。
裏側からの写真、黒い点になっているが、これは私の頭か、カメラが反射しているものと思われる。
メダカとトクサさん、大事にしていますよ~、錆びさせないですよ~

装身具の類は、男性からの贈り物より女性からのほうが気に入ることが多いものである。
同性のほうがわかるのだろうなぁ~、相手の好みとか似合いそうなものとか。
夫からはほとんどこういった品をもらったことがない。また、結婚指輪も省略されてしまった。
義母はそれを嘆いているけど。実母も義母も宝石持ちみたいなので、将来が楽しみさぁ~
あらあら、悪いりす~



「オルフェウスの窓」全巻。夏にレーゲンスブルクを一緒に旅した日本からの友人より。
1~4巻はレーゲンスブルクが舞台なのでね。この作品のマニアの多くはレーゲンスブルクを訪れるようである。
漫画を含め、書籍の贈り物はありがたい。在外日本人の多くは書籍に不自由する生活にストレスを感じているものだ。
特に、彼女のように郵送してもらうと、本当に感謝感激~


これは日本での撮影なのだけど。このあんぱん、激ウマだった。
成田市近郊に在住のとしさん彼の経営する会社のホームページ)にいただいた。
彼自身のこのあんぱんについての解説を。

                     
成田あんパンは山崎パンを母体とするインストアベーカリーで有る「サンエトワール」で販売されているあんぱんです。
ただし、成田駅名物を目指した結果、成田駅限定販売ということになっています。
チェーン店でかなりの店舗数があるのに、京成成田駅構内点でしか販売されていないというところがみそです。成田駅は、京成電鉄とJRが離れて立地しています。このパンは「京成成田駅」のホームに有るパン販売と併設のイートインで限定で購入できます。
店舗のイメージは下記のサイトご参照ください。
サイトその1  サイトその2

                     
成田近郊にお住まいの方々、または成田空港ご利用の方々、このあんぱんを食べてみてください~
いいな~、おいしいものだらけの日本生活。




パラグアイハープ 生徒募集

2010年11月10日 | 日本

先月19日、東京でのパラグアイ音楽のコンサートに行ってきた。


これはコンサート後のサイン会~
聴きに来ていた人々は、ほとんどがパラグアイハープの関係者、つまり教えていたり習っていたり、演奏活動をしている日本人である。
わたしはその例外なのだが、二年間のパラグアイでの生活経験のあるので久しぶりに見る「ナマパラグアイ人」にどきどきしたぞ。
ワールドカップサッカーではテレビ越しにみることができたけれど!なんだか泥臭い男ばかりだったので、この二人は新鮮に見えたものだ!



ここ20年くらいの間に、パラグアイハープは日本で急速に広まった。
比較的テレビ出演を多くしていた上松美香さんをご存知の方も多いだろう。

さて、本日はパラグアイで音楽活動をしている友人を紹介したい。
この秋から、東京でパラグアイハープを普及させる使命に燃えている彼女、私とはすでに10年を超える付き合いだ~
ああ、年月が過ぎるのは早い!



これらは彼女のパラグアイでの演奏活動のポスターである。
移住して20年近くになる彼女、パラグアイの首都アスンシオンに瀟洒な自宅を構えているのだが、
東京にも別宅を得て、これからの東京進出を狙っている様子。
私、彼女の生き方に共感しているので、このように協力なのだ。

パラグアイハープに興味をお持ちになった東京周辺の方々、
是非、彼女にその手ほどきを受けてみたらいかがだろうか?

ちなみに、名前は敏子さん、
連絡先の詳細などは、彼女のホームページがまだないこともあり、わたしのブログでの公開は不能である。
このブログの右端のメッセージ機能を使って、お伝えるすることになる~
どうぞ、よろしく。


追記
このコンサート会場で知り合った松木亜里沙さんもパラグアイハープの演奏家である。
横浜市在住なので、敏子さん宅が遠い方には彼女もお勧めだ。
旦那様はパラグアイ人。(あ、敏子さんもだけど)
本物のパラグアイ人を間近に見てみたい方、パラグアイ独特のアクセントのスペイン語や現地語であるグアラニー語を聞いてみたい方、お近づきになるとよい。
ホームページは「アルパデュオ ソンリーサ」
このページ、演奏を聴くこともできるので、パラグアイ音楽がどのようなものか、是非一人でも多くの方に知ってもらいたいものだ。








頑張る在独日本人女性

2010年03月14日 | 日本
外国人と結婚する日本人女性、または外国に住みたがる日本人女性はある共通した性格を持っている。
いろいろ表現できるのだが、今回の記事に合わせると
「社交的で社会と積極的に関わるのを好む傾向がある」となるかな。

もちろん、例外もあり、ほら、ここにレイジーな私、りすが~
どちらかと言うと、一人で行動するのを好む私、結婚だってしなくて一人でのんびり暮らしたほうが楽チンなのは承知だったのになぜか義両親との暮らし・・・
ああ、今回は愚痴記事ではないので、ここまで。

在独日本人仲間のY子さんから以下のようなチラシがたくさん届いた。
配布してほしい、とのこと。では一挙にインターネットに載せ世界中に配布~
チラシ掲載は本人承諾の上で行っているのでご安心を。

料金記載の部分が入らなかったのでここに転記。
冬季4月15日まで 2泊8000円
夏季4月16日から9月15日まで 1泊6000円

ドイツに在住しながら日本に不動産を購入する行動力、素晴らしい~
住居さえない私たち夫婦にとっては、住むところ以外にまだ不動産を買うことができる経済力もうらやましい~
ありゃりゃ、また愚痴が~

また、そういったことが可能なインターネットの普及、金の国際移動の簡便さにも感動する。

関東周辺在住だった私には鳥羽市、と聞いてすぐに正確な地理的位置を把握することができない。
実家周辺でリゾート、と聞くと湘南海岸、ってなっちゃうかな、
いや、日帰りだから、まったく休養にならず疲れるだけなのだけど。
宿泊を伴うとなると、伊豆半島。冬場に一泊したことがあるが、さむかったぁ~

そういうわけで、私にとってこのリゾートマンションは未知の世界。
写真の光景はまるで南国ではないか?椰子の木が続く先には海~
素敵なところではないか?

問題は、日本の休暇制度や人々の休暇に対する意識が欧米のそれと大きく違うところである。
一般に欧米人の休暇の取り方、また、休暇を旅行などで過ごす場合、
1週間とか2週間、いやもっと長いこともしばしばだが、とにかく一ヶ所で長くぶらぶら暮らすのだ。
そのため、欧米人を客とする世界のリゾート地のホテルはしばしば台所がついていたりするものらしい。
レストランで食べると高いしね。義父母のようなエコい欧州人の考え方さ。
料金も滞在日数(多くが1週単位で予約を取る)が長いほど割引になる。
日本人が数泊の休暇を「上げ膳据え膳」で豪勢に、あちこち走るように観光しまくり、お土産のまとめ買いに走る、のとはえらく違う。
国粋主義の私としては、この日本人の休暇の過ごし方を否定はしないが、
Y子さんのリゾートマンションの宣伝の協力となると、かなり難しくなってくる。
その点をY子さん自身も認識していているが、不利な条件にもかかわらず彼女、ますます闘志を燃やすところなど、好感を持てる。

「欧米人のように、ゆったりと海のそばで休暇を過ごしてみませんか?」
今回だけは、ヨーロッパ人の習慣を出汁にしてやろう。

また、Y子さんの現地案内ブログはこちら伊勢志摩リゾート
問い合わせ先などもブログに掲載されている。








日本のCD人気で困る

2010年03月10日 | 日本
夫の勤務先の同僚Tさん(ドイツ人)はクラシック音楽CDを収集するのが趣味である。
私はTさんに一度も会ったことがないのに彼の趣味を知っているのはどうしてか。

私が日本にいる頃から、TさんはわたしにCDの買い物を頼んでいるからだ。
「ハーゼ(のちの夫)の仕事仲間だ、言うこと聞いてあげないと・・・」
一生懸命、くなくな文字で送られてくるリストを手にして調べたものだ。

よく考えてみると(いや、よく考えなくても明白だが)クラシック音楽って、
そちらが本場じゃあないかい??
ってしばしば思ったものだ。
「どうして、そちらで買わないのか?」
と夫に尋ねると
「日本の製品のほうがいいらしい」
との返答。
私はCDの製造国による違いについてまったく知らなかった。どこも同じではないのか? それとも・・・
日本、CDまで優秀かい?!

送られてくる購入リストは数十の品番が並ぶ。
ほとんどがドイツ人か欧州人演奏家のもので、日本人のものなど一度もなかった。
一度など、実家付近の図書館に注文の品があり、「ああ~コピーしたいっ!」と言う衝動に駆られたが、ちゃんと、やめた。
ネットで検索したり、CD店に尋ねたりしたが、当時、一番使えたのが
ヨドバシカメラだったぁ~
製造中止になっているものも多かった。TさんのCDへのこだわりぶりが伺われた。
Tさんの家、壁中CDなのだろうか?

Tさんの注文の品の一つを暴露。

これって、ドイツで同じものがないのかしらねえ?

その後、こちらに私が嫁に来てからも、帰省のたびにCDの買い物を頼まれている。

が・・・
Tさんは別の方法を開発した。
Amazon.co.jpである。
アマゾンは、製造中止になった製品なども簡単に見つけることができるらしい。
商品の一部は海外発送可能だが、できないものもあるらしい(私は余り利用しないので知らない)
そのできない品がTさんの欲しいCDのことがあり、ついに私の実家に命令を下したのだ。

「お宅の住所に送らせてほしい。こちらドイツに発送お願いね、あ、送料はお宅の娘のダンナに手渡すから」
短く表現するとこうである。
しかも、すでに注文を済ませて事後報告。
夫のためとはいえ、私と私の実家はそこまでTさんに協力するべきなのだろうか

しかも!
まだ、Tさんと私は一度も会っていない。
知らないおじさん(きっとおじさんだろう)の買い物を一族で手伝っているのだ。

感情を抑えながら、夫に訴えた。
「Tさんはいろいろ注文するから手数料代わりにツェルニー40番のCD買ってもらいたい」
(物欲で対抗)

夫はもちろん、それをTさんに言うことなく、自分で調べて自分で買った・・・

うっそおぉ~、楽譜~?? ちょっと、ちょっと、違う、と思ったが、夫の努力を無にしないよう、礼を言った。
夫によると「ツェルニー40番のCDは存在しない」とのこと。
ああ、ドイツはないだろうさ、だからTさんがガンガンいろいろ日本アマゾンで注文するんだろうな。
(日本ではこのCD、ちゃんとある)
だけど・・・せめて日本の出版社のが欲しかった。だってぇ~


このドイツの楽譜出版社、伝統と格式を守るあまりか、印刷のかすれ・つぶればかりで見難いことったら・・・

きっと、ドイツのCDもそうなんだろうな~
少しはTさんの気持ちがわかったような気がするぞ、
ああ、彼の買い物を協力し続けるかぁ~





トラがあったので。

2010年01月01日 | 日本
             あけましておめでとうございます

屋根裏部屋にこ~んなぬいぐるみがある。
義両親の知人Pさんのものを預かっているのだ。
実物大かどうか不明だが、関東周辺の一般的な家屋には少々大きすぎるかもしれない。
預かり物なもんだから、汚さないよう大切にしまいこんでいる。
せっかくの今年の干支、もったいないと考えているのは私だけのドイツ生活さ。

黒豆を持ってきたので、煮ようとしたら義母がやってきた。
料理好きの彼女、比較的新しい食材にも興味を持つタイプなのが私に災いを呼ぶ。
「どうやって食べる」「スープにできないか?」「にんじんも一緒に煮てくれ」
いろいろうるさい。仕方がないので、半分ほど彼女に提供した。


左は、少々荒っぽいけど、正月の雰囲気でしょ?
実家では普段から黒豆を茹でたものをこのようにタッパーに入れておいて常食していたものだ。
味をつけていないので、量を食べることができる。また、大豆より食べやすいので、イソフラボン摂取には好都合。
右は義母がつくった黒豆スープ。ベーコン、生クリームなどを入れてしまうのがこちら流。
「今日は黒スープよ~」
って彼女かなりご機嫌だった。

ウチの新年の祝い方は、テレビを見ながら日付が変わったところでシャンペンをいただく程度である。
その後、周辺住民が打ち上げる花火を屋根裏部屋から観察する、外に出るのは寒いから。
花火を見ながら
義母「バーン10ユーロ、バーン10ユーロ」
とつぶやいている。一発10ユーロの品が一瞬にして灰になるのを笑っているのだ。
夫「うふふ~、りすたちは(彼は自分たちのことを言うとき、このように表現する)花火をやるほどバカでない」
と嬉しそうに言った。
こんな調子の新しい年の始まり、今年もエコい生活を覚悟しなくてはならない~


トラのぬいぐるみの持ち主、Pさんについては以前、ブログ記事にしている。
「失業した知人の車」に彼のそのときの状況を紹介している。
去年11月だったか、Pさんがひょっこりウチにやってきた。
5月にイギリスに帰ったが、その後、ポーランドで結婚式を挙げたので報告に来たのだとか。

式や披露宴の様子をCDにして持ってきたので、見てあげた~
Pさんはかなり自己顕示欲の強い人なので、こうして私がブログに紹介したらよろこぶだろう~




お相手の女性はポーランド人で、婚姻手続きの場所もポーランドである。
イギリス、ドイツからも友人や親戚を招いての大掛かりなもののようだった。
お互いの共通言語はいまのところドイツ語らしい。
Pさん、ポーランドで仕事を探すようだ。
失業してそろそろ1年近くになる彼、うまく行きますように。

それにしても、日本ではあまり考えられないだろう、
失業中、前妻には二人のお嬢さんがいる外国人との結婚。
あ、こんなことを書くといけないかな?
いや、欧州の人々のおおらかさをここで伝えてみたかったのだ。

Pさん、トラのぬいぐるみを引き取ることができるような状況になって欲しいものである。





アニャと東京見物

2009年11月02日 | 日本
少し前に知り合ったアニャのお母さんの来日と、
私たち夫婦の日本滞在が重なったので、会うこととなった。

アニャは福岡でワーキングホリデーのはずなのだが、
お母さんが来るという事で、一緒に東京見物を計画したらしい。
アニャお母さんがメールで「会わないか」と書いてきた。
過密スケジュールをこなしていた私たち夫婦には少々迷惑な話だったが、せっかくの機会だから、ということで何とか都合した。
しかし・・・
東京で、インゴルシュタット周辺の住民とわざわざ会いに行くなんて・・・
かなり斜めな機嫌をどうにかなだめながら新宿へ赴いたものだ。

夫は高いところが好きである。
そういうわけで、彼女らを連れて行ったのはここ。都庁展望室。


天気に恵まれなかったが、こ~んな高い建物はドイツにはめったにないから、彼女らにはいい経験だろう~


その後には都庁付近のカフェで休息。
来日2ヶ月のアニャの日本語力を披露してもらいたかったが、
あまりにもできないのか(勝手に予想)一言も使ってくれなかった。
お母さんもアニャもいささか興奮気味に日本の体験を早口で話してくれた。
聞き取れた内容の中には
「日本は生クリームがおいしい」
などという予想外な意見に仰天させられた。
おいおい、乳製品はあんたらが本場だろう?それではドイツにはおいしいものがない、ということになりかねないぞ!

吉野家、松屋などの気軽に手ごろな値段で座って食べられる場所があるのも気に入ったらしい。
平日の真昼間に、スーツ姿の男性が街中をうろうろしていたり、着飾った若い女性が仕事でも学校でもない様子でいるのはなんだ、
と尋ねられて、わたしは答えるのに窮した。
どなたかの答えをお待ちしている。(後にアニャお母さんに報告させていただく~)

わたしはアニャお母さんにドイツで
「日本は買い物天国です」と断言しておいた。
「まったくそのとおりねえ~!!」
来日した彼女は感激していた。
衣類・靴に関しての種類の豊富さだ。
「でもね、アニャも私も、あの、かわいい靴、サイズがなくて買えないの!!」
母娘とも身長170センチを超える二人、衣類は何とか合うものがあるらしく、
アニャはたくさん買い込んでいるらしいが、靴だけは小さすぎてだめらしい。


これは高島屋にて。
従業員の制服姿、磨き上げられた店内、こんなのドイツにないだろう~
って、自慢するために案内したのだ。
右からりす、アニャ、夫、アニャお母さんである。
わたしだけ頭と体の大きさのバランスが悪いのが目立つだろう。
日本人同士で撮影するときはまったく気にならないのに!!!

午後の数時間をなんとか一緒に過ごして、さようなら~
気乗りのしない東京案内だったことは永遠に彼女らには秘密にしておこう!
アニャはこれからしばらく続く日本の生活、楽しんでほしいものである。
合う靴があるといいね!




ビール祭りへ行ってきた。

2009年10月31日 | 日本
10月14日、オクトーバーフェストに行ってきた。



あらら?
写真に見える日本語~。 日本人観光客のためのサービスかなぁ~?
いやいや・・・これは横浜。
そうさ、私は帰省中に、オクトーバーフェストに行ってきた!
入場料200円を支払う。



並ぶビールは日本のものもあるが、ドイツの製品もたくさんあった。
飲まない私は、写真を撮るだけ。


もちろん、値段は本場オクトーバーフェストの数倍。

会場は本物の数十分の一、というミニサイズだが、
一緒に行ったミュンヘン郊外の湖畔に住むドイツ人エリさん(名前の頭文字がいよいよ重複するようになってしまったので、愛称で登場してもらうことにした)には、
気に入ってもらえたようだ~!
すでに、今年のオクトーバーフェストに2度も行ってきた彼女である。
どんな風に感じるか心配だったが、この横浜のもかなりいけているようだ~
私が案内した場所の中で、一番おもしろがっていたもの。

「あらぁ~、ソーセージを箸で食べているぅ~!」
なるほど、そりゃあ、彼女には珍しい光景に違いない。

日本在住ドイツ人スタッフや、客として来るドイツ人と思われる人々もいた。
ま、観光客でここに来るドイツ人エリさん、あなたは珍しいだろう~
東京見物でわざわざ母国のものに案内して、ごめんなさい。

週末はテーブル席は満席になり、地面に腰を下ろしてビールやソーセージを食べる状態になるほど来場者で賑わう、と会場スタッフが話していた。
確かにミュンヘンまで行かなくても、ここで本場の雰囲気を味わうことができるかもしれない。
(私自身はミュンヘンのに2002年に一度行ったきりで、会場がばかでかすぎだったり、アルコールがだめで全く飲まなかったり、天候が悪く薄ら寒かったりで、嫌な思い出ばかりである)
よって、私的にはこの横浜オクトーバーフェストはお勧めである。



左がエリさん。
右のドイツ人(と思われる)スタッフと少々会話していた。
駅に向かう帰り道でも、民族衣装を身に付けた白人女性とすれ違ったが、彼女もスタッフかなぁ~
いま気づいたのだが、この女性、立ち方が日本女性の特徴を出している。
つま先を合わせ、かかとを開く、今や世界を巡る日本のアニメや漫画でも有名なポーズである。
在日が長いのだろうか、日本語が一言もわからないエリさんとは問題なく会話していた様子だったけど。


さて、こういった紹介の仕方は申し訳ない。
日本女性スタッフのあちらの衣装姿。
やっぱり・・・似合わないような気がする・・・
和服がしっくり似合う白人女性が少ないように、その逆も難しい、
と添えて書いておけば、許してもらえるかな、うふふ



今日は何の日

2009年09月01日 | 日本
自分の無知ぶりを公開するのは気が引けるが、
ブログネタだと思って書くことにしよう。

先ほど、朝食の食卓で新聞を広げて驚いた。
数ページにわたり、第二次世界大戦のことが載っているのである。
欧州では、9月1日は第二次世界大戦開戦の日なのである。

1939年9月1日にドイツがポーランドを侵攻したことは知っていたが、
この日が開戦、ということになっていたのを知ったのはさっきである。

だってぇ~!
9月1日といえば、防災の日であることを知っているほうが普通ではなかろうか?
関東周辺では、夏休みが終わり、学校が始まる憂鬱な日でもある。
午前9時に緊急災害用の放送でサイレンが鳴り、
いい加減やめてくれっ・・・!と我慢する日でもある。
これだけ激しく9月1日の行事をインプットされているのだから、もう、変えられない。

日本の参戦は真珠湾攻撃から始まるようなので、
もしかしたら9月1日が第二次世界大戦の始まり、ということは欧州人向けの知識でいいのかもしれない。

が、私、去年の9月1日もここにいたのである。
新聞を熟読することはできなかったが(いまもできないが)見出し語や写真を理解することはできたはずである。

自分の誕生日、に舞い上がっていたか?
あは~

しっかし、私もひどい日に生まれたものだ。
戦争の始まり、大地震の起こった日。
ま、いいか。


今年の夫からのプレゼント~


香水2種。
KENZO、一度使ってみたかったのでうれしい。
その隣のドイツ産の製品の名前はRice・・・香水の名前に「米」ってのもなかなか東洋人には発想できない貴重品さ

マイケル・ジャクソン、ファンではないが、
曲を耳にする機会も多かったし、コンサートに行ったこともある。
亡くなったことで少々興味を持ち、熱心にCDを見ている私の姿を夫が観察していたものと思われる。


新聞記事を写真にして載せることができないのが残念だが、
昨日、今日と、連日で日本の政権交代の様子が記事になっている。
鳩山由紀夫氏の笑顔がドイツに知れ渡り始めている・・・

義父には「日本は革命が起こったな」と言われている。
(彼、共産圏出身だし・・・)

在外といえども、日本は母国である。
母国の平和と発展を願うばかりである。








サッカー観戦

2009年08月28日 | 日本
夫が新聞で、日本の少年がサッカーの試合をしにインゴルシュタットに来る、
という記事を発見した。

普段スポーツに関心のない私でも日本のチームがわざわざここまでやってくるということなのだから、忙しい夫に頼み込んで連れて行ってもらった。

浦和レッドダイヤモンドの浦和レッズJrユースU-14が、
FCバイエルン(いや、FCインゴルシュタットかもしれない)の同様なジュニアチームと対戦したのだ。
(8月28日現地時間18時30分から)



夫も私も、サッカーの試合の実物をみたのはこれが人生初かもしれない。





私がかなり心配したのは体格が違いすぎるのではないか、ということと
日本が負け続けてしまうのではないか、ということだった。

体格についてはざっと観察した様子では、大して変わらない。
ほっとしたものだ!
忙しい夫の都合で、半分ほどしか観戦できなかったが、そこまでは両チームとも
得点できず、互角にやっていた。
これにもほっとした!


観客席はほぼガラガラ。
ドイツチームの家族が4~50人くらいいたかな?
日本人らしき人が5,6人いたが、在住者ではなく子供達の親だろう。


ここはFCインゴルシュタットのホームスタジアムだそうだ。
東京近郊から来たと思われるこの子供達、ここ周辺のなあ~んにもない様子に
驚いただろうか・・・



または少々古臭いこの施設にあきれたかしら?
アウディの協力で新しいスタジアムを建設中だそうだから、
次の機会にそちらに来たらいいだろう!

いずれにせよ、もしかして将来のスター選手の日本の少年達、
大きな怪我や事故がないように影ながら応援しているぞ。
こちらで注射をする羽目になると、
う~ん、すべてではないので声、あ、文字を小さく・・・
注射針をあちこちに接触させ、雑菌をつけながらしてくれる可能性があるから!






新城市からお客さま

2009年08月22日 | 日本
朝食をとりながら新聞を読んでいる夫が言った。
「シンシロ、という街を知っていますか?そこからノイブルクに若者が何かをやりに来るそうです、時間があったら見に行きましょう」

ノイブルクはこれである。

ウチから車で約20分ほどドナウ川をさかのぼった所にある、
立派なお城がある街である。

シンシロとは愛知県新城市である。
「新しい城」という意味の名前を持ち、新城市と同様に人口5万人規模の世界中の街と交流する事業をやっているそうだ。
ノイブルクのノイは新しい、ブルクは城、人口5万人というのもぴったりだ。


ブログ掲載の許可を得ているので、堂々と~
基本的にドイツへの渡航費は自己負担だそうだが、ノイブルクでのホームステイ、
その他の補助が新城市やノイブルクから出ているらしい。

私にとっては久しぶりに見る日本の若者の集団だ。
日本に住んでいるとあまり気にならないのだけど・・・・あのぉ・・・・
う~ん、このメンバーの誰かが読んだら失礼だけど、書かせてもらおう
姿勢を良くしましょう~
体格がヨーロッパ人に劣るのは仕方がないとしても、姿勢は心がけ次第でどうにでもなる。




この場所は土曜の午前中などに市場が開かれる街の中心部だ。
ここで練習してきた歌などを披露した。
最後はシューベルト「野ばら」をドイツ語で歌った。
ドイツ旅行を楽しみに練習してきたのだろうな~

いま日本にいるC子ちゃんやアニャのことを思い出しながら聞いたものだ。
ドイツの若者は日本のサブカルチャーに魅かれて日本に行くのだぞ。
C子ちゃんなどは「野ばら」は歌えないけど、GACKTの歌なら歌えるのかも。

ノイブルクの新聞社などの取材が入っているようで、カメラ数台に囲まれている彼ら。
インタビューに流暢に英語で答える代表者。(に見える・・・)


「うわ~これなあにぃ~?」歓声を上げながら市場見学の日本女性の様子を撮影~




楽しそうにしている様子がうらやましい。
旅行のドイツは楽しいだろうな~
数日、ノイブルクでホームステイを楽しむそう。
でっかいケーキや、しつっこい料理を楽しんでほしい。


これはノイブルク在住、知人日本人女性の飼い犬、たろう君。
彼女もホームステイ受け入れの協力をしているそうで、この場にも来ていたのだ、
たろう君と一緒に~
このたろう君、ちょっと気弱なようで、証拠に尻尾がいつも下を向いている。
「たまには尻尾を上げてごら~ん」
と私は言いながら、嫌がられるのを覚悟して尻尾をつかんでグイと持ちあげた!
すると!
たろう君、私の足元に擦り寄って動かなくなってしまった・・・
ひええ~、ごめんよ、たろう君~




日本を目指すドイツ人たち

2009年08月16日 | 日本
C子ちゃんは去年の今頃からしばらく私とドイツ語・日本語の交換学習をしていた高校生だ。
今年3月から日本の某所でホームステイし、某高等学校に通っている。
実家の家族とは連絡しているようだが、予想していたとおり
私とは音信不通である。
彼女の第一印象が書いてある記事がこれだ。
留学生C子ちゃん(2008年7月)
もう一つC子ちゃんのケーキ(2008年8月)

お父さんから娘の近況をしばらくメールでもらっていた、それによると
3ヶ月でホームステイ先が合わず、変えたとか・・・
ま、わかるような・・・

日本に憧れるドイツ人若者はC子ちゃん以外にもこの周辺にぞろぞろいるらしい。

ふとしたきっかけで、地元新聞編集者の女性と知り合った。
彼女の19歳の娘アニャが今月から日本に滞在しているそう。
来月9月に彼女も娘に会うため2週間ほど日本旅行するので私に日本語の挨拶や習慣を教えてほしいそうな。

逢う前のメールのやり取りで、彼女の娘が書くブログを教えてもらった。

公開ブログのようなので、ここにその一部を紹介してもいいだろう。

アニャさん、日本語力はC子ちゃんより上のようだ~


写真公開は日本の生活では少々危ないとは思うが・・・
今さら「やめたほうがいい」とアドバイスするわけにもいかないなぁ~

アニャのお母さんによると、アニャは子供の頃から日本のアニメや漫画が大好きだったそうな。
おお、またか。
日本の伝統芸能や歴史、ハイテク技術に憧れて~、というのは聞いたことがないぞぉぉぉ~

来年春まで滞在予定だそう。
アニャの場合、C子ちゃんのような高校生留学ではなく、ワーキングホリデーらしい。
ギムナジウム卒業、大学入学資格試験を終えてからの日本行きなので、
他人の私から見てもちょっと安心。
ドイツでは19歳は成人だが、日本では未成年。
飲むなよ、吸うなよ~

アニャさんの日本生活が安全で楽しいものでありますように!
また、来月のお母さんの訪問もよい経験になりますように!
箸の上げ下ろし、お辞儀の角度、挨拶用語をひと月で叩き込もうと計画している
珍しく、熱心なわたし、りすさ!






日本企業連呼ラップ

2009年05月29日 | 日本
夫が面白いYouTubeを見つけてくれた。



ドイツのHumpe Humpeという女の子のデュオだ。
なにせ、25年近くも前の歌。いまじゃあどんなおばさんになってるかなぁ。
まあ、それはどうでもいい、
25年前にすでに日本企業を連呼する歌が製作されるほど、
日本企業が激しく欧州で活躍していたのをを証明している。

ドイツ企業の名前をこれくらい並べて歌にできるか、やってみるか?
もしかして、できそう?

比較的はっきりした発音で歌っているので、
登場する会社名、すべて聞き取れることと思う。
出だしが「YAMAHA」なんて・・・
当時の正式会社名は長ったらしい漢字名だったのに(1987年からYAMAHA)すっかり先取りされているみたいでおもしろい~



サビの部分は会社名でなく、
「これが人生だ○△□☆
となっている。
よおぉ~く聞くと、
「これが人生だ、サイトー
って・・・・
さいとうさんがドイツ人に説教されている感じがしてならない
ドイツ語版だったら、ぞろぞろいるミュラー、シュミットあたりが歌詞になるのだろうな。