KSS物語ー4(1991年以降)
新会社KSSも3年目で軌道にのり更にいろいろなソフト事業への挑戦が続いたのである。
平成3年3月3日オープンを目指した札幌のショールームが予定通りオープンし東京の神田ショールームもスタートした。
7万台を目指した高い販売目標も2年8ヶ月後の5月末に達成し、グループ関係者全員にマグカップを配ってお祝いをした。
4万8千台から7万台へ、全体の市場が伸びなかった中での達成は、シェアアップという非常に難しい課題への挑戦であったのである。
ゼファーという商品にも恵まれ、ARKというカワサキ独特の販売網にも援けられたが、そのベースにあった基本戦略、末端への視線、ソフト戦略、カワサキイメージの向上が力になったと思っている。
ソフト分野を担当したKSSはKAZE会員はスタートの6000人から最盛期50000人までに拡大し、それをベースにグループ全体としての情報システムやお客様相談室など非常に高いレベルでの活動を可能にした。
お客様相談室などもどこにでもある組織だが、その質に於いて完全に差別化されたレベルを目指したし、愛情車カードの回収率なども22%と一般の3~5%と比較して格段に差別化できたレベルであった。
阪神ライデングスクールとタイアップして目指した二輪専門の自動車学校の資格取得も殆ど不可能と思われる難しい基準をクリアして取得することができた。
ソフトの事業化を当初漠然と考えていたが、実際の活動を積み重ねていくと、思わぬ新しい知恵もわき、思わぬ展開にもなるのである。
いろんな人たちが先方から訪れてくれるのでどんどん広がっていくのである。
有名芸能人、それは雲のうえの存在と思うがKSSと特に関係のあった岩城洸一などもその例である。
突然、先方からコンタクトがあって、まずロードレースでお付き合いが始まった。後にはチーム月木の総監督という立場で8耐を一緒にやったり、ジェットスキーでJJSBAのレース場やSPA直入にもしょっちゅう出入りしていた。
ARKミーテングの時やKAZEのユーザーミーテングに大勢の仲間を引き連れて参加してくれたりした。
実現しなかったが島田しんすけも8耐に出たいとわざわざ明石まで訪ねてくれたりした。
「ソフト機能の強化」とは
1.異質性を組み合わせる力の強化であり
2.コンセプトの組み上げ方のノウハウを提供する力の強化である。
と定義されている。
1987年10月21日に「新会社設立構想について(案)」という文書の企画力の強化のなかでこの定義を引用し、
カワサキ独自の企画を造り出す時期に来ている。
そのためにも、「ソフト企画」専従のスタッフ養成とシステムの構築を進め「売れる企画」を生み出す体制を作ると述べている。
タテ型は一つひとつが完結して終わってしまう。
ヨコに異質なものを繋いでいくと、大きな仕事が出来る。
大きな仕事はトータルシステムとして、ヨコに繋がないかぎり実現しない。
私の実務の経験からそう信じている。
そして、全く私の思う通りのことをもっともっと正確に言っておられる方にKSSの3年目に出会った。
服部吉伸先生、
コンサルタントや中小企業大学の先生をしておられたが、
その後、立命館大学の経済学部教授をされ最近またコンサルタントに戻っておられるとか。KSSの後半いろいろお世話になった。
KSSは私にとってサラリーマンの集大成みたいな思い出多いものだった。
(現在はKSSは改組され、KMJの中の一括管理の中での運営になっている)
手伝ってくれたKSSの南常務以下の古石、森、渡部、西川、重本君や皆さんに心から感謝とお礼を申し上げたいしたい。
新会社KSSも3年目で軌道にのり更にいろいろなソフト事業への挑戦が続いたのである。
平成3年3月3日オープンを目指した札幌のショールームが予定通りオープンし東京の神田ショールームもスタートした。
7万台を目指した高い販売目標も2年8ヶ月後の5月末に達成し、グループ関係者全員にマグカップを配ってお祝いをした。
4万8千台から7万台へ、全体の市場が伸びなかった中での達成は、シェアアップという非常に難しい課題への挑戦であったのである。
ゼファーという商品にも恵まれ、ARKというカワサキ独特の販売網にも援けられたが、そのベースにあった基本戦略、末端への視線、ソフト戦略、カワサキイメージの向上が力になったと思っている。
ソフト分野を担当したKSSはKAZE会員はスタートの6000人から最盛期50000人までに拡大し、それをベースにグループ全体としての情報システムやお客様相談室など非常に高いレベルでの活動を可能にした。
お客様相談室などもどこにでもある組織だが、その質に於いて完全に差別化されたレベルを目指したし、愛情車カードの回収率なども22%と一般の3~5%と比較して格段に差別化できたレベルであった。
阪神ライデングスクールとタイアップして目指した二輪専門の自動車学校の資格取得も殆ど不可能と思われる難しい基準をクリアして取得することができた。
ソフトの事業化を当初漠然と考えていたが、実際の活動を積み重ねていくと、思わぬ新しい知恵もわき、思わぬ展開にもなるのである。
いろんな人たちが先方から訪れてくれるのでどんどん広がっていくのである。
有名芸能人、それは雲のうえの存在と思うがKSSと特に関係のあった岩城洸一などもその例である。
突然、先方からコンタクトがあって、まずロードレースでお付き合いが始まった。後にはチーム月木の総監督という立場で8耐を一緒にやったり、ジェットスキーでJJSBAのレース場やSPA直入にもしょっちゅう出入りしていた。
ARKミーテングの時やKAZEのユーザーミーテングに大勢の仲間を引き連れて参加してくれたりした。
実現しなかったが島田しんすけも8耐に出たいとわざわざ明石まで訪ねてくれたりした。
「ソフト機能の強化」とは
1.異質性を組み合わせる力の強化であり
2.コンセプトの組み上げ方のノウハウを提供する力の強化である。
と定義されている。
1987年10月21日に「新会社設立構想について(案)」という文書の企画力の強化のなかでこの定義を引用し、
カワサキ独自の企画を造り出す時期に来ている。
そのためにも、「ソフト企画」専従のスタッフ養成とシステムの構築を進め「売れる企画」を生み出す体制を作ると述べている。
タテ型は一つひとつが完結して終わってしまう。
ヨコに異質なものを繋いでいくと、大きな仕事が出来る。
大きな仕事はトータルシステムとして、ヨコに繋がないかぎり実現しない。
私の実務の経験からそう信じている。
そして、全く私の思う通りのことをもっともっと正確に言っておられる方にKSSの3年目に出会った。
服部吉伸先生、
コンサルタントや中小企業大学の先生をしておられたが、
その後、立命館大学の経済学部教授をされ最近またコンサルタントに戻っておられるとか。KSSの後半いろいろお世話になった。
KSSは私にとってサラリーマンの集大成みたいな思い出多いものだった。
(現在はKSSは改組され、KMJの中の一括管理の中での運営になっている)
手伝ってくれたKSSの南常務以下の古石、森、渡部、西川、重本君や皆さんに心から感謝とお礼を申し上げたいしたい。