Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ノルゥエーキャンプ旅行ーブリクスデール氷河

2013-08-22 20:32:52 | 北欧キャンプ旅行 2013

 

 

ブリクスデール氷河はオルデンからバスで25分、そこからオープンカー(電気自動車ではない)で氷河の池に200メーターくらい下の駐車場につき、後は歩いて氷河湖に着く。この氷河はノルゥエーでも数ある氷河の中で観光客には一番アクセスしやすく、観光バスが連なってやってくる。

私たちの泊まったキャンプ場はこの登山口に一番近いサイトで真後ろに見える氷河はメルケヴォル(Melkevoll)氷河と言う。それでキャンプサイトもメルケヴォル・ブレツという。
サイトの横に高さ355メーターのヴォル滝が流れ落ちている。反対側はブリクスデール氷河から流れ落ちる水でこんな上流で激しい流れになっている。6年前にきたときも同じキャンプ場の同じ場所に駐車してゆっくり数日過ごした。

 

 

時間に追われない私たちは、全行程をゆっくり歩いて登る。団体観光客はオープンカーで上って行くが帰りは時間のある人達は歩いて下山してくる。片道でも歩くと道端の草花や羊などを見る楽しみも倍増する。ブリクスデール氷河からの雪解け水は中腹で激しい滝になり周囲一面の水しぶきが激しくオープンカーの観光客は水浸しになる。

 

道端の野の花は今年の天気がよくないせいか6年前よりもずっと少なかった。でもこのあたりでしか見られない白いきんぽうげがたくさん咲いていて嬉しかった。英語のできない2人の女性客に白いきんぽうげは大変珍しいのだと教えてあげたけど、何を言ってるのか?と言う顔でそそくさと行ってしまった。水のきれいな川渕では毛足の長い羊が愛嬌を振りまいていた。

 

氷河は昨今の地球温暖化でどんどん溶けてきており、1920年にはこの谷間にしっかり埋まっていたであろう氷河がすっかりなくなっている。6年前ともやっぱり氷の減退が激しく、水際まで青く透き通っていた氷の塊が消えて雪だけが残っていた。

 

この氷河への道は一部だけジグザグで歩いて登るのは大変苦しいけれど、上から見ると面白い道だ。歩行客はカメラを構えて結構楽しんで上り下りしている。お土産店の前には必ず飾られているこの奇怪な人形はノルゥエーの伝説の小人でトロールと呼ばれる。

  

この6年の間にキャンプサイトの右手の岩山に見晴台が造られた。ここからはブリクスデール氷河がはっきり見え、メルケヴォル氷河と正反対は河の水を集めた湖が広がっている。今まで見たことのない変わったキャラバンを見かけた。車で引くのは楽だろうけど住むのは不便そう。

 

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