Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―帰国の途 カセーレスへ

2019-03-20 22:02:33 | ポルトガル18-19

セント・パトリック・ディのブログを書き送ったその日の午後、英国国会では相変わらずEU離脱の討議で混沌の世界。

EUの方はメイ首相が何度ブリュッセルを訪れても新しい協議内容を提示しない限り進展はない。29日には NO DEAL のまま脱退せざるを得ない…とのニュースが流れて大慌て。

本当にEU 離脱が成立したら、私たち英国に住む人で今現在EU圏内に滞在する人はINTERNATIONAL免許証が必要になる。これは英国内の郵便局でしか発行してくれないから、29日までには帰らなければならない。

それで急いでスペインの北、サンタンデルとビルバオから英国へ出航するフェリーを探してみたが、どこもかしこも英国キャンパーでいっぱいらしく、3月以内には帰国は望めない。

このスペイン北の港はフェリーの回数が少なく、カレー・ドーバー間のように毎1時間に1本の出航などということがない。大体1週間に2-3回、航海時間も24-25時間もかかる。

それですぐカレー・ドーバー間のフェリーを予約、離脱の2日前の27日には帰国することにした。

今日3月20日水曜日、6か月近く楽しんだカバナスのキャンプサイトを後にする。今日から7泊でスペイン、フランスを北上してカレーから帰国予定。

まずはポルトガルの国境からスペインのセビリアまでの一直線140km、無料の高速道路をひたすら走る。

 

 昨年10月この道路をポルトガルへ向かって走った時は、中央分離帯の夾竹桃の花が白やピンクで満開、100KMも続いていた。夾竹桃はすっかり刈り込まれて小さくなっているが秋までにはまた大きく成長するのだろう。

今回は道路両脇のミモザの花が咲き誇り、延々と続いている。

 

 

そして高速道路のミモザの後ろは、過去に見たことがないほどビニールハウスが広がっていた。

 

 

セビリアの近くなってくると交通量がぐんと増え、環状線はスパゲッティのように入り組んで目が回りそう。カーナビを付けていても道を間違えたが、あまり遠回りでなく、やっとメリーダへ行く高速道路に乗った。

 

 

 

道路わきはシスタスの花やミモザの花が咲き、今日一日も素晴らしい晴天。

 

 

 

牛や羊が放牧された乾燥地帯が続く。

 

 

このお城に行きたいと思っていたのに、やっぱり今日も出口を通り越して初めて気が付いた。

高速道路では折り返しがすぐにできず、今日も諦めた。

 

 

ブドウ畑が広がる道筋では、選定されたブドウの枝を焼く煙がたなびいていた。

 

遠くの山の中腹には町が見える。

 

道路わきの平野では一体何の花か一面ピンクになっていた。

 

午後2時(スペイン時間では3時)にカセーレスの町につき、すぐにスーパーマーケットでディーゼルを満杯にし、食料やビールを買い込んだ。

ここカセーレスはセビリアから約240㎞ほど北へ上ったところで、一日中晴天だったにも関わらず、夕方になると寒さが厳しい。アルガーヴがいかに温かかったかを今になって肌で感じている。

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