Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―帰国の途 リアザ(Riaza)へ

2019-03-22 20:08:57 | ポルトガル18-19

 早朝カセーレスを出発して、マドリッドの北環状線を通りロード・ナンバー110の

 リアザへ向かった。

 今日も素晴らしい晴天で朝は寒くて、ポルトガルでのTシャツ一枚では過ごせない。

スペインの道路は無料の高速道路が充実していて非常に快調。昨年10月にエンジンをほとんど新しくしたから、今回は100KM (約63マイル)以上で走ってはいけないと言われていた。

 マドリッドまでの地形は左手の遠くに山並みが見え、右手は地平線まで平野が広がっている。

 道端の高い塔?の上に落書きされた丸い容器に、巣をつくったコウノトリは卵を温めているらしく牝は巣ごもりしていた。

 途中の進行方向左手、城塞のようなのが見えるが、新しそうで、いったい何のためかは判らない。

 右へ折れる道しるべ、クシモンドはノートルダムの背むし男の名前と同じと言われてあーそうだった。と気づいた。スペイン語もフランス語も良く似ているらしい。

 さてマドリッドの北環状線で、カーナビの言うことを聞き間違えたばっかりに、悪夢の世界に陥った。町の中心へ向かっていき、途中から地下道へ入って行った。車線も4-5車線はあり、カーナビは地下のために働かず、どこへ行くのか、どこから出たらよいのか判らず、およそ30分以上も地下道をぐるぐる走っていた。まるで泣きそうだった。泣いてもどうにもならないけれど。キャンパーの周りは全部乗用車が同じスピードで走っている。

最後に地上へ出たときはほっと安心、道路標識にバルゴス(Bargos)の名前を見つけた時には奇跡かと思った。バルゴスはマドリッドから北へ200㎞程行った街でこの道路と、ロードナンバー110が交差するところから10kmほどで今夜のキャンプ場がある。

 

 マドリッドも標高1000メートル級の高台にある大都市らしく、暑さ、寒さの厳しい地形で、バルゴスへ向けて走っているときも標高1100メートルとの表示が出ていた。

荒野に巨石が多く、夏は乾燥して砂漠化していくらしい。

 走っている右手には雪山が見え、今年は暖冬で地上に雪がないのがうれしい。

 あちこちに小さな村が散在している。 

 リアザのキャンプサイトは、周囲に何もないところで、立派なオフィスとシャワー・トイレブロックがある高級キャンプ場。

数年前、4月上旬に来たときは雪の中にはまり込んで、ほかのキャンパーからたくさんの応援で、やっと雪の中から押し出したことがあった、

 

 建物の壁はこの石のブロックが積み上げられたもの。

 

 午後早めについたので、リアザの町へ行ってみたいと思い聞いたところ地図をくれて、サイトから歩いて1㎞だという。道端のあちこちにこの黄色の花が満開で地を這っていた。

 町にはこのウインターチェリーが満開。イギリスも今年は早く3月半ばで桜が咲いているとの便りをもらった。

 

モダンな屋根瓦に見たこともない煙突が面白い。

 

町の入り口には子供の遊園地があり、ひとしきり孫のジュードが居たらどんなに喜ぶだろうと2人で話し合った。

 

 街角の壁にこんなに素敵なタイルの絵。

 この町は古いのか新しいのか判らないが、マドリッドからあまり遠くないせいか祭日休日には、スペイン人のキャンパーやキャラバンが多く集まる。冬はスキー場も近くにあるらしい。

 この町の地図と案内にはレストランが27軒もあるので、いったいそんなに多くの人が集まるのかと驚いた。ここは樽の上にワインやビールを載せ、わいわいがやがやとおしゃべりしている人たちが目に見えそう。

 直径15メータほどの円形広場の周囲は、レストランやバルがずらっと並んでいる。

 タウンホール(市役所)がこの円形広場の中心。

 タウンホールの後ろにただ一軒あった教会。

 

古い建物の2階部分に飾られたこの人形2体。一体何だろうと建物を見たらシアスタで閉まっている古いレストランだった。

 

 町の後ろには雪山が見える。

 

この雪山が町の風景を引き締めている。雪山に桜なんて。

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