Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

バス運転手へマスクを!!!

2020-04-16 01:22:10 | ロンドン周辺

もう1ヵ月も前、亭主が彼の作業小屋から探し出してきた日本製のマスクは40枚近くあった。娘や近所の人たちに配った後で30枚箱詰めのままテーブルの上に置いてあった。

明け方眠れずにいろいろ考えていた時に、ふっとバスの運転手がもう15人もコロナで亡くなっているのを思い出し、あの日本製のマスクを上げようと思った。

昔亭主が働いているときに、持って帰ってきた1箱の透明なプラスチック袋はたまに花の種を入れるくらい、あと何百枚あるかわからない。

その袋にマスクを一枚づつ入れた。

それらをまた透明な袋に入れて2日前の朝、バス停へ行った。このごろはバスに乗る人もまれで、ほとんど空のバスが時間通りに来る。

この日もやってきたバスには乗客一人、バスに乗り込むと同時に運転手に このマスクを上げたい。と言うと彼は躊躇して一瞬考える風だったが、ありがとうと言ったのでチケットやお金を渡す四角の穴から袋を滑り込ませた。

すぐにバスを降りて帰ろうとしている時にバスの運転手は手を挙げて行った。私ももちろんマスクに手袋レインコートで身を守って行ったのだった。

さて帰って思ったのはあのバスはブロムリーにバスデポがあってもう一つキャツフォードのバスデポとは全く違う。そこで彼らにもマスクをと思い立ちすぐ作り始めた。午後早くから夜12時までの間その間夕食の準備と食事を終えた2時間を除いて、マスクを12枚作った。

 

布はもう40年以上も前母からもらった日本の敷布団のシーツ、英国のベットには幅が足りなくて使えずほとんど使わないで置いてあったもの、その間に目の詰まったカーテンの裏布を入れて作った。ゴムはタイツを2-3センチに輪切りにしたもので簡単にすぐ作れる。

2日と1時間で30枚作り、それぞれ透明なプラスチック袋に入れた。

きょう午後ベッケンナム・プレース・パークの前のバス停まで透明な大きな袋入り、手紙も添えて持って行った。ロックダウンになって初めての道、道の両脇にはピンクと白の八重桜が満開、それにオーナメンタル・ペアーの花も真っ白に咲いている。

バス停の近くで出会った黒人女性2人は大きなマスクをしていたし、若い男性一人もマスクをしていたから、最近ではマスクも普通にみられるようになったものだ。

やってきたバスの運転手は若い黒人男性で、はじめ私の言うことが判らなかったらしい。透明な袋に手紙も入れてあったからその手紙の部分を運転席のガラスにつけると読んで判ったらしく、運転席のドアを開けてくれた。彼の足元へ袋を入れて下車、サンキューと言ってバスは発車、気分も心も軽くなった。

このマスクは私用、布の間にコーヒーフィルターを入れてあり今日初めて使ってみた。ベッケンナムプレースパークへ行く道は急こう配の坂道を上るのに普通でも息切れするのにマスクでは吐く息吸う息が苦しいくらい。

このマスクは2005年ごろ二人でベトナムへバックパックに行ったとき、当地の女性のほとんどがこんなマスクをして幅広の帽子をかぶり、長い手袋をしてバイクに乗っていた。

それでハノイのデパートへ行ってこのマスクと帽子を買ってきたもの。マスクはそれ以来使うことがなかったけれど一度だけイタリアへスキーに行ったときに使用していた。

お隣のご主人が買ってきてくれたアヒルの卵(白)は鶏卵(茶色)よりやや大きいが、ガチョウの卵と比べてみるとずいぶん小さい。

このガチョウの卵は、私が日系の会社で働いていたころ、トレーダーとして働いていた英国人の男性はサセックス州に農場を持ちガチョウを飼っていた。そのとき卵をいただいて中身を出し、そこにアダムとイブの絵を描いたもの。

 

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