今日一日の感染者数は一気に4000人も上がった、死者も24時間で563人、これは今まで英国では感染検査が行われていなかったためで、やっと千単位の検査が始まったために、感染者の数が急に増えた。死者も今までは病院で亡くなった数だけしか入れていなかったのが、今日からは自宅や老人ホームなどで亡くなった人たちの数も入れているそうだ。
本当にドジなリポートだと思う。
それにしてもコロナは怖い。健康な人や10代、20台の若い人たちも亡くなっている。今日亡くなった退職したドクターは、応援に駆け付けた末、感染後数日で亡くなったそうで、英国でなくなったドクターはこの方で4人目だという。
昔一緒に働いたことのある友達は、40歳近くで医科大学を卒業して、、今現在ロンドン北部の家庭医(GP) になっている。最近どうしているかなど心配だけれども、恐ろしくて連絡できない。コロナの症状が出た人は絶対GPへ行ってはいけないとお達しが出ているけれど、規則を破るのが平気な英国人(ばかりではなく英国に住んでいる外国人たち全部を含む)も多くて医療関係者の感染も多い。
ポルトガルのキャンプサイトで一緒に遊んだ英国人夫妻からメールが来た。
カバナスから自宅のあるカンブリア地方(湖水地方)までの1750マイル(2800km)をなんと四日半で走って帰ってきたそうだ。彼らはキャラバンをポルトガル中央部のキャンプサイトに預けて大きなヴァンに乗っている。スペインへの入国もフランスへの入国も親切な警察官に助けられ、高速道路を乗り継いでの強行軍だったそうだ。今年73歳の彼は1月心房細動で英国へ行って治療してもらっていたから、私たちが1月末帰ってくるときには会えなかった。それでいて、この強行軍。すごい体力か気力か。
今日思い立ってマスクを作った。娘が置いていったインドの木綿布でガーゼよりやや厚手の空気がスケスケ通る布で、インターネットを見たらコーヒーフィルターで製図してミシンで縫いゴム紐の代わりにパンティストッキングのモモのあたりを2㎝くらいの輪切りにすると伸びが良くて耳に優しいひもができる。
約10分で一枚できてこれならたくさん作れるが、自宅隔離のこの身ではこんなマスクをして出かけるところがない。
友達ににマスクをした写真を送ったら忍者のようと言われてしまった(大笑)