Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

今年もお屋敷でのクリスマスーその3

2020-01-04 18:57:26 | 日記19

クリスマスとその翌日にはほどんどのレストランが閉まって、外食大好きの娘夫婦も家庭料理で2日過ごした。27日には、毎年行くトーレ(Torre)のレストランへ行こうと11時には出かけたので、早く着いてしまった。

 

 

 

海岸の湿地帯を散策していると,ここにもプラスチックのごみがあちこち見られる。

娘が環境保護論者の一人として、肉食否定したためか、娘婿も触発されてあちこちプラスチックのごみを拾って歩いていた。

 

トーレのレストランは昨年まで安くておいしいと娘が特にひいきにしていたところだけれど、

今回早く来すぎたためか、たぶん火も完全に熾火になっていなかったせいだろう。

 

おおきな鯛は中が焼けていない。

 

一番楽しみにしていた小モンコイカのシチュウは焼けすぎ。

 

小イカのシチュウはおいしかったが4人半で食べるには少なすぎ、あとは魚のフライとアルコールなしで、チップも入れて100ユーロも払った。

相当がっかりして娘はもうここには来ないといった。昨年は2回も足を運んだのに。5年前に初めてここへ来た時の4人で食べた料理はもっと多かった気がするが、料金はこの日の半額だった。いつの間にはこの田舎でもインフレーションが激しい。

 

このトーレの隣町のフセタ(Fuseta)はもう15年前初めてキャンプしたところだけれど、昔はずっとひなびた田舎町だった。昨年娘たちを連れてきて以来、海が気に入ったらしくぜひここへ来たいという。

 

 

ここの海は海岸に平行して長いタヴィラアイランドが伸びているので、大西洋の荒波は直接砂浜に押し寄せることがない。水は澄んで小魚や貝が砂地に居るのが良く見える。

私も20年ぶりぐらいで足だけこの水に浸かったけれど、あまりの冷たさに震え上がった。おまけに寒冷蕁麻疹が出て足が真っ赤になりかゆくてたまらない。乾かして温まってやっと収まった。

 

 

まだ4歳半の孫は携帯で漫画を見ている時だけおとなしい。一体どんな大人になるのだろう。

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今年もお屋敷でのクリスマスーその2

2020-01-04 18:04:25 | 日記19

 

 クリスマスの朝も素晴らしい青空、娘婿と孫は借りた自転車でサイクリングへ出かけた。

 

 

 娘婿のパトリックは英国に居ても自転車でロンドンまで通勤しているほど自転車狂で,寒くて暗い雨やみぞれの中を自転車で走るほど危ないことはない。ここでは青空のもと半そでで走るくらい温かいから、毎冬やってくるのだろう。

 

 孫が出かけている間は邪魔が入らないから、娘はクリスマスディナーに数時間かけた。

彼女は英国にいる間はヴィーガンで、肉・魚はもとより、卵もミルクも食べない。けれど英国以外へ行った時はヴィーガンを押し通すと食べるものが無いため、ベジタリアンとして肉だけは食べない。それでここポルトガルでは魚は大いに食べている。

この日のクリスマスディナーには私たち夫婦とパトリックのためにビーフ・ウエリントンと呼ぶ牛肉の塊をパイ皮で包んでオーブンで焼いたものと、彼女と孫には豆腐にナッツをたくさん入れて焼いたものがメインディッシュ、付け合わせにはブロッコリーとカリフラワーのクリームソース。ローストポテトは皆が大好物。

 

 

満腹してせっかく買って来たクリスマスプディングはクリスマスディには食べられず翌日食べた。

私はクリスマスプディングが大好き、昔はこんなに甘いものをどうして英国人は食べるのかしらと思っていたのに、いつの間にか私も食事に関しては英国人並みになっている。

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今年もお屋敷でのクリスマス。-その1

2020-01-04 16:44:02 | 日記19

今年もクリスマス前に娘夫婦が4歳半になった孫を連れてポルトガルへやってきた。今年は10日間も借りたお屋敷で過ごすという。

2日前からあれほど吹き荒れた嵐が収まって待ち望んだ青空になった。

 

月曜日の朝キャンパーを運転してお屋敷に行くためにはまずキャンパーを洗わなければならない。

上の写真はキャンパーの天窓に落ちてこびりついた木の実。

 

 

キャンパーのフロントウインドーもボンネットもこんな有様。

 

キャンパーの真横にあるこの木、夏にはきれいな花が咲くのだろうが、その頃にはいないから一体どんな色の花かもわからない。冬には枯れた木の葉とプロペラの付いた木の実が落ちてくる。嵐の時にはこの小さな木の実が結構大きな音を立ててキャンパーの屋根にあたった。

ここのキャンプ場にはキャンパーも洗車できる大きな洗車場があり、それも無料だから、3月の帰国前に洗車目的で2-3泊してゆく人たちも多い。

月曜日の朝はこの洗車場で大量の水を流してこすったり磨いたり、ボンネットのフロントグラスには両手で掻き出すほどごみが詰まっていた。

さてこのお屋敷ーこちらではヴィラというが、広大な地所に平屋のトイレ、バス付4ベットルームは今年で3回目、昨年はこのヴィラの持ち主が親戚、家族を招いてクリスマスパーティをしたから借りられなかった。

 

 

フロントゲートまで50メーターくらい、キャンパーも数台は停車できるくらい広い。

娘たちがやってくるのは夕方だからそれまでにショッピングして夕食の準備くらいはしておかなければいけない。それよりも今の間にキャンパーで使ったシーツやタオルなども洗濯機を回して干しておこう。キャンプ場にも洗濯機はあるが一回に5ユーロする。すべての洗濯物を洗濯機を使うと相当な出費になる。

 

 

 

このお屋敷のメインは広大なリヴィング・ダイニングルームでこの一部屋で、我が家の玄関からリヴィング・ダイニングルーム・キッチン・ガレージがすっぽり入ってしまう。

 

この廊下も奥行き20メーター以上はあり、奥にベッドルーム4部屋(どれも大きい)。

 

私たちのツインのベッドルームにはもう100年以上は経っているような巨大なウォードローブ(洋服ダンス)貧しいと言われるポルトガルでも、金持ちはすごい金持ちなのだといつもおもわせられる。

 

 

キッチンも大きくてモダーンになっているからお料理大好きの娘にはうってつけ、着いた夜の夕食も彼女が作ってくれた。

 

前庭のプールは水が冷たく手を入れるのも嫌だったが、プール大好きの孫は毎朝一番に水の温度を手を入れて調べないと気が済まず、毎朝一人で行ってはダメ !! と叫び声がしていた。

 

 

四方がタイル張りの中庭では夏の間、ここでバーベキューなどをやる。2年前にはこの屋根はテントが張られていたが今では古くなって取り外されたようだ。12月でも直射日光は20分もすると暑くてたまらないのに真夏はこんな中庭で風が入らなければ日射病になるだろう。

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緊急帰国ーブルゴスからサンタンデルへ

2020-01-04 09:33:37 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

もう2度と来ることのないブルゴスのキャンプサイト、

 

前夜も激しい雨が降っていたから、草むらはひどいぬかるみと化しテントの人たちが可哀そうに思えた。まだ朝早くと言っても8時ごろ誰も起きていなくて辺りはひっそりしていた。

 

 

サンタンデルまで180㎞もう急ぐ必要は全くない。フェリーが出るのは夕方5時(ポルトガル、英国時間の4時)だった。9時半にサイトを出発して、一時は深い霧の中を走っていたが、急に青空が出てきて驚いた。もう南国の青空は見ることが出来ないと思っていたのに、ポルトガルと変わらないような空の青さだった。

 

スペインの中央部には砂漠地帯もあるが、この辺りも夏は雨が降らないのだろうと思われる。

 

道路の両脇の木々が苔むしている?のか腐ってきているのか?こんな雑木林が延々と続いていた。

それに松林がどこもかしこも毛虫に襲われている。この白い塊こそ毛虫の巣で、2-3月に卵から孵化した、毛虫は松の葉を食い荒らし、長い行列を作って次の木に移ってゆく。英語名ではProcession Caterpillers と言う。

これはタヴィラのキャンプサイトでも見られ、業者が来て木の枝をおろして焼き殺していた。

この辺りの松林はほとんど白い巣が見られ、何とかしないと松林が全滅するのにと心配だった。

また途中から霧が出てきたが、先が見えないほど深くないから、自家用車などスピードを落とさず高速で走っていく。こんな霧の道路を走るとき思い出すのが2008年アイスランドへキャンパーで行った時の事。

2週目の最後の山越えの時、深い霧に巻き込まれそれこそ1-2メーターくらい先が見えるだけ、曲がりくねった道路を徒歩のスピードで昇って行ったら頂上は真っ青に晴れていて、私たちは雲の上に立っていた。遠いアイスランドの火山地帯の山々が雲の上に突き出ている部分だけ一望に見渡せた。

霧が晴れて遠くの雪山が素晴らしい。

 

 

 

山の横腹をくりぬいている石切り場、

12時にはサンタンデルのフェリー発着場に着いた。パスポートとフェリーのチケットを見せただけで中に入って夕方5時までの長い時間待たねばならぬ。

お茶を飲んだりお昼を食べたり昼寝もして、冷蔵庫に収めていた野菜スープを熱々に熱して大きな魔法瓶に入れた。

スペインのポリスが一人キャンパーに乗り込んで不法移民を調べに来た。

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