ガーダー湖畔のキャンプサイトで2日過ごした後、 ミラノ周辺かコモ湖畔のキャンプサイトを探したがどこにもない。こういう高級リゾート地にはキャンパーの停車する余地がないようだ。結局海岸線へ下りてフランスへ向かうことになった。
ガーダー湖畔からミラノ周辺は平野で遠くに雪山が輝き、近くでは大理石採掘場が見えた。全部掘り起こした後はいったいどうなるのだろうかと心配している。
農場地帯が続きよく見てみればなんと刈り入れ真近の稲田が広がっている。もう刈り入れてしまった田もあって、この稲は陸稲らしいと思った。水田の様子がなかった。スペインのヴァレンシアあたりでは水稲で、今頃は水田が水浸しだろう。 道路際でキノコを売っている人がいた。10月はキノコの季節。イタリア人やフランス人はキノコが大好き。
カーナヴィのセッティングが悪いからか、時々とてつもない山道を通らされたり、街中の狭い通りだったりで大変な目に合う。今回も平野の田舎道は問題なかったがジェノア(Genova)の西海岸へ下りてくるのにジグザグ道で急な坂道、神経をすり減らしてやっと海岸沿いの平地にたどり着きフランスにあと40kmくらいで見つけたキャンプサイトに一泊した。
翌朝9時にはサイトを出てフランスを目指す。サンレモの手前の道端には温室が広がり花や野菜の促成栽培をしている。
海岸沿いの狭い斜面にびっしり家屋が立ち並び時々狭いメイン道路で立往生したりしてサンレモの近く、こんな有名なところはキャンパーやトラックが通らないよう環状線があるだろうと思ったが、残念。
トンネルをくぐってすぐ西サンレモへ下りて行った。通りは沢山の人出、そしてこんなに多くのモーターバイクが停まっているのにも驚いた。
町の出口で道路工事をしているため一方通行で長い待ち時間の末、バイクの一団がやってきてそのあとから車の列。こんなに多くのバイクを見たのはベトナム以来だと思う。
一番先頭の私たちのキャンパーの周りがバイクで埋め尽くされGoのサインと同時にバイクの群れが飛び出していった。本当に良くも事故を起こさないものだと思う。
海岸線の道路の上空は電線が張り巡らされている。これは電動バスが運行しているためで上で接続したラインから配電されている。
殆ど町と町がくっつきあって住宅地がどんどん山頂にあがっていく。