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Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

西洋あじさい

2020-06-27 16:43:43 | ロンドン周辺

今年の5月は暑い日が続いて雨もほとんど降らなかった。

鉢植えのアジサイは毎日水をやらないとすぐに枯れてしまうから、1日2回の水やりをしていた。

ところが直植えのアジサイは元気だからとほおっておいたのが拙かった。6月に入って2回激しい雨で雨水をためたタンクもバケツもいっぱいになった。だから直植えのアジサイは枯れはしなかったものの花数もサイズも異様に小さい。

6本の鉢植えのアジサイはもう20年近く移し替え、肥料をやり、大事にそだてている。そんなアジサイが最近やっと咲きだした。

 

 

この白のアジサイは繊細なレース編みの様、もう20年位前に買ってすぐ直植えにしたもので毎年どんどん増えてきている。赤い花はポルトガルのジェラニュームで毎年1-2本の枝を挿し木にし鉢植えで、どんどん背が高くなり今ではどの鉢も80センチから1メーター近くある。

 

 

この家に引っ越した28年前、小さな池に鯉を飼っていたが、半年もキャンパーで出かけるようになって、池の手入れができなくなったため、埋め立ててしまった。

そのコンクリートの上には今では数十個の鉢が置いてある。

 

これは数年前可愛い花の色を見初めて買い込んだもの。直径40センチの鉢いっぱいにどんどん成長して、花盛り。

 

この花ももう20年ほど前、友達とブーツセールに行って見初めたもので、ずーと鉢植えで育てている、淡いピンクが初々しい。友達は直植えにしたのが大きくなって、全く普通の西洋アジサイになってしまったという。やっぱりアジサイは土によって色も雰囲気も変わってくる。

 

このピンクのガクアジサイは、元はブルーの花で小さな鉢に入っていたのを買ったが、植え替えて大きくなると花はピンクになってしまった。非常に元気な花でどんな暑さにも強く、直植えにすれば数メータに成長するにちがいない。

 

数年前にブーツセールで買ったこの花、まるで舞妓さんの花簪みたい。

 

 

 

もう10年ほど前まだ苗が小さい時の2本のアジサイを1個の鉢に入れておいた。白のガクアジサイはピンクのアジサイに押されて隅っこで小さくなっている感じ。

昨年直径60センチくらいの樽に植え替えるときに、青色のアジサイにしたくて中の土にColourant の薬をまぜた。

それで咲きだした花はピンク系の紫や薄い青など混ざっているが、あとになるほど青色になる可能性が高い。

この花や上の赤い花は直射日光に弱く、1日2回の水やりでも花がグターとなってしまう。それで暑い日はガーデンのパラソルを広げて水やり3回、亭主よりも大事にしている感じ。

 

 

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今年のケシと孔雀サボテン

2020-06-02 20:54:08 | ロンドン周辺

ケシが咲きだした。例年と比べて哀れなほど少ないけれど、咲いてる花は豪華。

ミツバチはまだ3匹しか見えないが,クマンバチが大喜び、ブンブン音を立てて飛び回っている。一つの花に2匹も入って鉢合わせ(これって蜂あわせかな?)

 

 

 

 

 

毎年高さ1メートル以上になって大きな手毬のようになって咲く花も今年は1本だけ。花は2-3日で終わってしまう。

 

 

今年初めての孔雀サボテン、つぼみが膨らみ始めてじらすようになかなか咲かなかった。これから後10個以上の花が楽しめる。

 

 

前庭のいたるところに生えている素敵な名前の Love in Mist (カスミの中の愛)なんてロマンチックな名前と思っていたら 別名 Devil in the Bush(藪の中の悪魔)なんて正反対。これはとにかくどこにでも生えてくるから庭師も余分な仕事が増えるのだろう。

卯の花は前庭の家の近く、いつも小さく切っているので花が咲いたことがなかったのに、今年はもう3メーター近くに伸びてまだまだずんずん伸びそう。英語名ではMock-Oranges (偽オレンジ)確かにオレンジの花によく似ている。

 

どこから種が飛んできたものやら、裏庭の路地の片隅に咲いているSerbian Bellflower (セルビアのベルフラワー)その名の通りセルビアが原産。

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Beckenham Place Park の野の花

2020-06-02 17:55:12 | ロンドン周辺

今年の5月は雨の降らない晴天続きで干ばつの心配、屋内ではまだ寒いくらいの気温だが、太陽直下では5分も日向ぼっこをしていると、暑さでくらくらしてくる。

昨年10月、B・P パークの野草の花畑にわが家の庭でとれたケシの種をまきに行った。1月末帰国以来忙しくておまけにロックダウンもあってパークへ見に行く暇がなかった。

それで土曜日は無料の新聞が発行されないから、散歩もかねてパークへ写真を取りに行った。いったいどれくらい私のケシが咲いただろうか?

 

 

 

 

 

 

 

地面はからからに乾いて、確か1年草の矢車草や白と黄色の野菊系の花たちがあたり一面に咲き誇っている。昨年の花から種が落ちてこんなに成長したらしい。それなのに私がまいたケシは一本の芽も出なかったのだ。期待していったので、ただボーゼン。

仕方がないから一回りして写真を撮りまくってきた。それで気が付いたのが、こんなにたくさんの花が咲いているのに、ミツバチや、蝶々がいない。

娘が今年はミツバチが少ないから前庭の草刈りをするなと言って、今では前庭は野原のように雑草の花盛り。

公園の帰りには各家の庭のお花など写真を撮ってきた。イングリッシュガーデンというくらいどこの庭でもきれいにしている。

 

 

 

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縄跳び1000回

2020-05-29 19:22:06 | ロンドン周辺

今朝初めてノンストップ・縄跳び1000回に達した。

毎年ポルトガルから帰ってくると運動の必要性を感じて、散歩やジョギングなどしたりして、体重増加を抑えようとしているが、今年はあまり遠くへ行けないのと、縄跳びでの減量に挑戦。ノンストップ・1000回出来たのは何年前だったろうか?

最近亭主も少しづつ癌が悪化してきているようで、日中リクライニング・チェアーに伸びてよく寝るようになった。それに昨夜2時近くまで起きていたせいで、今朝8時でもまだ寝ている。私は7時過ぎから目覚めて眠れず、とうとう起きて庭の花に水やり、そして涼しいうちに縄跳びをしたもの。

2月から始めた縄跳びももう4か月になり、食事制限をしなくても少しづつ体重が減ってきたのがうれしい。この4月5月はほとんど雨が降らなくて、裏庭のパティオで縄跳びをしていても、気持ちがいい。

 

 

もう20数年前,テームズ川の源流を探しに行ったキャンプ旅行で、宿泊したパブの裏庭に咲いていたこの花。5センチくらいの新芽を失敬して水につけて根が出たのを挿し木にしてこんなに大きく立派になった。

 

 

このピンクのシスタスは20年以上も前、苗を買って植えたもの。ポルトガルの野生のシスタスは全部白だが、カプリ島の山の斜面は白とピンクがいっしょくたに咲いていた。

玄関の窓際のサボテンは1年に一回5月に咲いてくれる。今年は7本のつぼみが蛇の鎌首を持ち上げるように伸びてきて、窓ガラスのぴったりくっついてしまったので、前庭に出して花を咲かせたもの。花は1日しか持たなかった。

 

上のジェラニウムも5年前にポルトガルから小さな芽を摘んで挿し木にしたもので今年初めて花が咲いた。冬中温室に入れて水やりもしなかったけれど、よくぞ生きていてくれた。

 

上の青と白の桔梗のような花は、エストニアでは野生の花で道端にたくさん咲いていた。わが家ではいつの頃からかあちこち芽が出て花が咲くようになった。種を植えた覚えもないが大変強くどこにでも芽をだす。

 

巨大なオリエンタルポピー、この花の直径は20センチだった。この花は種から植えてもほとんど失敗するが、苗だとどんどん増えて、遠くからも目立つ花になる。

 

 

今年は牡丹が早く咲いてずいぶん前に終わってしまったが、このシャクヤクは今から咲きだす。優しいピンクがかわいい、

 

 

黄色の花はウエルッシュ・ポピー、これも野生の花で勝手に芽が出てどこにでも咲く。

ピンクの大判ポピーは今年初めて咲いたもので、昨年秋に畑にまいたものは全然芽も出ず、種が飛んで芽が出てきたのがあちこち大きくなりつつある。昨年咲いた大判の真っ赤な花を期待しているが出るかどうか?

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相変わらずロックダウンのこの頃

2020-05-23 17:36:31 | ロンドン周辺

昨日政府は海外からの入国者に2週間の隔離要請を決めた・・・・何を今頃!!!と思うのは私だけではないだろう。

先週の新聞では英国の実際の死者は44、000人,に上ると書かれてあった。それも老人ホームの死者が1万人を超えているという。この政府、年寄りはもう役に立たないからこの際、見殺しにと計画したのかもしれない。私が思うに年金を払わなくてもよいから、初期の戦略にあったのじゃないか?

先週になってやっと公共機関ではマスクをするようにと報道されているがニュースなど見てもみなマスクをしているわけでない。もうやけくそ、今年いっぱいわが家に立てこもるしか助かる道がない。

 

先週金曜日、埼玉県の従姉から小包みが届いた。たった5日間で届いた中にいろいろな食料品やたくさんの手ぬぐいがはいっていた。それでこの手ぬぐいで作ったマスクが上の写真。

手ぬぐいは富山県立山の天狗平の山荘のもの、全部で9枚作った。山荘の絵と名前の入っている一番上のマスクは、日本人がして歩いたら中国人と間違えられて大変な目に合うかもしれない。この国では中国政府をうらんでいる人たちが多い。

送ってもらった小包の中に葉室麟さんの蜩ノ記という本が一冊入っていた。届いたその日の午後から読みだして、その夜の11時に読み終わってしまった。最近の本は文字が大きくて読みやすい。私の本棚には未読の文庫本が100冊ほどある。文字が小さいのとあまり好みの本ではなくて、よほど暇な時しか読まなくなってしまった。

 

その翌日から読みだしたのがこの沢木耕太郎氏の深夜特急、毎日1冊づつ読んで、昨日終わってしまった。この本はいつ頃手に入ったものか覚えていず、もう20年以上も前一度読んで感激し、大事にとっておいたもの。本を読みだすとほかのことは忘れて次々読みたくなるので、今回手に取ったのがこれらだった。

最初の1冊目は香港マカオのカジノのことが書かれていて、これだけは覚えていたが、それ以後の内容はほとんど覚えていなくてまるで初めて読んだような気がして興奮した。

私たちは90年後半からトルコ、タイ、マレーシア、シンガポールなど夫婦でバックパックで旅行して歩いたから彼の書いているバス旅行の様子がよくわかる。

沢木氏がトルコからギリシャに入国し、南のペロポネソス半島を一周してイタリアまでフェリーで行った様子など、私たちが2009年、キャンパーで東ヨーロッパ一周(https://blog.goo.ne.jp/reikoh1944』ギリシャを回ってイタリアへ上陸したのとよく似ていて、あの楽しかった日々を思い出した。

それにもう15年もヨーロッパ各地を回り、スペイン、ポルトガルは毎年行っていたから、沢木氏の通った道はほとんど行っている。彼は私とほとんど同年代の上、私が英国へ来た2年後に1年間のアジア、ヨーロッパのバス旅行をした記録なのだ。

久しぶりに笑い感動して読んだ本だった。

 

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5月の英国コロナ事情

2020-05-11 05:43:33 | ロンドン周辺

5月5日英国のコロナウイルスによる死者はイタリアを超え、ヨーロッパ1になった。一番はアメリカだけれど、かの国とは人口密度が違う。やっぱり公衆の場でマスク使用を義務付けないからだと思う。

イタリアもスペインも死者のピークを過ぎて、ロックダウンを緩めてきていたが、死者の数は減ってきても、スペインの感染者数は1日に3万人以上も増えてきている。

今日5月10日の午後7時、ボリス・ジョンソン首相の国民への報道があった。

今週水曜日から運動は無制限、小学校は6月からオープンするという。どうしても家で仕事のできない人たちは2メータの間隔でもって出勤可などと、退職した私たちにはあまり関係ないことばかり。

ということは相変わらずどこへも行けない。今から7週間はステイホームということで、もう考えないことにした。

 

 

駅へ行くメインロードは歩道と自動車道の間に2メータ幅ほどの草地で街路樹が植わっている。いつもは定期的にカウンシルの草刈り車が来て短く刈ってあるが、このコロナ禍で何もしていない。

それで今まで見たことのない花が咲いていて驚いた。野生の花にもどこかの庭の花にしても今まで見たことがない。それにこの草地の歩道側はスポーツグラウンドだから庭から落ちた種でもなさそう。

近所の英国人夫妻に写真を送って調べてもらったけれど、判らないとのことだった。

 

金曜日の朝また近くの駅まで新聞を取りに行ったが無くて、次の駅まで歩いた。川渕の散歩道で、自転車で走っている人たちが多く、道幅が2メートほどしかないところもあって、ひやひやしながら通り過ぎた。

次の駅にも新聞はなくてあきらめて帰ってきたが、持っていたカメラで素敵な花々を写すことができた。

上のブルーの花は名前を知らないが、薄緑色の葉とブルーがとってもきれいな配色。

 

 

 

 

巨大なフラットの前庭の花壇は色とりどりのつつじの真っ盛り、

 

ポルトガルでは2-3月に満開のディジーの花が、ここでは今どき満開。

 

 

英国へきて一番素晴らしいと思ったのはシャクナゲの花、色とりどりに木のサイズが日本とは考えられないほど大きくなる。このシャクナゲは通りの前庭のだからそれほど大きくはないが、公園やお屋敷の庭などは小山のようになったり高さ10メートル近くになる。

 

 

ホースチェスナッツの花は日本ではとちの木と同種だけれど、英国のとちの実は食べられない。日本ではとちの実のクッキーなどを作ってお土産にしているが、英国のとちの実(コンカーズと呼ぶ)では集めて砕いたものを水につけておくと泡立ちして、その水で洗濯するという。娘が去年からそうしているが白のものは漂白が効かないそうだ。ただ化学洗剤でないから自然に優しいという。この通りの街路樹には巨大なホースチェスナッツの木がずらーっと植わっていて見事。

 

 

道端に生き生きと生えていたヨモギで、こんなに新鮮ならヨモギ餅などと思ったけれど、犬の散歩道、やっぱりちょっと考えてしまった。

 

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マスクをホームへそして無人駅のリンゴの花

2020-05-02 07:13:54 | ロンドン周辺

 

今日このナーシングホーム(Jansondean Nursing Home) へ25枚のマスクを持って行った。

英国のこんな老人ホームでは今まで感染予防の衣服やマスクが足りなくて4000人以上の老人が亡くなっている。今週火曜日までの英国のコロナの死者は病院で亡くなった人だけと報告されていてトータル21,678人。ところが政府も、老人ホームで亡くなった人たちが多く、メディアからも突き上げられて水曜日から老人ホームの死者も入れることにした。

それで水曜日には死者のトータル数が一気に増えて26,079人 今までヨーロッパではイタリア、スペイン、フランスと4番目に死者が多いとされていたが英国が一気に2位に上り、イタリアとの死者数も1000人くらいの差になったからこの2-3日でイタリアを追い抜くと思われる。

英国政府はコロナも峠を越えたと言っているが、毎日の死者の数は700数十人から減っておらず、相変わらず感染者も一日6000人を超えている。

今日のこのナーシングホームはインターネットで見つけたもので、亭主が運転して連れて行ってくれた。今まで数えきれないほど通った道だったけれど、こんなところにホームがあるなどと考えもしなかった。

玄関は面会お断りの張り紙が出ていて、ドアベルを押してもなかなか誰も現れず、2度目を押してやっと人影が見え、ドアを開けるのにあちこちにロックがあるようだった。

出てきた黒人女性にマスクを作ったからと言ったらやっと笑顔になり、サンキューと返事があった。

亭主は玄関から2メーターは離れていないと危ないと言ってたから、マスクの入った紙袋は玄関ドアの前において離れて短い会話で帰ってきたが、すぐマスクと手袋は洗濯機へ入れ手も洗った。

目に見えないウイルスほど恐ろしいものはない。

 

昨夜ベットへ行った夜中の1時、ベッドルームの窓から見える駅近くの、新築フラット工事現場の、高い起重機の近くに半月が見えた。高い起重機には夜は必ず明かりがともる。ヘリコプターや飛行機の事故を防ぐための規定だとのこと。

このフラットもコロナ禍がなければあと数か月で巨大なフラット4棟が完成していただろう。昨年秋から工事が始まり、日本ではタケノコのごとくというが英国ではマッシュルームのごとく毎週ニョキニョキと伸びていた。

先週から今まで新聞を取りに行っていたNew Beckの駅にはなくなって、わが家から歩いて7分の駅に午前中だとあるのが判って取りに行っている。

この無人駅の柵の中に巨大なリンゴの木があり、昨年夏には何度もリンゴを取りに行った。久しぶりに見上げた木は薄ピンクの花がびっしり咲いている。

 

 

こんなに花がたくさん咲いたら今年ももっと大豊作に違いない。それにしてもこんなにきれいな花を見てくれる人もあまりいないだろうからかわいそうだ。

 

 

 

 

駅までの道は両側がスポーツグラウンドになっていて垣根の真っ白な花が満開。可愛い花だけど枝には長い棘がある。

 

 

裏庭の今までイチジクの枝が広がって日の当たらなかった場所が、今年は色とりどりのブルーベルが咲きだした。白やピンク、ブルーの花が我が世の春とばかり咲き誇っている。

 

鉢植えのウインターローズの中に一緒に植えた覚えがなかった鳴子百合も咲きだし鉢が混みあっている。

 

 

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マスク100枚達成

2020-04-29 07:26:24 | ロンドン周辺

昨日までで97枚のマスクを作った。

30枚はバスの運転手、25枚をケアホームに上げた後12枚を近所や友達、娘夫婦に配ったので30枚が手元に残った。

あと3枚で100枚達成するが気に入った布がない。

見つけたのがもうずいぶん昔にもらった手ぬぐいで、まだセロファンの袋からも出してなかった川中島の合戦模様の派手なもの。

 

一枚の手ぬぐいからマスクが3枚取れた。手ぬぐいの生地だけでは薄すぎてウイルスならぬ花粉も埃も通るので、間にコーヒーフィルターを入れて縫い合わせてある。

 

 

 

 

昨日まで熱い真夏のような天気が続いていたのに、今朝から雨で、庭の花や野菜が喜んでいる。ヨーロッパも干ばつ、水不足になる寸前に救われた。

今週末から天気が回復するようで、インターネットで探し出したほかのケアホームへマスクを持っていくつもりにしている。

今日のニュースによれば、1週間に英国中のケアホームでコロナのせいで4000人もの年寄りが亡くなっているとのこと。

それに医療関係者-医者やナース、ケアワーカーが100人も亡くなっていて、今日朝11時に黙とうがあった。この国2月からコロナの蔓延が予想されていたのに、医療関係者にPPE(防護医療要具)が行き渡らず、マスクさえも足りなくて、一般にマスクは役に立たないと宣伝しまくっていた。

ところが今日スコットランドでは一般市民が公共の場へ出たときは、マスクやスカーフなどで顔を覆うようにと、発表が出た。それでも英国政府は専門家に聞いて審査するからと言い逃ればかり。実際医療マスクが少ないから、一般に使ってもらいたくないらしい。ヨーロッパで公共の場でマスク必携でないのは英国だけと言われる。

最近では感染者数を発表しなくなった。死者数だけは21000人を超え、明日からはケアホームで亡くなった人たちも入れた数字を発表するとのこと。そうすればヨーロッパで一番多く死者が出ていることになるらしい・・・・溜息が出る。

不思議なことに各国政府の首相が女性のところはコロナの死者が少ない。これはどうしたことなのだろう。英国でもメディアが大騒ぎしていた初めから、英国政府は予防対策をしていなかったのが、今それが結果になって表れている。

フェイクニュースだと言って信じなかったかの国の大統領とお友達の英国首相、世界で一番多くの死者を出している国の次に英国がなるのも時間の問題。

こうしてみると国の政策によって、人々の命が左右されるのは本当に恐ろしいことだ。

 

 

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コロナの影響

2020-04-23 06:24:13 | ロンドン周辺

昨日は私の誕生日だった。

朝には娘から電話があって、Facetimeで会いたいというので開けるとすぐ、娘と孫のジュードが Happy Birthday と歌ってくれた。娘一家のバースデーカードは1昨日にメールで届いていた。

友達からもイーメールでたくさんメッセージが届いていた。私の誕生日はエリザベス女王と同じ日だから、それで覚えてくれている友達が多い。一年ぶりの友達や数年ぶりの友達からもメールが届いてとっても嬉しかった。

お昼にドアベルが鳴り出てみると見知らぬ女性が紙袋を持って立っていた。

娘がアフタヌーンティーをオーダーして届けてくれたそうな。

袋にはスポンジケーキ2個とスコーン2個その下に薄い箱に入った小さく切ったサンドイッチがびっしり入っていた。

これらがなんともどこかそこらのお家で作られたサンドイッチみたいでなんとも気味が悪い。コロナウイルスがついていたらどーする?と二人で考えた挙句、お昼はこのサンドイッチを電子レンジでチンしてウイルスを殺して食べようということになった。

それでサンドイッチをお皿に乗せ一人分2分づつチンして食べた。とっても薄いパンにハムとレタスやキュウリの薄切りなど大しておいしくもなかったが、娘の好意を無駄にできない。

 

午後娘と孫のジュードが歩いてわが家へやってきた。玄関にジュードが書いたバースデーカードを置いてこのボタンの花影で立っていた。まだ5歳にならないのにブルーベルやマリゴールド、フォアゲッツミ・ノットなどの名前を覚え、牡丹のピオニーだけが発音が難しらしかった。

お花を挟んで話をして帰って行ったから、もらったスコーンを食べようということになった。

このスコーンも誰かがお家で作ったものらしい。やっぱりコロナウイルスが気になる。

それで電子レンジで3分熱して殺菌することにした。

ところがどうだ。家中ひどい焦げたにおいが充満し、スコーンの中は真っ黒、焼け焦げて食べられない。レンジの中もひどいにおいが抜けないし今日一日キッチンから庭へのドアを開け放したがいまだに焦げたにおいが抜けない。これもコロナのせいだ。

最後に残ったスポンジケーキは数日置けばコロナウイルスも死ぬだろうと思い、冷蔵庫に保管してある。こんなに心配しなければならないことなど今まで一度もなかった。憎っくきコロナ。

 

 

 

 

どこにも出かけられないけれど、今は庭のライラックが花盛り、ブルーベルも今年は特に華やかに咲いているようだ。

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マスクを老人ホームへ

2020-04-20 22:51:59 | ロンドン周辺

昨日4月19日までの英国のコロナの感染者数はトータルで12万と67人(120,067)一日だけの感染者数5850人、もうロックダウンして3週間にもなるのに、いったいみなどこでどんな人が感染しているのだろうか不思議でならない。死者も1万6千人を超え一日の死者だけで596人、この中には自宅で亡くなった人や老人ホームで亡くなった人たちは含まれていない。

病院では医者や看護師が感染して亡くなった人も大勢いる。英国でも人種差別のある人たちは外国人を嫌うが、医療従事者で純粋の英国人はいったい何パーセントいるだろうか。

ほとんどマレーシア、フィリッピン、アフリカ、、ジャマイカ、中国からの看護師が多く、医者もインド人、エジプト人などで彼らがいなければ英国の病院は人手不足でやっていけないだろう。

最近はICU で、コロナ患者を対処する医療関係者を保護する、ガウンやマスクが足りないと叫ばれている。今日トルコから入ってくるはずのガウンなどが届かなかったと、政府がやり玉に挙げられている。亭主はドジな英国政府と毎日怒っている。

 

 

これは昨日一日で作った12枚のマスク。手ぬぐいや浴衣の生地でもって中にコーヒーフィルターを入れて縫ってある。

歩いて10分もしたところのメーン道路に面して老人ホームがあるとアンから聞き、職員も20人を超えたくらいという。それで昨日まで作り集めたカラフルなマスクが30枚になったので、25枚をスローンCare Home へ持っていくことにした。

このメイン道路へ行くのは何か月ぶりだろうか。最近天気が良くて、あたり一面木々にも花盛り。

藤の花も満開だし、ホースチェスナッツ(マロニエの木)も白やピンクの花がろうそくを立てた様に花盛り。

スローンの老人ホームの前でマスクをし手袋をはめてドアベルを押した。

ガウンにマスクを耳から下げた女性が二人、彼女たちにマスクを渡して急いで出てきた。二人とも笑顔でサンキューと言ってくれた。

25枚のマスクと一緒に手紙をつけて、もしもっと欲しいならこのメールに連絡してくださいと書いたので、帰宅してメールを開けたらそのCarehome からお礼のメールが届いていた。

あのカラフルなマスクをした職員に、お年寄りが楽しんでくれたらいいね。

 

 

 

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マスクを作っています。

2020-04-19 03:22:11 | ロンドン周辺

2日前からロンドン市長サディック・カーンが公共の場ではマスクをするようにとテレビで言い出した。そんなことよその国ではもうずーっと前から言っている。

この国ではマスクは個人の助けにならないと報道されていて、この市長もマスクは感染予防にはならないが、マスクは自覚症状のない感染者が公共の場で咳やくしゃみをした時のウイルスの拡散を防ぐといった。

私もずーと前からそんなこと知っているし、新聞に投書しようかと思ったりしていた。

やっとマスクも公に英国で認められるようだ。

それでバスの運転手にマスクを上げた後、いったい誰に作ってあげようかと考えていたら友達から老人ホームに上げたらと素晴らしい提案。

このベッケンナムの町にも何軒か老人ホームがあるらしい。というのは近所で親しくしている英国人のアンは2年前まで老人ホームで奉仕していた。彼女に聞けばすぐわかるだろうということで、2日前から作り出した。

 

これらは日本手ぬぐいを切って間にコーヒーフィルターを入れ、裏生地はカーテンの裏の残り生地を使ったもの。老人ホームだからこそ楽しいマスクにしたいと思い、布もいろいろ探し出した。

 

これらは京都の手ぬぐいで結構面白いマスクになった。

今日は上の7枚を作った。

ブルーのはインドのサリーの端切れで裾の飾りも入れると面白いマスクになった。

ブルーの花模様は手ぬぐいの真ん中あたりに模様があっただけで、他は白だったからマスクは2枚しか作れなかった。

このカラフルなマスクは日本の浴衣生地、模様が大きすぎて、浴衣としても着るのははばかれるのでベッドルームの壁飾りにしていたが、これならたくさんマスクが作れるとおろして熱湯でのりを落として洗い、アイロンをかけて作ったもの。

老人ホームのおじいさん、おばあさんが楽しんでくれるかもしれない。

毎日10枚くらい作れば、来週にはあげられるだろう。

 

 

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バス運転手へマスクを!!!

2020-04-16 01:22:10 | ロンドン周辺

もう1ヵ月も前、亭主が彼の作業小屋から探し出してきた日本製のマスクは40枚近くあった。娘や近所の人たちに配った後で30枚箱詰めのままテーブルの上に置いてあった。

明け方眠れずにいろいろ考えていた時に、ふっとバスの運転手がもう15人もコロナで亡くなっているのを思い出し、あの日本製のマスクを上げようと思った。

昔亭主が働いているときに、持って帰ってきた1箱の透明なプラスチック袋はたまに花の種を入れるくらい、あと何百枚あるかわからない。

その袋にマスクを一枚づつ入れた。

それらをまた透明な袋に入れて2日前の朝、バス停へ行った。このごろはバスに乗る人もまれで、ほとんど空のバスが時間通りに来る。

この日もやってきたバスには乗客一人、バスに乗り込むと同時に運転手に このマスクを上げたい。と言うと彼は躊躇して一瞬考える風だったが、ありがとうと言ったのでチケットやお金を渡す四角の穴から袋を滑り込ませた。

すぐにバスを降りて帰ろうとしている時にバスの運転手は手を挙げて行った。私ももちろんマスクに手袋レインコートで身を守って行ったのだった。

さて帰って思ったのはあのバスはブロムリーにバスデポがあってもう一つキャツフォードのバスデポとは全く違う。そこで彼らにもマスクをと思い立ちすぐ作り始めた。午後早くから夜12時までの間その間夕食の準備と食事を終えた2時間を除いて、マスクを12枚作った。

 

布はもう40年以上も前母からもらった日本の敷布団のシーツ、英国のベットには幅が足りなくて使えずほとんど使わないで置いてあったもの、その間に目の詰まったカーテンの裏布を入れて作った。ゴムはタイツを2-3センチに輪切りにしたもので簡単にすぐ作れる。

2日と1時間で30枚作り、それぞれ透明なプラスチック袋に入れた。

きょう午後ベッケンナム・プレース・パークの前のバス停まで透明な大きな袋入り、手紙も添えて持って行った。ロックダウンになって初めての道、道の両脇にはピンクと白の八重桜が満開、それにオーナメンタル・ペアーの花も真っ白に咲いている。

バス停の近くで出会った黒人女性2人は大きなマスクをしていたし、若い男性一人もマスクをしていたから、最近ではマスクも普通にみられるようになったものだ。

やってきたバスの運転手は若い黒人男性で、はじめ私の言うことが判らなかったらしい。透明な袋に手紙も入れてあったからその手紙の部分を運転席のガラスにつけると読んで判ったらしく、運転席のドアを開けてくれた。彼の足元へ袋を入れて下車、サンキューと言ってバスは発車、気分も心も軽くなった。

このマスクは私用、布の間にコーヒーフィルターを入れてあり今日初めて使ってみた。ベッケンナムプレースパークへ行く道は急こう配の坂道を上るのに普通でも息切れするのにマスクでは吐く息吸う息が苦しいくらい。

このマスクは2005年ごろ二人でベトナムへバックパックに行ったとき、当地の女性のほとんどがこんなマスクをして幅広の帽子をかぶり、長い手袋をしてバイクに乗っていた。

それでハノイのデパートへ行ってこのマスクと帽子を買ってきたもの。マスクはそれ以来使うことがなかったけれど一度だけイタリアへスキーに行ったときに使用していた。

お隣のご主人が買ってきてくれたアヒルの卵(白)は鶏卵(茶色)よりやや大きいが、ガチョウの卵と比べてみるとずいぶん小さい。

このガチョウの卵は、私が日系の会社で働いていたころ、トレーダーとして働いていた英国人の男性はサセックス州に農場を持ちガチョウを飼っていた。そのとき卵をいただいて中身を出し、そこにアダムとイブの絵を描いたもの。

 

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4月の花

2020-04-11 19:36:42 | ロンドン周辺

毎日駅迄新聞を取りに行く往復2Km 足らずの道には、両脇街路樹と各家の前庭の花が今は盛りと咲き誇っている。

4つ角から200メーターほどは両脇がスポーツグラウンドになっているので、その壁の向こうの巨大な山桜が満開。

 

 

街路樹の木々にも花が咲きだした。特に目立つ花ではないし園芸の本を調べても、いったい何の木なのかが判らない。

通りの垣根の花。近寄ってみれば結構面白い花だ。

 

3月末から咲き始めた桜、名前は判らないが、今はウルトラ満開。

 

 

上の白い桜の対面庭に咲く桜( 天の川)と八重桜。この八重桜は2週間くらいは早く咲き始めた。

今まで早くても4月20日過ぎ、遅い時は5月初めだった。

 

これは大手毬だろうか?花の直径が20センチ近くある。

 

 

近所の一人で住んでいるおじいさんの前庭の天の川。この桜はあまり横に広がらないから小さな庭でも植えられる。だからあちこちの庭に咲いているのが見られる。

 

我が家近くの街路樹の桜?だと思うが花も小さくて花びらが細く、今までどこでも見たことのない花。

これ以下は昨日写した我が家の花。

 

 

もう30年近く前、日本へ帰国した友達からもらったボタンは、我が家の前庭の真ん中で巨大な木になり毎年咲き誇る。今年はまだ咲き始めで2つ咲き出した。

これは高さ50センチくらいの若木で毎年花が1個しか咲かない。キャンパーの横で日当たりが良くないため大きくならないと見える。

このボタンの横、いつ植えたのかも忘れていたチューリップが10以上も固まって咲いた。

ブルーベルは何処でもいつでも増える野草でこのホワイトベルもいつの間にか我が庭に侵入して咲き始めた。

 

柿の木の下のキンセンカ、これも種がどこからか飛んできて勝手に生えて花盛り。今の時期にはこの明るいオレンジ色は見る人の心を明るくする。

 

前庭の日当たりの良いところだけ咲き始めたブルーベル、裏庭には至る所に生えているがまだまだ花盛りには遠い。

雑草の忘れな草、英語ではForget me Not (私を忘れないで)と言う。とっても可愛い花で好きだけれど、友達に一本の苗を上げたら庭中生えて草むしりに大変と恨まれてしまった。

まだ5歳にならない孫のジュードが、このForget me not がきれいだね。と言うのでこんな年でもちゃんと花の名前を知っているのに驚いた。

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コロナウイルス拡大その後4月8日

2020-04-09 00:50:34 | ロンドン周辺

最近のBBC テレビニュースにはうんざりしている。この3日間ボリス・ジョンソン首相の入院ばかり、もうヒステリックに伝えていてほとんどほかのニュースが報道されない。

フランスはコロナの死者が1万人を超えたと言うし、イタリア、スペインでは死者がやや少なくなってきてこの災禍にやっと希望の明りが見えつつあるという。これらのニュースはBBCではなくて、マレーシアのテレビニュース AL Jazeera からの報道。⬅訂正 AL Jazeera は英国の回教放送。

南アフリカではコロナに乗じて、スーパーマーケットへの打ちこわし、まるで日本の江戸時代の米騒動みたい。南米やアフリカにもコロナウイルスが徐々に広がりつつある。

昨日はただ一つ感心したニュースが、戦禍のシリアで平定した1か所の町では、今たくさんの人たちを雇って、マスクが作られているという。今まで壊れたがれきの街や疲れ切った難民のテント村ばかり見ていた目にはこのニュースはとっても素晴らしく映った。

2月の半ば、まだロックダウンになる前のBBCテレビでは画面の下のテロップに ISISがヨーロッパは危ないから行くなと声明を出した。・・・と言うのが流れた。思わず笑ってしまったがそれ以来一度も出てこなかった。あれは今言うフェイクニュースだったのだろうか?英国でこのテロップを見られた方がいますか?

それと少し後にはNHK Worldのニュースで羽田空港で飛行機の炎上、夜も12時ころのニュースだったから、夜中1時、2時と詳細を知ろうと起きて見ていたけれど、とうとうそれ以来翌朝もこれに関しては何も報道されなかった。もしこれが嘘のニュースならお詫びや訂正があっても良いと思うが、どうしたものか?

このGoo Blog でもコロナはインフルエンザや風邪と同じ、心配することはないとか、ある国の陰謀に違いないとか、種痘がウイルスに効くとかいろいろ書かれているけれど、医学根拠のないものを信じるのはまずい。これぞ全くのデマと言うしかない。

 

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コロナウイルス拡大その後4月3日

2020-04-03 20:04:08 | ロンドン周辺

昨日朝、オランダ人夫妻からメールが来て、先週オランダにたどり着いたものの、彼らの姪がコロナで亡くなって、お葬式にも行けない。と書いてあった。

私たちの親戚や、友達や彼らの家族でまだコロナになった話を聞かない。このオランダ人の女性、彼らの姪と言うことは4-50歳台だと思われる。

オランダのような小国で、現在感染者数14,697人。死亡者数1339人 これって大変なことだ。

昨日はお昼頃に近所の奥さんからのメールで、私たちのお向かいの家の女性が乳がんで亡くなり、今日お葬式だと連絡があった。お向かいとは30メーターほど離れているうえ、そこの中年夫妻はほとんどアメリカで暮らしていることが多くて、あまり付き合いがなかった。私たちもこの16年、半年はあちこち旅していたせいもあり、彼らの名前も知らなかった。

その黒人の奥さんはこの1月に英国の医療を受けるため帰国し入院治療していたそうだが、3月半ばに亡くなったそうだ。このコロナ渦の真っ最中、お葬式と言っても家族全部が出席できるわけでもなく、午後2時45分花にうずまった御棺を載せた霊きゅう車が道路の真ん中に停まり、私たち近所の人たちが遠回りに立ってご主人にあいさつ。停車していたのは5分ほどで、霊きゅう車の前を黒服の葬儀社の男の人が歩き、ご主人の車ともう一台兄弟だろうか、2台がしずしず後ろをついていった。

まだ若い人だったから癌の進行も早かったのだろう。

昨夜8時、またNHS へ感謝の意思表示をすべく、各自の庭やベランダや窓から拍手をするキャンペーンがあった。夕闇の中から聞こえてくる拍手やチアーの声に涙ぐみそうになった。

NHS は英国が誇る国民全部が無料の医療を受けられるもので、出産も手術も入院もすべて無料。アメリカはオバマ大統領の時に、英国のNHS を見習ってと言うのが、トランプ大統領で完全崩壊してしまった。今現在はNHS で働く人たちを守るためとこのシステムを守るため、政府は必死でコロナの初期患者、特に若者の感染者は自宅療養をするよう,そして不必要な外出を避けるように、毎日テレビやラジオでキャンペーンしている。

昨日1日の感染者は4244人、死者も569人、国民のほとんどが自宅監禁しているのに、どうしてこんなに感染者が増えるのだろうか?

そしてとうとう私たちの近所にコロナの第一犠牲者が出た。

数日前に救急車が来て、去って行った。一体誰がと思ったけれどそれ以来情報が入ってこなかった。

今朝隣人から近くの年寄りの御主人が無くなったと聞いた。そのお家のお隣へ駅から持ってきた新聞を配りに行くと、奥さんが庭へ出てきたのに出くわし、貴女の御主人が無くなったのですか?と聞いたところうなずいてくれ、お悔やみを述べてそれこそ逃げるように帰ってきた。

ますます何処へも行けない。目に見えないウイルスほど怖いものはない。

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