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“広重と清親―清親没後100年記念”展  太田記念美術館(2015.5.20)

2015-05-21 20:38:06 | Weblog
 《東海道五十三次》の歌川(安藤)広重(1797-1858)と小林清親(1847-1915)の特別展。清親は明治前期に活躍。文明開化の都市を西洋技法も取り入れ浮世絵で表現した。今年は、清親没後100年。

「名所江戸百景 亀戸梅屋舗(ウメヤシキ)」歌川広重:ゴッホによって模写され有名。亀戸梅屋敷は亀戸天神の裏手にあった。将軍吉宗が褒めて有名となった。


「名所江戸百景 隅田川水神の森真崎」歌川広重:現在、鐘ヶ淵駅から徒歩10分の所に、かつての水神の森=水神社がある。(昔より約100m南に移転。)今は高速道路の下。


「両国花火乃図」小林清親:明治初期、光と影のうつろいを描いた「光線画」と呼ばれる風景画で、清親は有名になった。


「廓中格子先図(カクチュウ コウシサキノズ)」葛飾応為:応為は、葛飾北斎の娘お栄。西洋画法への関心が強く、明暗法と細密描写に優れる。アニメ映画『百日紅』のヒロイン。