スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

現代流行作家・ワールド

2011年10月27日 | 雑感
書店に立ち寄ると、現代流行作家と呼ばれている著者の作品が、溢れんばかりに並んでおります。

どれを読もうか、誰のを読もうかという時、どんな選び方をするのでしょうか?


店頭立ち読み、図書館でも同様、、、、選ぶって大変ですよね。 
インスピレーションですか?

その中でも、、、なんとか賞、、、を受賞した作品は安全パイ、、、ですか?

賞を取ってもすぐ消えていく作家も多々あります。

現代流行作家ものは、確かに昭和の作家(川端・三島・太宰など)と比較すると、文章・言葉へのこだわりが
若干、いや相当違うかなあとは感じます。(なにしろみんな命がけでしたから、、)


命をかければいいってものじゃない!って声が聞こえてきますが。

これも時代ですかね。

でもそんな中で、小説の構成・アイデア・切り口もさすがと感心した作家もおります。



● 夢枕 獏 ・日本SF大賞受賞作  『上弦の月を喰べる獅子』
  螺旋(らせん)渦を巻くあの、らせんである。宇宙に存在するらせんの存在の不思議さ、
  物語の空想的な展開。ありえない世界へと誘う傑作。

● 宮部みゆき ・日本SF大賞受賞作  『蒲生邸事件』(ガモウテイジケン)
  火事に遭遇、タイムスリップし昭和初期2・26事件に遭遇。
  読み始めから現場に、、読者もタイムスリップ。

● 東野圭吾 ・直木賞受賞  『容疑者Xの献身』
  完全犯罪を目論む数学教師。これほどまでの愛は存在するのか。
  結末に久しぶりに感動し、不覚にも涙しました。 名作です。

  
● 京極夏彦 ・直木賞受賞作  『後巷説百物語』
  作家で妖怪研究家でもある京極さん。妖怪とはなんぞや。
  夢枕獏さんも妖怪(陰陽師等)を扱うが、、やはり妖怪は京極さんの真骨頂ですか!

● 村上春樹直木賞受賞  『ノルウエーの森』
  恋愛・死・喪失感・孤独感、、、不思議な世界へ引きずりこまれる小説です。
  著者は、初めての恋愛小説とのことではありますが、、、単純ではない村上ワールドの傑作。
  毎回ノーベル賞候補となる逸材。マラソン・トライアスロン趣味。
   テレビでも話題になった村上氏のエレサレム賞受賞スピーチを紹介します。
  凄いスピーチだと思います。
  エルサレム賞スピーチ全文クリックしてください 

これらの作家はみんな、、、独自のワールドを持っております。

歴史に残るかどうかはわかりませんが、確かに現代人のこころを捉えているようです。

私は、現代流行作家の作品は(も、ですね!)あまり読んではいないので、誰か良いこれといった作品がありましたら、是非ご紹介ください。

下記は、たくさんの作家・作品が口コミランキングされているデータです。
それにしても、現代流行作家はたくさんおり、作品選ぶのが大変! ですよねぇ。
 
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