スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

新元号 ≪ 令 和 ≫

2019年04月01日 | 雑感
昔、そう かなり昔だが、ある音響メーカーの研究施設に無響室というのがあって、体験する機会があった。

説明によると、部屋を外界から遮断され、音の反響を無視できるほど極小に設計されたもので、
部屋は真っ暗闇、手を叩いてみたがパチンと じゃなく ” ボスッ ” と そんな感じだったのを思い出す。


我々の日常で体験する静寂なる世界とは 外界からの寄せ集めの音が混じり合っての静寂。
この部屋に長くいると精神が不安定となり、中には数分いると ここから出たいと嘆願するという。

何にも反応がない、声も 音もしない、そんな真っ暗闇 暗黒の世界に 人は耐えられるだろうか。

いずれ、いや 近々 誰もが旅立つ銀河宇宙を思い 暗黒に耐えうる精神力をつけなければ。
死に立ち向かうとは 意外とそんなことなのかも知れない ・・・ なんて最近ふと思ったりする。 

話は変わるが、先ほど5月からの新元号が 『 令 和 』(れいわ)と決定、菅幹事長からの発表があった。
凛としていて なかなかいい。  しかも典拠が初めての国書 < 万葉集 > からとは驚いた。

暗黒の話をしている時ではないのだ。 

≪ 時に初春の月、気淑く風ぐ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす ≫

       

これで昭和・平成・令和 三世を生きることとなる。 たとえ真っ暗闇でも 懸命に生きなければ、そうも思った。 
 







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