無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

日本の報道の現状

2017年04月07日 | Weblog
当分は戦前の日本に表れたファシズムの初期症候を掲げておいて日記を書く事にした。


落語ではないが「まくら」から入る。

今日のネットのMSN画面に「世界の安全な国ランキング」(国際平和インデックス2016)が載っていた。

日本は総合平和指数で世界9位にランキングされていたので、ランキング推移が気になってウィキペディアを見てみると・・・。



2012年暮れに安倍第二次内閣が誕生して以来、日本の「安全な国」の国際評価はどんどん下がっている。

これは、下段に示したように「国内外紛争」が大きく影響して足を引っ張ってきているのだが・・・。

アメリカのイスラム国との戦いに230億円を拠出してイスラム国から宣戦布告され、それまで日本人は無差別テロ等の巻き添えになる事はあっても、テロに襲撃・拉致された時「私は日本人だ」と言えば釈放・開放されていたのに、逆に「日本人だ」と言ったために「敵国人」として殺される事態に変わってしまった。

これもひとえに安倍首相が我々の「血と汗と涙で稼いで収めた」血税230億円を「イスラム国と戦う国々に差し上げることを約束します」と国際舞台で堂々と雄々しく「おっしゃられた」おかげです。

日本もイスラム国から宣戦布告されたのですから、日本国内で「いつ、どこで、どんな形で」テロが起こるか予測出来ない状況にあります。(前回・前々回の私の日記を参照して、あなたももっと危機感を持ってどうしたら本当の解決が得られるのかを真剣に考えて下さい。)

ところが、日本の政府マスコミは、この「日本国と日本人をテロの対象とさせた安倍首相」を非難しません。

安倍首相の2016年年頭の所感「日本を世界一安全な国にする」(日米同盟の強化=集団的自衛権が行使・安保関連法制の整備による軍事力の強化、そしてその抑止力により)といった報道を垂れ流しているだけ。

それどころか、日本のマスコミ(テレビ・大新聞)は政府の全体主義・極右思想を擁護・推進しています。

読売系やフジ産経系列の様な政府応援報道は別としても、他系列のテレビ局・新聞社も「本当の事」を報道・記事にしません。

森友疑獄事件や共謀罪の様に情報を抽象化・末梢化させて本質を語らず、多くの情報を氾濫させて国民を煙に巻いています。

詳しくは別の機会に述べますが、例えば共謀罪についての記事。

≪共謀罪≫

朝日新聞の一面トップ見出し(右側)


あなたは「この見出しのどこがおかしいの?」と思う様なら、もう相当政府マスコミの洗脳に侵されてしまって、マインドコントロールされた状態にあるのだ。

詳しくは次回以降のタイトル参照。

ヒント:①衆参両院で圧倒的多数を占める与党。あなたは「全面対決」して野党に勝算あり、と思っていますか?
今の国会は、与党が提出した法案はそれが憲法違反であれ、何でも通るのです。法案が成立するのが分かっていながら何故「与野党全面対決」等と共謀罪に反対する人が希望が持てるような見出しを付けるのでしょうか?

記事の内容も

🔲与党は4月中旬に審議入りし、今国会での成立を目指す。だが、(この「共謀罪」は)思想の自由といった基本的人権を制約しかねない問題をはらむ内容だけに、野党は反対姿勢を強めており、6月18日の会期末をにらんで最大の対決法案となるのは確実だ。

🔲政府は「テロ対策」を前面に打ち出し(「テロ等準備罪」と名前を変え)「共謀罪」と呼ぶのは「全くの誤りで、一般の市民は対象にならない」と強調する。


といった様に、「社会の木鐸」精神を忘れた「公平性を保つために賛否両論を書き、政府の言い分・政府の主張で終わらせる報道」をしている。

本当に「日本のマスメディアは最悪だ」

ヒント②国民は観客?と続けると長くなるので、話をストップする。

「まくら」で終わってしまったが、次回に続けます。