無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

劣悪・醜悪な国、日本・・・その3

2014年03月26日 | Weblog
本当に日本は嫌な国になったものだ。

一昔前までの世論調査で、国民の90%以上が日本に生まれて良かったと考え、80%以上の人が自分は愛国心を持っていると答えていた。

私もその一人だったが、今の日本国(政府マスコミ)に対してはそんな考えは消え失せてしまっている。

今日は、政府マスコミの手によって気持ちの悪い、というか恐ろしい国になってしまった点を順不同で挙げ連ねていきたい。

前回同様、前に何回も書いた同じことも多く含まれているが、日本の現状を全体的に捉えたいので重複するが読まれる方にはご勘弁願いたい。

前回の補足的な項目から

※ 「藤原紀香はシロ」公安に背後関係まで調べられた藤原紀香


女優の藤原紀香さんは自分のブログで秘密保護法について「もし国に都合よく隠したい問題があって、それが適用されれば、私たちは知るすべもなく、しかも真実をネットなどに書いた人は罰せられてしまう・・・なんて恐ろしいことになる可能性も考えられるというので、とても不安です。」と書いた。

この書き込みに対し、公安は彼女の背後関係を調査した。

公安いわく「この法案にはいろんな団体が反対しています。なかには公安の監視対象になっている団体もある。なので『念のためではありますが、藤原さんがそういった団体の影響で書いているのかどうかを調べました。」

報道は、「公安の調査結果、藤原紀香さんは純粋に心配だからそう書いたもので、背後関係はなく、結論はシロだった。」でこの件はメデタシメデタシとしてチョン。

藤原紀香さんのこのブログの発言に「公安が調べたが背後関係はなく、問題はなかった」で報道を閉じてしまっていいのか?

この様な普通のブログに公安の取り調べが入る事、そのものが国民にとって大問題ではないのか!


※「麻生邸を見に行こうツアー」の首謀者3名の逮捕、10日以上の拘留

私的に撮影したビデオに首謀者と警察官の会話が入っている。警察官の人数等の質問に「ネットでの呼びかけなので何人集まるか分からない」と至極当然の返事をしており、警察官から「(分かりました、ただ)正式に届け出たデモではないので、車道は歩かないようにしてください。」との注意がされていた。
ビデオには公安の人が首謀者取り押さえのため待機している姿も撮られている。
「麻生邸を見に行こう」という不届きな企てをした首謀者が集まった人達に「それじゃあ行きますよ」と言ってスクランブル交差点に歩き出した途端に「それ!」との掛け声とともに「公妨だ!公妨だ!」(注:公妨=公務執行妨害のこと)と首謀者3名が歩道上で警官隊に取り押さえられ、10日以上も拘留され油を絞られ説教された事件。

この事件のテレビ報道(下記)には、本当に怖いものを感じる。

テレビキャスター:『麻生首相の自宅を見に行こう』とインターネット上で呼びかけ、東京渋谷区の繁華街で無届けでデモ行進をおこなっていたグループの男3人が、警察官に暴力を振るうなどして現行犯逮捕されました。

テレビ映像:現場のカメラが揺れ動き、乱闘騒ぎのように見える逮捕シーンの映像を流す。

テレビの画面右下のタイトルは「現行犯逮捕 氏名不詳の男3人」

サブタイトルは「男3人 無届けでデモを行い、警察官に暴力をふるい取り押さえられる」


テレビキャスター:逮捕された氏名不詳の男3人は、午後3時50分ごろ、渋谷区和田川町の路上で無届けデモを行なったり、警察官に暴力を振るった、として公務執行妨害と東京都の公安条例違反で、警戒にあたっていた警察官にとりおさえられました。

3人はインターネット上で麻生総理の自宅を見に行こうとの呼びかけで集まった30人程のグループのメンバーで、渋谷駅前に集まり、麻生総理の自宅へ行く途中、無届デモを中止するようにとの再三の警告を無視してデモを行なったため逮捕されたものです。


私的に撮影したビデオを見なければ、私も「法を犯して無届けデモを行ない、警官に暴力を振るった悪い奴。そりゃ、逮捕されるわな。」で終わっていただろう。

私は権力と一体化したテレビ報道の恐ろしさをまざまざと見せつけられた気がした。

以上、前回に関連した公安に関する2題。

テレビ・新聞・週刊誌の報道・記事は気分を暗くさせるものばかりになった。

教科書問題での竹富町の記事にしても権力と一体化したマスコミ報道の典型例なのだが、前に書いたので略します。私の前の日記を検索して見て下さい。

マスメディアの報道・記事で気持ち悪く感じたものを、少しピックアップしておく。

※辺野古移設 妨害備え特命担当・・・産經新聞(2014.01.22)一面トップ記事概要

政府は21日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐり名護市稲嶺・新市長(19日の選挙で住民から支持され当選)が辺野古での移設工事を阻止すると主張しているのを受け、防衛庁から1名、その対処を策定する特命担当に指名した。

市長権限によるさまざまな妨害行為を想定し、是正措置や行政代執行などを含む必要な措置を通常国会までにまとめる。

沖縄県の仲井真知事が昨年12月、名護市辺野古の埋め立てを承認し辺野古移設に向けた主要な手続きは完了している。

ただ、今月19日の市長選挙で当選した稲嶺名護市長は市長権限(注1)でこの移設工事を阻止する姿勢を示している。

(注1)未亡人製造機オスプレイの運用に欠かせない燃料タンクの設置は消防法に基づく市長の許可が必要。又、施設の下水道整備には市長の承認が必要。

このため、杉田官房副長官が対処方針を策定するよう防衛省に指示。
防衛省は是正措置や代執行のほか、訴訟や行政指導なども検討しており、稲嶺氏の妨害行為ごとに最も効果的な対策を準備しておく構えだ。


選挙で住民は500億円のお金にも目が眩まずに辺野古移設に反対する稲嶺市長を選んだのだ。この記事でも新聞がどちらの側(権力者側か市民側か)に立っているか分かろうというものだ。

(参考迄に)…同じ記事から

安倍晋三首相は21日、官邸で記者団に「地元の理解をいただきながら誠意を持って前に進めて行きたい」と述べ、辺野古移設を計画通りに進める考えを強調。

小野寺防衛相も記者会見で「関係法令に従い着実に進めて行きたい」と語った。


この辺野古移設については経緯から旧体制(癒着腐敗した政官財)とその一員であるマスコミによる鳩山民主党政権の追い落としまで、書きたいことは山ほどあるが、今日は省略しておく。



※怒りの総力特集 韓国の「暗部」を撃て!・・・週刊文春2月6日号

私は昔は週刊文春はまともな週刊誌だと思っていた。最近は芸能ゴシップ誌より劣悪な似非右翼誌に成り下がっていて読むと気持ちが悪くなる。

記事見出し「靖国失望」 ケネディ大使に叱られて喜ぶマゾ新聞

マゾ新聞とは朝日新聞の事で、上の見出しの元になった朝日新聞の記事は、朝日新聞が行なったケネディ駐日大使とのインタビューであり、その内容は、



安倍首相が靖国神社参拝したことに対し、ケネディ大使はアメリカを代表して「米国は地域の緊張が高まることを懸念しており、首相の決断(靖国参拝)には失望しました。」とインタビューに答え、朝日はそれを載せたものだ。

それが何故、週刊文春では「叱られて喜ぶマゾ新聞」になるのか?

週刊文春の記事内容要約

政治学者の田久保忠衛氏は靖国神社参拝についてのケネディ大使の発言を軽い問題では済まされないと怒る。

「中国・韓国との関係悪化を懸念するのであれば、何故日本人の感情を害するハルピンの記念館建設に対して、大使は中韓には何も言わなかったのか。
日本側だけを批判するのは二枚舌もいいところだ。(無風注:おいおい、ケネディ氏は駐日大使だということを忘れていないか。)

神道の在り様というのは、キリスト教・イスラム教・仏教とも全く異なる宗教観であって、その領域に踏み込むのは民主主義の根幹である信教の自由に反する行為です。」

一方、こうしたケネディ大使の発言に大喜びしたのが朝日新聞だ。一面トップでインタビューを報じた。

「これは朝日新聞が安倍政権叩きのために日本で絶大なる人気のあるケネディ大使をカードに利用したのです。…」(在米ジャーナリスト・古森義久氏)
…後略

あなたも、こんな記事を読んで「なるほど」と感じているのだろうか?

転記しながら書いていてもムカついてくる。

こんな考え方が日本で主流を占めていけば日本は国際的にどんどん孤立して国際評価は「日本は劣悪な国・醜悪な国」となるだろう。

世も末だ。

本当にこんな記事を転記していて気分が悪くなってしまった。

今日はここまで、またね。