沖縄戦 全記録

2015年06月14日 | 健康・病気

NHKスペシャル「沖縄戦 全記録」(午後9時00分~9時58分)を、私は観た。

「………」


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Unknown (KANDA)
2015-06-16 18:28:46
やはり九想庵さんもごらんになられましたか。何も書かれていなかったのは、それだけ衝撃が大きかったということでしょうか。

私も仕事しながら見ました。NHKですから、期待はしませんでしたので、まともに見る気がしませんでした。はたして、沖縄戦全記録と言うタイトルにも拘わらず、アメリカで発見した米司令官側近の日記を引用するのが中心でした。NHKが歴史番組をつくるとき、ほぼ例外なく新史料発掘を主要口実にしています。その結果、今回も沖縄戦の根本的問題点がはあくされていませんでした。沖縄戦は、「本土決戦の前哨戦として大出血作戦によって敵米兵の戦意阻喪せしめる」というお粗末戦略だったということです。

真珠湾攻撃からしてそうでした。それは、山本五十六が米太平洋艦隊に致命的打撃を与えて、戦意阻喪せしめ、早期終戦に持ち込むということです。当時の米軍指導者などをみれば、これは空理空論だちうことは一目瞭然です。米国軍部指導者は早期から空襲主軸の対日戦略を練り上げ、対日勝利戦略をもっていいました。ですが、この時の日本陸海軍指導者には、対米勝利作戦などひとかけらもありませんでした。米国に厭戦気運をおこさせて、早期終戦に持ち込むという田舎の大将の幼稚作戦ばかりです。海軍は何度も何度も図上作戦をしていつも敗勢となりましたが、それもあくまで本土防衛のための米太平洋艦隊との防遏決戦であって、一度たりとも米本土攻略勝利作戦などをたてることはありませんでした。

海軍に至っては敗戦は必至として、いかに立派に負けて敵を畏怖させるかが重要だというばかりです。国民にすれば、軍人の面子などどうでもいいのであり、立派な負けっぷりなどは言語道断です。一番の問題は、陸軍参謀本部、海軍軍令部という上層部が、前戦将兵、国民の実態から乖離して、無理難題の命令を前戦や国民に出したことです。陸軍参謀総長らは、戦争末期に国民が米軍空襲で甚大な被害をうけているのに、「空襲などでは一切降伏しない」として、国民に空しく戦意高揚を訴えています。空襲で一家全員死亡したり、やけただれた状態で市内をさまよったり、それは悲惨なものでした。しかし、最後の最後まで、参謀総長は空襲なんぞで降伏はしないとしていました。原爆がおとされてもです。新型爆弾の対処法まで発表しています。

一方、海軍は、指揮すべき戦艦・空母などがすっかりなくなり、飛行機だけがのこりました。ここから悲劇がはじまります。日吉防空壕に立てこもった海軍軍令部は残った飛行機を無慈悲に運用するだけとなり、周知の特攻戦略を打ち出しました。こうした特攻戦略を現場で担った一人大西滝次郎中将は「鬼」となって、特攻部隊を編制指揮しました。沖縄戦、本土決戦は、そうした特攻ー出血作戦によって、敵戦意阻喪させるというものと同一線上にあるものです。因みに、大西は、本土決戦で一千万から二千万の国民の出血を唱えていました。本土決戦となれば、侵攻米軍3-500万と本土防衛軍・国民数千万の正面衝突となって、大沖縄戦の悲劇が再現されていたでしょう。戦後、ベトナム戦争で米軍が敗北すると、元陸軍幹部が本地決戦作戦はやはり正しかったと言っていました。これが陸軍幹部かとおもうと、その幼稚さにあきれます。ベトナム戦争で北ベトナム・ベトコンが勝利したのは、中ソなどからの補給が確保されていたからです。当時の日本は、米軍に制海権・制空権を掌握され、補給は断絶状態です。こういうイロハもわからん人が陸軍上層部です。

また、映像に元大尉が「国民をまもらなければならない軍が国民に死を強制するとはあってはならない」など、なんとも空疎な発言をしていましたが、当時の軍指導者で国民のことに留意する発言など見たことはありません。彼らはすべて「国体護持」を最優先事項にしており、国民保護などを唱えることいささかもありません。

そういう意味で、今回のNHK放送もタイトルにもかかわらず、根本的把握を欠いていて、お粗末なもと思われます。ちょっと長くなりましたが、無言の九想庵さんの考えの一半でも触れられていれば幸いです。
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「………」 (九想)
2015-06-16 23:39:22
ただただ、戦争ということがむなしくて、かなしくて、せつなくて、
なにも書けませんでした。
もう、あんなことはしないようにしなくては…。
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