自覚

2010年12月06日 | 健康・病気

老人のかたちになつて水洟かむ   八田木枯


私が愛読している「増幅する俳句歳時記」の12月6日に、紹介された句です。
この句いいですね。
「老人のかたち」と突き放して見てはいるが、自分のことなんですね。
> 老いを自覚した人間にとっては、はっとさせられるような句なのだ。
と清水哲男さんは書いている。
清水さんの句の解説が絶妙ですね。
このような文章を私も書けたらなと思います。

私はまだ58歳ですが、それなりに老いを自覚する。
あと1年半ほどで60歳だ。
60歳という年齢は、私が20代のときには年寄りと思っていた。
その歳に私が近づいていく。哀しくもあり、
「60歳になってやろうじゃないか」
とタンカを切りたい気持ちもある。
しかし、やっぱり〝老い〟を自覚していくことは寂しいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 龍彦のお母さん | トップ | 復活「これまでの九想話」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。