今夜9時からのNHKスペシャル
「アメリカ・IT神話崩壊の衝撃」を観た。
「100年に一度の技術革新」と
もてはやされて成長してきた
アメリカのIT産業の崩壊を取材した番組だった。
世の中というものは、一寸先は闇ですね。
アメリカは、ITの技術革新がすごい。
日本もこれからはITだ。
なんていわれてきた。
これは間違っていないのだろうけど、
アメリカではものすごい数の通信会社が、
大手もベンチャーも含めて参入した。
これがいけなかったのだろうな。
過当競争に勝ち残るために、
過剰設備投資をし、
巨額の借金を抱え経営危機に陥った。
「ベンダーファイナンス」という言葉を知った。
大手の通信機器メーカー(Nortel)が、
通信機器を買ってもらうために、
顧客にお金を貸し、儲かったら返してもらう、
という方法で販路を拡大したそうだ。
結局、顧客であるベンチャーの通信会社が潰れ、
大きな負債になった。
でも、冷静に考えればこうなることは
想像できたと思う。
なんて私がいえるのは結果論かな?
インターネットはすごいものだと思う。
でも、これまで騒がれてきたほどのものではないと
私は思っている。
「インターネットがなんぼのもんじゃい」
というのが私の一貫した考えです。
しかし、その“なんぼのもんじゃい”に、
毎日お世話になっている九想ですが…。
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